ブログ水族館/中村 元

次回『中村元の超水族館ナイト』は2018年2月18日(日)の開催。前売り発売は1/18です

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さて寝違えくらいのことで、いつまでもお誕生日の顔を一番にさらしておくわけにもいかないので、とりあえず、スカッと晴れ晴れ気分になれそうな写真を、エイっと貼り付けて復活です。
イメージ 1

いいですね、美ら海水族館のサンゴ礁の水槽。
美ら海水族館の特徴は、一般的にはデカイことなのだけど、水族館関係者的には「開放型」であることに尽きる。

開放型というのは、水質維持のために水を濾過循環するのではなく、自然の水をどんどん注ぎ込むやり方。
最近の温泉ブームのせいで、誰からともなくこれを「掛け流し式」と呼ぶようになってしまっているw。この呼び方、カンチョ的にはなんだかな〜なのだけどね。

で、この開放型、濾過にかかわる設備がほとんどいらないから簡単なのだけれど、にもかかわらず開放型の水族館というのはとても少ない。
なぜなら、普通、海の水というのは透明度がとても低く、さらに季節によって水温差もあるからだ。
特に日本周辺の海は、栄養たっぷりなのでプランクトンも多くて、透明度が必要な水槽の水にはまるで適していないし、はっきりとした四季によって水温にもずいぶんと大きな影響があって、これをそのまま水槽で使うのは不可能と言っていい。

ところが、沖縄だけは事情が違うのだ。
南の海のイメージは、どこまでも透き通ったコバルトブルー。これはつま、サンゴ礁の海は貧栄養の海ということに他ならない。
さらに、亜熱帯地方だから季候も安定していて、黒潮の影響しかないから水温はさらに安定している。
そういう条件があるために、美ら海水族館の多くの水槽は開放型でまったく問題がないというワケなのね。

イメージ 2
このサンゴ礁の水槽は、海水が開放式なだけでなく、天井も開放式。
(←水槽を丈夫から見たところ。上の写真の場所は、下の写真の真ん中あたり)
本土でサンゴ礁を展示しようと思ったら、太陽光代わりのとてつもない光量の照明に、サンゴが骨格をつくるためのカルシウムとかなんだとか、それなりの設備が必要なのだけど、サンゴ礁が自生している沖縄では、その海の海水と太陽があれば、飼育はできるということ。

台風が来てもこのままオープンで、さすがに水槽といっても大変な波浪になるそうだし、雨で比重も軽くなるとのこと。
でも、本来のサンゴ礁も常にそういう目に遭ってるのだから、まあ問題ないのね。

美ら海がオープンした当時は、サンゴが小さくてスカスカだったこの水槽も、毎年訪れるたびにサンゴが成長して、すっかりいい感じになってきた。

この水槽で、特にボクがスゴイ!と思っているのは、海底に敷き詰められた砂が、いつまでたっても白いこと。
よほど手入れをしているのだと思って尋ねたところ、まったく手入れをしていないのだそうだ。
砂を深めに敷くことで、なんらかの生態系が生まれ、砂に生える藻などを食べてくれるようになるのだって。(これも美ら海式)
この砂の白さは、今までの水族館にはない、本当の南の海の白さなので、美ら海に行ったら味わって欲しい。

今まで美ら海水族館を、ダイビングができない人も、サンゴ礁でのダイビング気分を味わえるからいいよ〜!とオススメしてきたのだけど、寝違いで半身不随の状態を味わっている今、これからの高齢化社会で、この水槽に癒される人はますます増えていくのだろ〜な〜と思った次第。

温泉も水槽も掛け流しがいい。って、なんかやっぱ年寄りっぽい?

