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サンシャイン水族館オープンその4 マスコミのリニューアル特集では、あまり扱われないのだが、実は2階部も大きな変貌を遂げている。 目指したのは、1階の「海中の青」に対する「地上の緑と青の調和」だ。 階段を上がるとこんなことに。 最初の2つの水槽は、マイナーチェンジ。 天井に緑の木漏れ日を配した、一つ目の水槽で、瑞々しい植物の緑を強調している。 以前は、1階の深海水槽の前にアマゾンの水槽があったりしたため、観覧者の頭の切り替えができなかったのだけど、今回は1階を「海中=青一色」としたことで、2階の緑いっぱいの雰囲気に誰もが「陸上と淡水の展示だな」と分かるようになったはずだ。 こういった、観る側の「観る気持ち」の切り替えが、展示の効果を上げる。 さらに、1階ではラッコを除いて半水面水槽を廃止したため、以前からある半水面の水槽を2つ残しても、まるで新しい水槽のように見える。 おそらく、以前よりもお客さんの観覧時間が長くなっているはずだ。 熱帯淡水系の展示は、旧国際水族館ではかなり力を入れていたが、新水族館でもそれは変わらない。 ただし、やはりここでも水族館の最大の強みである『水塊=水中感・浮遊感』を大切にするため、水中のみの展示へと変更した。 東南アジアの水槽 東南アジアの、水田地帯の水中を擬して、見えない場所をつくることで、奥行き感を演出。 奥の水路から、アジアアロワナが出てくるところなんか、映像のワンシーンみたいではないか? もちろん、この擬岩づくりには、スタッフ自ら作った模型から始まり、さまざまなアングルで検証がされている。 それでも実物の擬岩づくりのときには、途中をごっそり切り取って、木の根の位置を変更するという大手術もした。 ボクは模型や擬岩の時から、魚が入ったときの見え方を想像しながら写真を撮っているので、出来上がってから写真撮る位置も、何も考えなくても自然に位置決めしていたくらいだ。 こちらは、アフリカの緑いっぱいの水槽。 …いや、まだ水草を植えたばかりだから、これから緑いっぱいになる水槽やねw。 たぶん、あと数ヶ月もしたら、青い水中にあふれんばかりの水草の林が育って、この界隈で最も目を惹く人気水槽になるはず。 このように、水槽とは建築物や什器ではなく、展示物そのものであり、できあがってから育て上げていくものなのである。 今の水槽でも、十分いい感じでお客さんの張り付き具合もいいのだけど、数ヶ月後に、担当者が丹誠込めて育て上げた美しいアフリカの水中を、再度見に来ていただきたいと思う。 カエル(両生類)は、立派なコーナーになって生まれ変わった! カエルの展示は、水槽が画一的で単調になりがちなのだが、担当者はそれを避けて、複雑に入り組ませることと、水槽の大きさや置き方にバリエーションをつけることで、こんなに見事なものになった。 さらに、カエル自体が小さい上に、観ているお客さんの背中で隠れてしまう不利な条件を、他の展示にはない大きな液晶モニターを多用して、カエルたちの面白い生態を流すことで、順番待ちしてでも観ようという動機付けに成功した。 ボクが知っている限り、全国で最も、お客さんが鈴なりになって観ているカエルコーナーである。 最初に手がけた某超水族館の、ボクも担当者も自信満々だったカエルコーナーでも、こんなにお客さんが熱心に観てくれることはなかったなあ(^^;。 カエル展示の進化系なのである。 カエルコーナーの向かいには、爬虫類コーナー。 岩に登る!ホウシャガメ。 (降りてるところやけど) ボクは、カメ特に甲羅の重いリクガメが、岩山とかに登りたがるとは、サンシャインの担当者に提案されるまで知らなかった。 でも、旧国際水族館のときにも、滑り台で滑ってる子がいたしね、なんでもけっこう高いところが好きで、これより巨体のビルマホシガメも、ガシガシと登ってしまうのだ。 旧国際水族館のときには、仮設っぽい水槽で地べたでの展示だったのを、今回はカメたちの、おだてなくても岩に登る習性を利用して、リクガメとしてはとても珍しい、立体的な展示にしあがっている。 さてさて、ところで、1階にあったアマゾン水槽の巨大魚たちはどこにいった? はい、ご心配なく! 以前の水量の10倍以上ある大水槽に移り、なんと2m級の巨大ピラルクも仲間に加わりましたぞ! もちろん、巨大レッドテールキャットも健在。 この水槽は、実は、屋上にあったかつてのマンボウの水槽。 屋上なので、唯一太陽光の入る大水槽なのだけど、マンボウだとそれを真っ暗にしなくてはならないし、ガランとした空間ができてもったいない。 