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車持っている人ならけっこう入っているJAF(ジャフ)ってありますね。 その会報誌「JAF Maite」の5月号、つまり今届いている号の巻頭「車で行こう」の特集が「水族館へ、水族館ドライブ」で、ボクが出て監修させてもらってます。 で、監修だけでなく、どこか1館ドライブにいい水族館に実際に行って書いてくれと言われて選んだのが、琵琶湖博物館。 水族館ではないけれど、琵琶湖博物館の一部となっている水族館展示は、淡水生物の展示だけながら、大規模水族館の広さと内容を誇っているのです。(※日本動物園水族館協会の水族館部門に入っている) さて、この琵琶湖博物館を選んだ理由なのだけど、琵琶湖の湖岸道路を巡るドライブがとても快適というのはもちろんながら、旅とか観光という観点からも、琵琶湖になくてはならない水族館であるということが最終的に選んだ最大の理由だ。 琵琶湖の豊かな自然は、縄文の時代からヒトの暮らしを支えてきた。 弥生時代に米文化が入ってきてからは、湖畔の氾濫原が水田になり、ヒトと魚は水田を共有してきた。 そして今でも、ニゴロブナの鮒寿司や、セタシジミのシジミ飯、コイの洗いなど、琵琶湖ならではの食文化があって、我々旅人もその味を楽しむことができる。 湖岸道路を走れば、魚を獲るエリがそこかしこに見つかり、小さな漁港もある。 琵琶湖は、ただ雄大な自然というのではなく、ヒトの暮らしと密接に繋がった水の都なのだ。 だから、この博物館のテーマは「湖と人間」 水族館の部分は、水槽の環境演出に、桟橋があったり舟があったりと、ヒトの生活感が強く表されている。 自然科学系に突っ走りやすい水族館にあって、人文系的視点の水族館というわけだ。 実は博物館の内容としては、総合博物館なのだろう。地質学的な展示や化石動物などの科学系もあれば、ヒトの暮らしの歴史から環境問題にまで発展させた人文系もある。 ボク的には、実際の農家を博物館内に移築してきた展示が、大のお気に入り。 水路を取り込んで水を上手につかってあるカワヤ(便所ではない)の展示を、本物の川の流れまでつかって再現してあるのだけど、そこにちゃーんと米粒を食べるコイまで飼っているのがニクイ。 便所までしっかり移築されて、肥溜めのフタを開けることもできて、ああ懐かしい。実はボクは肥溜めから畑に肥を撒くのを手伝ったことがある世代なのである。 (この便所、あまりにリアルなので、今までに何回か、間違えて用を足していった人もいるのだとか・・・。) こういう展示と一緒に水族館って、すごくメッセージ性があって満足度も高い。 海獣もいなければ、ペンギンもいないし、アマゾンの巨大魚もいないのだけど、ボクにはねえ、水槽のそこかしこに河童が棲んでいそうな気配を感じるのですよ。 photo上:ヨシ原の水槽。
photo中:ヨシ原の水槽の向こうに見えた魚を獲るエリ photo下:農家のカワヤ。川にはコイも!食器の洗いかすを食べて育ち、大きくなったらコイの洗いにしていただく。 |
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2006年04月16日
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