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あっ!人形焼きで一休みしてる場合じゃなかった! 室蘭水族館、今週の日曜日でお終いなんだ! つっても、閉館するわけではなく冬眠。例年10月の半ばから4月下旬まで冬季休みがあるのだ。 さて今回、ふらりと立ち寄った室蘭水族館で、いきなり出迎えてくれたのが、このフンボルト行進。 今までにはなかったイベントで、通常の展示プールから、芝生の広場にしつらえられた通路を行進してくるのだ。ピコピコとまるで音を立ててるみたいな歩き方。 この小さなペンギンたちの行進には、オウサマペンギンにはない可愛らしさがあって癒される。 行進用通路の終点のちょっと広い場所に到着すると、そこでエサの時間。 なんだかしらないけれど、ここのフンボルトたちはエサをもらうとすぐに丸呑みせずにブンブン振り回すので、魚の身と血が飛び散り、ペンギンたちも血にまみれ、ちょっとしたスプラッターな現場になる。 さっきまで、カワイイ〜!と歓声を上げていた親子連れがギャ〜と騒ぎ出す。 カンチョは「これがね、生きるってことなんだよ」と心の中でつぶやき、でも自分に血しぶきがかかるのが嫌なので、そっと離れたのでしたw。 写真も、あまりに凄惨なので、ここまでにしときます。 さて、館内に入ったら、目指すのはアレ! ところが「あれ〜!いない!」あのでっかいアブラボウズが何匹も泳いでいた水槽が、別の水槽になっていたのだ。 ちょうど飼育係さんが通りかかったので聞いてみると、なんと全滅しちゃったのだそうだ。 「でえぇぇぇ〜!」とあまりに残念そうな声を出したカンチョに、何か鬼気迫るものを感じたのか、それから10分くらいしたら、またやってきて、「実は裏に、今年は入った小さいのがいますからご覧になりますか?上司に許可を取ってきました」と。やさしい! それで見せてもらったのが、コレだ! ちっちぇ〜!めちゃくちゃ、ちっちぇ〜!体長10cmにも満たない。初めてお目にかかったアブラボウズの幼魚。 教えてもらったことによると、深海の冷たい海にすむアブラボウズは、ここ室蘭の沖では比較的浅いところで若い個体が漁獲される。はいはい、それは知っておりました。 ところが、若いといっても成長した個体だと、傷がついたりして飼育に成功することはないのだそうだ。 それで、今まで成功している個体は全て、流れ藻に付いて流れてきた幼魚なのだとのこと。それは初耳でした。 ボクは今回北海道に行くまで認識してなかったのだけど、北海道には日本海側からの対馬暖流だけでなく、太平洋側にも黒潮が流れてきていて、その流れ藻にさまざまな魚が付いてくるらしい。 アブラボウズの幼魚も流れ藻に付いていて、今年、苦労して探したのがこれなのだそうだ。 アブラボウズの生態はあまり知られてないのだけれど、成長すると500m以上の深海に住んで、南の深海にまでも下ってくる。 そうして成長した親は、どうやってだか流れ藻に卵を産み、その卵が孵ると、幼魚が北海道まで運ばれ、そこから再び深海への旅を始めるということなのかしらね…。 とっても壮大です。 アブラボウズはとても成長が早いそうなので、このちっちゃいのも来年の開館のときには、けっこう見栄えのする大きさになっているとのこと。 楽しみにしていましょう。 でっかいアブラボウズの写真はコチラ→WEB水族館「室蘭水族館」 さて、もちろん室蘭水族館には、アブラボウズ以外にも、北海道らしい生き物がいっぱいいる。 行進がしたいのか、エサがうらやましいのか、ただ単に飼育係のおじさんにアピールしているのか…。 隣のプールのゴマフアザラシは、ぜんぜん我関せずで泳いでいるのに、ゼニガタアザラシはさすが銭がつくだけあって、おいしそうな話にはついつい、こう両手をふんばって身を乗り出しちゃうのでしょうな。 この立派な方は、キタノホッケさん。 ホッケではなく、キタノホッケ。ホッケ界を仕切っている北の湖理事長というワケではなく、ホッケよりもさらに寒冷な海を好む北の海のホッケという意味だ。 しかし、北海道で北の海のホッケと言われてるとは、南国育ちのカンチョには想像もつかない。 こちらのカレイは、マツカワ。 カレイといってもそんじょそこらのカレイではない。とても美味しくて、一時期は獲れなくなったりして、幻のカレイとか言われてるらしい。 なんと「王蝶」なんていうブランド名まで付いているのだからタダモンではないというのが分かるよいうもの。 このマツカワ、今回の旅行ではお造りをしっかりいただいたのだけど、ヒラメのように上品なお味で本当に美味しかった。 あっしまった。この写真「命をいただきます食堂」のネタ用に撮ったんだった…。 でも、なんせ明後日が室蘭水族館の本年度営業最後の日ですからね、美味しいマツカワもここで紹介しちゃいましょう。 最終営業日の14日には、室蘭名物「浜焼き」とかいろいろイベントがあるらしいので、北海道の方とか、たまたま北海道に行くっていう方は、ぜひお立ち寄りを! ■今年のカンチョ本2冊新発売! ◎みんなが知りたい水族館の疑問50」(サイエンスアイ新書)著・写真:中村 元 ◎The水族館(三推社◎講談社)監修ほか:中村 元。 □「水族館の通になる」(祥伝社新書)と「全国水族館ガイド 2006-2007」(SoftBank Creative) も読んでね!全国の図書館にも置かれてます。 |
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こんばんわ〜(^^)北海道いいですね〜、私は行っても福島まででした。飛行機も1度しか乗ったことがなく…ほとんど関西から出てませんわ(−。−)
冬眠する水族館ってすごいですね〜。寒いからですか??
