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先日、コメント欄で戸川純の話をしたので、YOU_TUBEを集めてみました。 写真は、今年出た、3枚組みのベストアルバムのジャケットで、ゲルニカから最近まで、 オール・タイムのセレクションになっているようです。 80年代初期に、歌手・タレント・俳優などこなすマルチ・タレントとして、 カルトな人気があった戸川純。・。 彼女の魅力がどこにあったか、現在の人に、うまく伝えることはできるでしょうか? 歌い方としては、昭和30年代の童謡歌手のほか、 ニナ・ハーゲンや、リーナ・ラヴィッチの影響を受けているのでしょうか? (知っている方、教えてください。) スリッツの影響があるらしいと聞いたことはあります・・。 スリッツの「大地の音」は聴いてみたいです・・。 (1)パフォーマーとしての「客観性」 彼女のよかったところの一つは「パフォーマーとしての極端な客観性」とでもいうべきもので。 越路吹雪や、ジョン・レノンにも備わっていたもの・・。天才的パフォーマーが時々もっているもの でした。宝塚歌劇団のトップスターがもっていると、人々が熱狂する類のものです。 その、人を熱狂させる感じ、戸川純ブームも、もう25年も前のこととなると、 伝わりにくいかもしれません。 彼女は、表現したいものを即時的に表現し、何を表現したいのか、観客・聴衆にびんびん 伝わってきたわけです・・。 イマジネーションをダイレクトに伝える・・という点で、戸川純は大変優れていました。 戸川ファンの皆様には納得していただけると思います。 (2)時代性と、場の雰囲気・・。 戸川純のよかったところ。その頃の時代性・・。そのころ、80年代初期の東京の精神性を 彼女は間違いなく伝えていたと思います。ただ、それが、どの範囲で共有されていたのかは、 正直なところわかりません。 私は、戸川純と同じ地域で生まれています・・。それと関係あるかもしれません。 80年代初頭の東京の憂愁と退廃と純情・・・をうまく切り取ってくれていたと思います。 椎名林檎がデビューした後は、いくつか共通点があるので、戸川純と椎名林檎は、比べられる 機会が多かったですが・・もう比べなくてもいいではありませんか? 若い頃の戸川純さんと、若いころの椎名林檎さん、 ・「憑依系」?「性ホルモン系」?みたいなところは似ています。 生理になったら、ヒステリーを起こしそうなところも・・。 ・戸川純も、椎名林檎さんも、恋愛と呼ばれるロマンチックな、性や恋愛執着ではなく、 生物学的で、生殖行為を意識した、 「せいぶつ」としての性や恋愛執着を描いていました。 特に戸川純のほうは、小学生的な無垢なイノセンスもウリでしたから、 「せいぶつ」とヒラガナで書くのは、戸川純にはなじむと思います。 ・二人とも、「東京都新宿区」のイメージをまとっています。 ・オカッパ頭で、大正ロマン的ロックをやります。タンゴなども。 ・看護婦姿でロック。 ・そういえば・・20歳そこそこの女の子が、インタビューで、ラブホテルに行った話を する・・というのも、林檎ちゃんの前に、戸川純がやってました。。
(この項目は、KATZさんのコメントで思い出しました・・。)
・ゲルニカ時代大正ロマンシリーズに見られるような「巻き舌」だから、比べられてもしょうがないと思いますが・・。 ここまでは、共通しているのですが、 その他の要素は、戸川純と椎名林檎はまるっきり違っています。 「売り物」が違うんですよ。 戸川純は、顔面麻痺の表情を活かしきりながら、「客観性を備えたパフォーマー」として 自らを「ろくろ首」(←本人談)のような異質な存在として、異化作用を生み出しました。 ろくろ首としての誇りがあったそうですから・・。 女の子がろくろ首になろうとするわけですから・・・マゾ的方向性ですね。 一方で、もちろん、サド的方向性もあるわけですよね、アーティストですから・・。 