それで、せっかくの太陽光を活かして、最後に「サンシャイン水族館は明るかったし、なんかすごくでっかい魚もいたよね」という印象を与えられる、アマゾンの水槽に変更してもらったのだ。 最後にマンボウで締めたかったマンボウファンのみなさん、ごめんなさい! 全部、ワタクシメのせいです。 今日はここまで。 サンシャイン水族館の紹介はまだまだ続きますよ。 ●サンシャイン水族館リニューアルの展示プロデューサー中村元によるサンシャイン水族館の全て! ⇒天空のアシカ/サンシャイン水族館アクアリング(2011/8/1) ⇒サンシャイン水族館オープン2:大海の旅(サンシャインラグーン)(2011/8/3) ⇒サンシャイン水族館オープン3:クラゲふわりうむ(2011/8/5) ⇒サンシャイン水族館オープン4:水辺の旅(2011/8/8) ⇒サンシャイン水族館オープン5:バイカルアザラシと湧水水槽(2011/8/15) ⇒サンシャイン水族館オープン6:サンシャインラグーンのトビエイとドクウツボ ⇒サンシャイン水族館オープン7:タカアシガニとシオマネキ(2011/8/26) サンシャイン水族館の工事中の話題 ⇒天空のクラゲトンネル(2011/7/20) ⇒進化系水族館:バイカルアザラシ水槽(2011/7/3) ⇒こんなに変わるサンシャイン水族館(2011/6/1) ⇒サンシャイン水族館オープン日決定! ★東京カルチャーカルチャー『中村元の超水族館ナイト』が、オープン直後のサンシャイン水族館に3夜連続やってくる!⇒『中村元のサンシャイン水族館ナイト』8月8,9,10日夜19:00〜 ●サンシャイン水族館の、過去の記事と写真はコチラ ⇒東京の水族館記事リスト |
★新サンシャイン情報
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そうそう、二階に上がるとたしかに水中から陸上に上がったという気がしましたね。
特に、クラゲのトンネル水槽があったために、その思いは一層強くなります。
こういうところもコンセプトがはっきりしていていいですね。
カエルの水槽、あまりの人ではっきり見られなかったので
今度ゆっくり見たいと思います。
2011/8/8(月) 午後 0:01 [ 鉄平ちゃん ]
鉄平ちゃん。あの天井のアイデアの元は、ボクの展示水槽を刷新して新しい水族館、新しい展示になった感を出す、という方針に抵抗した展示係から出てきた案が元になっているのです。
もちろん、この方法が一番効果があったと思っています。
そんな風に、展示プロデューサーというのは、スタッフのみなさんに嫌がられ疎ましがられながら成功するものですw。
2011/8/8(月) 午後 2:22
階段上がってリセットされる気分好きです。
屋外のアマゾン巨大魚水槽はブラボーの一言です。
友人の女性はオープン日にコメント求めるプレスさんを蹴散らし
この水槽に向かったとの武勇伝も(汗)
2011/8/8(月) 午後 2:53
私も最初にここに行った時は、階段の画像とか
天井がすごくキレイで思わずそこの写真を撮っちゃいました
水槽自体はあまり変わらないけど、気持ちのいい空間になりましたよね。
カエルコーナーも色んなカエルが1つの水槽にいたので
ついつい「あれ?また違うやつがいる」「あれ?こいつ見てない」
ってなっちゃって探しちゃうんですよね
巨大水槽も動物も見ちゃって、出口そばで、「もう終わりか〜」と
気を抜いたとこにどーんとやってくるので、びっくりです
感想を言ってるとキリがないので・・・(笑)
今日は行けなかったうえに、ばたついててUstも見られなかったんですが
明日は休みも取ったし、楽しみにしてまーす
2011/8/8(月) 午後 9:53 [ - ]
にっし〜さん、今日もサンシャイン水族館ナイトに来てくれてありがと!
今日もあれから、水族館内に行ったのかな?行ったんやろねw。
アマゾン水槽、自分で言うのもなんやけど、けっこう正解よね。
見てるみなさんの長っ尻といったらないもん。嬉しい!
2011/8/9(火) 午前 0:25
しろねこさん。ちゃんとどの水槽が残っているか分かる人は、かなりのサンシャイン水族館通です。
ほとんどのみなさんが、全部変わったと思っていらっしゃるみたい。
もちろん、そのように頑張ったのやけどね。
明日は、天空のオアシスでお待ちしておりますぞ!w
2011/8/9(火) 午前 0:28
確かにカエルコーナーは人気でしたね。人気すぎて先日は諦めました(^_^;)年パスも買ったし、またの機会にじっくり見ます。
カメの展示も見やすくて面白かったです。昔のすべってるカメも好きでしたけど。おだてなくても登っちゃうんですか。
今回のサンシャインナイトは残念ながら行けません。ほんとにほんとに残念です。秋のお台場には必ず行きます!
