|
海響館と言えば、いただきます食堂の一品目「トラフグ」で紹介したとおり、フグの集積地下関と、関門海峡にこだわりのある水族館なのだけれど、こちらのイルカとアシカのショーがなかなかに魅せる。 というか、すでに4回訪れているのだが、その度に、どんどん進化していて、正直なところ最初の頃はイマイチテンポが悪いな〜と思っていたのが、昨年はストーリー仕立てのテンポも良く、衣装も凝っていて、さらにアシカの八艘跳びなんて今までにないパフォーマンスもあったりして、実に完成度の高いショーに進化していたのに感心した。 そして今年は、さらに進化したと噂に聞いていたので、こちらもスナメリのバブルリングとともにどうしても見たかったのだ。 それが、イルカとアシカのコラボレーションパフォーマンス。 はい、いきなりこんな光景。バンドウイルカがカリフォルニアアシカの上をジャンプ! まあね、あまり水族館に行ったことない方には、どうってことないすごくありえそうな光景だと思えるだろうけれど、実はコレ、今までどこもやってないことなのだ。 イルカとアシカの同時ハイジャンプ! 普通、イルカだけで複数が同時にジャンプするときには、イルカ同士で合図しあうなり、タイミングを計り合うなりすることで成功させる。 それで、イルカとアシカはどうなの?とスタッフの方に聞いたら、やっぱりそれは無理なので、アシカのトレーナーが、タイミングを計ってアシカに合図するのだそうだ。 というワケで、イルカがジャンプのための助走に入ってから少し遅れてアシカがプールに飛び込み、それぞれのボールめがけてジャンプするという具合だった。 とは言うものの、このパフォーマンスは2回見る機会があったが、そのどちらでもタイミングはすごくピッタリ。 イルカとアシカ、言葉は通じなくても、トレーナーが何を狙ってるのかは理解してるのだろう。観客も拍手喝采! しかしである、カンチョ的にもっとビックリしたのがコチラのシーンだ。 この写真、望遠で撮ったのを、さらにトリミングしたのだけど、なにしてるかわかります? なんとアシカがイルカに、餌をあげているところなのだ! 一応ストーリーがあって、元気がないイルカをアシカが励ますという場面で、最初は陸に上がったイルカの背中を、アシカが前脚でパタパタと叩いて「元気だせよ〜」とやる。 それでも元気が出ないイルカに、アシカが「ファイト〜一発〜!」なんて言わないが、そんな風に、元気の素であるお魚を上げるというシーンなのだ。 なにがスゴイって、このアシカくんがスゴイよ。 アシカって、しかもオスのアシカって、餌のためにはとんでもなく自分勝手なんだから。他のアシカのご褒美餌だって隙を見て奪いに行っちゃうくらい。 それが、いったんくわえた餌を、他の仲間にあげるなんて・・・。 元アシカトレーナーだったカンチョには、信じられない光景だ。 見た目地味なパフォーマンスだけど、これはホントにスゴイ。 もちろん、このちっちゃな魚をイルカにあげたアシカくんは、その後すぐに特大の魚をトレーナーからもらってたけどねw。 それでも、そのルールを理解させちゃったトレーナーにボクは大拍手! もちろん、イルカだけでのパフォーマンスもかなりハイレベル。 スピンジャンプ〜!(写真にすると、なんのこっちゃわからんねw) 現在は、海響館お得意のストーリー仕立てショーではなく、パフォーマンスを全面に出していたのだけど、その分、イルカたちはもうジャンプしまくり。 これはこれで、見ごたえが十分で興奮しますね。 さてさて、今回は、スナメリにイルカとアシカのパフォーマンスの紹介ばかりで、まるで海響館が海獣ショーが中心の水族館みたいに思われるといけないので・・・・。 じゃなくてカタクチイワシの渦! このトンネル水槽は、わりとボクのお気に入り水槽なのよ。 短いトンネルだけど、カタクチイワシの大群がいて、人工の波がザッバーンと押し寄せてきたりして、そのたびに群が形を変える。 今回は特にイワシが小さくて数が多かったので、群の形がよかった。 関門海峡の渦の水槽はコチラ それにしても、カンチョ、イワシの群がホントに好きですね。 次回は、九州編です。 ■今年のカンチョ本2冊新発売! ◎みんなが知りたい水族館の疑問50」(サイエンスアイ新書)著・写真:中村 元 ◎The水族館(三推社◎講談社)監修ほか:中村 元。 □「水族館の通になる」(祥伝社新書)と「全国水族館ガイド 2006-2007」(SoftBank Creative) も読んでね!全国の図書館にも置かれてます。 |
全体表示
[ リスト ]



おおお〜〜〜!!!!凄いですね!初めて見ました。アシカのエサやりトレーニングは本当に苦労したと思います。
2007/8/27(月) 午前 7:22 [ キタさん ]
おお!アシカとイルカのこらぼ〜。健在なんですね〜。
実際にみたことないんです涙〜。以前弁慶と義経だったか、武蔵と小次郎だったか…をやったのをテレビで見て…もっのすごく見に行ってみたかった記憶があります。行って見たいなあ〜。
2007/8/27(月) 午前 9:19 [ ばった ]
海響館のショーは最初見たときはびっくりしました。
アシカとイルカがキスしたり、イルカがすごいスピードで泳いだり。
他では見たことがないので驚いたものです。
フグの種類の多さといい、小粒ながらなかなかあなどれない水族館ですね。
あれからさらに進化していますね。
9月になったらぜひ行こう。
2007/8/27(月) 午後 9:29
行ってみたいな〜を通り越して、行ってみようかなぁって思いはじめました。 何とかなるかな…、予定、計画してみようかな、日帰りは無理だから、ええっと、ええっと、ええっと、…