動物や魚たちの希望なんですかね??
ゴマアザラシの顔が、餌をねだっている(うらやましがってる)姿はうちのビーグル犬にそっくりです(^^)
日本各地で気候も土地柄もちがうので、食べ物にも特産物があるように、住みやすい環境とかでそれぞれやっぱりちがうな〜
って…当たり前ですね☆すいません!!
2007/10/12(金) 午後 10:18
血まみれペンギン・・・んん〜見たいけど・・・ペンギン好きの夢を砕きますね^^;
僕はそういうのも受け入れるタイプですが。
芝を歩くペンギンも味がありますねー。あっ、味って、senseの方ですよ。ペンギンを食べたいワケではありませんので〜。
2007/10/12(金) 午後 11:16 [ べる〜が ]
以前のお話の中で、海獣には犬顔と猫顔がいるっておっしゃっていらしたような気がします。このゼニちゃんは確かに犬顔ですね。そしてこのお手手、確かに手ですね。
昨日のペンギンの写真、悩み多き?心にしーんとしみました。
2007/10/13(土) 午前 0:16 [ sak*ra2*06*30 ]
前半画像で「まーかわいい♪」で後半は「うーうまそう」になってしまいました。どうも魚をみる基準点が油の乗り具合だったりする。
ゼニガタアザラシの遠くを見詰る眼に今年の終わりを感じるのでした。
2007/10/13(土) 午前 1:21
カンチョ先輩のブログを開けた途端、通りかかった妻が「可愛い!!」と歓声を。。でも、記事は読んでいません(笑)。私も血は見たくありません。子供の頃はちょっと手を擦り剥いて血を見た途端、貧血気味になりました。
2007/10/13(土) 午前 9:29
楽しく読ませて頂きました^^。ブランドカレイなのに名前が「マツカワ」って地味^^?でも見るからにいぶし金のような輝きがありますね。
フンボルトペンギンのひょうきんな行進も可愛いですが、ゼニガタアザラシの哀愁こもった表情が、冬眠前の水族館を物語ってるようで、、秋ですねぇ*^^*。カツラをかぶせてあげたいイメージです。
ちなみにうちの娘が主人の白髪混じりの髪を、ゼニガタアザラシみたいだって言ってたのを思い出しました^^。ゼニガタアザラシちゃん、ごめんね〜。
2007/10/13(土) 午前 10:47
ペンギン君よりも血まみれペンギンを見た親子の反応の方が生で見てみたいですwww
流れ藻は生き物の宝庫ですね!!!
