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これは、鴨川海世界の隅に生きるタコたちの、男を賭けた闘いの記録である。 ざざざ、ざーん! 『仁義無きタコかい』 赤ダコ:え〜天気じゃのー。 おっと!ワシ、このへんのシマ仕切っとる赤ダコちゅーもんじゃけ、お客さんら、よろしゅう頼んますわ。 裏世界いや海世界に蛸壺は数えるほどしかない。 幾多の修羅場を越えて、蛸壺を手にいれて久しい赤ダコ親分は、今日も上機嫌だった。 しかし、そこに現れたのが、かつて赤ダコに蛸壺を奪われた白ダコ。 白ダコ:おどりゃ〜。このボケがー!いつまでもおのれの天下や思うとったら大間違いじゃ。バシッバシッバシッ!おりゃ、おりゃ、おりゃ〜! 赤ダコ:なんじゃと〜!ワレー、このクソガキが〜どぅりゃー! さすが、赤ダコ親分、一撃で白ダコを撃退。 赤ダコ:ふんっ、おまんらみたいなハンパモン、なんぼきたかてわしには勝てんけ、とっとと去にさらせ! だが、白ダコ、この日のために修行を積んできたのだ。 白ダコ:じゃかましわ。吠えとんのも今のうちじゃ! そしたら、ビューンやったろか、ビューン。 赤ダコ:ビューンやと? ワレのビューンがなんぼのもんじゃい! 白ダコ:ええやろ、ほな行かしてもらうけーの…。 白ダコ:ブンブンブンブンブン…… 白ダコは赤ダコの頭上で回り始めた。 そして、 白ダコ:ビューン!!!!! 赤ダコ:うぉっ! 思わず蛸壺に隠れる赤ダコ親分。 そしてその隙に、 白ダコ:さらにビューン!! ズボッ! 赤ダコ:ワレっ、なにさらすんじゃ〜、ワシの家じゃ〜! ボカスカ、ボカスカ、△☆▼★☆△★ 赤ダコ:こ、こりゃ、たまらん…。 こうして、白ダコは、再び蛸壺の主へと返り咲いた。 白ダコ:エー気分やのー。 おっと、わし、このへんのシマ仕切っとる白ダコちゅーもんじゃけー、お客さんらにも、よろしゅー頼んどくわ。 そして、赤ダコの仁義無き報復は繰り返されるのだった…。 たぶん。 タコの闘いにあまりに興奮し、同じく興奮して「タコだ!タコだ!」と騒いで水槽前を行ったり来たり駆け回っているちびっ子を相手に、ボクは仁義無き場所取りをしちゃったのでした(^^;。 こんガキが〜、去にさらせ〜!(心の中でねw) ■今年のカンチョ本2冊新発売! ◎みんなが知りたい水族館の疑問50」(サイエンスアイ新書)著・写真:中村 元 ◎The水族館(三推社◎講談社)監修ほか:中村 元。 □「水族館の通になる」(祥伝社新書)と「全国水族館ガイド 2006-2007」(SoftBank Creative) も読んでね!全国の図書館にも置かれてます。 |
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2007年12月25日
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