2007/8/27(月) 午後 10:31 [ sak*ra2*06*30 ]
海響館は凄いですね。それにしても、アシカ君の芸は!餌というのは芸をする目的なはずなのに、いきなりその目的を放棄してイルカさんに与えるということが芸で、そのことによって更に大きな餌を貰うという、メタレベルの芸ですね。欲望を先延ばしにすることで、さらに大きな成果を獲得するという論理を理解できていないとできませんねえ。せっかちなチンパン君にはできるかな?でも、イルカとアシカというように、種が違うから却って張り合わなくて良いのかな?イワシの渦も凄いですね。
2007/8/27(月) 午後 10:44
コリドラスさん<うんうん、このトレーニングはけっこうたいへんなはず。特にアシカはね〜。なかなか意志が通じ合わないんですよ。
それでも、アシカみたいに繁殖用群しかつくらない動物が、よくヒトと意志疎通できるなと、それはそれで感心します。
2007/8/28(火) 午前 2:50
ばったさん、弁慶と義経も、武蔵と小次郎も、両方やってたはず。どっちもチャンバラ系ですねw。
だから、アシカ君、チャンバラ芸は今もお得意。今回もやってました。トレーナーの刀をひらりひらりとよけて、最後に真剣白刃取りすんのw。
2007/8/28(火) 午前 2:52
Haroさん<イルカとアシカのキスは、実はエノスイでもやってるんです。で、ボクはそれができるようになるまでの過程を、興味持って見てたの。だからなおのこと、海響館の共演のすごさが実感できます。
ホント、小粒ながら(つっても中型の大くらいだけど)あなどれない水族館です。
2007/8/28(火) 午前 2:54
sakuraさん、下関は今や九州の一部みたいなもんよ。新幹線も通ったことだし、自家用車ならもっと簡単に、熊本からの日帰りだってできます。
行っちゃえ!行っちゃえ!
いや、もちろん、お泊まりがけもありですね。つーか、お泊まりがけの理由が欲しいのであれば、そりゃまあ海の向こうだからして、1泊は必要ですw。
2007/8/28(火) 午前 2:59
眼とろんさん<そうそう、そこなのよね。アシカくんに、2段階の想像力がなければ、このパフォーマンスはできない。しかしアシカにそんなことができるのだろうか?
で、カンチョが考えた方法。最初のうち、小さいサイズの魚にはワサビをたっぷり入れておく。・・・・てのどうかしら?w
ただまあ、アシカにそういうものを感じる味覚があるのかどうかはわかんないです。
ところで、オマケのイワシ渦に気づいてくれてありがとうです。
2007/8/28(火) 午前 3:08
確かにアシイルカショーはありそうでないですねぇ。アシカもイルカもシャープで俊敏だからおもしろいコラボですね。ゴンドウとセイウチののんびりコラボも癒し系かも。そうするとカタクチイワシとサバの銀光ショーのコラボも・・群れる魚は動く芸術ですなー。大口あけて飛び込みたい!
2007/8/28(火) 午後 7:11
すごーーい!!
写真の数々ですね!
さすが、プロ☆
昨日、名古屋港へ行ってきました。
癒されました。
水族館巡りがしたくなりました。
2007/8/28(火) 午後 9:28 [ たまうみ ]
覚え違いじゃ無ければ昔は「イルカからアシカへのお返し」バージョンもあったような・・・尤もイルカさんは堪えきれずにパクっと食べちゃう事も多かったのだけど。ココのバンドウさんはカマイルカの血が入ってんじゃって位バンバン跳ぶのがお気に入りです。
関門水槽の渦はカンチョさんの本で初めて知りました。装置自体は初回訪問時に見つけていたのに・・・
2007/8/29(水) 午前 0:07 [ aot*t*ro ]
カナーさん<芸術に飛び込まないで下さい!しかも大口あけてw。
これは、なさそうでありそうなのがコワイですw。
水族館、いろいろあって楽しいですね〜。
2007/8/29(水) 午前 3:12
たまうみさん<名古屋港、よかったろーね。行きたいな〜。
水族館巡り、どんどんやってちょ!東海、関西は、水族館がとても多いうえに個性豊かだから楽しいよ。
2007/8/29(水) 午前 3:12
aotoroさん<お返しバージョン!それは知らなかった!
う〜ん、するとボクが考えた、ワサビ方法のトレーニングは無理ですなw。
バンドウイルカのよく跳ぶこと、ホントにそうですね。まあカマイルカがいないからなおのことそう見えるのかもしれないけれど・・・。カマはマジでウソみたいに跳ぶものね〜。
ところで、拙著の読者様とのこと。まいどあり〜!いえ、ありがとうございます。
2007/8/29(水) 午前 3:13
ところで!カンチョは今、男鹿半島にいる〜〜〜!
今日は朝から、なんと講演3回だ。しかも、それぞれ別の場所とテーマで。
男鹿の人気者になった気分です〜。
もちろん、その合間に男鹿水族館GAOに行って、ホンマモンの人気者豪太に会い、明日は青森まで走って浅虫水族館へ!
2007/8/29(水) 午前 3:19
すごい!ハイレベルなショーですね。
海遊館はショーをしないので、他の園館に行った時にショーを見るのはすごく楽しみなんですが・・・。
生で見たいです〜♪
2007/8/29(水) 午後 9:38 [ ask**to200* ]
のりぼーさん、ショーはやっぱり生に限るよね。写真はまだべつもんやけど、テレビとかで見ると、なまじ動いてるから、まどろっこしくてしょうがない。
大阪からなら、新幹線でひとっとび。大阪人魂を発揮して、フグの季節になったらお出かけすればいかがでしょう。
2007/8/30(木) 午前 0:31