ブログ水族館/中村 元

『中村元の超水族館ナイト2017夏』6/18(日)開催。チケット発売は5/18の10:00〜です。

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ちょっと間が空いちゃったけど、「一眼レフ ⇒ ミラーレス一眼」への第3段。
先月の『世界に誇れ!ニッポンの水族館』でも紹介した旭山動物園の水中カバの写真です。

浮遊感たっぷりのカバの百吉。

イメージ 1

これはボクの初見の、カバの百吉この日の初潜水。
百吉の顔が楽しげに見えて、やっぱりテレビとかで観るよりも、実物を目の前にした方がはるかにいいと大感激!
まあ、そうは言ってもボクの場合は、ファインダー越しなんやけどねw。

一日のうちの初潜水は、プールに浮遊物も少なく、透明度もかなりいい。
ちょっと青色側に補正したら、水塊感さえ漂ってる。


でも、直ぐにこの水が濁るんやな。
みるみるうちに、浮遊物が増えて、水は黄色っぽくなっていく。

イメージ 2

まず、1回目のダイビングで、百吉が水底を歩き回ると、沈んでいたゴミが一斉に舞い上がる。
そして、百吉、盛大にウンコするからますます濁っていく。
いや実は、沈んでいたゴミていうのも、百吉の昨日のウンコやったりするし……。
ただまあ、ウンコっていっても、未消化の草とかが多いから牧草が舞ってるみたいな感じなんやけどね。

というわけで、カバのダイビングを撮影するのは、その日の最初の潜水を逃すなかれ!

飛んでる百吉もいいのだけど、
「巨体にかかわらず、軽やかなカバ」というのが、このプールのもう一つの見所。

イメージ 3

水底を、アニメのキラキラ目したバンビみたいに跳ねまわる。
(そのたびにウンコが舞い上がるのは、無視しようw。)

そして、ジャーンプ!

イメージ 4

軽やかなのである。
キラキラ目ジャンプなのである。

残念なのは、動物園は水槽への写り込みに気をつけたりしてないから、こんな風に目よりも首にキラキラしたギャラリー照明が写り込んでしまうこと。
さすがにこのモロ写り込みは、修正するのも面倒なんでレタッチをあきらめたよ。
(これ以降、写り込みを外したいいアングルもあったんやけど、水がもう嵐みたいに濁ってしまって、お見せできるような写真ではなくなっちゃった)

それにしても、このカバ展示は、すごく魅力的な浮遊感やと思う。
ボクは水族館の仕事では、お客さんでこれといった生物を見に水族館を訪れる人は非常に少なく、生物は「水塊」を構成する一要素と割り切った方がいい…と考えて展示を計画することが多い。
しかし、旭山動物園は、水塊を特定の動物で創り上げる。

アザラシのチューブによる浮遊感、このカバの巨体による新たな浮遊感。
この二つの浮遊感は、水を見ずとも強烈な「水塊」を感じる展示だ。

イメージ 5

動物園にはなかった、しかし動物園ならではの浮遊感と水塊が、旭山動物園にはある。
ボクが全国水族館ガイドで「水族館より水族館な動物園」と紹介したのはそこだ。

これ実は、水族館ではなかなかできないことなのだ。
動物たちが泳ぎ浮遊するのが当然である水族館では、どんな動物が水中に入っていても、とりたててインパクトを感じることがないからね。

そういうことを分析もせずに、旭山動物園のアザラシチューブをそっくり真似た水槽が、全国各地の水族館に現れたよねえw。
結果、水族館のそのどのアザラシも、旭山のこの展示↑のように人だかりがしてるわけではない。


例えば動物園では、動物の足裏でさえ驚きの展示になる。

イメージ 6

カバの足裏。
水族館では当たり前の光景が、動物園で見る光景としては興奮ものの展示なのだ。


水族館動物園のみなさん、出来上がったものの人マネばっかせずにさ、このカバの水槽みたいに今までになかった光景を実現する努力と決断力こそをマネしようや!
……と激しく願う水族館プロデューサーなのでありましたよ。