もちろん、異化作用のための、ただの「ろくろ首」ではなく、 こそが、ファンの心をつかんでいたことは、間違いないところでありましょう。 さらに であり、ありとあらゆる、サブカルチャー表現の可能性を内包しているように感じられ、 そこがファンの心をつかんでいたと思われます。 に、ファンは惹かれていたと思います。 一方では、プロデュースの才能も予感させていたのですけど。 椎名林檎さんは、まず若い頃は、作曲家で作詞家で、それから歌手でした。 林檎さんは、少しヤケッパチなところもありますが、 もう片方の基調は「おじょうさん」ぽさだと思います。 それは、グラマラスで、保護されている存在としての「おじょうさん」 金持ちの娘の雰囲気をもっています。 デビュー当時は、お姫様ティアラをしていたけど、 お姫様ぽいグッズは、林檎さんには、だいたい似合うと思います。 フリルふりふりの服を着ている覚えはないのですが・・もし着たら、すごく似合うと思う。 日傘なんかさしても、似合うと思います。 役者である戸川さんのように、自らの顔面麻痺を逆手にとるようなところはありませんでした。 戸川さんも、本当は、新宿区にいくつも喫茶店をやっていた人の娘さんで 「おじょうさん」なのですが、 「おじょうさん趣味」として、デカダン趣味に走り、 さらに・・滅びつつある状態に対して、異常なほどの執着があったようです。 戸川さんは、「滅びゆくものが、滅んでいく状態」を見せるのが好きでした。 そこにアングラ的な魅力がありましたね。 戸川さんは、コメディアンではないものの、役者として「3のセン」 林檎さんは、歌手として「2のセン」なのですね。 林檎さんがステージで血塗られていても、あるいは産婦人科の診察椅子の横に立とうとも、 それは、林檎さんのヒロインとしてのドラマチックな感じを引き立てましたし、 かなり無茶もしますが 林檎さんは、何をやっても、あくまでも「美少女」なんですよね。 椎名林檎さんのファンの方の中には、戸川純は許せない!!と思っている人もいるかもしれませんが、 それは、あまりにも「戸川純のマネなのでは・・」といわれすぎて、不快になられたのかもしれませんね。 要素が似てみえても、「売りどころ」「売り物」がまるっきり違うのではないかと、私は思います・・。 どうか、椎名林檎ファンの皆様、戸川純を許してあげてください。 パッヘルベルのカノンに戸川が恋愛詞をつけた、「蛹化(むし)の女」 黄色い防止に赤いランドセル・・で、 ハルメンズの「レーダーマン」を熱唱・・。 レーダーマン作曲者、泉水敏郎さんは、カッコイイナと、私は思っていました・・。 おかっぱ頭で大正ロマン・ロック・・。これも、25年前にゲルニカでやってたんですね。 これも、椎名林檎さんが比べられる原因でしょう。 私は、夢の山嶽地帯の、ヨーデルが好きかな・・。 フランソワーズ・アルディの翻訳で、「さよならを教えて」 この看護婦の格好は、約15年後?に、椎名林檎さんとよく比べられてましたね。 戸川の表情、ちょっと怖すぎかも・・(^^ ベイビー・ラヴ。 この踊りの中には、私の好きな動作が含まれています・・。 黒いサングラスで、昆虫軍を熱唱・・。 「バーバラ・セクソロイド」は、ジェーン・フォンダの「バーバレラ」から創った歌でしょうか? 野生とアンドロイドの合成の試みは、戸川純においては、しばしば見られるのですね。 「大天使のように」は、ジョルジュ・バタイユの詩集のタイトルからつけられたものでしょう。 哀れな女、勅使河原美加・・この歌は、「嫌われ松子」のような悲しい女の半生記なのでしょうか。 この映像を編集した方は、相当な戸川ファンであると思われ。 戸川の代表的で有名な写真によって構成されています。 大正ロマン的、エログロも得意科目・・。これは、ゲルニカ。ドクロの円舞曲。 こちらは、普通の舞台衣装で、レーダーマン。 |

