ブログ水族館/中村 元

次回『中村元の超水族館ナイト』は10/5(日)の開催。前売り発売は9/15です

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島根県松江市より、バリアフリー観光についての講演の依頼があり、今日はその講演とパネルディスカッションののコーディネーターをさせていただきました。
そして今夜はお隣の県でお隣の町、鳥取県米子市に泊まってます。
この機会に、近ごろグッと集客を上げている水木しげるロードとか記念館を視察しようという魂胆。

でも、その前に、島根県の松江市に呼んでいただいたのだから松江市周辺にも訪れました。
もちろん、水族館プロデューサーなんやから、宍道湖自然館 ゴビウス
島根県の水族館施設は、しまね海洋館アクアスやら、このゴビウスやら、カタカナ言葉で最後に「ス」が付くのが特徴。いったいなんでやろ?

さ〜て、ゴビウスでのこのショット。これっていったいな〜に?
イメージ 1

ふさふさの毛が、とっても暖かそう。

ゴビウスがあるのは、出雲市なのだけど、出雲市は松江市のお隣県。
汽水湖である宍道湖の東が松江市で西が出雲市、宍道湖繋がりの隣町なのだ。
ちなみに、宍道湖のより海寄りにある中海(これも汽水湖)の西が松江市で東が鳥取県米子市。

そしてこの写真の動物は、汽水湖と同じく、海にも川にも関係のある生き物だ。
ふさふさの毛だけじゃなく、ギザギザのなんかに眼を向ければきっと分かる。

はい、こんな眼が付いてる。
イメージ 2

そう、この毛の持ち主はカニ。毛のあるカニと言っても毛ガニではない。
日本の淡水域でも最大の無脊椎動物モクズガニだ。
モクズガニは川に住んでいる大きなカニだけど、ほとんどのカニの類にならい、幼生は海でしか育たないために、ウナギのように海に降りて産卵をするのだ。

モクズガニのハサミについてる毛は、「モクズ=藻屑」の由来となったものだけど、接写してみれば、なんとこんなにつややかな毛なのである。
眼の大きさから比較してもらえばわかるけど、ヒトや哺乳動物の毛に比べてとても細い。ラッコの下毛よりも細いかもしれないけど、これで保温をしているわけじゃなく、なんのための毛かは判明してないそうだ。

はい、これが全身写真ですね。
イメージ 3

まるで、暖かい毛皮のミトンを付けたセレブお嬢さまみたいな雰囲気。
ただまあ、お顔の方は、気合いだ〜!お父ちゃん風な横広がり強面顔。

モクズガニは日本の淡水無脊椎動物最大であるばかりじゃなくて、日本の淡水産生物の中で、おそらく最も高級な食材でもある。そして確かに美味しいのね。
どのくらい美味しくて高級かと言えば、かの有名な「上海蟹」は中国産モクズガニなのであるのでアルヨ。
上海蟹、いちおーさ〜、カンチョは"何度も"食ったことあるんやけどさ〜ぁ、"何度も"ね〜!!!(実は52年の人生で2回だけ…w)こりゃマジで美味かった。卵の黄身を濃縮したみたいなすっごい甘さなんね。

そんなモクズガニ、昔の日本では、もういくらでも獲れたらしい。
母ちゃんに聞いた話では、ミソ樽いっぱいに獲れたモクズガニを土間に置いておいたら、夜のうちにフタが外れてしまって、朝起きたら土間中がモクズガニの絨毯だったので気を失いそうになったんやってw。
日本の川って、海に劣らず豊かやったんやな……。


●カンチョの最新インタビュー記事→[http://www.magsook.jp/mokuji/nagisa/
小学館SOOK『渚でくらす』]
●カンチョ今年の最新著→『恋人はイルカ〜ドルフィントレーナーにあこがれて〜』

□オススメの水族館本(中村元著・監修)→水族館の本
■水族館を選ぶなら→WEB水族館:決定版!!全国水族館ガイド
□携帯版もできた!→水族館ワールド

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鳥羽水族館最高でした!!!
海獣の王国もばっちりです^^アシカとアザラシが一緒に居たのが驚きでした
日本の川コーナーの滝を再現した水槽にも度肝を抜かれました
目当てのジュゴン、マナティー、スナメリ、イロワケイルカはばっちり見てきました。
イロワケは1頭妊娠中とのことです。
ゴビウスと関係のないコメントを失礼しました。

