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天空のアシカ:サンシャイン水族館アクアリング とりあえず明日の番組では、TBS系の『朝ズバッ!』と、テレ朝系の『モーニングバード』で、ボクがサンシャイン水族館の秘密をしゃべっているはずです。 すみません、告知が遅すぎですね。 さてさてそんなわけで、テレビより先に新しいサンシャイン水族館の展示をご紹介してまいりましょう! まずは、みなさんお待ちかねの『アクアリング』 これだ〜! サンシャイン水族館の展示をプロデュースするにあたってボクの設定したコンセプトは『天空のオアシス』 その「天空」と「オアシス」の象徴とも言えるのが、この展示。 サンシャイン水族館の3分の1を占めるこの屋上は、夏は暑い、冬は寒い、雨の日は濡れちゃう…と、長いことネックとなっていた場所だった。 でも水族館としては弱点の屋上も、気持ちのいい屋上としてなら日本一になれるのではないかと考えたのですよ。 そもそも、水族館というのは普通は、海や川とセットになってナンボのもん。 でも、サンシャインにはそんなものはなくて、ただ空があるのみ。 だったら、空を利用して、海や川に変わるものを屋上に作ればいいわけよ、ね。 ただ、実はボクは最初、とにかく緑化しようとだけ思っていたのです。 ところが、ワークショップをしていたら、とある管理系のスタッフの方が「素人考えなんですけどね、頭の上にチューブになった水槽があって、そこにアシカとかペンギンとかが泳いでいれば、水中感とが出るんやないですか」との発言。 まあ、正直ホントに素人考えではあるのだけど、屋上にそういうのができれば面白いと思って、モノになるかならないかは別にして、それを実現する方向でワークショップを進めたわけ。 そしたら、ホントに実現できちゃったのです。 リゾート風な植物と、天空を泳ぐアシカ(オタリア)。 植物と水、そして生き物。 癒しの三点セットですぞ。 これで、屋上ナンバーワンの座はもらった! しかもね、この展示のいいところは、アシカたちにも楽園になったこと。 実のところ、もしかしたらアシカたちは、こんな上空を泳ぐのを怖がって、なかなか入ってくれないかと心配してたの。 ところがところが、彼ら、ぜんぜん平気。 すぐにここで泳ぎ初めて、興味深そうに下を眺めたりするのですよ。 ボクは、アシカの仲間が好きで、彼らの住む海で何度もダイビングをしているのだけど、水中でのアシカたちの自信ありげな様子ったらありゃしない。 たぶん、陸上ではヒトは立っているから、上から見下ろされている雰囲気なのでしょう。 でも水中だったら、彼らは自由にヒトの周りを泳いで、彼らがヒトを見下ろしていることの方が多い。 その時の彼らは、好奇心満々で、ヒトを睥睨してるの。 その顔と同じ顔が、上の写真の顔なのですね。 久々に会ったなー、こんなドヤ顔のアシカw。 そして、もう一つとってもスゴイことが…。 今ここに入っているのは、オタリアのチビッコ2頭なのだけど、遊び好きなヤンチャ盛りだから、この無限回廊で真剣に泳ぎ回るのです。 なんと、アシカのイルカ泳ぎ! 水族館でイルカ泳ぎしているアシカを、ショータイム以外では初めて見た! もっと分かりやすく言えば、"こんなにはしゃいでいるアシカを、水族館では初めて見た!" いやあ、これを見たときには感動でした。 トレーナーさんたちも感動したと言ってた。 サンシャイン水族館は、ビルの10Fと11Fという世界一の高層水族館なので、重さ制限が厳しくて水量を最小限に絞らなくてはならないの。 でも、そんな条件の中で、自然界でしか見ることのできないイルカ泳ぎするアシカを見ることができるようになったって、ちょっとスゴクないですか? これこそ、ボクの水族館プロデュースの理念!『進化系水族館』 水が使えないサンシャイン水族館だからこそ、水量が少なくていいドーナツ型のアシカ水槽が生まれ、 だからこそ、無限回廊が生まれたので、イルカ泳ぎするアシカが現れた。 さらに、軽い水槽だからこそ、人々の頭の上にそれを持ち上げることもできた…というわけ。 アシカの展示方法が、「サンシャイン方式」へと進化したのです。 ところで、こんな奇抜なアクアリングにも直ぐに慣れて、天空のアシカとなった彼ら。 その彼らが、最初はびびってしまったのが、こちらの水槽。 まあ、普通に水槽なのだけどね。 トレーナーさんに言わせれば、なんと!「最初は足が立たないのに驚いて、飛び出てきた」とのことw。 海獣が、「足が立たないのに驚いて」って、ねえw。 でも、子どものうちから、浅くて小さな水槽を海だと思っていたアシカたちにとって、それはそれはビックリなことだったのでしょう。 左に見えるのは砂浜。 これもまだ、砂の感触に慣れずに、おそるおそる歩いている状態だけど、まあすぐに慣れて、ゴロゴロしはじめるはず。 だってね、今まで世界の海で見てきたアシカの仲間たち、岩場に住んでいる連中よりも、砂浜に住んでいる連中の方が、はるかにのんびりとくつろいでいるみたいに見えたから。 ヒトにとって『天空のオアシス』なサンシャイン水族館は、アシカたちにとっても『天空のオアシス』。 そんなわけで、ボクは屋上のこの広場にいるアシカたちを、密かに『天空のアシカ』と呼んでいるのです。 ★東京カルチャーカルチャー『中村元の超水族館ナイト』が、オープン直後のサンシャイン水族館に3夜連続やってくる!⇒『中村元のサンシャイン水族館ナイト』8月8,9,10日夜19:00〜 ●サンシャイン水族館リニューアルの展示プロデューサー中村元によるサンシャイン水族館の全て! ⇒天空のアシカ/サンシャイン水族館アクアリング(2011/8/1) ⇒サンシャイン水族館オープン2:大海の旅(サンシャインラグーン)(2011/8/3) ⇒サンシャイン水族館オープン3:クラゲふわりうむ(2011/8/5) ⇒サンシャイン水族館オープン4:水辺の旅(2011/8/8) ⇒サンシャイン水族館オープン5:バイカルアザラシと湧水水槽(2011/8/15) ⇒サンシャイン水族館オープン6:サンシャインラグーンのトビエイとドクウツボ ⇒サンシャイン水族館オープン7:タカアシガニとシオマネキ(2011/8/26) 工事中の話題 ⇒天空のクラゲトンネル(2011/7/20) ⇒進化系水族館:バイカルアザラシ水槽(2011/7/3) ⇒こんなに変わるサンシャイン水族館(2011/6/1) ⇒サンシャイン水族館オープン日決定! ★東京カルチャーカルチャー『中村元の超水族館ナイト』が、オープン直後のサンシャイン水族館に3夜連続やってくる!⇒『中村元のサンシャイン水族館ナイト』8月8,9,10日夜19:00〜 ●サンシャイン水族館の、過去の記事と写真はコチラ ⇒東京の水族館記事リスト |
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2011年08月01日
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