ブログ水族館/中村 元

次回『中村元の超水族館ナイト』は2019年2月24日(日)の開催。前売り発売は1/24です

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1週間に1回以上は更新するぞ!と決めてたのに、もう2週間になるやん!
しかも2週間前「今週中に行くから〜!」と宣言していた沼津港深海水族館にもまだ言ってない。
そして…、年賀状にもまだ手を付けてない。ていうかまだ葉書も買ってきてもないし。
なのに明日から3日間、なぜか仕事も飲み会も入ってるし。
そうとう追い詰められてるなあ、今年の年末……。


そんな12月25日。
あっ! この日が誕生日の子がいたんや!

円山動物園のシロクマの赤ちゃんアイラ。今日で満1歳になったんやって。
※すみません、和名はホッキョクグマやけど、カンチョはシロクマ世代なので「シロクマ」表記で失礼。

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これは、1ヵ月前の様子。
プールに入っているのが母親のララ、可愛いお尻を向けてるのが娘のアイラちゃん。

ララ: アイラちゃん、あんたシロクマなんやで泳ぐ練習せんとあかん。
     はよおいない。

アイラ: いややもん。
      水、つべたいもん。 (つべたい=冷たい)

ララ: シロクマがつべたあろかさ。 これくらいがちょうどええあんばいなんやんな。
     ほれほれ、プール遊びしよに。

と、おもちゃのタイヤを見せるララ。
でも、いっこうにプールに入ろうとしないアイラ。


ララ: アイラちゃん! いうこときかんと母ちゃん怒る…ワポッ!……モガモガモガ…。

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アイラは、うるさい母ちゃんの口をカポッとくわえたのでしたw。

ララ: フガフガ………
アイラ: ォォォォォオ……


なんでかわからんけど、この日のアイラはプールに入るのがすごく嫌みたいで、母親が呼んでも呼んでも、なかなかプールに飛び込まない。


やっと飛び込んだと思ったら…。

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アイラ: つっつべたい! ひゃ〜!あかん、あかん!

ララ: この子はもう。
     お客さんら、笑ろてやに。

アイラの逃げっぷりと、母親ララのもうあかんわ顔。


今度は深い場所に飛び込んで…

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アイラ: うわっ! 足、立たへん! 溺れる!溺れる!

ララ: なにアホやっとんのや、この子はもう。

再び、母親ララのもうあかんわ顔。

※念のため、ホントはアイラはもうちゃんと泳げます。


でも、最後にはアイラも落ち着いて、母ちゃんと水中で遊び始めたのでした。

イメージ 5

アイラ: 母ちゃん、さっきのはな、ウソやったんやに。

ララ: ほんなん、わかっとったわさ。
      ほれ、こうやって手ぇつないで欲しかったんやろ。

アイラ: うん、母ちゃんの手ぇはおっきてええなあ。


このところ毎週のように三重県行きが続いているので、久々の『水族館劇場』は、完全版「伊勢弁」バージョンでお送りしました。
う〜ん。今週もまた、伊勢へ日帰りせなあかん…。


ところで超お知らせ!!!!
海洋堂ワンフェスカフェ(秋葉原)にて、中村元出演のトークライブがあります。
1月14日『水族館フィギュアナイトナイト第1夜』⇒イベントスケジュール
水族館フィギュアシリーズをネタに、このシリーズの開発者である、中村元×原型師松村しのぶ氏×もちろんセンムこと宮脇修一(ホントは海洋堂社長)も入って、三つ巴の水族館フィギュアトークになるらしい。

らしいってアンタ…しかも、第一夜って書いてあるから、第二夜もあったりするらしいやんか。
というわけで、水族館フィギュア持ってるみなさんは、この機に海洋堂ワンフェスカフェへ集合しましょうぜ!

あ、最近の超水族館ナイトに来てるみなさん、海洋堂水族館フィギュア1個は持ってるはずなのもいとおかしw。


★トークライブ『中村元の超水族館ナイト』次回は2012年2月12日に決定!



