精神医学

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 最近読んだ、気になる書籍

[死後の真実」― 著者 E・キューブラー・ロス


伊藤ちぐさ 訳
            
             日本教文社 刊 より


■ 死ぬこと、生きること

  何年も、子供たちやお年寄りたちが亡くなる時そばに付き添って、彼らの伝えたがっていることを一心になって聞いていると、彼らは自分の死期が迫っていることに気づいているのが分かります。こちらはまだまだ死が訪れることはないだろうと思っているのに、突然、別れを告げるのです。
その別れを聞き流さずに、そばに座って話しを聞いてあげることができれば、死にゆく人は伝えたいことすべてを分かち合ってくれます。患者さんが亡くなった後、あなたは幸せな気持ちになるでしょう。なぜなら、患者さんの言葉を真剣に受けとめてあげたのは、あなた一人かもしれないからです。

臨床的に言う死を宣告されながらも再び生き返った患者さんを、私たちは世界各地で2万人も見てきています。自然に生き返った方もいれば、蘇生術によって生き返った方もいます。

私はここで、すべての人間が死ぬ瞬間に経験することになることを簡単に説明したいと思います。
この経験というのは、あなたが、オーストラリア原住民であろうと、ヒンズー教徒であろうと、イスラム教徒であろうと、キリスト教信者、あるいは信仰を持たない人間であろうと関係なく、誰にとっても同じことなのです。もちろん、年齢や貧富の差にも関係ありません。この世に生まれてくることが普通で人類共通の過程であるのと同じように、死ぬこともまた人間としてのごく普通の過程なのです。

死ぬ時の経験は、誕生の時の経験とほとんど同じです。死とは別の存在への誕生であり、このことはいとも簡単に証明することができます。何千年もの間、私たちはあの世に関するものを「信じる」ように仕向けられてきました。しかし、私たちにとってはもはや信じるかどうかの問題ではありません。知るかどうかの問題なのです。みなさんが心から知りたいと望むのなら、この知識をどうすれば得ることができるのか、みなさんに話してあげることもできます。知りたくなければ、それでいっこうに構いません。みなさんもどっちにせよ死ねば分かる事でしょう。そのとき私はあなたのそばに座って、喜びにあふれていることでしょう。特に、今私のことを「ああ、かわいそうなドクターロス!」と言っている人のそばで。

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もう何年も前に「死ぬ瞬間」という同著者の書籍を、必要があって読んだことがあります。そのとき、その他の書籍も読みたいと思っていたのですが、忙しさに追われ、機会をなくしていました。たまたま、機会があって、この書籍にめぐりあい、読むことができました。色々、考えさせられます。

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