おひさしぶり〜! このところ、本業はそんなでもないのに、テレビや新聞や出版やと、なんか時間に追われることばかりやらされててな。今週になってやっとそれらのほとんどが片付いて時間ができたんですわ。 それで、その中でカンチョが、一番力を入れてたていうか時間を使ってたテレビ番組をご紹介します。 今週の日曜日 8月17日(日)午後3時〜4時25分 日本テレビ系列『世界に誇れ!ニッポンの水族館〜各地で注目のすごーい展示をどんどん見せちゃいます〜』
この番組、日本テレビ系列の全国放送なんやけど、札幌テレビSTVの制作で、中村元超先生監修ですw。 今年の冬にSTVのディレクターから相談が来たときには、まだ時間枠もそもそも日テレで採用されるかどうかも決まってなかったのだけど、彼といろいろ話をして、「全国的に知られてない、スゴイ展示を開発して人気になっている水族館に絞って紹介しよう」と合意したとき、これこそボクのやりたかった水族館特集、絶対に実現させなあかん!と力入ったわけですよ。 それで、カンチョ、監修もホイホイ受けて、企画書への資料や写真も惜しみなく出して、今までの水族館特集にはなかった、現在の水族館人気の「オレは本当の真実を伝えたいだけなんだ〜!」と頑張った。 うん、『MOZU』の「オレは、本当の真実を知りたいだけなんだ!」みたいなw。 そしたら、なんと1時間半スペシャルで決まった! やった〜! それでね、番組ではどんな「各地で注目のすごーい展示をどんどん見せちゃいます」なのかを、ここでご紹介しましょう。というわけな久々のブログ水族館です。 まずは、もちろん北海道のSTVが制作だから、ディレクターがこの番組をつくろうというそもそものきっかけとなった、北の大地の水族館(テレビの中では「山の水族館」てしょうかいされちゃうけどT_T)。 自分で言うのもなんやけど、これこそ世界に誇れるいかにもニッポンらしい水族館よね。 というわけで、ここだけはボクも出演して、サンドウィッチマンのお二人と、小島瑠璃子くん、そしてSTVの八木アナウンサーに誇りまくったったw。⇒こんな感じで 温根湯にこんだけタレントが来てくれたのは初めてのことで、 サンドウィッチマンの伊達さん、すごく水族館好きなんやな〜。とか、 なんかしらんうちに小島瑠璃子くん、えらい人気タレントになってたんやな〜。とか、 八木アナウンサー、アナウンサーとは思えへんバラエティー司会みたいな人やなあ〜。とか、 けっこう楽しい一日やった。 そして、北の大地の水族館スタッフで全国デビューしたのが、山内妹こと一番若い展示スタッフ山内知美。 しかも、衝撃の凍る水槽潜水掃除! 余裕かましてピースとかしてるけど、水温3℃やからね。(外気温マイナス10℃やしw) 実は、まだ番組は決まってない時期であったにもかかわらず、この番組のために特別に潜水掃除を公開して、札幌からSTVのカメラマンを呼んであったの。 ボクがいかにこの番組を成功させたいと思ってたか、STVのディレクターがいかにこの番組の採用を確信してたかわかるでしょw。 さらに、STVは北海道のテレビ局やからね、旭山動物園は動物園でもなんとか入れたいところ。 でも大丈夫!なんせ、ボクが『中村元の全国水族館ガイド』で「水族館より水族館」って紹介してるんやから。 短縮版 ⇒ Web水族館:旭山動物園 しかも、旭山動物園はまたやってくれた〜! カバの水中展示。水族館より水族館〜! アザラシに続く、動物による浮遊感水塊の第二弾! ボクのFBとかツイッターとか見てくれてるみなさんは、この春から夏にかけてボクの旭山動物園回数が多いなあと思ってたと思うのだけど、はい、この番組のせいです。 今まで、カバの足が立つ深さでの水中展示はあったけど、そしてボクもそれを水族館の技術でもっと面白くできるのに…とか思ってたけど、まさか、こんな深い水槽で展示とはまったく思いつかなかった。 坂東園長に「こんなに深くてもカバが潜るっていう情報、よく見つけてきたもんやなあ」と褒め称えたら、 「いえ、そんな情報はなかったけど、常識的に溺れるわけないだろうと信じてた見切り発車だったんです」と……。 それを聞いて、ボクは猛烈に感動したよ。 見切り発車っていっても、そうとうに考え考え尽くした末の勝負。アッパレ! 日本の動物園はみんな前例主義。日本初とか言って始めてる展示もたいていアメリカの真似やからさ。 旭山動物園のような勝負を打てる動物園って、なかなかないもんねえ。アッパレ! さてさて、水族館もわりと前例主義者(常識展示者)がのさばっていて、まぁそのおかげでボクの、常識を覆す展示での水族館プロデューサーという仕事が成り立つ、ありがたい環境なのではあるのだけどw、 そのボクをして、アッパレ!と言わしめる開発をした水族館もやっぱりちゃんとあるんですな。 