ブログ水族館/中村 元

次回『中村元の超水族館ナイト』は10/5(日)の開催。前売り発売は9/15です

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イガグリホンヤドカリ/カルイシヤドカリ/ツノガイヤドカリ&ニセゴイシウツボさん

今日は新しいサンシャイン水族館の水槽づくり最終工程で、冷や汗が吹き出るほど「で〜〜〜!」なことが2つもあったが、どちらもうまく対処できてちょっと気持ちいいなうなのである。
そう!大震災があっても、サンシャイン水族館のリニューアルは粛々としかし着々と進んでおりますぞ。


とはいえまずは、先にできちゃった竹島水族館の新深海展示なのである。
はいはい、アピストくんのリクエストどおり、ついに5連チャンやっちゃうよ。

今日は、深海のヘンなもん借りてるヤドカリたちの巻。


あんたら、いったい何貝借りてるん?

イメージ 1

ツノガイの一種を借りてる、ヤドカリの一種。
貝が細長くまっすぐですね。こんなもん借りてるヤドカリ見るのも初めてかもしれないけれど、それ以前にこんな貝を見るのが初めてな人もいるかも。
こういう貝をたぶんツノガイというのですよ。 出た!カンチョ得意の「たぶん」。

しかし、こんなまっすぐな貝を引っぱって歩くのはかなり難儀そう。
(子どもの頃工作で作った、糸巻きと割り箸と輪ゴムで作った動く一輪車に似てる)

ただ、歩くのは大変そうやけど、寝るのはノビっと楽そうではないか。
あ、なんでもツノガイに入ってるのは、ツノガイヤドカリといういわゆるヤドカリとはちょっと違う仲間で、お腹が巻いてずに、まっすぐ伸びてるらしいのだ。


ちっちゃいけれど、顔もなかなかイケメンである。

イメージ 2

鮮やかな青の触角が、インドの王子様風。

しかし、このヤドカリには魚名板が見つからず、単に「深海のヤドカリ」となっていたw。

さらに、その下の解説にはなんと『ヤドカリは名前がわからん!』というリードが、堂々とうたわれているではないか。
水族館が『名前がわからん!』ってねえw。なんちゅう無防備な解説。

いやしかし、このリードによって、お客さんは「いったい何が言いたいの?」とか思いつつ、ついつい解説文まで飲んでくれたりするのだ。
だから、解説の書き方は侮れないのである。


ところで、竹島水族館のあまりに無防備な解説はこんなところにも!

イメージ 3

これ、どこに貼ってあるか、わかりますねw。

名古屋ツインタワービルのトイレみたいに、美しく広く改装された男子トイレ。
その、全ての小便器上に貼ってあったのでした。
ご丁寧に、絵はそれぞれ種類を変えてね。

「ウツボさん」って…w。
しかも「立派な」って…w。

はいはい、わかりましたよ。
カンチョはボクの立派な"ニセゴイシウツボ"さんを、しっかり便器に押し込んだのでした〜。


はいっ!次行きましょう!

イガグリホンヤドカリさん。

イメージ 4

見たまんま、イガグリですな。
しかしこのイガグリ、よく見てみると栗のイガみたいな、バリバリの針の山ではない。
実は、イガグリホンヤドカリが借りてる宿は、貝殻ではなくウミヒドラ。
しかも、普通なら死んで空になった貝殻を借りているのに、このウミヒドラは生きている!

なんか貝殻に入っている普通のヤドカリに比べると、手拭いをいなせに巻いている感じなのだけど、さらによく見てみれば……?
このヒドラ、体を貝殻みたいに螺旋巻きしてるなあ。
もしかして、もともと巻き貝にくっついていたのを、ヤドカリが外してきたのか? よくわからん。

ヒドラが生きているということは、成長したり増えたりするということでもある。
なので、イガグリホンヤドカリは、一度いい宿を見つけると、ずっと宿替えをせずにいいのだそうだ。
尚、この写真のイガグリガイヒドラが一匹なのか、複数でこんな形になっているのか、それもカンチョにはわからんです。
はい、ボクも無防備な解説です。


さて最後は……。

アンタ、何もそんなもんを借りなくてもー!

イメージ 5

カルイシヤドカリ。

なななんと! このヤドカリは、軽石を借りてる。
ていうか、軽石は誰のもんでもないから、厳密には借りてるわけではない。
他人に借りを作るのが嫌いな三河商人気質のヤドカリなのだ。

しかし、だからと言ってねえ。
軽石つっても石ですよ。しかもまた、これちょっとでかくない?

