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ノリさんが、チューブワームとシンカイヒバリガイを見たいと言うので・・・。 えいっ!と、ヘイトウシンカイヒバリガイ(と言うらしい)。 きっと、ノリさんが見たいのは、ガラパゴスで発見された大型のジャイアントチューブワームとか呼ばれているやつでしょうね。 ボクもぜひ見たい。でも、今のところは、小型のサガミハオリムシで我慢しておいて。 チューブワームは、ゴカイの仲間なのらしいのだけど、口も無ければ胃などの消化器官もない。 サンゴやタコクラゲが褐虫藻を体内に飼っているように、あるいは、植物が葉緑素を体内に持っているように、チューブワームは化学合成バクテリアを体内に住まわせている。 その体内に、筒から出したベロみたいな部分で、硫化水素や二酸化炭素、酸素などを取り入れて、化学合成バクテリアに与えせ、バクテリアが化学合成するときに発生するエネルギーを得ているのだ。 地球の生命体でありながら、宇宙人みたいなものだ。 でも、そんな宇宙人みたいなすごい生物をつかまえて、チューブワームとかハオリムシなんて、虫扱いはちょっとひどいよな〜と思う。 実は、深海生物は新しく発見されることが多いので、けっこう気の利いた名前が多いのだ。例えば、ユノハナガニ(温泉の湯ノ花から)とか、ゴエモンコシオリエビ(五右衛門風呂から)とか、どちらも海底からの熱水が噴き出している雰囲気が出てますね。 そして!最近ボク的にすごくハマったのが、このなんの変哲もない茶色の貝の名前なのだ。 タニシやん!と思ってはいけない。この貝もやっぱり水深1600〜2500mという深海の熱水噴出域で採集された貝。 ハオリムシと同じように、化学合成バクテリアを体内に持っているのだ。 で、ヨモツヘグイとは漢字で「黄泉戸喫」。 これ、日本神話に出てくる言葉で「黄泉の国の食べ物を食べる」こと。 イカヅチを産んで死んだイザナミが死者の国である黄泉に行ったのを、イザナギが連れ戻そうと黄泉を訪れるのだけど、イザナミはすでに「黄泉戸喫=よもつへぐい」しちゃったからこの世には戻れないと言うのですね。 つまり、このヨモツヘグイニナの名前には、地底にある黄泉の国ほどの深海底に住んでいるという意味だけでなく、化学合成生態系の食べ物を食べてしまったので、太陽の世界の生態系では生きられない体になってしまった、という意味まで込められているというわけ。 そう、化学合成生態系の生き物は、みんなヨモツヘグイな生き物なのね。
命名者は科学者なのに、こんなすごい名前付けるなんて、いいセンスしてるな〜!と思いません? |
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カンチョさん、ありがとうございます。チューブワームは、テレビで見てからお気に入りなんです。花が咲いてるように綺麗なのに、ゴカイの仲間なんて凄いですよね。ヨモツヘグイニナ、変な名前と思っていたら、カンチョさんのお話聞いてたら、納得です。名前をつける人大変ですね。
2007/3/22(木) 午前 7:13
名前の由来面白いですね。命名する学者の知識趣味や発想が見えますね。私がつけたら食べ物の名前になるだろうな〜
2007/3/22(木) 午後 2:18
ヨモツヘグイニナ、いい名前ですね。最近イザリウオがカエルアンコウになったりメクラウナギがフトヌタウナギになったり昨今日本人の馬鹿さかげんにはため息が出ます。秋芳洞にすむチビメクラゴミムシなんかはどうなんでしょうか、埼玉には氷川女体神社という神社があります。そもそも神話もヤマタの大蛇だって七マタでヤクビの大蛇が正式名では?
2007/3/22(木) 午後 5:36 [ タマちゃん ]
チューブといえば、あの透明チューブはGoodアイデアですね。チューブ状ならなんでもアリ・・・ですかー。中身丸見え。
2007/3/22(木) 午後 9:45 [ べる〜が ]
ノリさん<ジャイアントチューブワーム、名前はともかく、すごい生き物ですよね。ボクはキレイなのにゴカイということよりも、ゴカイなのにデカイというのに驚きでした。しかも深海底だもの、男の子の血が騒いでしまいますw。
2007/3/23(金) 午前 3:34
カナーさん<生き物って、子どもが親を選べないのと同じで、名付け親を選べないから、発見者がセンスある人であればいいけれど、情緒もへったくれもない人だと悲しいですねw。でもさ、ヨモツヘグイニナも、食べ物の名前ですよ。発想はカナーさんと同じかも。
2007/3/23(金) 午前 3:42
タマちゃん<チビメクラゴミムシ!それってホントにいるんですか!と調べたらいるのですね、メクラチビゴミムシだったけど。ある意味威張れるくらいのすごい名前だな〜。ただ、もしボクがそんなアダ名を付けられたら絶対憤慨するだろうとは思うわけで、そう思うと口にすることもはばかられる。結局それで改名したんですね。ボク的には、そもそもそんな名前を付けなくてもよかったんじゃないかと・・・・。命名者にセンスなさすぎw。ところで八岐大蛇、二本で二股だから、八マタでいいのでしょう。
2007/3/23(金) 午前 4:01
べる〜がさん<「あの透明チューブ」って、いったいどの透明チューブ?話が見えんとですよw。そいや、姫路水族館にはヤドカリが透明貝に入っていたけど。透明貝ってけっこうあるのだけど、ちゃんと入っているのを見たのは姫路のだけだった。。。あ、そんな話しじゃない?
