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三宅先生とは新エノスイでも一緒に仕事してるし、震災前の北里大大船渡キャンパスに訪れて特別講義させてもらったりとかしてるので、今さら打ち合わせもないのだけどね。 でも、三宅先生が大船渡キャンパスのときから計画していたあるものが、相模原キャンパスで完成したというので、ぜひ見ておきたかった。 そのあるものとは、コチラ。 ミニ水族館である。 さすが海洋生命科学部の学芸員養成課程で学んでいる学生たち、そして新エノスイの展示の経験もある三宅先生の指導。 展示の内容も、解説の仕方もなかなか上質なのである。 建物と場所の関係で、1F,2F,3Fと3階に分かれているのが、水族館をつくっているみなさんには可哀想なのだが、もし全ての水槽を合わせて遮光した部屋に並べたら、かなり立派な水族館。 それがいったいどこやとは言わんけどさ、こんな風な一生懸命な工夫をしていない9施設よりは、はるかに見応えがあるなあと思うのだ。 しかもですぞ! 展示生物ときたらもう、多くの水族館でもヨダレが出てきそうなこんなのまでいる! どひゃ〜! ゴエモンコシオリエビ〜! しかも、ちゃんと化学合成系展示〜! この他にも、ユノハナガニ、ハオリムシなど、水族館でもめったに見られない化学合成系深海生物たちがわんさか。 こりゃすごいわ。。 さすが、深海化学合成生態展示を世界で初めて開発した、三宅先生の指導する水族館なのである。 新エノスイで三宅先生が開発した世界初の展示はこれだ! ⇒連休が見頃!化学合成生態系水槽 ⇒世界初の深海水槽お目見え この頃ですな、ワタクシめも、展示監督としてこの水槽の開発をお手伝いしたのですぞ。えっへん。 三宅先生が愛してやまないというクラゲの展示も多いし、ザラビクニンの幼魚もいた。 白いオタマジャクシみたいなのがみんなしっぽをくるりと巻いていて、可愛いことこの上ない。 この子たちを産んだ親は、標本瓶の中にいた。 ザラビクニンの母親は産卵すると死ぬのだそうだ。 そんな深海の生き物たちの、え〜〜〜!な話や、不思議〜〜〜!な話が、3日後の超水族館ナイトで、それはそれは貴重な「しんかい6500」からの深海映像とともに、三宅先生から聞けるのだよん。 ちょっと興奮ではないか。 はっきりいってね、面白いネタいっぱいよw。 …というわけで、お楽しみに! さてさてこちらのミニ水族館、隣接する大学病院の入院患者が観に来たり、近所の人たちも観覧することができる。 ※学外者の見学は前日までに申し込み必要 ⇒海洋生命科学部事務室:042-778-7919 (シロチョウザメ) こうして、学生たちが自主的に水族館づくり(展示開発)をし、お客さんの反応を見ながらさらに改良をしていける手法は、展示のプロを育てる上でとてもいいと思うのだ。 某大学水族館に比べれば、ゾウとネズミほどの規模の違いはあるが、学生が何も口出しできないシステムに対し、展示を自ら考え発見できるのがこの北里大システムのすばらしさ。 実はボクも、教育顧問をしているTCAでやったことがあり、学生たちのさまざまな能力が花開いたのだが、学校側の都合によりできなくなった。 専門学校こそ、そういったことがやりやすい環境にあるし、そこで得た知見や能力こそが将来の唯一とも言える武器になるのに、たいへん残念なことだと思う。 でも、これからきっと北里大からの優秀な『展示方法を研究できる真の学芸員』が、水族館界にどんどん輩出されることになるだろうと期待している。 ところで今回はコンデジしか持っていなかったのでろくな写真が撮れなかったけど、北里大のHPではもっとちゃんとした写真を使って詳しく紹介されているので、ぜひご覧いただきたい。⇒北里大学海洋生命科学部ミニ水族館のページ ■過去の『超水族館ナイト』『水族館ナイト』のカルカル公式レポートはコチラです↓。 9回中村元の超水族館ナイト2011夏「水族館・特ネタ大爆発!その2」2011/6/11 8回中村元の超水族館ナイト2011冬「ペンギンから人生を学べ!その2」2011/2/5 7回中村元の超水族館ナイト2010秋「水族館・特ネタ大爆発!」2010/2/21 6回中村元の超水族館ナイト2010夏「ペンギンから人生を学べ!」2010/6/19 5回中村元の超水族館ナイト2010「イルカを知れば人間がわかる…かも」2010/2/21 4回中村元の水族館ナイト4「水族館に宿る魂」(特別ゲスト荒俣宏)2009/10/25 3回中村元の水族館ナイト3「水族館、やっぱり個性でしょ!」2009/10/6 2回中村元の水族館ナイト2「水族館から宇宙が見える」2009/3/14 1回水族館ナイト「水族館は日本の文化になる!」2008/10/25 |
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2011年10月20日
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