2011/8/9(火) 午前 0:47 [ マツコ ]
お疲れさまでした(^^)/
リニューアルしたサンシャインはすごかったです(^^)/
あの狭い空間でよくここまで工夫されたと思います。
人の多さもすごかったし・・・
カンチョのお話も、ある意味、すごかったなぁ〜(^o^)☆
2011/8/9(火) 午前 1:35 [ ずぅ ]
階段登ったところ・・・アレに手が届くんですよねぇ。
何故手に届くのが分ったかと言うと、「これ電球切れた時にメンテナンスするの大変だろ・・・」とまじまじと見てしまい、手を伸ばしてしまったからなんです。
もちろん、LED使ってると分った瞬間に「持って帰りたいな」と言う気持ちが(笑)
アフリカの緑いっぱいの水槽、アレでも十分完成されていると思っていたんですがまだまだこれからがあったんですね。
緑がいっぱいになる水槽と言うと・・・足立区生物園のアクアプランツを想像したらいいんでしょうか?
どんなふうに変わって行くのか凄く楽しみですね♪
今日の超水族館ナイトで「マンボウ戦争」とネタが盛り上がっていましたが、私は中村さんとマンボウ担当のスタッフさんの話を聞いてて「あ、戦友なんだ」と感じました。(・∀・)
2011/8/9(火) 午前 1:36 [ Elpaso ]
こんにちは〜〜!
2階の水槽の配置は、あんまり変わってないな〜という印象だったのですが、これから水草が茂っていく過程は、すご〜く楽しみです♪
あ、カエルさん達の住み家は、めちゃめちゃ立派に生まれ変わりましたよね〜。
今日は、ちゃんと定時に仕事終わらせて、天空のオアシスに駆けつけたいと思います〜〜!
楽しみにしています〜〜♪ ポチ☆
2011/8/9(火) 午前 11:18
緑の木漏れ日^^素敵な発想です〜♪
森と海は恋人ってききましたからねぇ。
水族館に緑はとても合いますね^^。
そうそう、今朝 FMラジオでサンシャインの紹介をされてましたよ〜。すごい入場者みたいですね。ポチン!
2011/8/9(火) 午後 0:32
マツコさん。カエルは小さいので、小さな水槽でないと見つけられないというのが、カエル展示の難しいところです。
人気のコーナーになればなるほど、順番待ちしなくちゃならないのがジレンマですね。
そんなときの年パス、十分に活用して下さい。
秋のお台場10月23日、早期売り切れ注意報が出ているので、1ヶ月前チェックは入念に!
2011/8/9(火) 午後 2:00
ずぅさん。お久しぶりでした〜!
正直なところ、あそこまで変貌させたとは思ってなかったでしょ?
しかし、カンチョの話もある意味すごかったって、「ある意味」ってなんなんよ!w
2011/8/9(火) 午後 2:02
Elpasoさん。木漏れ日に手を伸ばさないで下さい!w
足立区生物園のアクアプランツ…。はい、実のところ、ボクはあの美しい水中感にすっかり魅せられてしまい、ああいうのを作ってくれと頼んだのです。
でも、もちろん、真似っこではなく、また違った水中ガーデンになるべく担当者が企画開発してくれました。
スタッフのみなさんと戦友。その通りですね。
で、ボクは戦場を渡り歩く、傭兵司令官w。
2011/8/9(火) 午後 2:09
ゆきりんさんも、しっかり旧水族館のことを覚えているんですね。
でもそう、2階はこれから成長する水槽のあるところです。楽しみにしていて下さい。
今夜はお越しいただけるのですか!ありがとう!
トーク終了後だと、カエル水槽もゆっくり独り占めできますよ。
2011/8/9(火) 午後 2:14
maruさん。都市型水族館なのに全国ネットで話題になっているのが嬉しいです。
テレビは今後次の番組で特集されます。
・10日日テレ「スッキリ!!」(8:00〜10:25)
・14日テレ朝「奇跡の地球物語」(18:30〜18:56)
・23日NHK「あさイチ」(8:15〜9:54)
2011/8/9(火) 午後 2:16
はじめまして。
水族館とても魅力です。
お気に入り登録させてください。
2011/8/9(火) 午後 9:09
aro78さん。ようこそです。
お気に入り登録もありがとうございます。
サンシャイン水族館には、ぜひお越し下さい。
淡水魚、かなりいい感じですよ。
2011/8/10(水) 午前 0:17
光の演出もわくわくしますよね。
東南アジア水槽の木の根とアジアアロワナさん、とても綺麗ですね。
カエルさんは小さいから、モニター表示はとても助かります。
リクガメは、上野の最長老ガラパゴスゾウガメをはじめ、平らな砂地でしか見たことがないので、びっくり!
アマゾン水槽の巨大レッドテールキャットさんの赤い尻尾は、巨大ピラルクさんの参加で一段と映えますね。
ますます楽しみです。ポチ☆
2011/8/10(水) 午後 11:24
眼とろんさん。アジアアロワナへの注目はただ者ではありません。キレイでしょ?
紅龍じゃなくちゃだめだとか、誰が馬鹿なこと考えたんや?とボクは思うのです。
見せ方で水族館を楽しんでいる方がこのようにいらっしゃるのはとても嬉いですw
アマゾン水槽は、ちょっと見物ですよ。
ポチ☆まいどです〜!
2011/8/11(木) 午前 1:14