その一つが、二見シーパラダイスの「ふれあいショー」 ていうか、ボクは「柵なし展示」あるいは「柵なし、ふれあいショー」というのが的を射てると思う。 とととと…トド! 水族館トレーナーでさえきわめて危険と恐れるトド。 そこのベビーカーのお母さん、のんびり笑ってるばあいやおまへんで! しかし今は、この写真の当時より、はるかに過激なことになってるのに、カンチョも衝撃を受けたですよ。 その映像は、もちろん17日の放送で〜! あのね、全国には、セイウチでふれあいショーやってる水族館がすごく増えたけど、それは全てが、ここ二見シーパラダイスの真似っこなのですよ。 ゾウアザラシ、セイウチ、アシカ、など海獣をお客さんの真ん前まで連れてくるショーは、全てこの二見シーパラダイスで、世界で始めて開発されたの。 それを、いつか全国放送で訴えたかったんよね。 この番組でやっと、オレは、本当の真実を知らせることができた。(もちろんMOZU風にw) 二見で開発したこと柵なし展示は、みんなでっかい水族館が真似して、そっちの方が有名になっちゃう。 でも、柵なし展示で今も絶対に他の追随を許さないのが、二見シーパラダイスでもある〜! セイウチのふれあいなんかもう、さらにぶっ飛んだことやってるから、この番組の二見シーパラダイスを見のがさないで下さい。 ていうかね、この番組を見のがすと、二見シーパラダイスが全国ネットに出るのは、またかなり先のことになってしまうからね。永久保存版にしてもええと思うよw。 世界で初めて!と言えば、名古屋港水族館のマイワシトルネードもそう! 名古屋港水族館で、シャチだの南極ペンギンだのって紹介するんではなく、マイワシトルネードこそ「世界に誇る」展示として紹介するのが、この番組の監修者であるカンチョの強い意志の現れ。だって、南極ペンギンもシャチも、アメリカの真似やもんね。 トルネードの写真もっと見たければ⇒コチラ このマイワシの群を操作する方法も、まぁ関東の巨大水族館とかに瞬く間にパクられてしまったけど、元祖ていうかオリジナルは名古屋港水族館なことを、みなさんに知って欲しい。 そしてさすがオリジナル。その美しさは今も、名古屋港水族館のが群を抜いて美しい!という本当の真実を知って欲しい。 関東のおみゃーさん、一度は名古屋港水族館にいってみりゃー。だがね。 常識破りと言えば、名物館長のクラゲ水族館も、わすでだらあがんべな。んがす、山形ば庄内でがす。 新しい、加茂水族館〜! (すんません、東北各県弁が混じってるみたいでがす) 見よっ!この常識破りの超巨大クラゲ水塊! カンドーもんです。はっきり言って、この水槽だけ見に山形県まで行く価値がある! そして、もちろん加茂水族館に関しては、ただ新しく常識破りの展示というだけでなく、村上館長と副館長の苦難の歴史がどうしても必要なわけ。 もちろん、そのドラマをしっかり紹介しとるからね。 なんせ、そのために、わざわざ開館前の加茂水族館にも出かけたくらいやからね。 地上波全国ネットでは、あまり紹介されてない感動エピソードなので、これもやっぱり永久保存版ではないかと。お見逃しなく! そして、超常識破りな関東代表水族館! もちろん、サンシャイン水族館、天空のオアシスですがなw。 他にも、九十九島水族館海きららのイルカの「ジャンピングキャッチボール」 さらに、しものせき海響館の「ペンギン大爆走!」 こちらは、3Dブルーレイのために撮影された美しい画像がテレビ初公開。 美しくって、ちょっと泣けちゃうよ。 ……というわけで、今までカンチョが超水族館ナイトで、スゴイ展示!と紹介してきたお気に入りの展示が目白押しの番組なのが、ちょっと分かっていただけたでしょうか? この番組はね、マジで今までの水族館番組とは違います。 ニッポンの水族館は、ジンベエザメがいなくてもスゴイ! ニッポンの水族館は、アクリル技術によって進化してるのではない。 ニッポンの水族館は、新しい時代を切り拓く真の展示スタッフによって進化している。 ……という、水族館の本当の真実を、知ることができる番組です。 つってもですな、かなりユル〜く構成されてて、まあ実に笑えますw。 視聴者カスタマーズ起点もバリバリな内容なので、ぜひご家族で楽しんで下さい。 とにかく、夏もそろそろ終盤の17日にこの番組を観て、「よっしゃっ!水族館」と出かけようではないですか。 なんと北見市なんか、北の大地の水族館割引券付チラシまで配付してる勢いやからね。 □最新刊→『水族館に奇跡が起きる7つのヒミツ』 □オススメの水族館本(中村元著・監修)→水族館の本 ■Twitterとfacebook始めてみました…。 ■水族館を選ぶなら→WEB水族館:決定版!!全国水族館ガイド |
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