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ちなみに…戸川純があるときラブホから出てきたところをファンに見つかったという話があります。そのときの彼女の行動は…「Vサインをした」です。これぞ正しい役者の行動のような気がします。舞台と私生活は別ですもんね。生身を隠す行動をする人たちってどうなんだろうか、と思います。
2008/9/30(火) 午後 10:13
僕はむしろ林檎さんをほとんど知らなくて、戸川さんはある時期仲間内で流行って、それなりに聴いてコンサートにも行ったりしました。もちろん、名古屋でですが。諦念プシガンガやさよならをおしえてとか、今でも頭の中でぐるぐる回ったりします。
そういえば、蛹化の女の原曲がクラシックだと聞いて音楽室に聴かせてもらいに行ったりもしました。
あらためて今曲目リストを見ると眼球綺譚なんて曲もあったんですね。
当時の僕らもYENレーベル、スネークマン・ショーの流れで、つまりはYMOファミリーとして聴き始めましたが、僕らにとって、いわゆるサブカルチャーの入門になってたんだと思います。個人の記憶としては筒井康隆のナンセンス小説も同時期に重なっています。少なからず影響を受けています。
あ、ウォシュレットのCMも、あれはあれでよかったです。
2008/10/1(水) 午前 5:18
駅前さんに、同意していただけましたようで・・。感動しています。
戸川純、売れてたころは、年齢によるナチュラルなゴージャスさ、グラマラスさがあって、それらが表現を支えていたと思います。
戸川純にも、ゴージャスさとグラマラスさを保って欲しかったです・・。
林檎ちゃんは、ゴージャスでグラマラスな大人の歌手に脱皮しましたよね・・。
2008/10/2(木) 午前 0:28 [ カール(カヲル32) ]
KATZさん、はじめまして。「笑っていいとも」で戸川のレーダーマン聴いたときは、トリハダが立ちました♪
いい曲ですよね。雑誌の情報などに踊らされている若者が目立った時代だったと思います・・。
2008/10/2(木) 午前 0:30 [ カール(カヲル32) ]
KATZさんに言われて思い出しました、戸川純に関して。
20歳台そこそこの可愛い歌手が、ラヴホテルに行った話をインタビューでする・・というのは、なかなかに衝撃で、「なんか凄いこと話してるなぁ・・」と、思ったのを思い出します・・。
言わなくてもいいのに、絵を見て、「ラヴホテルにかかっているような絵ですね」と言うようなところが戸川にはありましたね。
後年・・この点も、椎名林檎さんと似てしまうんですけど・・。なぜかラヴホテルに行った話をインタビューでする、可愛い女性歌手の系譜・・。
林檎さんの星座は知りませんが・・・私が知る限り、なぜか牡羊座の女性タレントは、セックスに関しては、肯定的でオープンなんですよね・・和田アキ子、林真理子、RIKACOとか・・。戸川純もそう・・。星占いは、KATZさんのお好みではないかもしれませんが・・。
2008/10/2(木) 午前 0:40 [ カール(カヲル32) ]
Mさんも、戸川純、お好きでしたか!!私もライヴに行ってましたよ♪
そうです、「いつかバタイユの眼球譚読まなくちゃ・・」と思ったのは、戸川純の影響だったのでした!!(眼球譚記事の自分TB、しちゃおうかな・・。)
サブカルチャーの女王?という感じで、戸川純のやりたいことがいちいちよく解って、それができちゃう戸川純は、私にとっては英雄でした(^^
パッヘルベルのカノンをそのまま使いたい気持ちも、よくわかりました・・。
2008/10/2(木) 午前 0:51 [ カール(カヲル32) ]
ここでMさんの苦手?な話を・・・(ふふふふ)・・。
戸川純にも、もちろん会ったことがあります(爆)。握手してもらって、妹の京子ちゃんを紹介してもらいました(笑)。
2008/10/2(木) 午前 0:53 [ カール(カヲル32) ]
なんでそうなっちゃうんでしょう???くねくねしちゃう展開ですね。しかも「もちろん」ですか!