恥ずかしながらTwitter始めてみました…。
□オススメの水族館本(中村元著・監修)→水族館の本
■水族館を選ぶなら→WEB水族館:決定版!!全国水族館ガイド
□携帯版もできた!→水族館ワールド

先週は、まちづくり道楽のために、週の後半を三重県のバリアフリー観光推進事業にどっぷり、帰京してビジネス系の講演。
なんと、3日間で4回の講演を連ちゃんし、その間に飲み会も2回あったという、めっったにないハードスケジュール。(さらに言えば、結局ぜんぜん仕事やないしw)

実は、先週土曜に沼津港にオープンした「深海水族館」に、いち早く日曜に行ってやるぜー!と計画してたのだけどね、上記の超ハードスケジュールがたたり、これまた病気のとき以外にはまずない一寝12時間睡眠へと落ちてしまったんですわ。
まあ、いわゆる風邪引きみたいなもんやったやろねえ。

で、結局、深海水族館には出かけられなかったのだけど、今週中には絶対に行く!(つもり)
報告をお楽しみに〜!


さてその報告の前に、11月に行ってきた札幌市の円山動物園の、水族館的エリアをご紹介。
新しくできた『は虫類・両生類館』が、まあちょっと水族館なのだ。

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5年くらい前から何度も「これからは、動物園や博物館の中に水族館が出来たり、一部が水族館化する」と予告してきたので、そろそろどっかやってもらわねばなあ……と、内心思っていた。

思ったよりもそんな時代は遅かったけど、ここはかなり水族館。
右にあるのはゾウガメの展示なので水槽ではないけれど、正面奥はワニの水槽。
ここから、旧サンシャイン水族館を彷彿とさせる、半水面展示がずらっと続いていく。

ヨウスコウワニ(だと思う)
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不敵な面構えがいいですな。

でも、ワニの水槽にはやっぱりアクリルパネルではなく、ガラスを使って欲しかったなあ。。。
ワニの鎧で、アクリルが傷だらけ。
たぶん、3年間くらいで、まったく見えなくなるだろう。

ちょっと、水族館プロデューサーに相談してくれたらよかったのに。…なんてねw。


水中のカメ
イメージ 3

ヨツメイシガメというのだそうですわ。

ほら、頭の上から見たら、四つ目になる↓

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ていうか、本当の目を入れたら、六つ目イシガメやけどね。

動物園の爬虫類には、水族館にはいないのがいて面白い。


こちらは、コウヒロナガクビガメの水槽。

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うひょひょひょ〜! 泳いどる、泳いどる!
カメが泳いどるぞ〜!

やっぱり、水中をこうやって泳いでいる展示が、最も人気がある。
この水槽の前では、大人も子どもも、顔が一瞬で丸くなり歓声を上げるのだ。

そう、これこそが、動物園が水族館を取り入れることで、大人の知的好奇心をも掘り起こすということなのだ。
以前にも言ったけど、旭山動物園がブレイクしたのは、行動展示というよりも、ひとえに「水族館展示」によるものだ。
その証拠に、メディアが扱う旭山動物園の展示も、アザラシ、ペンギン、ホッキョクグマのシーンばかりで、入館者の大人率は水族館並になっている。


コウヒロナガクビガメ、なかなかフォトジェニックでござんす。

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カンチョは、この子に、円山動物園『は虫類・両生類館』の、「元気いっぱいフォトジェニック大賞」を授賞してきたのでした。

さあ、これからまた三重県に行かねばならない。
なんか近ごろ、三重県人みたいな気持ちになってきたw。


★トークライブ『中村元の超水族館ナイト』次回は2012年2月12日に決定!