2008/8/24(日) 午前 8:14 [ キタさん ] 返信する

まあ、すてき。もふもふのミトン。
立派なファーですね〜。
甲殻からファーが生える(?)不思議、どういう仕組みなのかしら? う〜ん、研究してみたい。

2008/8/24(日) 午前 10:20 [ sak*ra2*06*30 ] 返信する

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川の生き物は、、、全くと言っていいほど知らないのですが…
このカニ、はさみ部分だけでなく足にはみんな毛が生えてるんですね〜!?
川底や岩の藻にハサミと足でカモフラージュするんでしょか?
って言うか川の中でカニの天敵は、なまずとか大型の川魚かな、、、
これほど豪華な毛皮を持っているからには、そのワケを知りたくなりますよね(笑)

2008/8/24(日) 午後 6:48 [ - ] 返信する

眼とろんさん、ラテン語の名詞の語尾は「ス」なん?知らなかったな〜。そうか、ゼウスとかオリンポスとかもそうや!
それにしても眼とろんさん、いろんな分野に学ありますね。
毛が卵の子守のためって、これもすごく感心したのだけど、エビと違ってカニの仲間は、受精卵を海に抱卵しぱなっしなのでしたw。

2008/8/25(月) 午前 0:06 kapaguy 返信する

コリドラスくん、2枚目で君が分からなかったら、誰もわからんよ〜w。
鳥羽の海獣の王国と日本の川の滝は、ボクが特別に力入れたところ。そこを気に入ってくれて嬉しいね。

2008/8/25(月) 午前 0:11 kapaguy 返信する

まんじまるさんは直近ではちょうど1年前に行ってるんやね。ならば同じ個体かも。
でも、4年前に訪れたときにも、やっぱりすごいふさふさ毛のモクズガニでびっくりした憶えがあるから、もしかしたら宍道湖水系のモクズガニはみんな、ふさふさ毛なんかも。

島根県の施設、他にもカタカナ名があるの?せっかくの神話の国出雲なんやから、洋風名前よりも、もうちょっと日本の神さま系とか魑魅魍魎妖怪系の名前にすればいいのに…と思いました。

2008/8/25(月) 午前 0:23 kapaguy 返信する

sakuraさん。なんでも知りたいカンチョとしたことが、毛の意味を深く考えることをしないでいたわ。研究するべきやね〜。
でも、ふさふさ毛の意味よりも、そのDNAを解明したら、製薬会社に高く売れるかもよ〜w。おじさんたちはふさふさという言葉に憧れる…。

2008/8/25(月) 午前 0:26 kapaguy 返信する

ふぉとせんさん。ハサミ以外の脚には、毛と言っても剛毛が生えていて、こちらは滑り止めとか、けっこう鋭くて痛いから甲羅の飾り武器みたいな役目があるのではないかと思います。
ハサミの毛は、やっぱり擬態のためなのかな?いかにも川に生えてそうな藻の雰囲気やもんね。

2008/8/25(月) 午前 0:29 kapaguy 返信する

カンチョ先生、確かにえびの尾のお腹の部分がカニのお腹ですから、中に卵を抱えてますね。なんかお魚で新鮮な海水を卵に鰭で送り込む魚がいた記憶があったので、子守かなって思いました。ティラノサウルス・レックス、トリケラトプス、ホモ・サピエンス、ホモ・ハビリス、シナントロプス・ペキネンシス、ホモ・エレクトゥス、クラッスス、アントニウス、ポンペイウス、でもトキはニッポニア・ニッポンデ、シーザーはカエサルだから少し違いますね。

2008/8/25(月) 午前 1:01 眼とろん星人 返信する

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おはようございます!モズクガニ、、初めて見ました*^^*
こんなカニが日本中の川にいたの〜?
中村川にも居たのかな〜?モズクガニの毛のじゅうたん、、
どんな感じだったんだろ〜、謎です〜。

2008/8/25(月) 午前 5:54 maru 返信する

眼とろんさん。ザリガニのお母さんは、卵〜幼生〜ザリガニの形になるまで、お腹にくっつけて育てますね。タコやアリもそうだけど、無脊椎動物の中にも、子守や子育てする生き物がけっこういるんですね。モクズガニの毛、なんかに使えばいいのにねw。
スが付いてるの、なんとなく化石系が多いですね。ハダカカメガイはクリオネ・リマキナ。…水族館の動物の学名、これくらいしか知らないダメ水族館人カンチョです(^^;

2008/8/25(月) 午後 2:05 kapaguy 返信する

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maruさ〜ん、モズクガニちゃいます〜。モクズガニ(藻屑蟹)。
でも、この毛は確かに「もずく酢」のモズクに、色も太さもそっくり。ボクも藻屑蟹よりもずく蟹の方に一票派やなw。でもモクズガニね。
で、もずく酢と同じで、水中にあればふわふわしてるのやけど、水から上げるとべたっと固まってしまいます。だから、母が見た土間の光景は、毛の絨毯ではなく、何百というモクズガニが泡を吹きながらワシワシと歩き回ってる見るも恐怖な動く絨毯やったのです。あコワっ!