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閉じる コメント(19)

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こんにちは。大丈夫ですか。沖縄のサンゴ水槽にこんな秘密があるとはしりませんでした。私も泳ぐのは苦手なので水族館で見れるとはうれしいです。魚を入れてないですよね?負けないくらい育ったらサンゴを食べる種類の魚とかも少し入れて欲しいですね。

2007/5/13(日) 午後 4:25 Haro-Aqua 返信する

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沖縄ならでの、方式ですね。他の水族館から見たら羨ましい限りでしょうね。私の地元に、海と直結の小規模の水族館がありました。ただ、かけ流しではなく、直結でポンプもなかったのじゃないかなぁ。 名前も ××天然水族館(マジですよ)・・で、瀬戸内海なので、窓から見ても、暗い、たまに、ちらっと、前を普段見慣れた魚が通り過ぎる・・・それでも連れていって貰えると嬉しかったなぁ・・・ 一応、ちょこっと、小さい水槽での展示はありましたけどね。 今は、大きなマンションが建ってます・・

2007/5/13(日) 午後 5:47 ○丸ちゃん○ 返信する

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濾過設備があまりいらないということは、館内拡充にも役に立ちそうですね。それに寝違えて半身不随になったのも、もしかしたら運命なのかもしれませんよ〜。これからの高齢社会に求められる水族館のカタチを考える上で半身不随経験は役に立つのでは^^; ポジティブに行きましょ〜(^o^)丿

2007/5/13(日) 午後 6:41 [ べる〜が ] 返信する

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これが普通だと思っていたので内地で水族館をみて維持費かかるべな〜と心配しました。

2007/5/13(日) 午後 6:57 御前加那子 返信する

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寝違い、大丈夫ですか。これって、突然来るし、ゆっくりとしか動けなくなるので、つらいですね。 サンゴ礁の水槽きれいです。旭山の様に下から顔が出せたら、面白そうです。 削除

2007/5/13(日) 午後 10:09 [ KAZUKI ] 返信する

水族館を観るときに水槽ひとつひとつで環境がちがうんだよというのをうまくアピールそしてもっと知ってもらいたいぼくとしてはうれしい記事ですね。ぼくも撮っていて想ったのですがエノスイならクラゲもいいけどサンゴも癒し系でしょって感じました。美ら海はほんとにサンゴ礁になってますね。寝ちがえたのは歳のせいではないでしょ。ひとりで先に歳とっては相棒さんがさびしがりますよ(笑)

2007/5/14(月) 午前 7:49 [ - ] 返信する

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寝違えてしまったそうですが、具合の方はいかがですか?お大事にして下さいね。 美ら海水族館!一番行ってみたい水族館です。私は高校の修学旅行で沖縄に行ったんです。だけど、タイミングが悪かったというか。。。沖縄旅行自体は本当に楽しかったんですけど、水族館は私が修学旅行に行ったそのすぐあとにオープンしたんですよ。妹も同じ高校に行ったので、沖縄旅行に行ったんですけど。美ら海行ってました。本当羨ましかったです!あたしも絶対行きたいなと思ってます☆ 削除

2007/5/14(月) 午後 0:56 [ 麻菜 ] 返信する

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Haroさん<魚、たまたま映ってないけれど、ちゃんといるんですよ。下写真の真ん中右に黄色いのがいますね。スズメダイやナンヨウハギに、すごく珍しいというナントカってエイ(名前忘れた!)とか。でも、さすがにサンゴを食べる魚は入れていないとのことでした。

2007/5/16(水) 午後 6:32 kapaguy 返信する

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丸ちゃん<海に直結の水族館って、水槽に海水を引き込んであるようなことでしょうか?それはそれで、なかなか珍しいタイプですね。今でもイルカがイケスで飼われていたりするところはあるけれど、窓が付いている海直結型があるのは、天草のシードーナッツくらいかな。海が濁っていると魚の影しか見えないのだけど、それもまたなんか水中展望台みたいでドキドキするんですね。

2007/5/16(水) 午後 6:39 kapaguy 返信する

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べる〜がさん<その通り!設備代がかかってない分、美ら海は豪華なつくりが実現できている可能性があります。最近の水族館はバリアフリー対策はかなりいい線いってんのですが、駐車場から館内とか、駅から水族館とかのアクセスがイマイチなところが多いですね。高齢者の方々には、もっとたくさん水族館に来てもらいたいのだけど、水族館の多くの運営者って「子どもにやさしく」しか言わない。ナントカの一つ覚えですw。

