|
おい、おい!えらいことになってしもたやんか!どうすんのよ! と、おっしゃっているのは、アフリカツメガエルくん。 カエルツボカビ症、ついに国内の野生種で確認されたとか。 http://www.asahi.com/life/update/0611/TKY200706110095.html 先日、水族館の獣医さんと話をしてたら、「日本で広がるのはまず確実でしょう」と言われ、そんな無体な!・・・とショックを受けたばかりだったんよ。 なんでも、ヒトの靴の裏に付いているだけでも、広がってしまうのだとか。 水中だけが感染するルートだと思っていたボクは実に甘かったってわけだ。 そして、今日のニュース。 132匹のうち42匹が感染してて、そのうち4匹が野生のウシガエルだったって・・・。 それはつまり、野生だけで調査したらもっと確率が高い可能性もあるということではないの? とても恐い。 好きなカエルがいなくなるという怖さだけじゃなく、なんだか日本の基礎が壊されるようなすごい恐怖を感じる。 いや、もしカエルが次々と消えたら、実際にさまざまな生き物が消え、ヒトと自然とを繋ぐものが希薄になるだろう。 それは国土そのものの色が薄くなり、ボクらの存在自体も薄くなるのに等しいような気がするのだ。 カエルツボカビの本来の寄生主は、前出のアフリカツメガエルくん。 ちょっと妖怪顔をしているので、ペットとしてはまるで人気がなく、水族館でも、どちらかといえばヒール的な人気のあるカエルなのだけど、カエルには珍しく、動かないエサでも食べ、寿命も長く、さらにボクには分からない遺伝的とか生理的な要因のために、実験用のカエルとして世界中で飼育されている。 それで、カエルツボカビは世界に広がってしまったということらしい。 アフリカツメガエルにとって、カエルツボカビは病気ではあるけれど、死に至ることはない。 でも、他の両生類には、壊滅的な打撃になることが多い。だれもそんなことにまで気が回ってなかったんよね、きっと。 ヒトというのは、他の生き物たちに対していつも神のようにふるまって、どこかで抜けているものだと思う。 それで、「オレのせいっちゃうからな!」とアフリカツメガエルが言ってるみたいな気がして、冒頭のツメガエルくんの言葉になったというわけです。 こちらは、日本固有種のナガレヒキガエル。中部地区から近畿にかけて生息。すごく格好いいカエルだ。 渓流や沢、滝などに住んでいるので、ツボカビが襲うこともないだろうと思っていたのだけど、ヒトの靴裏でもツボカビを運ぶとなれば、また話は違ってくる。 日本のカエル、頑張って欲しい。 それと、獣医さんとか関係者だけでなく、みんなでなんとか蔓延をくい止める方法はないのだろうか?と思ったりもする。 少なくとも、日本人全員が、カエルのことに気をかけて観察していれば、ツボカビ症のカエルを早期に発見できるかもしれない。 ●photo撮影地 上:アフリカツメガエル[サンシャイン国際水族館] 中:アフリカツメガエル[東山動物園]アフリカツメガエルの飼育水槽では最も環境がよくて、ぜんぜん妖怪っぽくない元気な姿が新鮮だった。 下:ナガレヒキガエル[琵琶湖博物館] |
過去の投稿日別表示
[ リスト | 詳細 ]
2007年06月11日
全1ページ
[1]
全1ページ
[1]