写真撮りながら、「おいおい、それじゃ重くて歩けんやろ」とボソボソ話しかけたら、アピストくんが後ろから「いえ、夜になったら石引きずって歩いてますよ」と。

ほほう、歩くんや。
こいつらが、このでっかい軽石ひきずって歩くところ見るだけで、ナイトアクアリウムに参加する価値があるなあと思ったのでした。


あの…ところで。ニセゴイシウツボさんはこんな立派な暴れん坊です⇒ニセゴイシウツボうねうね〜!
はいっ!妄想ぴょん!しつれいしました〜!


●竹島水族館の、これまでの記事と写真のリストはコチラ ⇒東海地区の水族館記事リスト


恥ずかしながらTwitter始めてみました…。
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竹島水族館のトイレに入って吹き出し、「やられた・・・」と思いました(笑)
読みながら「俺のそんなに凶暴じゃないよ」などとツッコミを入れてしまい、まんまと竹島水族館の思うつぼでした。

中村さんのカメラ性能凄過ぎです、あの小さなツノガイのヤドカリをココまで大きく撮れるとは!
おかげで、綺麗な青い触覚を見る事が出来ました。
こんなに綺麗な触覚を持っていたんですね〜。 削除

2011/4/27(水) 午後 2:30 [ Elpaso ] 返信する

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こっちの海にカイメンホンヤドカリというのがいます。
貝ではなく海綿に穴が開いててそこに入っているという奴です。
穴に旨いところ体を入れてるぐらいに思ったですが
そのカイメンを縦割りしてみたらば、ちゃんと巻貝のような螺旋になってたですよ
ということはカイメンに螺旋の穴を作らせたということかと。。
イガグリホンヤドカリなんかもうまいこと体に合う螺旋を作らせているかもですね^^ノ

2011/4/27(水) 午後 7:02 [ ちまちま ] 返信する

Elpasoさん。トイレにはホントにやられましたねw。

カメラ性能ではなく、「腕」と言ってくだされ!にゃはw
一番安物のレンズばかりセットしか持って行かなかったのですが(いえ決して竹島用というワケではなくねw)、小窓水槽は生き物がすごく近くなるので、けっこう撮影しやすいのです。
こいつの触角、ホントにキレイですよね。(すみません、最初、触角をを触覚と書いてしまってました)

2011/4/28(木) 午前 2:34 kapaguy 返信する

kitさん、カイメンかついでいるヤドカリもいますね。
そうですか、あの中は螺旋にねえ。それはヤドカリが掘ったのか、もっと大きな穴からヤドカリ型に螺旋に詰まっていったのか、そういうことなのでしょうね。
イガグリホンヤドカリもヒドラを手なずけて、自分用のスカートに仕立てたのかもしれませんね。

2011/4/28(木) 午前 2:40 kapaguy 返信する

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アハハ〜〜、最後でもう一回笑わせて頂きました。ポチ!
軽石って。。。
でもご本人にとっては 大事な衣食住の住ですよね^^。
ヤドカリさんの世界 不思議いっぱいで面白いです。

2011/4/28(木) 午前 8:26 maru 返信する

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竹島水族館ほんと楽しいところのようですね。トイレの注意書きにやられました(笑)きっと、魚名板も楽しいのがいっぱいなんでしょう。ところで、トイレで、「注意書き」を撮影されてたカンチョさんは、端から見たらちょっと近寄りがたかったかも…(笑)勝手な想像してスミマセン。

2011/4/28(木) 午前 8:32 [ わなげいぬ ] 返信する

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中村さん。
そうでしたっ、中村さんの腕でしたね・・・コレは失礼しました(-_-;;)

たけすいの小窓は一種類ずつを分けて展示してくださっているので、大きい水槽の中にまぜこぜで入っている生き物を探しに探して見れませんでした・・・という事がないですから、見に行く私は「見に来たかいがあった!」とお世辞抜きでそう言う気持ちにさせられました。
大きい水槽で探すのも、それはそれで楽しいのですが♪

しかも、水槽一つ一つが明るい!
写真撮るのにも凄く助かります(笑) 削除

2011/4/28(木) 午後 0:40 [ Elpaso ] 返信する

わなげいぬさん。竹島水族館は、アットホームな暖かさのある水族館です。最初に訪れたときには、ただの田舎の水族館だったのだけど、今はとても面白い。
特に解説に関しては、今や日本のトップクラスと言っていいでしょう。
素人でもマニアックに楽しめる面白さです。

尚、トイレはもちろん他に誰もいないから撮影できたのです。
そんな、トイレも水槽も独り占めなところも竹島水族館のいいところw。
でも、これから入館者が増えてくるから、独り占めできるのは今のうちかもよ。

