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しまねはちょっと中断して、先月に戻りますね。足立区生物園。 しかも久々の『いい水族館』書庫記事。 ここは、小さな施設にもかかわらずとても活気があって、きっとボク好みの展示スタッフがいるんだろうと思うのです。 今回は、ボクが展示づくりに最も大切にしている『知的好奇心を刺激し満足させる』というキーワードから……。 ザリガニ釣りの水槽 どうです!この一生懸命楽しんでるちびっ子の顔。 顔だけボカシたにも関わらず、それでも、この子のドキドキ感と真剣に考えている様子が手に取るように分かります。 やっぱり子どもだって『知的好奇心』。 「どこに置けば餌に気が付くかな?」「じっとしてる方がいいかな?動かす方がいいかな?」なんて真剣に考えながら行動するのが楽しい。 小さなこのザリガニ水槽には、グルリと子ども達が集まって、ザリガニ釣り遊びをしてました。 チョウチョウの幼虫。 アゲハチョウ?(こういうタイプはアゲハしか知らないカンチョw) これはまぁ水族館でもよくあるけれど、虫眼鏡が置いてあるやつね。 でも、虫眼鏡って言うだけあって、やっぱり昆虫を見るのはワクワクしますね〜。ついつい虫眼鏡越しに写真を撮ってるカンチョですw。 そんな気持ちになってしまうのにも、足立区生物園ならではの秘密があるのです。 実は、この幼虫の展示の裏では、様々なチョウチョウがサナギになって、次々に羽化しているのですよ。 それが『知的好奇心』を刺激する。 羽化したチョウチョウたち。 ラボの窓にでーんと吊り下げられた網。 この中に、羽化したばかりのチョウチョウたちが、スタッフの皆さんの手によって次々に入れられていく。 それを見ている、期待と好奇心に満ちたちびっ子たち。 よく、水族館や動物園でね、特別展示やイベントに「ワクワク○○○」とか使うのだけど、言ってるほどワクワクしてる子どもの顔って見たことない。 ワクワクっていうのは、このチョウチョウがこれからどうなるのか楽しみに待ってる、ここのちびっ子たちの顔のことを言うのですね。 チョウチョウたちは、3時になると温室に放されます。 館内アナウンスに誘われて温室に行ってみれば……。 飛んでる、飛んでる! アサギマダラかな?(こういうタイプはアサギマダラしか知らないカンチョw) ベンチの横に花がいっぱい盛りつけてある。 近寄れば、とてつもなく甘い匂い。 その匂いにはどうしても逆らいがたいのか、チョウチョウたちは、ヒトがいてもやってくるのです。 もちろん、ちびっ子どころか大人までもが、チョウチョウがどうやって蜜を吸うのか『知的好奇心』満開! 一番最初の「足立区生物園」の記事に、yura_yuraさんより『しょっちゅうイベントやったり展示内容も変わったりする』とのコメントがありました。きっとこういうイベントのことだったんですね。 サンタがどうのこうのなんてイベントは、正直言って展示にはまるで関係のないイベント。展示スタッフがすることでもない営業イベント。 それよりも、展示スタッフは、こういう『知的好奇心』を刺激し満足するようなイベントを考えることが集客に繋がるのです。 カンチョ、ここがとても気に入ったので、おそらくしばらくしたらまた行きそうです。 そして、今度はちゃんと時間を取って、スタッフのみなさんのお話も聞いてきたいと思っています。 ◆第1回トークライブのレポート→東京カルチャーカルチャー「ライブレポート」:司会者テリー植田さんからのレポートです。 ◆トークライブに参加されたみなさんのブログレポート増えました。 実践旅行研究家 ほーりーの旅ブログ 宿坊、仏像ファンが水族館話に熱くなったはなぜ? 犬歯:頭を回すと世界が回る 河童好きに悪い人はいません。 TCA:ECOブログ 顧問&講師してる東京コミュニケーションアート専門学校 「monksiiru(もんくしーる)の日記」:素敵な会場の写真いっぱいの詳しいレポートに感激! 「大学生の水族館巡り日記」:来年から水族館スタッフらしい。カノジョと来てたな〜w! 「気ままなZOO」ずぅさんのブログ。ステージ上がよくわかる。 ●中村元今年の最新著→『恋人はイルカ〜ドルフィントレーナーにあこがれて〜』 |
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こういう展示を見ると、身近に日本の固有種のカニや昆虫がいて、こういう施設で学んでフィードバックしないとだめなんだって考えてしまいます。アメリカ人なんて、ゴキブリとカブトムシの区別がつかない人がいるらしいですね。昆虫は他の生物と比較にならないほど種がいて、多様性がありますね。ブラックバスとかの外来魚とかマグロとか鯨は騒ぎますけど、子供が虫ぐらいつかまえられないような環境の方がもっと直接的に人類に影響があると思うのですが・・・。日本の子供はまだまだ環境さえあれば、虫を追いかけますよね。