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おひさしぶりっ!
すんません。この1ヵ月ほど、ブログ水族館の更新もなく、カンチョどうかしてましたです。

実は、ちょっと大切に思っている関係から依頼があった本業とは関係のない仕事を、2ヵ月前から無理して引き受けたのだけど、それがまあなんともね、水族館のプロデュースのようには進まない。
さらに最悪なのは、そのことを考えているだけで、本業のこともNPOのこともはかどらない。
なんちゅう割に合わんこと引き受けてしまったんや…と思っていたら、先方からもういいですとの連絡。
ここまでやって?とちょっとムッときたけど、その後、なんと清々しいことか!

ああ、思い出した。古巣である水族館を辞めたとき、ボクの師のうち2人が言ったのだ。
「あなたはこれからは、自分がやりたいと思ったことしかしてはダメだ」と。
う〜ん、うっかり忘れてたよ。反省!

というわけで、ふっかーつ!(復活)

復活ののろしは、元気の出るペンギン村のペンギンたちで!
さあ、陸の仕事とはおさらばして、水族館に潜るぞ!
ざっばーん!

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思い出してくれた方もいるだろうか?
今年の7月に海響館から帰ってきて直ぐに書いた「ペンギンになりたい!」の記事。
そこに一枚だけ載せた、水中に半身飛び込んだペンギンの写真、これはその続き写真なのだ。
「ペンギンになりたい!」

…とは言っても、連続写真ではないけどね。
でも、おそらく同じジェンツーなのだ。
ジェンツーペンギンは、高飛び込みに夢中になる時があって、何度も何度も同じところから飛び込みをする。
で、それを見つけるカンチョも、夢中になって写真を撮る。
きっと、ペンギンは退屈ストレスをこれで解消し、カンチョはパソコンの前で座って考えてるだけストレスを解消しているのである。


そして、一人のジェンツーペンギンが高飛び込みをしていると、しだいに人数が増えてくる。
そうっ!ペンギン猛ダッシュが始まるのだ。

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うっほーい!
ギュンギュンや、ギュンギュン!


そして仲間は、さらに増える。
海響館ペンギン村名物、ペンギン大爆走〜!

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バリバリいくぜ〜!
おー!

あ〜。。。なんかさ、こいう元気なペンギン見てると、なんか元気になるよねえ。
これぞジェンツーペンギンたちの本質。
オレの本質はなんやったっけ?…って、心の中のやりたいことたちが騒ぎ出す。

実は今日、家のリフォーム番組「ビフォーアフター」の総集編みたいなのを見てたんやけどリフォームの巨匠たち、やるねえ、すごいねえ。
水族館のビフォーアフターだったサンシャイン水族館でのことがいろいろ思い出されて、『条件が悪いほど進化しやすい』と宣言したことを思い出した。

そうや、「水族館進化の巨匠」とかって呼ばれるようにならなくちゃなw。
そう思ったら、いろんな水族館をこうすればスゴイ進化するぞ!とかめちゃくちゃ具体的に考え始めた。

気乗りしない仕事を終えて、ビフォーアフター見て、カンチョの精神甦りましたぞw。

さあ再び、美味しい人生を食いまくるぞ〜!

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みんなも一緒にね〜!

これ、ペンギン村の新兵器、エサが噴き出す穴。
岩の間からエサが噴き出てくると、ペンギンたちが集まり争うように食べまくるのだ。

ホントここ海響館のペンギンたちは、動物園とかよその水族館のペンギンたちに見て取れる退屈地獄はなさそうで、見ているこちらもストレスを発散できる。


ところで、そんなちょっと「みんなもガンバロー!」みたいな話の時になんですが、ちょっとお知らせ。

水族館プロデューサー中村元の真面目な講演が都内であります。
しかも、いつもの子育て系や環境、まちづくりではなく、なんとビジネス系。
プロジェクトマネジメントに関わる人のためのセミナーなの。
でももちろん、サンシャイン水族館はじめ新江ノ島水族館のことやら、道楽でやってるNPOバリアフリー観光のことをネタにするから楽しいはずよ。
そもそも、ボクが1時間以上真面目な話ばかりでしゃべれるわけがないw。

