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京都水族館は、擬岩が多い水族館だ。 それというのも、内陸の水族館であるために川の展示が多いから。 ここが京都水族館の最初の展示でもある。 京都の真ん中を流れる鴨川の上流域を再現している。 岩のボリュームとかディテールとか、超貧乏な温根湯山の水族館に比べると、思いっきり凝りまくり。 うらやましーぞ〜〜〜! さらに、こんな演出までしてある。 いかにもまるで自然の川みたいな光景。 人工的な霧の効果が美しいのはもちろんのことだけど、こういう水槽で大切なのは植物や苔をいかに立派に育てるかで、見る限りとても美しく育っていた。 ただまあ、こんなに凝った擬岩や演出なのだけど、観客はやっぱり水中に興味があって、水面上を一生懸命に撮影してるのはボクだけやったりしたんやけどね。 でも、いいのだ!たまにはカンチョにも、お客さんのカスタマーズ起点とか考えずに、好きなように水族館を楽しませてくれ!w それに、お金を十分にかけられる水族館としては、この水槽は入館してきたばかりの観覧者にインパクトを与える美しさであると思う。 この水槽での主役的生き物は、オオサンショウウオ。 実は、この水槽の主役というだけでなく、オオサンショウウオは京都水族館のシンボル的な生き物でもあるのだ。 水族館の計画が進められていた一時期、京都に海を再現する水族館はいらない…みたいな運動が地元であり、それに対応して組み込まれたのが、京都の川を紹介するゾーン。 その展示を、取って付けたような展示にするのではなく、中心的な位置づけをして、水族館の存在意義として使ったのはかなりの正解だったように思う。 カンチョ自身も、ここまでやってるとは思わず、ちょっと感心したのだった。 鴨川の展示の突き当たりには、由良川という川の水槽もある。 川の上流、中流、下流を一つの循環水で繋いだ、昔からよく行われている川の展示なのだが、特筆すべきは水面の高さが高く、大人の目線でも水中を眺められることだ。 川の水槽は、カンチョがよく一緒に仕事してる●●建設が中心になって設計したと聞いたので、水面を高くすることが川の水槽をよく見せる秘訣と教えたのが活かされちゃってるんやなあ。 あぁ特許取っとけばよかった! いや、そんなん特許取れるわけないけどね(^^; この二つの川の展示、よく考えたら、温根湯・山の水族館の最大のライバルやな……。 しかも、ここだけで超貧乏水族館の総工費を軽く超えてるやんか。 でもな、負けやへんよ。金額やない!美しい水塊と日本初世界初の躍動感では、やっぱり温根湯の川の展示が日本一なのだ!なのだ!なのだ! ⇒温根湯山の水族館情報=7月7日open! 「花形くん、ボクは負けない!」…飛雄馬。 さてもう一つ、京都の自然を現すのは、棚田の展示。 実はこれもカンチョが昔からやりたくて、古くは15年ほど前にあった埼玉県の水族館計画で、最近では仙台水族館計画でも絵を描いてたことがある。 自分で考えていたことがよそでできちゃって、羨ましいしちょっと悔しくもあるのだけど、ここに稲が植えられて青々とした棚田の風景が広がるのはとても楽しみ。 田植えが終わった頃に、もう一度来ようと密かに決心したカンチョなのでした。 ●京都水族館の、これまでの記事と写真のリストはコチラ ⇒京都水族館その1:オットセイ ■前回の『超水族館ナイト』のカルカル公式レポートはコチラです↓。 ⇒11回『中村元の超水族館ナイト2012年冬 水族館・特ネタ大爆発!その3』 ⇒USTREAMでもご覧になれます。⇒USTREAM配信 ■Twitterとfacebook始めてみました…。 □オススメの水族館本(中村元著・監修)→水族館の本 ■水族館を選ぶなら→WEB水族館:決定版!!全国水族館ガイド □携帯版もできた!→水族館ワールド |
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入口すぐの鴨川水槽は、お客さんが食いつくように見てる事が多かったですね。
それもオオサンショウウオのおかげ・・・何ですが、存在に気がつかず居ない!なんて言うお客さんも(笑)
水族館のオオサンショウウオっていうと、大きい個体の展示しか見てこなかったので、ここのみたいに小さめの個体が見れたのは嬉しかったです。
上から覗くと、流木みたいに見えましたから「こうやって子供の頃は外敵から逃げてるのか?」といろいろ考えてました。( ̄▽ ̄)
棚田はあれだけの立派なモノがあっただけに、今の時期の何もない寂しさがすごく勿体無く感じました。
その点の解決策を見つけることが出来て、冬の時期でもお客さんの関心が持てるようになったら京都水族館はもっと良い所になりますね。
2012/5/7(月) 午後 0:49 [ Elpaso ]
Elpasoさん、小さいオオサンショウウオが見られて良かったって、それ皮肉にしか聞こえへんのやけど〜w。まあ確かに上野動物園のオオサンショウウオは大きい。関東にはいないはずやのにねw。
京都の棚田を美しく見せるのなら、ボクなら人工降雪機で雪を降らせてタヌキとか放し飼いして、足跡を付けさせるな。
2012/5/7(月) 午後 1:35
特許はアイデア(とその仕組の説明)があれば取れるはずなので、
その気になれば取れるのでは?
特許を取って、独占するかどうかはまた別の話ですしね
2012/5/8(火) 午前 10:09 [ min*_or*a ]
miniorcaさん、アイデアもなにも水位の位置のことやから、好みの問題という程度なんですよ。
その好みを、つくる側に合わせるか、お客さんに合わせるか
において、今まではお客さんの満足度が考えてこられなかったというわけですね。
2012/5/8(火) 午後 1:40
京都のオオサンショウオは、食用や観賞用などとして輸入された外来種チュウゴクオオサンショウウオが入り込んできて、ピンチなんですね。
ご近所の京都大学が、その調査や保護に熱心ですから、こういう展示で保護の意識が醸成されるのは良いことですね。
確かこの水族館、計画当初は総花的な展示で、もっと特色のある展示をって叩かれたと聞きました。
それで、窮余の一策としてカンチョ先生のアイデアの方に流れたのかな?
なにはともあれ、京都の風情のある水族館になってよかったですね。
ポチ☆
2012/5/12(土) 午前 2:03
眼とろんさん、京都のオオサンショウウオの外来種のこと、よく知ってるなあ。ボクはこの水族館に行くまで知らなかった。
そういえば、子どもの時に読んだ魚釣りの本の中に、オオサンショウウオの釣り方のページがあり、なんとそこには食べ方まで書いてあったの。さらに、それが「姿に似合わず淡泊でとても美味しい」とも。
その言葉だけがなぜか忘れられずにいてね、一度食してみたいと密かに思ってますw。
怒濤のポチ☆、ありがとうございました〜!
2012/5/13(日) 午前 10:17