2007/3/23(金) 午前 4:05
えーとですね、チューブワームのチューブの先端に人工的に透明チューブを付けていたやつです。小さい水槽です。2本あったかな?でも透明ヤドカリも気になります。
2007/3/23(金) 午前 7:40 [ べる〜が ]
本当に、気が効いているというか…よく考えられた名前でカッコ良いいです。
2007/3/25(日) 午前 1:12 [ みゆりん ]
イザナギさんが櫛を燃やしてイザナミさんの変わり果てた姿を見てしまったのですね。『私に恥をかかせた』って怒ったイザナミさんはヨモツシコメ(黄泉醜女)やチイホノヨモツイクサ(千五百之黄泉軍)を繰り出してイザナギさんを討とうとするんですけど、1・2枚目の写真なんか、イザナミさんの変わり果てた姿みたいですね。まさに異界の光景ですね。命名された学者さんも凄いし、古事記のイマジネーションも凄い!
2007/3/26(月) 午前 1:21
こんな深海まで、日本神話なんですねえ〜〜命名者はかなりのインテリな方。。はて、、このチューブワームみたいなの、、潜ってて見かけてるきがしますが、、それはゴカイの仲間だったんですね。。ユノハナガニもゴエモンコシオリエビも、、名前がナイス♪ところで、カンチョさん、隣町、ちょっと遠いので戻ってきました^^!
2007/3/28(水) 午後 4:38 [ カッパのまりっぺ ]
一般社会から離れ、深夜仕事のヨモツヘグイをしてしまったカンチョです。もう二度とBlogの世界には帰れないかと思っていたけれど、骸骨になって戻ってきました。
2007/3/28(水) 午後 10:44
そんなワケで、べる〜がさん。透明チューブを見てくる機会もありました。チューブからなかなか出てこないハオリムシを見るための透明チューブでしたね。今、深海コーナーは、一般の人に理解しやすい展示を目指しているところです。これからも、バリバリ変わっていきます。お楽しみに。
2007/3/28(水) 午後 10:47
みゆりんさん<黄泉戸喫なんて、現代人は聞いたことないから、言われないとわかんないでしょ。ニナ=蜷」がついているから、まるで日本語じゃないみたいだしね。ボクもね、最初はなんのことだかなかなか思い出せなかった。「ヨモツ=黄泉津の印象からおぼろげに思い出したのです。意味が分かってすぐに、JAMSTEC出身の深海担当者に「あれは誰が付けた名前なの?」と聞きに行きました。なんでも複数の人で付けているとか。
2007/3/28(水) 午後 10:55
さすが眼とろんさん、このお話知ってたですね。この時に、イザナミは地上の人を毎日千人殺すと言い、イザナギはそんなら毎日千五百人産ませると言う夫婦喧嘩のオチで、その通り、現代の地球上にはヒトがあふれかえっているわけです。せめてイザナギは千一人産ませるとしておけばよかったのかも。神さまも夫婦喧嘩はほどほどにしておいてもらいたいものです。
2007/3/28(水) 午後 11:06
おお、まりっぺさん。お帰りなさい、それはよかったです。別荘ができたみたいなもんですね。ところで潜って見るのはきっとケヤリムシとかですね、確かにゴカイの仲間です。
2007/3/28(水) 午後 11:16
昨日(22日)見てまいりました。当たり前ですが普通では決してナマでは見れない動物達!コレが見られるのって嬉しいですね!!
2007/4/23(月) 午前 0:48
ひでさん、わざわざモノレールと江ノ電を使って来られたんですね。どちらも特に鉄っちゃんでなくても楽しめる乗り物です。湘南はいろんな楽しみ方があっていいところです。実はボクも時々、遠回りしてモノレールや江ノ電に乗ることあります。いや、ほんの時々ていうか、5年でまだ4回ですけどね・・・w。
2007/4/23(月) 午前 3:30