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三重県の伊勢人という雑誌に、「この人に会いたい」という連載がある。 何を隠そう、ボクが三重県出身の著名人と対談をするという、カンチョ連載なのだ。 そして、先日対談をしたのが、株式会社ポケモン社長の石原恒和さん。 (ボクと同世代だけど、伊勢志摩出身者としては、御木本幸吉以来の世界的人物だと目している) ゲームプロデューサーとして石原さんが大切にしているのが「閉じていない」こと。 例えばポケモンは、通信で友だちのゲーム機とつながっているから、閉じていない。 プレイヤーが自分の世界を勝手に作っていけるから、閉じていない。 ビジネスとしても、次々と映画やアニメにフィールドを広げ、カードにまでなるのが、閉じていない。 というようなことで、その「閉じていないゲーム」ポケモンの世界は、世界中の子どもをとりこにし、 今や世界で3兆円市場を築いたとか。うへー! じゃあいったい、閉じていない水族館とは、どんな水族館なのだろう。 そいつが実現できれば、もしかしたら3兆円市場の水族館も可能か・・・? と、ゲームプロデューサーの巨星に刺激された水族館プロデューサーは、浅ましくも考えたのである。 例えば 展示の方法が進化して、訪れるたびに水槽が変化している水族館。 閉じてない! テレビや出版物など、さまざまなメディアを使って、展示の場所を広げている水族館。 閉じてない! 動物や展示に物語があって、それがいつまでも終わりなく続く水族館。 これは閉じてない! さらに、動物のキャラクターが一人歩きする水族館。 うん閉じてない。 情報を発信するだけでなく、情報が入ってくるしかけのある水族館。 閉じてない!これいいね。 客が水族館を媒体として、他の客と交流をもてるような水族館。 閉じてない! ふむふむ、こうしてみると、カンチョけっこう「閉じてない」系のことに取り組んでいるではないか。 まあそこそこ成功もしてきたとも思っている。 ところがなのに、ポケモンのような結果を残せないのはなぜなんだろう。 おそらく、一度もまだ、それらのことを、展示以上に大切にしたことがないからなのですね。 水族館の展示の基本はこうあるべきもの!という既成概念を、どこかで壊すことができなくて、 閉じていない方向へ、ちょっとずつ、おそるおそる向かっているという、 中途半端な取り組みでやっているせいなのでしょう。 いや、ボクはおそらくかなり既成概念を覆す性格なのだけど、それでも壊すことはできないのですね。 石原さんは「閉じてないためには改革が必要で、それはある意味まず壊すこと」と明言していた。
う〜ん、ボクもいつか壊せるプロデューサーになりたいものである。 |
いい水族館
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