主催者の方からブログで案内してくれと言われていたのでここでお知らせします。
「元気の出るプロジェクトマネジメント」〜元気、やる気を引き出すコミュニケーション・スキルとは〜

今週の土曜日秋葉原にて。
興味があって、時間があって、さらにプロジェクトマネージャーとかリーダーな方は来てみて下さい。…て、そんな人物像に当てはまる人いないとは思うけどw。

なにはともあれ、「元気の出る…」がテーマの講演の前に、元気なペンギン写真を見つけたことで、自らの心も超復活中なカンチョなのでした。

イメージ 5


●海響館ペンギン村の、これまでの記事と写真のリストはコチラ ⇒山陽山陰の水族館記事リスト

★次回(11回目)のトークライブ『中村元の超水族館ナイト』(11回目)、次回は2012年2月12日に決定!



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またまた1週間のご無沙汰でした。
びんぼーヒマなしのカンチョです。

さて、先日の「青い水塊のおたる水族館」記事にて、おたる水族館で起流ポンプ『ハイドロウィザード』の道楽デモンストレーションしてきたのを、また後で報告しますわ。と言ったきりだったので、今日はそいつをちょっとご報告です。

ボクとしては、以前にも言ったように、「新しい起流ポンプで日本の水族館に展示革命を起こす!」という変革好き道楽な活動なのだけど(変態好き道楽ではない。念のため)、このデモをぜひうちでやって!と言ってきてくれた魚類展示担当者さんにとっては、道楽とかではなく超マジな仕事モード。

担当者さんは、展示をよくするために悩み考え、カンチョに相談をくれたのだ。
彼がハイドロウィザードに思い当たったそもそもは、動きが少なく、群がぼよ〜んと膨らんで締まりがなくなっていたニシンの群を、海にいるときのようにダイナミックに動かしたいという思いだった。

そこで以前にボクが、ハイドロウィザードのことを話したのを思い出してくれた。
あのとき中村さんが言ってたことがホントなら、悩みは一気に解決だ!と。
それは責任重大やんか…。

そして、ハイドロウィザードポンプを投入したのが、コチラの写真。

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ハイドロウィザードは、幅8m×奥行き3.5mの水槽の左端に付けてみたのだが、水流は一気に水槽の中全体に影響を与え、ニシンたちの動きは突然活発になり、左へ右へと大きくしかも速いスピードで移動し始めた。
強い水流のたどり着く射程距離は10m以上、これがハイドロウィザードの特徴なのだ。

まあ、ゆったらね、水中波動砲みたいなもん。
水中では水の粘性があるし、四方八方に力が拡散されるから、水流を2m届かせるのだって困難なのに、ハイドロウィザードの水流は、周りの水を押しのけて、波動砲発射!しちゃうのだ。

もちろん、その水流は、壁にぶつかれば周りに拡散されるし、押しのけられた水は動き回るから、この大きさの水槽だと、海岸の水中にいるような不規則な流れができるし、水槽の壁際に沿わせれば、グルグル回る海流だって作れる。


さて、ニシンの水槽で、おたる水族館の館長や担当者他、多くのみなさんから満足な反応を得た後、こちらの大物水槽に向かった。

そう、あの、青さがステキになった、パノラマ水槽だ。

イメージ 2

この水槽は、おたる水族館最大の魚類展示水槽。
超でかホシエイや、格好いいクロヘリメジロがいて、魚類的にもまあまあ見応えはある。
そして、青く生まれ変わって、水中感や奥行き感はぐっと増えた。

でも、やっぱり魅力的な『水塊』には、惜しいぞもう一歩!なのだ。
それは、なんていうかな、ホシエイやサメたちの動きと、青い水中に一体感がない。つまり別々の魅力となっているためだろうと思う。

例えば、サンシャイン水族館サンシャインラグーン水槽だとか、新江ノ島水族館の相模の海大水槽だとかは、水中の風景と魚たちが一体化することで、『水塊』そのものが生きているという感じになっているはずだ。
「水槽が息づいている」とでも言うと分かりやすいだろうか。

おたる水族館の魚類担当者は、そのことに気づいていた。
そこで、「惜しいぞもう一歩!」のもう一歩を、この起流ポンプ「ハイドロウィザード」に期待していたのだ。


しかし、この水槽はデカイ。
横幅は24m、奥行きは9m、水量400トンを超える水槽。なんと、サンシャインラグーンの倍近いではないか!

