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先日は、ヤフーニュースでフウセンウオが出てたとかで、いつもの5倍くらいの訪問者数でした。つっても増えた2万人ほどのみなさんは2年近く前のフウセンウオ記事がお目当てだったようなのだけだけどね。 それで、そいつにあやかろうと(もう遅いけど)、アクアマリンふくしまで撮ってきた、フウセンウオの親戚のナメダンゴを急遽ご披露することにします。 ナメダンゴ〜。(体長2cmくらい) フウセンウオもナメダンゴもダンゴウオの仲間。 形は似てるけど、ナメダンゴの方が、背ビレが立派。 こんな丸まっちい体で泳ぎにくいだろうに、さらにこんなでっかい飾りを立ててたらよっぽど泳ぎにくいだろうと思うのだけど……。 それでも、小さいナメダンゴたちは、健気に泳いで見せてくれていた。いやそれがもうホントにケナゲ〜!という感じで、ハコフグの幼魚の方がよほどスムーズな動きなのだ。 目がでっかい! フウセンウオに比べて四角いように感じるのは、まだ小さくて目のでっぱりが四角く見えるのと、ちょっと下から撮っちゃったからだ。 下の方にあるでっかい口に見えるのは、口じゃなくて吸盤ね。 腹ビレが変化してできた吸盤で、背ビレが吸盤になったコバンザメと同じ。 この仲間にはみんな立派なのが付いてるから、そもそも泳ぐよりも何かにくっついてるのが好きな魚なのだ。 この吸盤は、ナメダンゴたちの繁殖にも役に立つ。 ナメダンゴは、貝殻の裏とかに産卵をするのだそうで、貝殻の裏のつるつる面にだって平気でくっつける。 尚、ナメダンゴの産卵は二枚貝の貝殻で、フウセンウオの産卵は巻き貝の貝殻の中になのだそうだ。 ぽ〜にょ、ぽにょぽにょ、魚の子〜。 ポニョや〜!これは7月17日公開の「崖の上のポニョ」ではありませんか?(公開日まで入れてしまった…見に行くのだ) ところでナメダンゴのオスは、二枚貝の貝殻に産み付けられた卵が孵るまで、飲まず食わずでじっと見守るらしいよ。 それがまた北海道の冷たい海で、なんと半年もの間なんだそうだ。 小さい体にその激務、子どもが孵ったら、力つきて死んじゃうんやって……。 健気です。人間、身につまされます。 さっき、泳ぎ方だけで健気とか書いちゃったけど、この行為の健気さは感動に値するではありませんか。 さて、ここまでに出てきたナメダンゴ、みんな色が違うでしょ。 さらに、フウセンウオ記事の最後に入れて置いた新江ノ島水族館のナメダンゴは真っ黄色でぷにぷにだったけど、ここではほとんどゴツゴツしてる。。 ナメダンゴは、個体変異がとても大きい魚なのだ。 こんなきれーなのもいたぞ! 宝石や!宝石!北海の海底に眠る宝石のようではないか。 この子は、3cmくらいの大きさだった。 えっ?どこが顔やらわからんって? 中央左に目があるでしょ。 この子は、別にキレイさを自慢したいわけやなくて、むしろ隠れたいがために、この体色と体表を着込み、健気に生きているのだ。 もう何から何まで健気なお魚、ナメダンゴ。 「健気な人」なんてとうてい見つからない今どきの時代に、カンチョはナメダンゴに「2008年ケナゲ大賞」を授与したいと思うのである。 で、そういうことをみなさんに伝えようと、ちっちゃなナメダンゴを追って必死にピント合わせてるカンチョも、それなりに健気なのである。 ●カンチョの最新インタビュー記事→[http://www.magsook.jp/mokuji/nagisa/
小学館SOOK『渚でくらす』]
●カンチョ今年の最新著→『恋人はイルカ〜ドルフィントレーナーにあこがれて〜』 |
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愛嬌のある顔?姿? しかし、この体型で、泳ぐ乗って大変そうですねぇ!?
なにゆえの進化なのか?? 自然の不思議を感じますねぇ。
八景島襲撃計画がダメになったので(某会議に参加しなくなったため)長良川鮎三昧に計画を変えました(爆
名古屋港には行ってみたいと思っています。はてさてどうなりますやら・・・
2008/7/9(水) 午後 1:34
ダンゴウオといいカクレクマノミといい丸っこい魚は一般にはウケがいいんでしょうね^^
それにしても寿命半年は短いですね・・・
>丸ちゃんさん
名古屋港は魚の新展示が増えてますので今がチャンスです!
2008/7/9(水) 午後 4:42 [ キタさん ]
こういう魚大好きです^^ポチッ
一枚目の写真、タコの吸盤模様にみえます。個性があってグー(*´д`*)b この魚は、少し深いところに居るやつですか?
私も、ポニョ観に行きますよ♪なんせ、クラゲが出てましたから。
クラゲで移動しているポニョが羨ましい・・・。
2008/7/9(水) 午後 5:52
え〜〜ナメダンゴって、個々に風貌が違うのですか?
みんな衣装持ちなのかしら^^?
すご〜い、たった二センチぐらいなのに、
綺麗やら、おかしいやら、不思議やら。。
2008/7/9(水) 午後 8:42
丸ちゃん、ホントにね〜。泳がないにしても、水中で住むからにはもうちょっと水切りのいい形があるように思います。
名古屋港もいいですよ。なんせシャチがいるから。鮎も楽しみですね。
2008/7/10(木) 午前 0:06
コリドラスくん。ナメダンゴの一生が半年なのではなくて、メスが卵を産んだあと、オスが見張っているのが半年だよw。
ただ、寿命はけっこう短いらしいね。1年とか聞いたことあるけど…。
でも、水族館で飼われていると長生きしてて、エノスイのナメダンゴはもう3年以上生きてるんやないかな?