2008/12/22(月) 午前 1:02
眼とろんさん、本当の体験学習ってこういうことなんだと思います。「自分で考え」→「行動して」→「発見する」の繰り返し。
ボクがこのザリガニ釣りを気に入ったのは、誰も教える人とかいないところです。なんでもかんでも教えてもらったりマニュアルを憶えたりするのは、成長としては不完全だと思うのです。その点、ここの子たちは、みんなまるで違ったやりかたでやって、ザリガニを追いかけ回して逃げられてる子もいるのがいいのですね〜。
日本には、まだまだ里山や田んぼが残っていて、そこにはなんと小さな生き物たちがたくさんいます。だから、子ども達が外に出れば、すぐに虫やカエルを捕まえようとしますね。
問題は、そんないい自然環境にあるにもかかわらず、文化環境がそんな遊びを許さないところです。遊びに出かける時間が子どもから消えてしまったのですね。もったいないことです。
でも、こういう場所があれば、いくらかでもいい体験ができます。
そこで、ボクがこれからの水族館に必要だと思っているのは、里山的な発見のある展示です。このこと、またちゃんと書きたいですね。
2008/12/22(月) 午前 2:13
え〜〜と、カンチョさん、違う私的好奇心で違うチョウチョさんを連れて帰らないようにね〜(失礼しました、はい)
2008/12/22(月) 午後 2:17
私もこの前、仕事帰りにいも虫が道を歩いていました。踏みつぶされては大変と葉っぱにかえしました。
久しぶりに触ったけど、プニプニして冷たくて気持ちよかったです。うちの祖母にはキャベツにつく害虫にしか見えないらしいですけど…
(`∇´ )にょほほほ
私の好奇心もそそられそうですねぇ❤
2008/12/22(月) 午後 5:04
都会の子供がザリガニ釣りに夢中になるのは、ザリガニが身近にいないし、田んぼとかで捕まえるような経験がナイってのもあると思います!
現に東京育ちのワタシは、未だに小川、田んぼ、里山で遊んだコトがありません(笑)
いい大人になってからアゲハの幼虫が羽化する姿を観察して感動したものです^^;
里山を映像で理解していても、実体験が伴なわないと多分「里山的」展示はかなり難しいのだと思います。
豊かな自然を感じられる場所で育つことが出来た方は、、、
その日常そのものがとても恵まれていると思いますね〜^^;
2008/12/22(月) 午後 8:20 [ - ]
私は田舎育ちなので、こんな遊びしてましたよ〜
アゲハとかモンシロチョウとか幼虫や卵を取ってきて育てたり、
近くの川や湖でザリガニ取ってきて、おたまじゃくしと一緒に
入れていたら、いつの間にか食べられたり、お母さんに
「こんなに取ってきて!」と怒られたり・・・となんだか
すごく懐かしくなりました。
でも、幼虫の写真を見ただけで「懐かしい」ってことはここ何年もこんな生き物を見てないってことでもあるんですよね。
そんな遊びが簡単にできなくなった今の子供って
かわいそうだな、ってちょっと切なくなっちゃいました。
もちろん、自然が増えてくれるのが一番いいんでしょうけど
こういう施設があってくれるとうれしいですね。
2008/12/22(月) 午後 9:05 [ - ]
みーさん、仕事帰りにはイモムシになるん?(失礼、揚げ足取りでしたw)
イモムシは、ほんとにぷプニプニやね。体中が液体で満たされてるみたいな…。ボクの子どもの頃のトンデモ説では、液体の一部が固まってサナギの殻になり、さらに内部の液体が形を整えてチョウチョウが作られるというもんやったw。
さすがに今はこの説はないやろな〜と理解してるけどねw。
2008/12/23(火) 午前 10:52
ふぉとせんさん、都会育ちは辛いですね。小川や田んぼ、里山で遊べないのは、それらが東京の生活の場にないからですね。
実はそれって、近ごろの田舎の子たちも同じで、大人の生活の場でないために、子どもの遊び場でもなくなっています。
すぐそばに小川や里山があっても、それこそ体験教室とかに参加しないと遊べない。NHKの「ようこそ先輩」で、故郷(かんり田舎)の子ども達を川に連れて行ったら、なんとクラスの2〜3人しかそれまで川で遊んだことがなかったの!驚きですね。
実体験をしたことのある人たちは、水族館や動物園で、あるいはフィールドで、次世代をになう子ども達に、その実体験のよさを伝えることを考え実践する義務がありますね。
よっし、ボクも頑張ろう!