はたしてこんな巨大水槽に、小さなハイドロウィザードは、影響を与えられるのか?

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来た〜!
いきなり来ましたぞ!

何が来たってね、まずサバの群が来た!
それまでは、ほとんど水槽の中央から右の部分だけを使って、まったりと行進していたサバたちが、まるで龍のごとく帯になって、水槽全体を大回遊し始めたのだ。

さらに、けっこう休み時間の多かったエイやサメたちも、わやわと表舞台に出てくることが多くなった。


今までは、小樽市から祝津にいたる道の交差点のようだった水槽だけど(すんません祝津のみなさん)、
それがこんな風に、渋谷駅前の交差点みたいになっちゃった!

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おおぉ! 大渋滞!

泳ぐスピードだってね、もう明らかに違う。

全体的には強い水流は起こっているはずはないが、今までのほぼ止まっている水とはぜんぜん違うのだろう。なんだかみんな、生き生きしているのだ。

ポンプの真ん前は当然、強烈な水流になっているのだけど、1尾のクロヘリメジロが、なんどもその前に行ってみては、横面を水流に殴られ、びっくりしたみたいに戻ってくる。
もしかしたら、水流で遊んでいるのか?


そしてやっぱり何よりも、サバの群のダイナミックさは特筆ものだ。

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ポンプをウェイブモードにして造波すると、群が2つの帯に分かれたり、ぶつかってまたひとつになったりと、動きと変化が美しく面白い。

実は、この群の動きというのが、『水塊』を息づかせる大きな要素なのである。
パノラマ水槽の『水塊』は、サバの群で動き、息づいた。
この日、おたる水族館のパノラマ水槽は、生き物たちが躍動する水中世界、まさしく『水塊』となったのだ。

小さな起流ポンプ「ハイドロウィザード」は、この400トンを超える水槽に、『水塊』の命を与えることに成功した。
担当者も館長もたいへん満足されたようである。どうやら来年の導入に意欲的なようだ。
もちろんカンチョも大満足w。

実は、東北のある水族館でも、ハイドロウィザードの実験をしてもらった。
そちらは、海藻を動かしたいとのことだったのだが、ビデオを見せてもらったら、普通のコンブの水槽がもののけが潜むインパクトある『水塊』へと変化しているのがありありと分かった。
もしかしたら、この水族館が日本初の導入になるか?

ホントはこのポンプ、一番最初に使うのは、ボクが関わってる北見市おんね湯の新水族館にしたいという気持ちも強かったんやけどね。 ハイドロウィザードと温根湯水族館⇒「超進化系水族館:北見市温根湯の水族館」]
でもまあ、『日本の水族館の水槽展示に革命を起こす!』のができれば、その方が面白いではないか。
オレは、変革的道楽が好きなんじゃ〜! (何度も言うけど、変態的ではないからね)

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さてところで、写真ではハイドロウィザードの威力が、ぜんぜん伝わらないので…。
本邦初公開! おたる水族館でのデモンストレーションの様子の動画がアップされたので、興味のある方は見て欲しい。
やっとできた「ハイドロウィザード」のHP
おたる水族館ハイドロウィザードの動画へ直接ならコチラ


●おたる水族館の、これまでの記事と写真のリストはコチラ ⇒北海道の水族館記事リスト




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会議終了後、次の待ち合わせまでに時間ができたので、今日は赤坂見附の喫茶店からUP。

『中村元の超水族館ナイト2010秋』にお越しいただいたみなさん、ありがとうございました〜!
そして、ユーストリームでご覧いただいたみなさんも、けっこういらっしゃったようで、とてもありがとうございます。

