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一昨日の夜2時過ぎ、「うへ〜やばい!明日5時半起床なのにまだ眠くないぞ。困った!」とパソコン前で悶絶してたら、突然に部屋が回り始めた。 座ってるのに、なんか倒れそうな勢い。 うっ!ついに来たか!これが脳梗塞? それで、積み上げられた資料をバタバタ倒しながら相棒のいる居間へ行き、「えらいこっちゃ、倒れそうや。フラフラするし吐き気がする。脳梗塞とちゃうか?救急車とか呼んだ方がええんちゃうか?」と述べたのだった。 すると相棒曰く 「ちゃんとしゃべれてるし、そりゃ脳梗塞じゃなくて、脳貧血だよ」 と、えらく落ち着いてのたまうのでした。 今までお風呂でのぼせたことはあっても、貧血なるものの経験がなかったボクは、ほんまやろかそうやろか?とめちゃくちゃ心配しながらも、相棒に言われるとおりベッドに横になり、船酔いみたいに気持ちの悪いのと、このまま寝たきりになるんちゃうかという恐怖を我慢して眠ったんやけどね。 結局3時間後にはヒーコラ起きて、台風明けでメチャ混み新幹線に乗り、三重県に向かったのでしたよ。 三重県に向かった理由は、もちろんアレ。 カンチョのまちづくり道楽、伊勢志摩バリアフリーツアーセンター。 このたび伊勢志摩バリアフリーツアーセンターで、三重県の新しい公共支援事業に出したプロポーザルがめでたく採択され、その打ち合わせに県庁に行ったのである。 まちづくり道楽は、中村元人生の最大の道楽やからね、眠かろうが、死にそうになろうが、ゴジラが現れようが、とにかく行くの。 はい、脳貧血という人生初の驚きの症状があったせいで、前置きが長くなってしまったけど、そしてもうちょっと次の前置きもあるのやけどw。 バリアフリー観光の道楽は、伊勢志摩や三重県だけにとどまらず、今や全国をフィールドにやりはじめていて、夏前には金沢にもそのために行っていたの。 石川県にもバリアフリーツアーセンターをつくろうという、これまたお節介なお話で、これを道楽と言わずしてなんという?みたいな…ねえ。 日本海側、初めてのジンベエザメは、まず、水面ギリギリから下の方を見下ろして見る。 新しくできたジンベエザメ水槽は、巨大な八角形の水槽を、水面上から水深6メートルの底まで、海遊館のようにスロープでグルグル降りていく構造になっているのだ。 それにしてもなんで八角形なのか? う〜んおそらくですな、円柱形にすると、その壁に合わせてアクリルパネルをビミョーな角度の曲面にしなくちゃならない。 巨大なアクリルパネルを曲げるには、えらくコストがかかってしまう。 曲面にさえしなければ、同じ予算内で、アクリルパネルの面積が2倍近くにできる……というようなことで、八角形となったのではないだろうか。 すんません、他人の懐具合を探るような真似して。 職業柄、こんなことばっか考えてしまうんよね、カンチョ。 でもまあ、そういうわけでだと思うのだが、降りていく途中で、ジンベエザメのいろんな角度からの姿を見ることができる。 これは、中程まで降りたところ。 ジンベエザメと目が合うみたいな場所で、最も近くて迫力がある。 もう少し降りると、下から見上げるジンベエザメに。 ジンベエザメを、上から、中程から、下からと3段階に見るのは、魚類観察としてはとても正しい。 自然界で撮影される映像は、ほとんどが背中側からのものだ。 その最大の理由としては、海でジンベエザメが泳いでいる下に回ろうと思うと、そうとう深く潜らなくちゃならないからだ。 そして、そんな苦労をして白いお腹側に回っても、自然の海中では明るい空が逆光になって、しかも白いお腹が保護色になって、ジンベエザメが引き立たないのだ。 それに対して、水族館で撮影されるジンベエザメの写真は、たいていの場合は、真横からと、お腹を見せている写真だ。 それは、自然の海とは違い、巨大なお腹の白さが、水槽の背景に対してコントラストが強く、最も迫力の出る写真になるからだ。 しかし、ジンベエザメの「甚兵衛鮫」たるゆえんは、背中の甚兵衛模様ではないか。 だから、水族館でも水面側から見てもらい、その甚兵衛模様をとっくり見てもらおうというのが、この上下グルグル回り水槽の構造の理由なのだろうと思うのである。 一番底に着くと、こんな感じ。 七夕祭りのように垂れ下がっている縞々は、おそらくジンベエザメが青い壁を海と間違えてぶつからないように、水槽の広さを憶えてもらうためのものだろうと思われる。 しかし、それにしても、この水槽ちょっと暗すぎるのではないかと思うのだ。 「青の世界」と表現されているのだが、かなり暗い青色で、日本海側最大とされるせっかくの巨大水槽にもかかわらず『水塊』の魅力となりきっていないように感じる。 再び、人の懐具合を探ってみちゃうと、もしかしたら水苔対策なのかも。 明るくすると、苔が繁茂しやすくなり、ダイバーによる掃除の回数が増えるからねえ。そういうことなら、とてもよく分かる。 でも、もうちょっと明るい方が、気持ちも晴れ晴れしていいんだけどなあと、『水塊』にこだわるボクとしては強く思ったのでした。 さて、日本海側初というものの、全国でジンベエザメは見まくってるカンチョとしては、なんかここならならではの写真が欲しいわけですよ。 そこでやっと見つけた撮影スポットがココ。 さっきのメインのアクリル窓を過ぎた最後の窓。 この窓はね、巨大な凹型曲面になっているので、真上方向まで見えやすいの。 それで、こういう写真がキレイに撮れるわけ。 で、こういう写真って、どういう写真のこと? と思ったアナタ。 今までの写真とこの写真、どこが違うのか、よーく考えてみましょう。 ・ ・ ・ ・ 答え。 ジンベエザメのお腹側から撮っているのに、背中の甚兵衛模様も写っている。 見上げて見えるアクリルパネルなので、ゆがむことなく、これが撮れるということなの。 ええ、まあ、それだけなんやけどね。 全国水族館ガイドの著者としては、とにかく、この水族館ならではのジンベエザメの魅力を写真で表現しなくちゃあかんわけで、まちづくり道楽だけでなく、一応本業系でも努力していると言いたかったわけよw。 …って、本業も道楽やんっ!て言われそうやけど(^^; ●のとじま水族館の、これまでの記事と写真のリストはコチラ ⇒北信越の水族館記事リスト |
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2011年09月24日
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