2011/4/29(金) 午前 6:11 kapaguy 返信する

Elpasoさん。小窓水槽の良さは、中村展示学的には、「観客の目をミクロの目にさせる」ことなのです。
大きな水槽にいくつもの種類が入っていると、見つけにくいのは当然ながら、もし同じ種類であっても、あるいは1種1点しか入っていなくても、「水槽という環境+生き物」を見る目でしか頭が働きません。
ところが、小さな小窓水槽になると、生き物そのものの姿形に自動的にフォーカスインしてしまうのです。
目というのはただのレンズであって、画像を見ているのは脳だから、そういうことが起こるのですね。

2011/4/29(金) 午前 6:21 kapaguy 返信する

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いやぁ〜、ボクも長いこと「生き物好き」やってますが、石背負ってるヤドカリは初めて拝見させていただきました(゜o゜)

引きずって歩いてる姿、見てみたーい!!\(◎o◎)/スゴイヨー!

2011/4/29(金) 午後 11:21 [ かわ太郎 ] 返信する

かわ太郎さん。あれまあ!水族館の人がそう言うなら、これはホントに不思議な光景なのですなあ。
ボクも初めて見たのに、まあそんなこともあるのかなあ…と思ってました(^^;

スゴイぞ!カルイシヤドカリ!
ていうか、相当すごかったんや、カルイシヤドカリ!

2011/4/30(土) 午前 3:45 kapaguy 返信する

maruさんへのレス、入れたつもりが、入ってなかったですね?
まずは、貴重なポチをありがとうです。どうやらトイレへのポチっぽいけどw。
ヤドカリがこんなに面白かったのはボクも初めての経験でした。
もしかしたら世の中には、軽石だけではなく、重い石を担いでいるヤドカリもいるんやないか?と想像がふくらみます。

2011/4/30(土) 午後 6:38 kapaguy 返信する

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イガグリホンヤドカリとウミヒドラさん、これも共生なのでしょうか。
でも深海だと引越ししたいときに良い物件がすぐに見つけられなさそうですよね。
そう考えると合理的ですね。
しかしヤドカリが宿替えしなくなったら・・・イエモチ?

男子便には楽しい張り紙があるんですね。
女子便にはありません。改装前は楽しい解説が貼ってあったのに、ちょっと寂しいです。 削除

2011/5/1(日) 午後 10:38 [ よしのぼり ] 返信する

よしのぼりさん。イガグリとウミヒドラは共生なのでしょうねえ。
ウミヒドラには毒があるそうなので、貝殻の上にイソギンチャクを背負ってるヤドカリと同じ感覚なのでしょうね。
でも、こっちの方が軽くていいw。

女子トイレの貴重な情報をありがとうございましたw。
きっと女子トイレはマナーよくキレイに使われているから、こういうメッセージは必要ないのでしょう。男どもの暴れウツボにも困ったもんですw。

2011/5/1(日) 午後 11:01 kapaguy 返信する

ツノガイヤドカリさんは、他にこんな貝殻を借りる子はいないでしょうから、良いですね。
でも、こんな長いのをくっつけたまま振り返ったら、他の人に当たって、工事現場で角材運ぶドリフのコントみたいになって迷惑かも・・・。
イガグリホンヤドカリさんは生きたヒドラさんを背負って、家主のヒドラさんは移動範囲が広がって、お徳なのかな?ずっと仲良しで良いですね。
カルイシヤドカリさんは、上手い具合に自分の体が入る穴が開いていますね。
それとも、自分で開けるのかな?甲殻類は楽しい子が多いのですね。ポチ☆

2011/5/1(日) 午後 11:27 眼とろん星人 返信する

眼とろんさん。ツノガイヤドカリは、ホントに一見デタラメな宿借りですね。水槽の中でも、なんとなく材木が束になって転がってるみたいな一定の方向性がありましたよ。重なってバッテン印になったりするのを避けてるのかもしれませんねw。
カルイシヤドカリは、ツノガイヤドカリの仲間なのだそうですよ。なので、おそらく体も真っ直ぐ。それならわりと食い込めそうな穴が空いているのかもしれませんね。

甲殻類、どこの水族館でも、脇役の脇役みたいに無視される生き物だけど、展示の仕方次第で、そして解説の仕方一つで、こんな風にとても興味深い生き物となるのです。
水族館の展示には、まだまだ埋蔵金がいっぱい眠っているということですよ。
ポチ☆、まいどで〜すW!

2011/5/2(月) 午後 9:24 kapaguy 返信する

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