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カンチョのyahooID、kapaguy=河童男というのは前に言ったと思うけど、河童のくせに川の魚のことがまるでよく分からない。 今日は、タナゴの仲間の写真を整理してたのだが、これがまあなんとも大変なこと大変なこと。 みんな似ている上に、婚姻色があって、オスメスで違って、もう見分けつかへんやん! でも、じ〜んせい苦もありゃ、ら〜くもある〜♪ 苦労して図鑑やらをめくっているうちに、長く疑問に思っていた謎が解けたのだ! それは、タイリクバラタナゴ日本征服の謎である。 大陸というからには、中国大陸からの移入されたタナゴのはずだけど、タナゴのような食用にもならないものがなぜ日本に連れてこられたのか? しかも、流域が違う各地の川にどうやって分布を広めたのか、それがいつもちょっと気になっていたのだ。 最初の謎、大陸から日本にやってきた方法は、ハクレンの移入に混入してきたのが原因だとされているらしい。 1940年頃の話なのだそうだ。ハクレンはもちろん食用の魚として輸入された。 それ以来、結局食用にはならなかったけれど、ハクレンは利根川水系では立派な日本の川魚として帰化してしまっている。そして、同時にタイリクバラタナゴも利根川の住民として帰化していたらしい。 そして次は、どうやって日本各地に広がったのかという謎の答え。これには2段階ある。 まずは、タナゴの仲間が繁殖するときには、必ず淡水の二枚貝に産卵をするという生態にあった。 タイリクバラタナゴが産卵したイケチョウガイが、霞ヶ浦から琵琶湖に移植されたからなのだそうだ。 イケチョウガイの移植は、おそらく淡水真珠をつくるために移植されたのだろう。どこにも書いてはなかったけれど、ミキモト真珠島ツウのカンチョには分かる。w でも、これだけじゃ、利根川と琵琶湖にしか、分布は進まないはずだ。 ところが、琵琶湖からは毎年、全国各地の川にアユ釣り用のアユが運ばれ放流されるのだ。 さらに、江戸時代から始まったヘラブナ釣りのヘラブナとは、元々は琵琶湖固有種のゲンゴロウブナを釣り堀に移入したものだ。 琵琶湖のアユとゲンゴロウブナは、全国に生きたまま流通されていたというわけである。 かくして、タイリクバラタナゴは、アユやフナに混じり、日本各地に運ばれることとあいなった。 食用のためのハクレン、真珠養殖のためのイケチョウガイ、釣りのためのアユとフナ。 それらヒトの経済政策によってできた3つのルートに乗り、食用にも真珠養殖にも釣りにも関係のない小さな魚が、大陸から海を渡り、日出る国にまで生息地を広げちゃったというお話。 いや〜、すごいです。 で、やっぱり、このお話が成立する最も重要なポイントというのは、タナゴの繁殖に淡水貝が必要だということなのね。 この3つのルートの中心にある、利根川から琵琶湖への道は、タナゴの仲間だけが乗ることができた、奇跡のルートだったというわけ。 そんなわけで今日はちょっと、ミステリーを解き明かした探偵のような気分なのです。 ●photo上:琵琶湖博物館の水槽 琵琶湖の葦原には、タナゴの仲間がたくさんいる。しかし、このタナゴがどの種類なのかいまだ自信がない。おそらく、カネヒラではないかと思っているのだけど・・・。誰か知ってたら教えて! ●photo中:これが噂のタイリクバラタナゴ(井の頭自然文化園水生館) 外来種ながら、とても美しくて、もう日本の種でもいいやんねぇ。と思ってしまう。 バラタナゴのバラは、どうやら薔薇の花のバラなんだって。 タナゴは、田んぼの周りにいるから、「田の子」じゃないかなあ・・・。 ●photo下:アブラボテとたぶんカラスガイ(アクアトトぎふ) タナゴ類の写真を撮るときには、生態を現すためにもこの淡水貝とのカットが絶対に必要。でもなかなかいい場所にフレームインしてくれないからけっこう大変。 こちらは、Web水族館のさいたま水族館での貝入り写真おそらく、ミヤコタナゴ(だと思うw)とドブガイ(だと思うww)。 |
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2007年02月15日
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