2008/12/23(火) 午前 11:05
しろねこさん、ザリガニやオタマジャクシは、捕ってくるたびに叱られましたねw。「こんなにたくさん!」というより「家に持って帰るな!」ていう感じやったw。
でも、オイカワをいっぱいすくって来たときと、イナゴをいっぱい捕ってきたときには叱られなかった。どちらも腹一杯食わされたけど(^^; …イナゴ食い過ぎると鼻血出ます。
チョウチョウの幼虫って、ボクもホントに長いこと見てなかったな〜。確かに懐かしい気持ちでした。アゲハの幼虫が出す、柑橘系のあの撃退臭まで思い出したよ。
今の子ども達が、あの臭いを知らないと思うと、なんだか切ないな〜。
ヒトの五感やそれに対する反応や感情というのは、自然の中で生きるために進化してきたのだから、その基である自然での感覚を子どものうちに鍛えられない世代が何世代も続いたら、きっと人類の「感覚」は、かなり劣ったものになるのでしょうね。
そう考えると、今一般的にやられている水族館や動物園の体験学習はきわめて心許ないプログラムです。
2008/12/23(火) 午前 11:22
あっmaruさん!うっかり忘れるとこやった。
最近のボクには、チョウチョウさんを惹きつける蜜が枯れてきているようで……(^^;
なんとか、甘くて苦い、大人の蜜を生産できるようにならなくちゃと思ってんやけどねw。
2008/12/23(火) 午前 11:28
この時期は、生物園が閉園したあとに敷地内の公園がイルミネーションで凄いことになるから、一日中遊べますね^^
2008/12/24(水) 午前 11:55
こういう展示のしかたは、子供達楽しめますね♪
大人だって、あらためて知る事が出来て、
一緒にお勉強できますね♪
2008/12/24(水) 午後 0:27
小8さん、なんかそうらしいですね、イルミネーション。
夕方は、将棋を指してるおじさんたちで、凄いことになってましたw。
こういう公園があるのって地元の住民のみんさんはラッキーですね。
2008/12/26(金) 午前 0:28
キンママさん、大人もね、ザリガニ釣りやったことのない人は、子どもに混じってやっちぇばいいですねw。
水族館に行ったら、子どもの気持ちになるのが勝ちです。
子どもの気持ちになると、自然に自分で考えて、自分で発見することができますね。
2008/12/26(金) 午前 0:32
アゲハもアサギマダラも正解ですよ=。ここは昆虫生態展示で有名です。
昆虫の生態展示は生命サイクルが早いので、結構大変なんですよ〜。まめじゃないとねー。ここは沖縄の蝶もいますよね。
2008/12/28(日) 午後 2:36
カナーさん、おぉ両方正解だったですか!なんか昆虫博士になった気分ですw。
なるほど昆虫の生命サイクルはクラゲ以上ですね。特に成体を見ようと思うと本当にわずかな時間しかない。
足立区生物園のスタッフのみなさんは、働き者ぞろいなんやろな〜。
2008/12/28(日) 午後 5:14
蝶だけではなくて、熱帯魚も繁殖用水槽が普段は見えないところに設置されています。スタッフの皆さんは働き者だしとても気さくに話せますよ。公園内に生息している生物(セミの羽化状況や、池の中の生物)に関しては、手が空いていれば情報交換にかなりの時間を割いてくれました。
イベントは他にもカブトムシの標本作製や、鳥の羽でアートを楽しんだりと様々な遊びを企画してくれています。足立区のホームページから案内を見れると思いますよ。
2008/12/29(月) 午後 1:24 [ yur*_*ur*1 ]
yura_yuraさんは、この公園がホームグラウンドですね。
ここのスタッフが気さくにお話してくれるだろうというのは、展示を見ればよーく分かります。
客に興味を持たせたい…、いろんなコトを知ってもらいたい…、という気持ちがありありと見える展示やものね、興味を持った観覧者と話をするのもきっと大好きなのでしょう。
つまり、観覧者と話をするというのは、今や展示の大切な一部なのだけど、一般的な水族館や動物園、さらに博物館などでは、そこのところが弱いのですね。
ボクが知る限り、足立区生物園は日本で一番スタッフの心意気が伝わってくる自然科学系博物館施設でした。
2008/12/29(月) 午後 9:12