旭山動物園の、軽やかなカバの展示に敬意を表して、ペンギン展示も久々にUPしときます。

イメージ 7

心の隅に、α7の優秀さをペンギンでも見せたかったというのもあるんやけどねw。

しかし、いやはやホントに、逆光でのこのコントラストのよさは驚異的やと思うよ。

イメージ 8

最新のカメラを持ってる、カメラ小僧、カメラ女子、カメラマニアのみなさん、今こそカメラ持って水族館に行きましょう!
びっくりするほど簡単に、水槽写真が撮れるように腕が上がってますぞw。

で、その節ににはまず、サンシャイン水族館とか、北の大地の水族館とかが、美しい水塊と躍動感あふれる生き物たちの姿を撮影できる、お手頃の水族館であるとオススメしておく次第ですw。


ところで、ミラーレス一眼α7になってから、いつの間に第三弾? と疑問でしょうね。
実は第一弾は、加茂水族館やったんです。
明日は、いよいよ本拠地サンシャイン水族館で撮ってこようかなと画策中。


●旭山動物園の、これまでの記事と写真のリストはコチラ ⇒北海道の水族館記事リスト

●朝日新聞土曜版be『フロントランナー』で紹介してもらいました。 ⇒ 「水塊」をつくる水族館再生人

●夕刊フジ『こんな時代のヒット力』で北の大地の水族館を紹介してもらいました。 ⇒ 職員総出の手作り水槽にドラマ

□最新刊→『水族館に奇跡が起きる7つのヒミツ』
□オススメの水族館本(中村元著・監修)→水族館の本
Twitterfacebook始めてみました…。
■水族館を選ぶなら→WEB水族館:決定版!!全国水族館ガイド

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旭山。できれば出産前に、それも雪が降る前に行きたい…!
この展示、一度は見ておきたいです。
ようやく動物園水族館巡りする元気が出てきたから、今なら行けそうな気がします。北海道はいくつも魅力的な園館があるので(*^_^*)

2014/9/12(金) 午前 8:31 あざらし2号 返信する

海豹さん、そうそう北海道にはいくつも魅力的な水族館がある!
ちなみにこの百吉くんは、午後にならないと潜らないので、スケジュール調整には気をつけてね。

2014/9/12(金) 午後 1:47 kapaguy 返信する

カバの飼育員さんは、とにかく掃除が大変なのだそうですね。ですから初潜水の透明での水中カバさんの一枚は貴重ですね。
生き物はそれ自身が魅力的ですから、その魅力をいかに引き出して、みる人にアピールするかということに心血を注いでおられるのが、カンチョ先生なのですね。
旭山動物園は、その点で、同じ方向を目指しておられるから魅力的なのですね。
重厚なカバサンの水中での華麗な浮遊感、大迫力ですね。
それにしても、水棲動物としてホッキョクグマさんもカバさんも泳ぎが達者。あと忘れてはいけないのはゾウさん。これはまだ無理かな。
ここまで巨大ではありませんが、以前大阪天王寺動物園で撮った水中カバさんの記事をトラバさせてくださいね。あそこは園の職員のアイデアを文化に対して無理解どころか、憎んでいるとしか思えない市長が潰しまくっているようなので、厳しい状況のようですが・・・。

ミノルタのミラーレス一眼を使いこなして鬼に金棒のカンチョ先生の見事なお写真にポチ☆

2014/9/15(月) 午後 4:35 眼とろん星人 返信する

眼とろんさん、天王寺動物園の水中カバは、すごく早くから水中展示していて、ホントはずっとそれを観に行きたかったのだけど、天王寺には失礼なことに、先に旭山動物園の方を観てしまいました。早く天王寺に行かなくちゃと、ちょっと焦っています。
ゾウの水中ね、20年以上も前だったか、水中カメラマンの中村宏治さんが撮影した、海を泳いで渡るゾウの迫力ある泳ぎを観て、いつか水族館でやりたいと思っていました。
しかし、実はヨーロッパのどっかの動物園ですでに実現してるみたいですよ。つい最近、ネットの写真を見たことあります。
時間ができたら、ぜひ行って見たいなあ。。。。

2014/9/16(火) 午前 3:06 kapaguy 返信する

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