シチリアより愛をこめて

シチリアからの美味しいもの便り

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訪問有り難うございます。
先日まるで春のような陽気だったパレルモに、再び寒気が忍び寄りました。
何だかやたら寒い。
日中太陽が出ている時は気持ちが良いのですが、陽が落ちると寒い。
それでも夕方6時までうっすらと明るいので、かなり日が延びてきているってことですね。

さてさて、終わらせなくてはいけ記事がありましたね。
例の「シチリア料理と歴史」の話。
前回のスペインはどうもなぁ・・・と言う感じでしたが、最終回のこの日は更にどうもなぁ・・・。
シチリアの封建貴族時代というのは1700年代からイタリア統一の1860年までの話で、
この時期は権力を握った貴族が、フランス人のシェフを使い、いわゆる宮廷料理を楽しんだ時期。
あの有名な小説「山猫」にも「パスタのオーブン焼き」などが登場しますから、
当然そういう物が出るのだと思っていた私達。
まぁこういう思い込みはいけないんですけど。

結構早く着いてしまって、お店の人ともすっかり顔なじみだから待たせてもらえば良いよねぇと
話をしていたら、「とにかくどうぞお座りください」という事で着席。
そうしたらこんな物をサービスしてくれました。

イメージ 5



これは豚足だとか、何だとかを(意味不明)ゼラチン質で固めたものを角切りにした物。
普通レストランでは出会えませんが、シチリア料理の庶民の定番、スーパーでも売っています。
コラーゲンたっぷり、私は割と好きです。量は沢山食べられないけど。

そのうちに人が集まってきて、ランチが始まります。
まずは前菜、しかしこれは・・・・・
イメージ 1

ちょっとこれはあり得ないんじゃない?
この時代、タコは食べていないはずなのだ・・・。
食べるようになったのは確か戦後。
う〜ん、柔らかくて美味しいけど何かが違う・・・・。

次はプリモ、上記したように当然パスタのオーブン焼きだと思っていた私達。
でも出てきたのはこれ。
イメージ 2
カジキのラグー、アーモンドスライス乗せ。
そしてパスタはトラパニ地方の特産品、ブズィアーティという螺旋状のもの。
タコもあり得ないけど、これもあり得ないでしょう。
美味しかったけど。

そしてメイン、肉のマルサラワイン風とか、煮込みとか?
ところがこれも全く関係のない物が。
イメージ 3
野菜をスズキで巻いて、オーブンで焼いたものとローズとビーフ。
ここまで来ると「もうテーマはどうでも良いや」って感じになっちゃって(笑)、とにかく
美味しきゃ良いよネーののりでした。
魚は普通でしたが、ローストビーフは焼き加減完璧で、柔らかく、しっかりと肉の味がして
美味しかったです。


そしてドルチェ、
イメージ 4
カンノーロとババ。ババはサバランのようなラム酒を使ったお菓子。
甘い物を食べていたころ、そして既に酒飲みであったあの頃も、どうもこれが苦手だった私。
スポンジがピチャピチャしているのがどうしても許せなかった・・・・。
ちなみにカンノーロはもっと前に既に食べていたドルチェだから、これも封建貴族時代とは
全く関係なし。
ババはナポリが有名なんですが、実はポーランドで生まれたお菓子らしいです。

たまたま知り合いの4人組と出会い、テーブルが隣だったから美味しく楽しく食事が進みましたが、
どう考えても私の頭ではこれらのお料理と時代が繋がらない。
前にもお話ししましたが、NHKのテキストにこのテーマで記事を書くから、結構リサーチしているんですけど。

毎回とあるパレルモ人が出席したこのランチ、彼の名はガエターノ・バジーレさん。
パレルモの事は彼に聞けという位物知りで、何冊も本を出していらっしゃいます。
昔から彼の事は知っていて、時々偶然こういうお料理関係の場で出会う事があるのですが、
今回は3週連続でお目に掛かりました。
で、食後に「今日のお料理とテーマが繋がらないの。スズキと封建貴族の関係は?」と聞いてみたら、
「全くなし!」との答え(笑)。
今回はテーマに沿ったものは一品も出てこなかったという事でした。
やっぱりね。

封建貴族時代、何故フランス人シェフを使ったか。
1700年代と言えばフランスは革命の前、きらびやかな貴族達の贅沢な暮らしと、一般市民の
苦しい生活が有名ですね。
ものすごい数の料理人が生まれた時代です。
その料理人が海外でも活躍したという事。
他のヨーロッパ諸国でも貴族がフランスへ行くたびに、フランス人料理人の作るおいしい食事で
もてなしを受けるわけですから、「フランスの料理人は素晴らしい」と知られていまた。
更に革命後は仕事を失った宮廷料理人達が、自分で店を開いたり海外へ進出したり・・・。
ロシアでもフランス人のシェフが活躍した時代であります。