2007/5/16(水) 午後 6:48 kapaguy 返信する

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カナーさんもひどい寝違えしたとか。あれはクセになるらしいので気を付けて下され。美ら海の水量でもし閉鎖循環式だったら、それはすごい金額だと思います。例えば、名古屋港水族館のパフォーマンスプール。あれはたいへんでしょうね〜。

2007/5/16(水) 午後 6:52 kapaguy 返信する

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KAZUKIさん<下から顔出す案、ここだとよさそうですね。遠くからは景観を楽しんで、ドームからはサンゴの細部を見るとができますものね。ところで実はそういう水槽って、水族館にはすでにたくさんあって、旭山動物園のクマのドームはその応用なんです。水族館のは、鴨川、名古屋港、ゴビウスにありました。

2007/5/16(水) 午後 6:57 kapaguy 返信する

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ghanaさん<水族館に通い詰めているghanaさんだからこそのコメント。まあ普通には、お客さんに水槽のカラクリまで知ってもらう必要はないのだけど、知って欲しいこともあるわけで、それが、化学合成系深海水槽だったり、サンゴ礁の水槽であったり、その仕組みを知ることで、展示生物の生態がわかるような水槽です。

2007/5/16(水) 午後 7:03 kapaguy 返信する

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麻菜さん<修学旅行でギリギリ美ら海に行けなかったって、年齢バレバレねw。こないだ、美ら海に行ったとき、修学旅行生がタクシーで回っているのと会ってびっくり!でも、グループ行動を沖縄でやるならタクシーしか手はないのね。麻菜さん、中高生なんかに負けず、ぜひ美ら海に行ってしまいましょう。美ら海は大人の水族館、癒されること間違いなしです。

2007/5/16(水) 午後 7:13 kapaguy 返信する

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あはは、バレバレですか笑。それにしてもせっかく修学旅行沖縄だったのに、素敵な水族館が直後にオープンなんて…タイミング悪いですよね笑。はい、ぜひ行きたいと思います♪美ら海水族館は絶対行きたい!!あ、でもそれには飛行機乗らないとですよね・・・。 削除

2007/5/17(木) 午後 2:59 [ 麻菜 ] 返信する

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えっ!まさか飛行機が恐いとか・・?一人では乗れないとか?w。飛行機は不可解で不自然で非環境的な乗り物だけど、現代人に生まれたのだから、まあ我慢して乗りましょうねw。

2007/5/17(木) 午後 11:31 kapaguy 返信する

水清ければ魚棲まず、ということで貧栄養なのに沖縄の海は珊瑚のおかげで豊かな海なのですね。海自体が天然の水族館ですね。そういえば、水族館で車椅子の方をよく見かけます。考えてみれば、水族館の存在そのものが、経済的、時間的、身体的等の事情で現地の海まで魚を見に行けない人のためのバリアフリーなんですよね。ありがたいことです。ちなみに私は船酔いがあるので海は苦手です。

2007/5/22(火) 午後 11:58 眼とろん星人 返信する

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沖縄本島には、もうすっかりサンゴ礁はないそうです。だから、海が天然の水族館じゃなくなった分、美ら海水族館が沖縄本島のサンゴ礁になったというようなことなのかも。そう考えるとなんだか悲しいですねぇ。ボクももう20年くらい沖縄の海で泳いでないな〜。まあボクも船が苦手でダイビングも仕事以外ではやらなかったから、水族館で十分なんだけどねw。

2007/5/25(金) 午前 2:33 kapaguy 返信する

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水槽、おおきいデスネびっくりです。あの−マンタってナンヨウマンタですかなんかすべてが大きい気がします 削除

2016/4/14(木) 午後 9:30 [ ゆの ] 返信する

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