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人工尾ビレを着けたフジ。 実は、尾ビレを装着したフジを見るのは今回が初めて。 プロジェクトは着々と新しい段階に来ていて、現在は常時着用を目指しているところだとか。 ※フジのお話を知らない方はこちらを。→美ら海ニュース「バンドウイルカ「フジ」人工尾びれプロジェクト」 このプロジェクト、傍目にはなんとな〜く「かわいそうなフジのために、なんとかしてあげる感動プロジェクト」とか「頑張るフジの感動ドキュメント」というようなとらえ方がされたりする。 なので、カンチョとしては、今までこの話題をあまり取り上げたくはなかった。 フジは、かわいそうでもないし、特別頑張っているワケでもない、と思っていたからだ。 今回、ちゃんと担当の獣医師(植田さん)の話を聞く時間があったのだけど、スタッフの側も別段「フジを救ってあげたい」とかいうのではなく、フジと一緒に研究を進めているという姿勢だったことにすごく共感した。 いや、植田獣医、ボクが心の中で期待していた以上に、飼育スタッフとして獣医として研究者として格好イイ姿勢だった。 しかも、同行した女性ライターによれば、取材終わって第一声が「イケメンね〜!」やって。 フジは、人工尾ビレがいったいどういうものなのかを、十分に認識しているようだった。 このジャンプをする前、1度目のジャンプは力をセーブしたゆる〜いジャンプだったのだ。 獣医さんによると、人工尾ビレを装着したばかりなので、まずフィットしてるかどうか(力を入れても痛くないか?とか)を試しているんだって。 イルカってやっぱりすごく賢いのね、学習能力があるだけじゃなく、段階を追って学習しなくちゃと、先を考える力もある。 ボクなんか、そういう学習ができないから、人生でいっぱい痛い目にあってるもんw。フジを見習わなくちゃ。 そして、そんなイルカに劣るボクのホントに勝手な解釈なのだけど、フジは人工尾ビレを装着されるときに、すごく積極的だったように思えた。 ついつい擬人化してしまうと、「待ってました〜!」という雰囲気だったのね。 このことも獣医さんに聞いた。 「装着時と外すとき、どちらが積極的か?」その時どきによって違うのだそうだ。 イルカは、嫌なことは嫌と主張するから、こうやってジャンプしたり、装着するときにじっと尾ビレを差し出したりするのは、「待ってました〜!」もあながち間違いではないんじゃないかと思う。 ところで、水族館に尾ビレを失ったイルカが何頭もいるわけでもなく、ましてや自然界ではすぐに生きていけなくなるから、そんなイルカをボクらが目にすることもない。 だから、こうしてフジだけのために人工尾ビレつくっていても、それが役立つことはないんじゃないかと思う方もいらっしゃるだろう。 でも、研究だとか研究成果とは、そんなもんじゃないのだ。 この人工尾ビレプロジェクトで、今まで気にもされていなかったイルカの尾ビレのさまざまな謎が解き明かされようとしている。 この尾ビレの技術が、ボランティアで尾ビレを提供し続けているブリジストンの、新しい技術に活かされるかもしれない。 この研究成果を参考に、いつか超省エネのイルカの尾型スクリューなんてものが開発されるかもしれない。 研究があるから、次の段階がある。 役に立たない研究なんてものはまずないのだ。 美ら海のスタッフのみなさんとフジ、そしてブリジストンのボランティアの方々、これからも楽しく研究を続けて下さい。 人工尾ビレを付けていないときのフジ↓ ボクたちがこの写真を撮っているとき、その隣で、とあるTV番組のクルーが、スタッフとフジを追いかけていた。 有名なドキュメンタリー番組だったので、興味のある方はTV欄をしっかりチェックされることをオススメします。 |
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2007年04月24日
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