ロシアとフランスの面白いお料理の関係もあるんですが、長くなるので又次の機会に。




写真展 

こんにちは。

土曜日に写真を展示し、日曜日にオープニング会がありました。
私の展覧会というよりは、週の「カルチャー週間」のイベントのオープニングなので、結構派手に
行われたんですよ。

イメージ 1

憲兵隊のファンファーレとか(笑)、派手好きなパレルモの人たちです。

お友達も沢山来てくれて、お世辞でも皆に写真を褒められて、幸せ一杯!
思いがけず知らない方からも沢山のお褒めのお言葉を頂きました。
「手」というテーマにいたく感心してくれたパレルモの人達、このテーマはまだ続けて撮っていこうと思っています。


イメージ 2

人が入ってくる前に記念写真を1枚。
拡大するとボケるので、雰囲気だけ・・・。


報告でした。

出版記念会は大成功

皆様、昨日の出版記念会は大成功に終わりましたことをご報告致します。
スペインはセビリアからの来賓、ユーローパッションというイースター週間の活動を
支援する組織のシチリア支部の方、コッレザーノ市長、その他後2人を招いて、皆さんが本に関する
スピーチをしてくださいました。
私はひな壇に揚がるつもりはなかったのですが断れず、ジュゼッペと2人で端に座り、私達も
スピーチもしましたよ。

スピーチをしてくださった方々皆さんすっごく本を褒めてくださり、写真も褒めてくださり・・・。
まぁこういう場で悪口は言えませんものね(笑)。
コッレザーノ市の町興しにも繋がると、一般市民の方も喜んでくださり本も沢山売れました。
自費出版だったのでまずは元を取らなければね。
思ったよりも長引いてしまい、疲れた方もいらっしゃったことと思います。

その後、関係者と友人総勢22名で夕食。
これはジュゼッペが皆様にご馳走したので、売り上げは消えていく・・・(笑)。
幸せな夜でした。

明日は午前中に写真の展示に出掛けます。
先日の写真、皆様の感想がとっても参考になりました。
もう数枚載せます・・・。
厳しいご意見、批判もどうぞ。
そうでなければ上達しませんので、どうぞよろしくお願い致します。
もちろん、興味のない方はスルーなさってくださいね。

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個人的には2枚目と最後のが好きです。
最後の1枚は巣鴨、とげぬき地蔵の敷地内で耳かきを手作りしていらっしゃる方が。
何と人の耳を眺めて、その耳に合った1本をオーダーメイド出来るんです。
所要時間、1時間くらい?母が1本オーダーしました。
でもこの写真、イタリア人が見ても何だか分からないでしょうね。

1枚1枚にタイトルをつけることも考えたのですが、止めました。
タイトルをつけると写真を見る前にタイトルに目が行き、自由な発想で観ることが出来なくなる気がしたんです。
タイトルをつけるほどの写真でもないし、何となく眺めて頂ければ満足。
素人ですから。

それでは皆様、良い1日を。

写真展のテーマ

ちょっと雨が降って、空気がさわやかに感じる今日のパレルモ、このまま秋になるわけはもちろん
全くないですが、今日は気持ちがいい!
5月の終わりから雨が降っていなかったので、2ヶ月半。
ほんの少しでも恵みの雨という感じでした。

さて昨日お話しした写真展、私のテーマは「手・Hands」です。
数年前に友人が主催した写真のワークショップに参加し、最後にそれぞれテーマを決めて
作品を提出しなくてはいけなかったのですが、その時に選んだテーマが「立ち食いするひと」。
このワークショップは「ストリート・フォト」がメインだったので、ならば私は
「ストリート・フード」にしようと。

立ち食いをしている人の盗み撮りって、かなり難しかったけど、結構楽しいんです。
その後全員の写真に(20人くらいかな?)音楽を付けて、あるレストランでスライドショーを
した事があります。
今回はその延長上かなぁ?
手は色々語ってくれますから。

きっかけは去年の6月、腰を痛める前の事。
あるイベントのブッフェランチで丸ごとの生ハムを切っている人がいて、もちろん私は
生ハムの写真を撮ろうと思ったのですが、撮ってみたらその人の手が結構気に入って・・・。
そこから「手」に目がいくようになりました。
そのきっかけとなった1枚がこれ。

イメージ 1

それから約1年、やたらと手を撮りまくり・・・。でも良いのは大してないんですよ。
動いている所を盗み撮りするわけで、気付かれないようにしなくてはいけないから、
構図とか考えていられない・・・。