2008/7/10(木) 午前 0:10
クラゲさん、その通り、けっこう深いところに住んでいるみたいです。
ポニョは、あの歌にやられたね〜。映画館で初めてポニョのCMを観たとき、その日観た映画よりも、ポ〜ニョポニョポニョのフレーズが頭から離れなかったもんw。
とりあえず今週はインディージョーンズ観に行って、来週は崖っぷちのやなくて、崖の上のポニョや〜!
2008/7/10(木) 午前 0:15
maruさん、ホントに不思議ですね〜。まるでマンガですねこの姿。
個々に風貌が違うところ、ナメダンゴを初めて見て次に違う水族館で見たときは、どっちが本物のナメダンゴなのか?って思ったくらいやもん。
もちろん、ちゃんと覚えてたわけやないから、写真を見比べて、違う種類と思ったんやけどね。
2008/7/10(木) 午前 0:21
フフフ…健気大賞☆どれくらいの大きさなのかわからず、ナメダンゴという名前やのになめたいと思えない容姿´▽`☆
っていうかファッション的には大阪のマダム達が「ええの着てるな〜!どこでこうたん?」とついつい聞いてしまいそうな感じですね^^vウンウン
…とこんなことを勝手に言われているナメダンゴはやっぱり健気で、ちゃんとした記事を書いてくれてるのに、こんなコメントを書かれているカンチョさんもやっぱり健気なんですね〜´▽`b笑
2008/7/10(木) 午前 3:53
そのエノスイのナメちゃんですが、いまはいなくなってしまいました。2年生きていたのはカンチョさんの言うところの激務がなかったからでしょう。いつかアップしようとあたためています。ジタバタと泳ぐ姿がかわいくていまでも小さな水槽にくっついているダンゴウオたちにへばりつくようにピントを合わせています。
2008/7/10(木) 午前 7:31 [ - ]
産卵→孵化のくだりは思わずグッときますね!!メスは何処へ〜(笑)鮭の産卵のように産んで力尽きてしまうのでしょうか。。。
ナメダンゴ、だんだんかわいく見えてきました♪水中ロマンにすっかり魅了されてしまったのでお気に入り登録させていただきますね^^
2008/7/10(木) 午前 11:27
今年の春、僕が遠征に行っていた頃、エプソンにナメちゃんのお花見水槽がありましたが、大先生ご覧になりましたか?
あれはナメダンゴの特徴をフルに使った展示でした。
お花見の水筒とか缶ジュースを1〜2センチのサイズで見事に再現しているのも凄いんですけど、その上にナメちゃんが乗っかってるのがまたカワイイ!
しかもスンゴイ大群!
あれはまたやって欲しいですね〜。エプソンそういうの好きそうですし、また機会があればコレ系やりそうですね。よしもとおもしろチックな水槽。
2008/7/10(木) 午後 11:38 [ べる〜が ]
みーさん、大阪のマダムファッション!それ、ドンぴしゃやな〜。ホントに、一番下のは、どこで買おうたんやろw?
それに確かに、舐めたいとはとうてい思ええへん。
…しかし、ナメダンゴ→舐める。その発想はちょっと犬っぽいと思う。
2008/7/11(金) 午前 0:50
ghanaさん、ありゃま!そうでしたか。エノスイナメダンゴはすでに天寿をまっとうされてたのですね。あるいはボクの姿が見えなくなったので、その悲しみに耐えきれず、よょ…と。
これからは、小さなナメダンゴたちが頑張ってくれるでしょう。
2008/7/11(金) 午前 0:53
ねこはらさん、フウセンウオからナメダンゴへようこそ!そしてお気に入りにしていただき、ありがとうです。
ねぇ、メスはどうしてるんでしょうね。ボクにも分からないのだけど、実際あんまり分かってないみたいです。
でもオスが育てる生き物の場合、たいていはメスは次々と別のオスのお家に行っては、自分の卵に受精させて育てさせるのが普通です。
おかげでまあ、オスたちはあぶれることなく健気に幸せ…みたいなことなのでしょうかね。
2008/7/11(金) 午前 1:08
べる〜がくん、エプソンのナメダンゴは見たよ。撮影困難につきあきらめたけど…。
その人気に気をよくして、今年はフウセンウオを展示して、また人気らしい。
北海道でしか飼育されてないときに、ボクはフウセンウオのブレイク間違いなし!って書いてから2年、いや、初版本の全国水族館ガイドにも書いたから4年か。なかなかブレイクしなかったけど、ついに東京進出を決めてブレイクしたということなんかな。
ナメダンゴはけっこう温かいところにも現れるから、徐々にいろんな水族館で展示されてるね。
2008/7/11(金) 午前 1:16
ウメボシ殿下似のナメダンゴさんのケナゲ大賞は円満に決まりそうですね。タツノオトシゴはかっこよすぎますから、丸くてごつごつした質感が苔むした盆栽感覚で通人をうならせますね。最後の写真は宝飾みたいな色合いですね。
2008/7/13(日) 午前 1:59
眼とろんさん、あ〜、そうだ、ウメボシ殿下っていたね〜。おぼっちゃまくんのようでもあるけどw。
このゴツゴツ感は、海中の石に化けるときにすごく役に立つんです。海中の石や岩には、付着生物が無数に付いてますね、ナメダンゴにはその模様まである。よく考えたものです。
で、いろんな模様や色があるのは、いろんな場所で隠れるためで、迷彩のコンバットスーツが、ジャングル用、砂漠用、雪原用といろいろあるみたいなものなんですね。
2008/7/13(日) 午前 2:13