母の実家は中村川のそばやったから、もちろんモクズガニが捕れたのは中村川水系。昔だけやなくて今でもけっこういるんですよ。
NHK「ようこそ先輩」の時に小学生と仕掛けた篭に、立派なモクズガニが入りました。先輩の面目バリバリで嬉しかった〜w。

2008/8/25(月) 午後 2:29 kapaguy 返信する

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あ〜ぁ。。やってしまった。。突っ込んで訂正して頂いて
ありがとうございますです〜。歳なもんで。。
え?中村川のそばがお母様のご実家。。小学校の近くですか^^?
めっちゃローカル〜。
「ようこそ先輩」のお話、聞きましたよ〜^^v。
今も居るんですか!こんなミトン蟹^^。

2008/8/25(月) 午後 6:47 maru 返信する

maruさん、母の実家は天花寺。田植えの時なんかは、親たちは親戚異一同総出やから、ボクは昼飯とかあいつくために、けっこうしょっちゅう天花寺へ帰宅してました。
川や田という水に囲まれ、背後にはちょっと小高い山があったりして、すごく潤いに満ちた世界でした。ドジョウを掘って食べたりもしたな〜〜〜。
おっと、そろそろmaruさんが起きてくる時間や!そいじゃ、そろそろ寝ます。お休みなさ〜い。

2008/8/26(火) 午前 5:00 kapaguy 返信する

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はい。お早うございます^^中村川のどのあたりか気になって
お邪魔しました。
天花寺、そうですか^^、そうそう、うちの子供たちも幼稚園の時
イモ掘り遠足で、その小高い山を越えた畑でお世話になったんですよ〜。蛍が群舞してるところもあるって聞きました。子供たちの秘密基地に持ってこいの所ですね^^。失礼しました〜。

2008/8/26(火) 午前 5:45 maru 返信する

あはは…w、まさしく秘密基地、その山で作りました〜。
冬の秘密基地は南東側の斜面に作るのがいいという、ボクの人生で初の科学的かつ実証的な大発見をした場所ですw。

2008/8/26(火) 午後 6:39 kapaguy 返信する

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カンチョ先生、こんにちは!
チュウゴクモクズガニ、お台場で見つかって物議をかもしましたね。
第2次特定外来生物に指定されてからは、食べる場所でも、売る場所でも、
かなり管理が厳しくなってきたようですが、
以前は、アメ横で簡単に買えて、水槽で飼っていましたよ。
陽澄湖産のは、ブランド蟹なので、かなり高く、タグがついていました。
(偽装もあるという噂でしたけど…)
それがないのは、全く値段が違うので、水槽で飼っても勿体無くない。(笑)
今年は、春先に川津でズガニを食べてきました。
美味しいのは、蒸し蟹の味噌ですよね。

2008/8/27(水) 午後 1:52 夏茉莉 返信する

夏まりさん、そうそう、蒸したのが一番美味しい。それも卵もってるメスね。その濃い甘さといったらヨード卵光の黄身を5つ分くらい凝縮したみたいな……。
でも、卵持ってるメスをいただいちゃうなんて、いくら美味しいっていってもよくないことですね。
だから、上海蟹もズガニも、すべてもっと高くすればいいのです。あんなに美味しいもんは、一生のうち1度か2度いただくことができれば十分です!

2008/8/27(水) 午後 11:54 kapaguy 返信する

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おお、ココにもコレ何だシリーズが!!
不覚にも一枚目は、毛のある動物かと思いました・・・T_T
2枚目観た時、フサフサした何か(マリモ系)に、くっ付いているカブトガニを想像しましたが・・・。ワレながら観察力なかです^^;
生まれながらにして、セレブなカニですな〜。

2008/9/1(月) 午後 5:41 海月(クラゲ) 返信する

クラゲさん、不覚にも毛のある動物と思ってくれてありがとう!そういう人がいっぱいいないことには、この企画は面白くもなんともないいもんねw。
マリモにくっついて取れなくなくなってしまったカブトガニ、それもスゴクええわ〜w。
ちなみに、カブトガニには、カニみたいな突き出た目玉はありません。背中に印刷されたレーダーみたいな模様が付いていて、それが眼なのよ。

2008/9/2(火) 午前 1:15 kapaguy 返信する

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