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千歳サケのふるさと館には、ザリガニがいる。 ザリガニと言っても、あの真っ赤なアメリカザリガニではない。ザリガニなのだ。 ニホンザリガニとも言われるけれど、実は標準和名「ザリガニ」 アメリカザリガニやウチダザリガニなんかの、ヤンキーザリガニではなく、日本固有のザリガニで、しかも北日本の冷たい川だけに生息している。 だからこそ、ここ北海道の水族館で展示されている意味があるワケだ。 ザリガニは、とてもちっちゃい。米国からやって来たアメリカザリガニやウチダザリガニに比べると、大人と子どもくらいの差がある。 さらに、山間の清流や湖に住んでいるので、一般人はあまり見かけることはない。 水族館での展示も、かなり珍しく、カンチョが憶えてる限りでは、こちらと、標津サーモン科学館、かすみがうら市水族館の3館くらいではなかったかな〜。 で、こんな地味〜なザリガニ(ニホンザリガニ)だけだと、ほとんどの人が興味を持ってくれないのだが、お隣の水槽に、強烈なフックがある。 青いザリガニ、ブルーマロンだ! こいつの青さは格別。それはもう輝くようなブルーなのである。 さらにデッカイ!およそ25cm、5cmくらいのザリガニとは、イルカとクジラくらいの違いがあるから、そりゃもうよく目立つ。 さらにさらに、デッカイ分、態度もデカくて、レンズを近づけるとグワシッ!と両腕を広げて威嚇のポーズをとるのだ。 もちろん、このブルーマロンは北海道にすんでいるわけではなく、オーストラリアのザリガニ。 以前にこちらの水族館でザリガニ特別展があったときからの隠居生活なのだそうだ。 オーストラリアでは食用とされていて、茹でればやっぱり赤くなる。 さてさて、青が来たら、赤も欲しいでしょ? つっか、みなさんの懐かしい友だちの姿も見たいですよね。 こちらが日本で一番ポピュラーなザリガニとなっている帰化種、アメリカザリガニ。(撮影場所:上越市立水族館) 日本の原風景である田んぼの主でもあって、すっかり日本人みたいな顔してるけど、日本にやってきてからまだ70年くらいしか経っていない。つまり、カンチョの親父が子どもの頃は、遊び相手でなかったということやんねー! ところで、わざわざアメリカザリガニを出したのには、理由がある。 よく、日本固有種であるザリガニが少ないのは、アメリカザリガニが日本を占領したせいだと言われるのだけど、それは言いがかりなのだ。 ニホンザリガニは、水温20度以下の冷たい水中にしか住まない。対してアメリカザリガニは暖かいところが好きなので、低地でしかすめない。つまり住み分けているのだ。 それでもアメリカザリガニはすでに北海道にも入ってきているらしいが、せいぜい道南でしか確認されていないとのこと。 ニホンザリガニの生息域を狭めた原因は、むしろ、もう一つの帰化種であるウチダザリガニなのだ。 名前が日本人な名前だけどウチダザリガニもアメリカからの移入種だ。ウチダザリガニのことは、また別の機会にご紹介しようと思う。 ■今年のカンチョ本2冊新発売! ◎みんなが知りたい水族館の疑問50」(サイエンスアイ新書)著・写真:中村 元 ◎The水族館(三推社◎講談社)監修ほか:中村 元。 □「水族館の通になる」(祥伝社新書)と「全国水族館ガイド 2006-2007」(SoftBank Creative) も読んでね!全国の図書館にも置かれてます。 |
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2007年10月06日
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