以後、もう少し構えて(つまり、この人がこの話題を持ち出しているのは、直接会ったことがあるとか、そういうバックがラウンドを踏まえてなんじゃないか とか)かかることにします。
そういう意味では、まもなく「トム・ヨークに会っちゃいました」っていう記事が載るんだけど、それは、今の時点でどの辺を出歩きそうかの情報をつかんだ上でのことだとか、そういう見方をするということですが。。。
寝起きでつまらんことを書いちゃいました。
2008/10/2(木) 午前 5:38
戸川純とヒューの区別がいまだついていないかも(笑)
2008/10/2(木) 午後 3:54
う〜ん
誰かさんが書いた事でコメントすれば
戸川純よりヒューの方がむちゃ好みです♪
しかしご多分にもれず当時は戸川純にはまりました(^^)v
何年前かのソロのライブにも行ってまいりました
隠れて録音なんぞも・・・(笑)
僕にとっては戸川純と椎名林檎は別人ですね
共通するのは音楽をしているとこと女性と言うことぐらいじゃないですか?
自分自身に対する意識の仕方から違うと思います
戸川純は思いつきでやって椎名林檎は確信犯って感じですね
あ!
戸川純とは会ってます(^^)v
ヒューと会いたいけど(笑)
2008/10/2(木) 午後 7:44 [ じゅん ]
Mさん、戸川純の場合は・・早稲田祭かなんかに出たときに、出入り口でチョット待ってたら、簡単に会えちゃったんですね。「出待ち」です(笑)。
わたし、「出待ち」ってほとんどしたことがないから、あれがほぼ唯一かもしれません・・笑。
いえいえ、寝起きぽい感じでコメントおもしろかったです♪
2008/10/2(木) 午後 11:10 [ カール(カヲル32) ]
caveさんは、ヒューの曲は、なにかお好きなものがありますか?
2008/10/2(木) 午後 11:18 [ カール(カヲル32) ]
つまり、じゅんさんは、戸川純のファンだったし、最近までファンだったけど、そのことを気恥ずかしく感じていらっしゃると・・(^^
次は、ヒューの記事書こうと思ってます♪
2008/10/2(木) 午後 11:22 [ カール(カヲル32) ]
じゅんさんのお好きなヒューは、どのあたりですか?
ヒューは、男性の「恋人にしたいリスト」に載りやすい気はするのですけど・・(^^
2008/10/2(木) 午後 11:30 [ カール(カヲル32) ]
・・・・・・・・・・戸川純は、「ポップ」なところと「クール」なところが好きでした。
ヒューは純文学してて、流行と関係なく、マジメそうなイメージがあるんですけど、本当はどうなんでしょう?
2008/10/2(木) 午後 11:34 [ カール(カヲル32) ]
正直なところ、椎名林檎さんのことをよく知らないのですね。
でも戸川純さんは好きでした、ゲルニカの時代からファンです^^
かおるさんの記事は「戸川純論」としては最高ですね!これだけ戸川純のことを的確に表現し、かつ納得させる文章は他に見たことがありません。素晴らしいです、感服しました。また、ファンのひとりとしても感謝します^^曲もたくさん集めてくださってありがとうございます♪
2008/10/11(土) 午後 11:53
え?PIGBAGさんにそんなこと言われたら、(・・・もじもじ・・)
カオル、赤くなっちゃう・・(←リンダ、こまっちゃうのアクセントでお願いします・・。)
2008/10/12(日) 午後 10:40 [ カール(カヲル32) ]
最高だとか、的確だとか、納得だとか・・そういわれると、うれしいですねぇ・・。
感謝します♪
2008/10/12(日) 午後 10:41 [ カール(カヲル32) ]
なので、気をよくして、「イマジネーションをダイレクトに伝える・・という点で、戸川純は大変優れていました。戸川ファンの皆様には納得していただけると思います。」という一文を付け加えさせていただきました。
2008/10/12(日) 午後 10:43 [ カール(カヲル32) ]
ゲルニカからお好きだったのですね?さすが、早いですね!!ゲルニカ時代は、ロック雑誌で見て、気になってただけでした。
ソロが出てから大ファンになって・・でも、ライヴは二度行っただけでした。早稲田祭と、あとは東京湾岸の倉庫でのライヴだったと思います。
2008/10/12(日) 午後 10:46 [ カール(カヲル32) ]