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最近のダイアン・キートンの映画が見たいという御意見をいただいたこともあり、 2003年作の「恋愛適齢期」も見てみました。 ジャック・ニコルソン、ダイアン・キートン、キアヌ・リーヴスなどが出演者です・・。 以下、ネタバレの内容も含みつつ、書きます・・。 「アニーホール」と比べてみると、この映画では、ダイアン・キートンが アルヴィー・シンガーなのね。つまり、うまくいかなかった恋をもとに 戯曲を書いてしまいます。 楽しく見られるラヴコメディですけど、なかなか問題作でもあります。 この映画、まず、主人公が、50歳代後半の独身女性と63歳の独身男性であるということ。 その年齢の人間が恋愛するというだけで、許せない人もいるかもしれませんね(笑)。 63歳の男性は、30歳以下の女性としかつきあったことがないという設定・・。 50歳代後半の女性は、36歳のハンサムな男性(キアヌ・リーヴス)からも口説かれると いう設定・・。 私としては、男女の恋愛観の差が描けていて、そこが面白かったです・・。 以下、ますますネタバレです・・・。 お互いが気になり始めた2人・・。 ある日、ついに、彼女にとっては「泣いちゃうくらい素晴らしいセックス」を 経験するにいたります・・。5年ぶりで、感動もひとしお・・。 彼も泣くんだけど、それは、心臓発作の3日後にそれができたせい・・。 その後が面白いのね。 男性は、セックスを「fun thing」(面白いこと)ととらえ、 楽しいことができる相手ができたと喜びます。 女性の方は、それ以来「私たちは愛し合ってるのかどうか?」がやたらと気になってきちゃう。 60歳になったとしても、こうした男女差は消えることがないでしょうね・・。 男性が他の女性とデートしているのを見ると、「もう私達はダメね」と一気に爆発。 その後、主人公の女性が、ものを書きながら、ぎゃーぎゃー泣くところが面白かったです。 好きになりすぎた恋をどうにかするためには、ぎゃーぎゃー泣くしかない・・というのは わかる気がします。60歳になっても、そのあたりは同じなのね。 46歳で出演した「マンハッタン殺人ミステリー」以降ダイアン・キートンは肥満気味になり、 肥満したウエストを太いベルトでしめる、というファッションが定番になっていますが・・・。 この映画のダイアン・キートンの体型は素晴らしいです。 「36歳に恋される50代」としてのリアリティを出すためでしょうか。 60歳前の女性としては、これ以上ないくらい、美しく整えられた体型で出演しています。 パンツルックをスッキリ着こなし、 シンプルなニットのワンピースもホッソリ似合っています。 下着姿もあるし、 ほんの一瞬(4秒くらい)ですが、オールヌードのシーンも上出来、 もともとヌードの少ないダイアンとしては、一番よくできたヌードということになるのでは ないでしょうか。 (もっとも男性は、彼女の年齢を聞いただけで、拒絶反応するかもしれませんけどね(笑)。) 「恋とスフレと娘と私」より、恋愛モノとしては、こちらのほうが問題作でしょう。
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