ブログ水族館/中村 元

次回『中村元の超水族館ナイト』は2019年2月24日(日)の開催。前売り発売は1/24です

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あのねえ、おんね湯・北の大地の水族館(おんねゆ温泉・山の水族館)、もうえらいことになってるよ。
ついに、一日3700人の入館者数を記録した。
オープン後10日間で、1万7千人(有料入館者は1万4千人)。
旧館の年間入館者が2万人くらいやったんやからね、おそらく2週間で1年分を集客しちゃう。

そして、"水塊"と"大人の大衆文化"をウリとする水族館プロデューサーとして嬉しいのが、旧水族館では子どもしか来てなかったに近かったのに、有料1万4千人のうちなんと87%が大人やって言うこと。
これはもう、完璧に北海道の文化として認知されとりますな。やったー!

というわけで、北の大地の水族館(山の水族館)の第2弾!
熱帯淡水魚のゾーンですぞ。


まずは、7月14日オープン後のちょうど1週間後に急逝してしまった、日本最大の巨大肺魚プロトプテルス・エチオピクス。

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ホントに残念です。
巨大イトウの群と並ぶ、ピンでの大スターだったのに……。

なぜ亡くなった肺魚を一番最初にしたかと言うと、この熱帯淡水魚のゾーンが温根湯温泉の再生に深く繋がる『魔法の温泉水』のゾーンであり、この肺魚こそが、それを最も如実に語る、美しく巨大に育った巨魚だったからです。
この巨大肺魚に関しては、後ほど追悼写真集として紹介するつもりです。


さてしかし、巨大肺魚が亡くなっても、熱帯巨魚の層は厚い。
先日も、フジTV系『とくダネ!』で、肺魚に代わって「魔法の温泉水」のすごさをアピールしてくれたのがピラルクー。

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ピラルクーとしてはまだ小さくて1.5mほど。
しかしこの子、2年前は10cm程度の大きさだったのだ。
2年でこの大きさ。さらに、この美しさ。

そう、山の水族館で使ってるのは、温泉と冷泉をほどよくブレンドした『魔法の温泉水』。
この魔法の温泉水で飼育されていると、あ〜ら不思議。
魚たちは急速に成長し、しかも病気にはならない、怪我はすぐに完治する…という奇跡の結果になったのだ。

まちづくりが道楽なカンチョが、そういうことを見のがすワケがない。
この魔法の温泉水で育てられた、美しくも巨大な魚たちを発信源に、さびれた温根湯温泉を再生するアイテムにしようと考えたのだ。


コロソマもでっかいよ!

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実は、これより一回りも大きな、おそらく日本で最大のコロソマもいたのだ。
しかしその巨大コロソマは、工事による震動の影響で、オープンを待たずに急逝した。

ちょっとねえ、この水族館には山も谷もありすぎる。
まずは、日本最大のコロソマが死亡、そして巨大で美しかったオオウナギが死亡、さらにやっぱり日本最大級のマタマタが死亡(いずれも工事の振動のためと思われる)、工事が終わったと思ったら巨大肺魚の番やもんね。どうしたん?これ。


まあ、気を取り直して、ガーもでっか太い!

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他にも、南米と言えばナマズ。
レッドテールキャットは大勢いて、その中のボスみたいなのがピラルクーに体当たりくれたりしてるし、タイガーシャベルキャットもうろうろと、口に入りそうな魚を探してるし、とにかくみんな元気なのだ。


そしてひときわ美しい、アジアアロワナ。

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水族館で、こんな風に観賞魚っぽく光り輝くアジアアロワナはおらんよ。
もちろん、これも『魔法の温泉水』のおかげなのは確か。
一緒に入っているシルバーバブルも、驚くほどの金色で光っているのだ。

スタッフの展示センスはなかなかよくて、金色アロワナの水槽では金銀色の魚たちが集い、オレンジ色のアロワナの水槽では、オレンジ色の魚たちに統一されている。
どちらも美しい!

どうだ!この温根湯温泉『魔法の温泉水』
山の水族館に来たら、ぜひ温泉にも入っていこうではないか〜!
なんか聞いたところによれば、すでに近所の温泉旅館に立ち寄る人も多いのだとか、さらに温泉に泊まって水族館へという人も増えているという。
この流行に、遅れてはなりませんぞ!w。


さてさて、こんな風な、六本木スカイアクアリウムっぽい水槽もあるよ。

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他にも、万華鏡みたいな金魚を見る水槽とか、写真撮り用のアーチ型水槽とか、ユニークな水槽がけっこう多いのがこの水族館の特徴。

これらのユニーク水槽を考案したのは、たった一人で旧山の水族館を支えてきた佐藤主任だ。
実はカンチョの方では、これらのユニーク水槽には、ほんの少しのアドバイス以外は、まったく携わっていない。
だって、ボランティアプロデューサーやしさ、なかなか現地に行けないから一つ一つに関わってる時間なんかほとんどなかったんやもん。「うん、まあ頑張ってな」みたいな。

でも、さすが佐藤主任、工業高校で学んできただけのことはある、どれも実に完成度が高くて楽しい水槽を完成させたのだ。スゴイよ彼の能力。
水産大や海洋系大学などで学んできた魚類学の専門家が中心の水族館では、展示係は名ばかりで飼育係に終わってしまってるけど、このようにそうでないスタッフが中心の水族館では、ちゃんと「展示」の面白さを追求できるんよね。

まあ、そんなわけで、北の大地の水族館の集客力はうなぎ登り。(ウナギはおらんようになったけどね)
わずか3億5千万円の建設費で、一日入館者数が4千人近いなんていうのは、すでに日本一のコストパフォーマンス。
もしこのまま年間20万人を超えたら、年間を通しても、首都の真ん中にあるサンシャイン水族館のリニューアルと同等のコストパフォーマンスを発揮することになる。
正直言ってね、これは、水族館業界に激震を与えるほどのニュースやと思うんやけど、なんせ日本動物園水族館業界には加盟してないからねえ、なかなか伝わらんやろなあ。


◎NHK「おはようニッポン」山の水族館のアーカイブ⇒アイデア勝負 水族館リニューアル −北海道 北見市−

●山の水族館の、これまでの記事と写真のリストはコチラ ⇒おんねゆ温泉・山の水族館記事リスト


●産経新聞『話の肖像画』インタビュー記事に3日連載で載せてもらいました。
『話の肖像画』水の演出家 水族館プロデューサー・中村元



■前回の『超水族館ナイト』のカルカル公式レポートはコチラです↓。
 ⇒12回『中村元の超水族館ナイト2012年年春 〜いまどきの水塊に溺れろ!〜』
 ⇒USTREAMでもご覧になれます。⇒USTREAM配信

Twitterfacebook始めてみました…。
□オススメの水族館本(中村元著・監修)→水族館の本
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