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標津サーモン科学館にて、もう一つのホットな話題。 うぎゃっ! 学芸員さんに言われるまま、水槽上に指を差し出したとたん、その指を狙って、謎の怪魚が襲いかかってきたのだ! 激しい動きと、水面から白く突き出した三角頭。 雰囲気、まるでジョーズです。 そして…… バコンッ! ゆ、指が! 指がサメに食われてしまった!……。 はい、水族館好きのみなさんなら、もうおわかりよね? 口の上にあるヒゲ。 アヒル唇な口。 この怪魚は、サメはサメでもチョウザメ。 さらにチョウザメは、サメの仲間ですらない。 形がサメっぽくて、体にチョウチョウの形の模様があるから「蝶鮫」 けっこういいかげんな命名ですな。 コチラが、指に食らいついていたチョウザメの水中姿。 見た感じはベステル(チョウザメの交配種の種名)みたいだが、『ベスカル』という。オスカルではない。 日本での展示が少ないダウリアチョウザメと、養殖が盛んなベステルを交配したものだ。 たぶん、ダウリアチョウザメがロシア名で「カルーガ」というので、ベス+カルでベスカルになったんやと思うのやけど、聞くのを忘れたので、本当のところはわからない。 で、別に種名のことなんぞは、このさいどうでもいい。 それよりも、このチョウザメ『ベスカル』が、なぜ指を食べようとするのか?…である。 学芸員さんに言わせれば、これは、わざわざ調教したのだそうだ。 調教の目的は、「チョウザメの口の中には、咬むための歯も、何かを潰すための硬い咽骨も無い」ということを体験的に知ってもらうためである。 これこそ、『チョウザメに指を食べられてみよう』というプログラムなのだ。 なんて脱力系のプログラム名…(~~; しかし、名称が脱力系にもかかわらず、指を出すのはけっこう勇気がいる。 ホントにジョーズっぽくバクバクとやってくるし、そもそもどの程度の衝撃なのか予想もつかないから、めちゃ怖いのだ。 しかも、顔がこんなやもんなあ……。 いくら、指が食いちぎられることはない、とか言われたってねえ。 いざ指を出そうという時になって、できなくて泣いちゃっうちびっ子は数知れず、ヤンキーな兄ちゃんや、家族連れのお父ちゃんだけができなかったりとか、なかなか面白いらしい。 カンチョ的にも、プログラムの本当の目的以上に、生き物としての原始的な恐怖感を味わえる面白さがあって、すごくオススメのプログラムなのである。 この意義深いプログラムに比べれば、ネコザメとかの背中を触って「ざらざらや〜」とか言ってるタッチングプールなんぞ、ただのお触り体験でしかない。 さて、この「チョウザメに指を食べられてみよう」体験プログラム、だれでも参加のできるのだけど、 まず隣に設置されているガチャマシーンで餌を買い、水面にばらまかないとチョウザメたちも集まってこない。 餌を蒔いたとたん、 ほ〜ら、餌の周りに、うようようじゃうじゃ集まってきたねえ。 チョウザメは本来、川底で餌を探す魚なので、こんな風にイルカみたいな立ち泳ぎはしないのだけど、そこが学芸委員さんが「調教」と言った意味。 魚も、餌のためなら、新たな食べ方を発明し、しかもそれをちゃんと記憶するんですなあ。 餌を買うのがもったいないと言う人は、床を探せば餌がけっこう落ちているし、後から来たお客さんに、「チョウザメの給餌体験、面白いからぜひやってみなさいよ」とそそのかすという手もあるが、たった百円やしさ、一生懸命にこれを覚えたベスカルくんたちのためにも、ここはちゃんと買ってあげようよ。ねw。 尚、「正しい指の食べられ方」というか、上手な食べられ方は、サーモン科学館の学芸員さんのブログに載っています。⇒「チョウザメに指を食べられてみよう」 ●標津サーモン科学館の、これまでの記事と写真のリストはコチラ ⇒北海道の水族館記事リスト ●カンチョの水族館トークライブ第9弾『中村元の超水族館ナイト2011新春〜ペンギンナイト2〜』2/5(土)開催決定〜! 売り切れ必至につき、チケット販売開始の情報をいち早くゲットのために、12月中旬からこのサイトを毎日チェックして下さい。 |
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2010年11月03日
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