当日来られなかったみなさんのために、会場のスクリーンに映した画像の中から『深海系生物の和名は漢字で書くとスゴイ!』というエピソードに使った画像の一部をアップします。

日本人は、すべての生物に名前を付けたがります。
あんまりたくさん付けなくちゃならないから、ミナミ□□□とか、キタ□□□とか、はては□□□モドキとか、ニセ□□□なんて名前まであったりするのだけど、深海系の生物にはなんだか心惹かれる名前が多いように思うのですよ。

例えばこちら、ザラビクニン。

イメージ 1

ビクニンは、たぶん比丘尼の意味。

白い布を頭にかぶった尼さんの姿を想像したのだろう。
おそらくその名付け親は、どこかの地方の漁師さんたちだと思う。


しかしながら、命名者のセンスが光るのがここから。
こちらは、カイロウドウケツ+カイロウドウケツエビ

イメージ 2

今じゃ聞かないけれど、結婚式で「偕老同穴の契り」とか言われるのがこれだ。
偕老同穴とは、夫婦が共に老いて同じ墓穴に入るという故事成句。

そしてこの細長い籠のようなのが、カイメンの一種でカイロウドウケツ。
その中に、たいてい一対のペアのエビが入っていて、それがカイロウドウケツエビ。

このエビは幼生のうちに、カイロウドウケツに入り込んで、なぜだか1対となって成長するのだ。
もちろん大きくなったらどちらも出られない。
同じ穴の中で共に老いていくからというので、偕老同穴海老と名付けられたのだ。
生物学者の教養が忍ばれる。


美しいなあ…と思うのがコチラ。

イメージ 3

オトヒメハナガサ。
カタカナで書くとなんでもないけれど、漢字で表記すると美しさが際立つ。

しかもこの姿になんてぴったりな名前なのだろうかと思う。


深海の、化学合成系生物はさらに面白いよ。

おなじみ、ゴエモンコシオリエビ。

イメージ 4

もちろん、ゴエモンは大泥棒「石川五右衛門」の五右衛門。

石川五右衛門は、捕まって釜ゆでにされたというエピソードが有名だけど、海中で数百度という熱水が噴出するチムニーにいるこのコシオリエビを表すのに、五右衛門の名前を使ったというわけだ。


そして、ボクが生物名の中で最も感動したのがコチラ。

イメージ 5

さて、なんと読むのでしょーか!

見る限り、なんの変哲もない巻き貝。
しかしこの貝もやはり、熱水吹き出るチムニーのあたりに暮らしているのだ。

読み方は、ヨモツヘグイニナ。
黄泉=ヨモツ、竈食=ヘグイ、蜷=ニナ(巻き貝)。

黄泉竈食(よもつへぐい)とは、黄泉の国の食べ物で、それを食べると地上には出られなくなる。
日本に降り立った最初の神様、イザナギとイザナミのうち、イザナミが火の神様イカヅチを生んだときに大事なところを火傷して亡くなった。
イザナギは寂しくて、イザナミを迎えに黄泉の国に行くのだけど、イザナミはすでに黄泉竈食をしてしまったから地上には戻れないと言うのだ。

なんと、古事記からの命名ですぞ!
ボクの想像なのだけど、この命名者は、もともとは水面近くで太陽エネルギーによって生きている巻き貝が、深海にやってきて化学合成系の食物連鎖に入ってしまったので、もう浅い海では暮らせない…ということを名前に表したかったのではないかと思うのだ。

いやはや、こんな教養高く美しい名前ばかりだと、これから新種に命名しなくちゃならない深海生物学者たちはたいへんだなあと思う。
その話を今回のゲスト三宅先生にしたら、やっぱりとてもたいへんだとのことでしたw。

これから、いっぱい素敵な名前を付けてもらいたいものです。

お、そろそろ時間だ。それでは!

■今回のUst配信はコチラ⇒東京カルチャーカルチャーUstream 10/23/11





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