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カバ園長、西山登志雄さんが亡くなった。
自らカバのような風貌とおっしゃる体を、サファリ服とサファリ帽に包み、東武動物園の中を歩き回っては、来館者に話しかける。
その姿が消えて数年、いつかもう一度、カバ園長にゆっくりお話しを聞きにいきたいと思っていたのだが・・・・。
カバ園長は、ある意味で究極の広告塔を演じ続けた方だった。
日本の動物園水族館で、カバ園長ほど有名で、カバ園長ほどファンを持ち、カバ園長ほど実際に集客を果たした人はいない。
目立つ服装をしていたから、どこにでもいる著名人指向の人だと思われがちだったけれど、実はご本人はまったくそんな方ではなかった。
関係者の集まりの中でも特別前に出ようとするワケでもなく、お話しをすれば静かにぼくとつとしゃべられる方だった。
まさに歩く広告塔ですねと言ったら、「いや、ボクは動物の一人だね」というようなことをおっしゃった。
来園者をつかまえては話しかけられていることを感心したら、「だってね〜、ボクはそうするのが好きなんだもん」とおっしゃった。
とても簡単な理由のように思われるが、凡人にはとても言えることではない。
かつて副館長だった時、ボクはカバ園長を真似して、1日5組の来館者に話しかけるという任務を自分に課したが、最初のうち、それはそれは精神的に疲れることだった。
でも、1ヶ月ほどして、やっとカバ園長の楽しさが分かるようになった。
それは、来館者に喜んでもらえる楽しさ以前のもの、自分自身が水族館の一部だという楽しさ。自分自身が水槽や動物になっているという気分なのだ。
とは言っても、ボクはどれだけ真似しても、カバ園長のようにはなれなかった。
カバ園長は、そのまんまカバ園長の大好きなカバであり、東武動物園そのものだったのだと思う。
尊敬するカバ園長が亡くなったことを、とても悲しく思う。
カバ園長のご冥福を心からお祈りします。
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わたしも大好きだったカバ園長さん。幸運にも、東武系列の百貨店で作品展をしていた事もあって、何度か見に来ていただいた事が有りました。一度だけ直接お会いすることもできて、感激でした。ほんとに、飾りなく、動物本来の魅力を伝えたいって気持ちがにじみ出てきてる方って凄く感じました。子供の頃大好きだった漫画「ぼくの動物園日記」全巻の復刻版ってマジ出てくれなかなあ… 心よりご冥福をお祈りしております。
2006/10/14(土) 午後 10:16 [ ber*tu*o200* ]
ああ…また書き忘れた…デス。berutunoは、ばったです。
2006/10/14(土) 午後 10:17 [ ber*tu*o200* ]
「ぼくの動物園日記」にあこがれて飼育係になった人って、水族館にもけっこういますね。書籍全般の中で、最もたくさんの人に読まれた動物園水族館本だと思います。ところで「ぼくの動物園日記」、ダウンロード書店ではデジタル復刻してますよ。→ http://www.ebookjapan.jp/shop/title.asp?titleid=2084
2006/10/17(火) 午前 0:34
ばったです。おお!その手がありましたね。情報ありがとうございますm(__)m
2006/10/30(月) 午後 4:39 [ ber*tu*o200* ]