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昨日、新屋島水族館に訪問してきた。 一昨年、全国水族館ガイドの取材で訪れたときには、正直、もう見納めかな・・・。と思っていた。 さらにオーナーである琴電が倒産したと聞いたときには、アメリカマナティーはどこに引き取られるのだろう?とまで心配した。 ところが、その新屋島水族館を、市民のために存続させるべく立ち上がった地元企業があった。 「加ト吉(カトキチ)」と、「日プラ(ニップラ)」。いずれも、世界を相手に活躍する香川県の企業だ。加ト吉は冷凍食品の大企業。 そして日プラは、拙著「水族館の通になる」でも紹介した、知る人ぞ知る、水族館のアクリルパネルメーカーである。 いや、最近では、水族館好きならみんな知っているくらい有名になってしまった。世界の水族館のうち、最近できたか建設中ならば、そのほとんどが日プラのアクリルを使っている、独占禁止法にやられちゃいそうな企業。 旭山動物園のアザラシチューブも、美ら海水族館のギネス認定アクリルパネルも、日プラなのである。 実は、この日プラが香川県という、どうにも不思議な場所にあるのには理由がある。 それは、旧屋島山上水族館にあった世界初のドーナツ型回遊水槽をつくろうという計画が持ち上がったことに端を発する。 世界初のアクリル製巨大水槽の計画に、日プラの現社長が「これこそ男のロマンや!」とばかりに、その仕事を請け負うべく、大手樹脂メーカーから独立して、日プラを設立したのだ。 つまり日プラは、屋島山上水族館の世界初ドーナツ水槽のために設立した会社。だから香川県に会社があるのも当然なのですね。 そんなわけだから、世界の日プラの原点たる屋島山上水族館が消滅の危機に瀕したとき、社長は決断したのだ。香川県にたった一つ、そして日プラの原点でもある屋島水族館を存続させようと。 いいですね〜。男っぷりですね〜。浪花節ですね〜。 旧水族館から、新しい「新屋島水族館」のオープンまで、ほとんど時間をかけない改装だったけれど、見事に新しくなっていた。 と言っても、外観や内装をきれいにして、イルカ用の水槽を新設し、ドーナツ水槽のかわりにクラゲのコーナーを新設したという程度なのだが、それでも水族館は生き生きとよみがえっていた。 聞けば、今回の新装オープンは、とりあえず屋島水族館を生き返らせるための改装で、これからも時間をかけて、改装を重ねていくとのことだった。 いい海といい川に恵まれながら、水族館には正直恵まれていなかった四国だけど、どうやら楽しみな水族館が一つできたようです。 ●photo1 アメリカマナティー 屋島といえばアメリカマナティー。健在! さらに、以前訪れたときよりも、水槽ははるかにきれいに掃除がされていた。 そういうことだけで、水族館はよみがえるものです。 ●photo2 イルカ新プール さすが日プラならでは。アクリルパネルだけでできた360度透明の円形プール(直径10m)。 以前は小さな角形の水槽で、かなり可哀想な感じがあったのだけれど、円形なのと広くなったせいだろう。2頭のカマイルカは、勢いよくグルグルと回って楽しそうだった。 そのかわり、あんまり人には構ってくれなくなったけれど。 ●photo3 世界初のアクリルドーナツ水槽は、クラゲコーナーに ドーナツ水槽があったのは2階。1970年建設つまりもう37年も前のことなので、コンクリートがボロボロになっていたのだそうだ。それで、クラゲのコーナーに変更になった。 今まで日プラが、水族館と開発してきたさまざまな水族館が並び、さながら水槽展示。 冬のことだし、残念ながら、肝心のクラゲがミズクラゲだけ。夏にかけてクラゲの種類が増えるのが楽しみ。 ●photo4 館内はかなり明るくなり、新しい水槽もいくつか置かれている。 ●photo5 アシカショーの水球はスゴイ!
今までうっかり気づかなかったのだけど、ここでやっているアシカショーはかなりのレベルだ。 特に、アシカたち4頭でやる水球の紅白戦。これは、マジで手に汗握るくらいの迫力! 自分でアシカショーを手がけてきたボクが断言する。この水族館のアシカの水球紅白戦は、世界中のどのアシカショーよりも見る価値がある! |
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ある意味プロフェショナルなアシカなんですね。全日本水族館対抗アシカ水球大会にノミネート!(そんな大会ないです)
2007/1/20(土) 午前 0:57
ショーしてるアシカたちはね、み〜んなプロフェッショナルですよ。それで飯食ってんだもんw。だから、トレーナーがプロフェッショナルになれるかどうかで、エンターテインメント性が決まるのです。いい監督につけば勝てる、みたいな話ですね。
2007/1/20(土) 午前 2:20
旧屋島山上水族館は、かなり以前、屋島の古戦場跡を見るついでに立ち寄りました。人懐っこいマナティーと、アシカショーが印象に残りました。アシカ君のオルガン演奏は、私のアシカショーに対する認識を変えさせた素晴らしいものでした。その水準の高さが今でも継承されているのですね。あの鄙びた水族館が日プラ設立の立役者なのだと思うと嬉しくなります。ただ、山の上なので、少し不便ですね。観光としては、讃岐饂飩と栗林公園と水族館というのは厳しいかな?是非再訪したい水族館です。
2007/1/27(土) 午前 0:56
さすが旅好き眼とろんさん。行ったことあったんだ。そうなんです、山の上で、さらにケーブルカーが今は運行していないから、車で上るしかないのね。また通行料がけっこう高い!でもその道、途中に下り坂に見える上り坂があったり、見下ろす海と町の景観がよかったりでけっこうオススメです。実は今日も講演で高松に来ています。
2007/1/27(土) 午前 1:10
おらは死んぢまっただ〜♪
はまだ健在なのかな??
2009/3/12(木) 午前 11:12 [ ぷるこぎ ]
????↑
むむむむ?ようわからん。
2009/3/13(金) 午前 1:18
えらくお久しぶり、しかも2年も前の記事にコメントします。
じつは8月1日より、バンドウルカのプールがリニューアルしました。
http://blogs.yahoo.co.jp/tsune_pager/41503643.html
また取材に来てください。
透明ボートでイルカ観察/新屋島水族館新プール(四国新聞)
http://news.shikoku-np.co.jp/kagawa/locality/200907/20090731000073.htm
2009/8/1(土) 午後 9:43 [ 鈴木ちゃん ]
鈴木ちゃん、おひさしぶり!
新着ニュースをありがとう。
プールというよりも、スケルトンカヌーな水槽なんですね。
でも、世界初とか書いてあったけど、たしかどっかですでにやってたような……。しかも日本で。
2009/8/3(月) 午前 2:28