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さ〜て、久々の命をいただきます食堂開店。 昨日、広末涼子さんは、ウツボ顔美人と書いて思い出したんだけど、冬のいただきますと言えばそりゃなんと言ってもウツボやんね〜。 ひぇ〜!そんなもん、冬も夏も知らん!とおっしゃる方が多いでしょう。 実はカンチョも、20年ほど前まではそうでした。 水族館で働くことになってから、ウツボがめちゃくちゃ可愛いことは発見したけれど、ウツボが死んだら、めちゃくちゃ臭いことも、よ〜く知っていたから。 いやホント、あれは強烈。たぶん粘液が分解したニオイなのでしょうね。 お亡くなりになったウツボのニオイは匂いではなくまさしく臭い(ニオイ)。 実は、三重県では、志摩地方から南紀にかけての地域で、ウツボ料理を食べる。 そんな南紀の人が、伊勢にウツボ料理を出す店を出したと同僚から聞いたのだけど、もう聞いただけでおぞけてしまって、ぜったいに行くもんかと、そのゲテモノ好きな同僚に誘われないように身構えていた。 ところが、志摩地方でのとあるお祝い、しかもボクが主賓の一人という立場の宴席に招かれたら、なんといきなりウツボ料理が出て来ちゃったのです。 正直、心臓がドクンとしました。背中の毛がザワッとしました。2個の●●がキュッとなりました。 でも、フィリピンの先住民とのおつき合いで、お家に行って出されたものは、それがなんであっても美味しそうに食べるのが礼儀だということは経験あったワケ。 志摩の友人たちは先住民じゃないけれど、なんだかそんな気分になった。ご接待されている立場だしね、これはとても断れないでしょ。 で、ウツボの干物をぶつ切りにして焼いたのを、バリっといったワケです。 おぉ!そしたらその絶妙な歯触り。パリッと感と、歯ごたえと、脂のジューシーさに、びっくり! さらに、塩味と香りがちょっと強めの、パンチの効いたお味でございます。 とにかく、ぜ〜んぜん臭くないの。いい香りなの! そいで、美味しいの。歯触りも肉質もワイルドなの。 これはね〜、ビールには最高のおつまみですぞ。 いやはや、あのウツボの死んだニオイが、ちょっとしたトラウマのように記憶から消えてくれないにもかかわらず、ウツボが美味しいと感じることができるなんて、思いもよらなかった。 ウツボさんのいかにも粘り強そうな命、しっかりとかみしめてたくさんいただきました。 ところで、その後長いこと、ウツボを食べるのは志摩と南紀だけだと思っていたのだけど、実は土佐では、ウツボは普通にいただいているらしく、いくつものウツボ料理があるのね。 九州でも食べる地域はあるらしいし、東南アジアではわりあい食材になっているみたい。 どうやら、黒潮文化圏では、ウツボはいただきますの対象になっているようです。 魚類には困らないはずの黒潮文化圏で料理になっているということは、食材としてかなり優れていると評価されてるんだろうなあ。 それにしても志摩地方の食材あなどれず。 実は、この時、ウツボの干物に続いて、初めていただくものがまだまだ出た。 続けてまたご紹介しますので、お楽しみに! ●photo上 ウツボの大群(竹島水族館) ウツボってけっこう仲がいいのですね。こういう細い連中は、穴とかに潜り込むのが好きなために、体が何かにくっついているのが大好き症候群(いやホントは、好触性とかなんか言うのだけど)なんで、お互いにもヌ〜ルヌ〜ルと押しくらまんじゅうしてるんですね。 ●photo下 まあまあ可愛いウツボ(新江ノ島水族館)
ウツボ料理に使うのは、このいわゆるウツボたちらしい。確か、漁師さんがウツボのことを「虎」って呼んでたのだけど、トラウツボではなくウツボでした。 |
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2007年02月09日
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