その他一部をご紹介します。

イメージ 2

パレルモの市場の魚屋さんで。


イメージ 3

これは4月に築地で。


イメージ 4

目黒川のお花見中。


まぁこんな感じです・・・・。
結構「食」に関する事が多くって(笑)、市場の写真も結構あります。
「後2cm右にずれていたら・・・」みたいな写真が多く、やっぱり隠し撮りは難しい!
顔もこの上の写真ぐらいが限度で、これ以上入れると誰だか分かってしまうから問題になるでしょ?
これらは撮ったままなので、ホワイトバランスの調整をして、トリミングします。

パレルモの人達の反応が楽しみでもあり、恐ろしくもあり。
感性が違いますからねぇ。
前回も書きましたが、これが一生で最初で最後の写真展になると思うし、既に写真は出来上がっているのだから、楽しむしかないですね。
市のイベントの一部だから私の個人的な写真展でもないしと、逃げ腰になってる(笑)。

皆様が気を遣ってくださらなくても良いように、コメント欄は閉じておきますね。
またまたご無沙汰でございます。
皆様お元気でしょうか?
色々と出来事はあって、家で食事会も2度ほどしたんですが、画像は全くなし。
何となくあまりパソコンにも向かわずに過ごしていました。

これは先週の日曜日の事、友人からとあるレストランで巻き寿司のワークショップをして欲しいと
頼まれました。
得な物ではないし、出来るかな?と不安でしたが、ほぼ断れない状態(汗)。
1週間しか時間もなかったのですが、とりあえず自宅で二回ほど練習しましたよー。

具はツナマヨとキュウリ、かにかまとアボカド、スモークサーモンとアボカド、これは用意してくれるということ。
私は自宅で酢飯を用意し、海苔もお醤油も持参。

日曜日の夕方6時からの予定が、例によってシチリア時間で・・・・(笑)。
始まったのはほぼ8時近く。
それよりも6時に行くとレストランの人が「これからスーパーにツナやアボカドを買いに行く」と。
日曜日のこの時間、アボカドを見付けるのは難しいなーと思ったら、やっぱり見つからず。
電話がかかって来て「マンゴーとパパイアはあるけど、代用出来る?」と聞いて来た。
笑える。
とっさの思いつきで卵焼きを作り、細長く切って使う事にしました。

酢飯の作り方は予め書いて、プリントアウトして持って行き、皆に配りました。
でもこれを読んだだけでは、実際に作れるかどうかは???
大体お米を研ぐというか、洗わない国ですから。
でも皆真剣に聞いていたのでびっくり。

イメージ 3

こんなに真面目な顔のシチリア人を見るのは、そうしょっちゅうある事ではありません。


イメージ 1

こんな感じで・・・・。かにかま、キュウリ、卵焼き・・・・。
私が説明をしながら1本巻いて、

イメージ 2

切ってみて・・・・、ひどい代物ですけど・・・。
皆が「これ食べても良いの?」と聞いてきます。
でも40人くらいいたから・・・、食べても良いけどまずは皆も作りましょうよ。


巻きすは4個、皆やりたがって大変な状態!!
一瞬幼稚園の先生になった気分になっちゃった、イタリア人て子供っぽくて可愛い。

イメージ 4

楽しそうでしょ?

海苔の上にご飯を伸ばして行く作業が結構難しく、皆乗せ過ぎ。
具も乗せ過ぎ。
「少ないかな?」と言う位で良いのよーと言ったんですが、やっぱり乗せ過ぎちゃうのは仕方がない。
ご飯はこの半分で十分よー、とかアドヴァイスをしながら皆の周りを歩く私。
結果として結構沢山用意した酢飯があっという間になくなっちゃった。
皆もっと巻きたがっていたので、残念。

とにかく皆が楽しんでくれたのが一番で、ワイワイとあっという間に時間も経ちました。
そうそう、本当は全部切ったらお皿に乗せて写真を撮る予定だったのですが、
作るそばからどんどん食べちゃうので画像はなしです。
やっぱり自分で巻いたのは食べたいでしょうね、初めてのお寿司作りですから。
ジュゼッペの義妹の一人も参加していて(元義妹)、彼女は「今度は我が家を解放するから、
個人的にもう一回やって」と頼まれました。
上手じゃないから本当にお恥ずかしい・・。
でも楽しければ良いっか。


3月2日に帰国する事になりました。
母を手伝って、父の荷物を片付けます。
ジュゼッペはお留守番、一緒に来たがっているんですが、今回は母に尽くします。






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