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8品目 マンボウ うっかり忘れるところでした。 志摩のお祝いの席での3品目。それはマンボウ。 マンボウは、けっこう全国各地で食べられていて、コラーゲンがたっぷりの魚として有名らしい。 だけど、ボクがマンボウをいただいたのはこの時が始めてだった。 この日にいただいた部位は、弾力のある白い身と、大きな肝。 その身の弾力といったらかなりのもので、ちょうど刺身コンニャクの食感。 さらに、それにはほとんど味がなくて、酢味噌でいただくので、ますます刺身コンニャク。 でも不思議なのが、こちらがお魚というのに、コンニャクのあの生臭さがなく、むしろあっさりしていたことだ。 とてもよく冷えていた記憶があるので、もしかしたら、水で晒したり、氷でしめたりしているのかも。 そして感動的だったのが肝。 マンボウはフグの仲間だから、美味いけど毒があっても食えないというフグの肝がいただけるようなものなのね。 それが、ウシのレバーより大きな固まりなのだから、これはちょっとスゴイ。 そしてそのお味は、これがなんとカニ味噌の味なのでした。 いやあ、びっくりしたな〜もう! さて、食感もお味もびっくりなマンボウなのだが、マンボウそのものも規格外の魚類だ。 それはもう見た目からしてずいぶんヘン。 例えば、あの途中でぶった切れたみたいな姿。実はマンボウには尾ビレがないのだ。 縦長の尾ビレが付いてんやん!と思われるだろうが、尾ビレのように見えるのは、上下に長く突き出た背ビレと尻ビレの後ろの方が変化して、上下から繋がったヒレなのだ。 これを梶ビレという。 他に尾ビレのない魚なんて、ボクにはタツノオトシゴしか思いつかない。 でもタツノオトシゴは、すごい勢いで泳ぐこともないし、尾ビレの代わりにテナガザルの尻尾みたいな尾で、海草やサンゴに巻き付くことを大切にしている。 マンボウのように巨大になって、しかも外洋を泳ぐ魚に、魚類の脚とも言える尾ビレがないって、とても不思議じゃない? そして、その尾ビレのない体で、この巨体を海面上にジャンプさせるのだから驚きなのだ。 深くて広いマンボウ水槽を持っているアクアワールド大洗では、マンボウが水面上1mもジャンプしているのが何度も観察されている。 とはいうものの、水中ではやっぱりなんだかノロマな風情で、これでどうやってエサを獲るのか心配になる。 そこで主食は、クラゲというわけだ。 なるほど、クラゲはコラーゲン多そうだし、そんなのばかり食ってたらマンボウもコラーゲンたっぷりになるだろう。 でも、最近の研究では、マンボウはふだん水深100〜300mあたりで生活していることが判明したのだそうだ。そこでは、深海性の甲殻類などもエサにしているらしい。 つまり、マンボウをいただくということは、クラゲをいただくことでもあるし、深海の生物をいただくことでもあるのですね。 ●photo↑:アクアワールド大洗のマンボウ 日本で一番、おそらく世界でも一番、広くて深いマンボウの水槽。 だから、ジャンプも頻繁に見られるのではないかと思う。マンボウの状態もいい。 たくさんのマンボウがいる写真は、アクアワールド大洗をクリックして、Web水族館にて。 ●photo↓志摩マリンランドのマンボウ。
Web水族館の写真と重なってしまってごめんなさい。 この写真しかなかったのだけど、志摩の宴席でのお話なのに、地元志摩マリンランドの写真がないのもよくないな〜と・・・。 ところで、マンボウは壁によく激突するので、水槽の中に透明のビニールシートが張られている。 もちろん、ここでもそう。なので、写真撮るのはけっこうタイヘンです。 |
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2007年02月26日
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