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街角に、懐かしいこまわりくんが「アフリカ象が好き!」と言っているポスターがあり、思わず「オレは、アフリカオットセイが好き!」と言い返してしまった。 で、そういや最近、アフリカオットセイを見ていないことに気付いた。 ※面倒なので、アフリカオットセイを以下「オットセイ」としますね。 ボクは、海獣の中でも特にアシカの仲間が好きで、それは犬に似ているからだけど、アシカ科の中でも特にオットセイが好きで、それは和犬に似ているからだ。 つまりボクは犬好きで、中でも柴犬ほど最高の犬はいないと思っているということが推測できますねw。 だから、アシカショートレーナーになったとき、トレーナー訓練の友として与えられたのが、南アフリカからやってきたばかりのオットセイだったのがとても嬉しかった。 それでますますオットセイ好きになり、フィールドでも、アフリカオットセイ、オーストラリアオットセイ、ニュージーランドオットセイ、ガラパゴスオットセイと会い(つってもみんなおんなし顔をしているのだが)、南アフリカとタスマニアでは水中撮影をしながら、彼らに髪の毛をひっぱられたりして最高だった。 しかし、そんなに大好きなオットセイに会わずに平気だったというのは、ん〜〜〜〜、よくないな〜。 飼育されているのが珍しいはずの、キタオオットセイの方なら、新江ノ島水族館にもいていつでも会えるし、三津シーパラダイスでは、しょっちゅう子どもを産んでいる。 それなのに、かつてはどこにでもいたはずのアフリカオットセイがいない。 さっき、写真を一生懸命に探したけれど、やっと見つけたのは、遠くに写った鴨川シーワールドのオットセイだけだった。 もしかすると、日本ではもうほとんど飼育されていないのかもしれない。 ボクがトレーナーだった25年ほど前、ショーに人気だったカリフォルニアアシカ(以下アシカ)が手に入りにくくなったことで、オットセイはその代役として、ずいぶんたくさん日本に連れてこられていた。 ところが、トレーナーたちの間では、オットセイはアシカに比べてアホだ、と言われてたのですね。 アシカみたいにキビキビ動かないし、ジャンプを覚えない、輪くぐりも下手、アシカの代わりには使えねー!とえらく不評だった。 それで、オットセイはたくさん日本にやってきたけれど、ショーではあまり使われなかったみたいだ。使われてもアシカの端役とか脇役とか程度。 そんなだから、きっと繁殖も熱心にされなかったのだろう。あの頃から25年といえば、飼育下でもそろそろ寿命だし、新しいのが入っていなければ、水族館で見かけることはないのかもしれない。 まあそんなオットセイだから、ボクのような新米トレーナーに、惜しげもなく新しいオットセイを与えてくれたのだ。 でも、ツンとすましたようなアシカの顔より、オットセイの顔が断然好きだったボクに言わせれば、オットセイはアシカよりはるかに物覚えもいいし、大胆で面白い。 オットセイがアホと言われていたのは、ずんぐりして毛も多いオットセイに、アシカと同じ事をさせようとしていたからなのだ。 オットセイは海でジャンプしてるなんてところ見たことないし、泳ぐのだってあまり速くない。 それよりも、水面でヘンなポーズつけて浮かんだり、水中でくるくる回ったりするのが好きなのだ。 好奇心もすごく強いから、ボクの髪の毛をひっぱったり、水中カメラをのぞき込んだりする。 そういうところを活かした演目を考えてあげれば、オットセイは実にいい演技をするはずなのだ。 ボクは、相棒のオットセイと、倒立でスケボーに乗る技とか、自分の手でボールをすくって鼻に乗せるなんて技(これは奇跡的)を新開発した。 それは当時、ボクの相棒のオットセイだけしかできなかったので、ツンツン顔のアシカたちに「どんなもんだい!」と自慢だった。とにかく先輩達に、オットセイはアホとはもう言わせないぞと思った。 今でも、超水族館では、その2つの技を受け継いだ個体がいるはずだ。 そういや、超水族館ではオットセイは大事にされて繁殖もよくしているはずから、きっとオットセイに会うこともできるはずね。 そうかー、オットセイに会いに、久々超水族館に行ってこようかな。 ●ずいぶん古いけれど(10年前)、旅の手帖で連載していた「海からのメッセージ」の中から、オットセイについて書いたのを引っ張ってきました。↓
オットセイの少年(オーストラリアオットセイ) オットセイの子たち(ガラパゴスオットセイ) 地球の友人たちと(ミナミアフリカオットセイ) ぼくがオットセイ好きなことの証明。。。 |
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2006年05月31日
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