サンマの卵も流れ藻から採取してますし^^
2007/10/13(土) 午後 2:07 [ キタさん ]
ni-san<そうね、室蘭水族館が冬眠するのは、寒いからでしょう。
あまり大きくはない町の、市民のための水族館なので、冬になると来館者が少なくなるのね。たくさんある遊具も、寒いと誰も乗らないし。
つまり、水族館にとってエサである入館者が少なくなるから、無駄に動いて体力を消耗しないために休館するんだと思うよ。だから冬眠。
2007/10/14(日) 午前 2:50
べる〜がさん<ボクはね〜、正直言ってダメよ。エサで血まみれペンギン。だって、お行儀悪いでしょw。ペンギンはごくんと呑み込まなくちゃ。
芝を歩くフンボルトペンギン。フンボルトの野生は見たことないのだけど、近縁のマゼランペンギンはグループで牧場や野原を歩いていたし、ニュージーランドのペンギンたちは牧場に巣を作ってるし、ケープペンギンなんかだともろに人家の芝を横切ったりしてたし、芝を歩くペンギンというのは実はリアルな光景だったりするのですね。
2007/10/14(日) 午前 2:58
sakuraさん<こうやって横から見ると、アザラシも犬顔なんだな〜って思うよね。ボクもそう思いながら写真撮ってた。手の置き方もね、なんだか犬系。
正面から見ると、アザラシは猫顔なんやけどな〜。
2007/10/14(日) 午前 3:01
カナーさん<魚に関しては、ボクもいかに美味しそうに見えるかという基準で撮ること多いからねw。特に、美味しいのを毎日いただいていた間だったから…。
アザラシの目、そうかペンギンじゃなくて冬の到来を見てたんだ…。
2007/10/14(日) 午前 3:04
kt90jpさん<そうなんや、血嫌い?ボクは他人の血はすごくこわいのだけど、自分の血は平気なのよ。子どもの頃から怪我が多かったからかな?
2007/10/14(日) 午前 3:08
maruさんも、アザラシの顔に哀愁を感じたのか、秋なんやな〜。
でも、カツラをかぶせたいとは、今まで思ったことなかった…。いや、これからも思わないやろけどねw。
2007/10/14(日) 午前 3:13
コリドラスさん<流れ藻って、海の生き物の船みたいなもんなのねきっと。いつだったか、流れ藻をずっと追ってた番組を観たことがある。
いや、それにしてもね、親潮の間隙を縫って黒潮が北海道にまで足を伸ばしているということに、ボクはすっごく感動したのよ。
そしてそれに乗ってくるアブラボウズの幼魚。壮大よね〜〜〜。
2007/10/14(日) 午前 3:18
観客がいるのに、おかまい無しでお食事中の血だらけフンボルトペンギンくんって、笑えますが、、遠い目をしてるゼニガタアザラシくん、、これは何度かこちらに通ってしまいそうですよ。表情になんだかふか〜いものがあるような、、。ところで、マツカワ、、まりっぺの故郷の釜石では、チョウザメや、マツカワの養殖を研究していたはずですが、、チョウザメは時々聞くけれど、はて、、マツカワはうまくいってるんだろうか、、ふと、思いだしました。。。
2007/10/15(月) 午前 1:04 [ カッパのまりっぺ ]
あ、、とお〜い目をしてるナイスショットのゼニガタアザラシくんに、、じゃなくて、それを見逃さなかったカンチョさんにポチ☆でした〜。。
2007/10/15(月) 午前 1:06 [ カッパのまりっぺ ]
まりっぺさん<遠い目のゼニガタアザラシ、ボクには事件の鍵を見つけた銭形平次に見えてきた。…これはただのシャレか。オヤジです。
マツカワの養殖、釜石ではどうか知らないけれど、北海道では種苗生産がうまくいってるらしく、一時は幻になっていたのが増えているようですぜ、銭形の旦那。
ポチ☆ありがとー!
2007/10/15(月) 午前 1:37
まつかわ 大変珍しいお魚である+美味しいと言うことでは、当然知ってますが!とかっこつけておいて・・・
これは、まだ、食したことがないです。食べてみたいです。ただ、養殖が成功してるとのことですので、身の固さとか脂の乗りは、違ってきてるのでしょうね?
2007/10/15(月) 午前 8:39
フンボルト行進は望遠効果で圧縮されて、肩寄せあってえっちらおっちら歩いているのが何ともいえませんね。アブラボウズ、って落語の寿限無のやぶらこうじのぶらこうじに似ていますけど、模様が水に浮いた油膜に似ているからかな?鳥から見ると、保護色になるのかな?流れ藻ってクッションになるんですね。ゼニガタアザラシくんのつぶらな瞳と、ちっちゃな鰭とまだら模様がかわいいし、ホッケもマツカワも秋の新着モードみたいですね。ポチ☆
2007/10/22(月) 午前 0:55
圧縮効果…。はいはい狙いましたのですけどね、北海道の午後は暗くて、さらにペンギンって思ったよりも速く歩くから(とりわけエサを目指してるときにはw)、絞れきれず、あんまり圧縮できなかったです。かなり残念無念です…。
それにしても、キタノホッケとマツカワの秋色モードに気づいてくれてありがとう!
どこにでもいそうな姿のお魚たちをだけど、色がとても綺麗なのと、一瞬のポーズが気に入ってます。特にマツカワ、カレイやヒラメといえば、砂の上か、横からの細いヘビみたいにしか撮れないので、真ん中に捕まえられなかったものの、ボク的にはかなり気に入ってます。
2007/10/22(月) 午後 11:22