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なでしこジャパン、すごかったですね、九ノ一みたいにカッコよかったですね。 なによりも、めちゃくちゃ楽しそうにやっていたのが印象的だった。 身体が小さくても、プロでできる環境がなくても、ニッポンスタイルを確立して優勝! 我々も、楽しそうな彼女たちに、体力や環境のハンディを忘れて、安心して楽しく観戦できる。 スポーツの新たな進化のように感じました。 そして、我田引水っぽくはあるのだけど、新しいサンシャイン水族館も、規模の小ささや場所のハンディを、新たなサンシャインスタイルでカバーして進化しておりますぞ。 クラゲトンネル サンシャイン水族館初のトンネル水槽! トンネル水槽は頭上に水中が来る、かなり背の高い水槽だ。 さらに水槽というのは、水槽の上に作業スペースが必要になる。 ビルの10Fと11Fという限られた空間で、いったいどうやってこんな水槽を実現するのか? 誰もがトンネル水槽など無理だと思っている中、「自分たちにならできる!」とアイデアを出したのがクラゲチームだった。 「クラゲなら、トンネル上が浅くても大丈夫」 「大人の好きなクラゲで、水中感と浮遊感たっぷりの展示を出現させたい」 という主張だった。 ボクが、新サンシャイン水族館の展示開発のワークショップを始めたときにしつこく言ったのが、 『水塊=水中感と浮遊感を感じる展示であること』 『大人を満足させる展示であること』 の、2つの命題を充足させることだった。 それを、しっかり約束してきたのだから、もちろん一も二もなく採用。 しかし、いくら浅くてもいいと言ったって、いくらかの天井高は必要だろう。 というわけで、こちらの場所を用意した。 サンシャイン水族館通の方なら、ここがどこだか見覚えがあるだろう。 そう! 階段の場所だ。 階段の斜面に沿って、貼りモノ展示がしてあったのが残っているw。 旧館では10Fと11Fを繋ぐ階段は、上り下りのためにとても広く作ってありながら、実は上りしか使われないため半分が閉鎖されていた。 だったら、階段を最初から半分にすれば、残りの半分は吹き抜けで使えるやん! と、ボクは密かに、この場所を展示スペースとして頭の中に置いてあったのだ。 実際には、思ったほどの吹き抜け空間はできなかったけれど、なんとかこんな風に収まった。 サンシャイン水族館初の、トンネル水槽。 しかし、コトはそれほど簡単ではない。 知ってる人には常識だけど、クラゲの展示は水流が命なのだ。 プランクトンであるクラゲは、自分の力で自由に泳ぐことはできない。 クラゲが排水溝に吸い込まれれない水流を作ることが必要な上に、このプランでは、クラゲが頭上にもやってくるような水流を起こさなくてはならない。 とうぜんボクは担当者に追求する。「そんなことできるん?」 クラゲ担当者は「できるはずです」と、その仕組みを述べる。 でもねえ、理論的には理解できても、ホントにそうなるかどうかはわからんもんなあ。 そういう時に、ボクは必ず実験水槽で実証してもらうことにしている。 そこで、クラゲ担当者が作ったのがコレだ! クラゲトンネル実験水槽〜! 実際にトンネル水槽を作るのは困難きわまりないので、大型の水槽の中に、計画しているトンネル水槽の枠組みと水流を作り、その中に小さなミズクラゲを入れて見せてくれたのだ。 おー! 回る回る。 クラゲが、担当者の言っていたように、うまく天井部分にも漂うではないか! クラゲチームは他にも、水中感あふれるヘンテコ水槽(いや工夫水槽)をいくつも計画したが、そのほとんどについて実験水槽を作って見せてくれた。 非常に優れたチームなのである。 ただしかし、そのモデルを実際の工事として実現するには、これはもうかなりの技術力と時間を要する。 実は、オープン2週間前になって、未だに水槽が完成していないのだ。 エ〜〜〜ッ! 担当者も、もちろんボクも、焦りまくっている。 自他共に認める水族館建設ナンバーワンの大成建設さん、ここでミソつけちゃダメですぞ。 サンシャイン水族館クラゲチームが納得する、天空のクラゲトンネル、早く完成させて下さい〜! ●8月4日オープン! 中村元はサンシャイン水族館の展示プロデューサーです ⇒天空のアシカ/サンシャイン水族館アクアリング(2011/8/1) ⇒天空のクラゲトンネル(2011/7/20) ⇒進化系水族館:バイカルアザラシ水槽(2011/7/3) ⇒こんなに変わるサンシャイン水族館(2011/6/1) ⇒サンシャイン水族館オープン日決定! ★東京カルチャーカルチャー『中村元の超水族館ナイト』が、オープン直後のサンシャイン水族館に3夜連続やってくる!⇒『中村元のサンシャイン水族館ナイト』8月8,9,10日夜19:00〜 ●サンシャイン水族館の、過去の記事と写真はコチラ ⇒東京の水族館記事リスト |
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2011年07月20日
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