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伊豆旅行では、熱川バナナワニ園にも立ち寄ってきた。 こちらは、カンチョも相棒も初めての施設。「バナナワニ」というなんだかファンキーな響きが、あんまりファンキーではないボクたちの足を遠ざけていたのだけど、とても寒い日だったから、「熱+バナナ+ワニ」といういかにもヌクヌクとした雰囲気につられたのだ。 そして実はボクには、ひそかなお目当てがあった。 アマゾンマナティーである。 今までに一度だけ会ったことのあるアマゾンマナティーは、マナウスのアマゾン川のほとり、さびれた公園の片隅にある池ともプールともつかないような茶色の水の中で、背中だけをぷっかり浮かべていた。 そのアマゾンマナティーに日本で会うことができるのが、ここ熱川バナナワニ園なのだ。 今までは、マナウスの公園とさほど違わない施設で飼育されていたのが、最近、ちゃんとした水槽ができたという噂を聞いていた。 その水槽のおかげで、初めて見ることの出来たアマゾンマナティーの顔。 アメリカマナティーともアフリカマナティーともぜんぜん違う。 顔も体型も、ジュゴンにそっくりではないか。 ジュゴンとマナティーはどちらも海牛類。 その大きな違いは生息環境にあって、ジュゴンが海、マナティーが川(ときおり海)とされるのだけど、生息域という意味では、ジュゴンが太平洋〜インド洋、マナティーが大西洋沿岸と分けることができる。 大陸大移動の過程で、太平洋側と大西洋側に分断されて、それぞれの得意な場所を探して進化したのだろう。(と思う) ところで、このマナティーくん、オスらしいのだが、名前とかは明記されていなかった。 それでカンチョは勝手に「チコ・ホルスタくん」と命名してあげた。 ホルスタはもちろん、体の黒と白のまだらのホルスタイン模様なところと、なんてったって海牛〜!なことから来ている。 それにチコ・ホルスタとかって、なんかブラジルにありそうな名前やんw。 そして、ホルスタくんはチコ(ブラジル語で小さい男の子)なの、すごく小さくてカワイイ。すでに42歳で大人なのだけど、体重300kgで身長230cm。海牛類としてはとりわけ小型だ。 (しかし、動物園水族館で「身長」という表記を初めて見たぞ!) エサを食べてるチコ・ホルスタくん。 3枚目の写真で、いったいどこがどう口になってんや〜?と思った方、口はこんな風に開くのですよ。けっこう大きく開くのね。 レタスやニンジンがプカプカ浮いていて、なんだかサラダボールをプールにひっくりかえしてしまったような感じだ。 ホルスタくん、この日はニンジンがとりわけお好みだったようで、ニンジンをかじっていることが多かった。 初めてのアマゾンマナティー水中姿なので、今日は禁断の5枚写真。 顔や体型はジュゴン似でも、ここは完全なマナティーのパーツ。シャモジ型の尾ビレだ。 付け根も横に広くて、あまり早く泳げそうではない。 早く泳げない上に、攻撃するような牙もなく、さらに肉が美味しかったため、アマゾンマナティーはとても悲しい歴史をたどった。 そんなアマゾンマナティーのことを、以前に「旅の手帖」で連載していた時に、ちょっと詳しく書いたことがあります。→海からのメッセージ「哀れな人魚との出会い」 カンチョ的にはけっこう好きな内容なので、お暇な方もお暇で無い方も、ぜひ読んでみて下さい。 ●カンチョの最新インタビュー記事→小学館SOOK『渚でくらす』 ■今年のカンチョ本2冊新発売! ◎みんなが知りたい水族館の疑問50」(サイエンスアイ新書)著・写真:中村 元 ◎The水族館(三推社◎講談社)監修ほか:中村 元。 □「水族館の通になる」(祥伝社新書)と「全国水族館ガイド 2006-2007」(SoftBank Creative) も読んでね!全国の図書館にも置かれてます。 |
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2008年04月18日
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