|
種名:イシジロペンギン 体長:73mm(台座入れて150mm) 生息地:ニュージーランド 特徴:オアマル特産の白い石でできている。 モデル:ハネジロペンギン (コガタペンギン) 発見日:1999年12月 NZの手乗りペンギン展示、ずっと中断していたけれど、再び始めます。 前々回のブルーペンギン(クリック)と同じ、コガタペンギンペンギンパレードを観察するスポットで捕獲した。 もちろん、パレードをするハネジロペンギン(コガタペンギン)がモデルだから、ブルーペンギンと、全体のフォルムも、首をちょっと傾けた仕草も似ている。 この首傾け仕草は、どっちかの作者が真似ているというのではなく、コガタペンギンたちに特徴的な仕草なのね。 ほら、最近の裏版水族館ガイドでUPした→コガタペンギン(一番下の写真)も、上を見上げるのに首をかしげている。 ところで、コガタペンギンの亜種は、オーストラリアから、タスマニア、ニュー時ランドにかけて5種が知られていて、そのうちハネジロペンギンだけが、最近になって独立した種として考えられるようになった。 それで、ちょっと前までの水族館の解説板には「ペンギンは世界に17種類」と書かれていたのだけれど、最近では『ペンギンは世界で18種類』とされるようになった。 その張本人のペンギンが、このペンギンのモデルであるハネジロペンギンだったのですね〜。実はボクも最近知ったのだけどw。 さて、和名のイシジロペンギンの由来だが…。 イシジロは石白、白い石で作られているからさ…。 そのまんまやんっ!て言っちゃダメよ、モデルの亜種名ハネジロペンギンとかけてあるんやから、いちおーw。 オタゴ半島オアマルは、実はペンギンよりも有名なものがあって、それがこの真っ白な石材を産することなのだ。 この石材は白いだけでなく、軽くて柔らかくて加工がしやすい石なので、建材としてもよく使われ、オタゴ半島周辺では、白壁や白い建物の重なる街並みをよく見かける。 さらに、NZランド全域で、白い建材といえばオアマルの白い石ということになっているのだそうだ。 オアマルのハネジロペンギンをモデルに、オアマルの白い石から生まれたイシジロペンギン。こんなにバッチリなオアマル土産は他にない!と言っていいだろう。 そりゃあもう、『北海道土産に、白い恋人!』『お伊勢参り土産に、赤福!』くらいに完璧やって。…ぁ、なんかおかしい。 えっと、こちらは、ペンギンパレードのポイントに行くまでの道。昔のファイルから探し出してきた。 動物注意標識に、一羽じゃなくて、ちゃんと行進してるみたいになってる、しかも色までちゃんとブルーペンギンなのが可愛い。 左側の建物の向こうは海で、道路の右のブッシュの中にハネジロペンギンたちの巣があるのだ。 ペンギンたちは、早朝に海に出勤し、日が暮れると巣に戻ってくる。つまり、毎朝夕には、この道路を横切らねばならないのである。 ヒトがやってきて道路をつくるまでは、もちろん道路のあたりにブッシュがあったのに違いない。 ブルーペンギンの折りに、「オーストラリアのフィリップ島のペンギンパレードに比べたら、パレードじゃなくペンギンの行進だ」なんて書いちゃったけれど、ヒトさえ入植しなかったら、フィリップ島に負けないくらいペンギンたちがここにいたのでしょうね…。 ■今年のカンチョ本2冊新発売! ◎みんなが知りたい水族館の疑問50」(サイエンスアイ新書)著・写真:中村 元 ◎The水族館(三推社◎講談社)監修ほか:中村 元。 □「水族館の通になる」(祥伝社新書)と「全国水族館ガイド 2006-2007」(SoftBank Creative) も読んでね!全国の図書館にも置かれてます。 |
手乗りペンギン展示室
[ リスト | 詳細 ]
中村元のペンギンコレクション
|
種名:ニンギョウヤキペンギン 体長:約60mm 生息地:長崎ペンギン水族館 特徴:本当はペンギンワッフルと言うらしい。 モデル:左はイワトビペンギンか? 発見日:2007年8月24日 お仕事が、いい具合に忙しくて、ちょっと時間がないので、裏版!!水族館ガイド北海道編の合間に、今日はちょっと息抜き記事ね。 …というわけで、久々の手乗りペンギン展示だ〜!と、期待していただいたペンギン置物ファンのみなさんごめんなさい。 でも美味しそうでしょ。 長崎ペンギン水族館の売店に生息する、珍しくもいただきます系ペンギン。(いつもご歓待いただく飼育部長さんにご馳走してもらったw) 左が小倉、右がクリーム入りで、どうやら、本当の名前はペンギンワッフルというらしい。 でも、これはやっぱりペンギンの人形焼きですな。 小倉ペンギンの頭の部分が、王冠のようにもイワトビペンギンのようにも見えるけれど、実はただのはみ出て焼けた部分です。 こういうのをいただくときの心得は、一口かじるって残ったのを見るとちょっと無惨な感じなので、一気に丸かじりしちゃうこと。 幸いにも、女性でもちょっと無理すれば一口サイズなので、長崎ペンギン水族館に行かれた折にはぜひご賞味を! ペンギンファンでなくとも、ふつーに美味しいですw。 で、まあ、これだけじゃあんまりなので…。 長崎ペンギン水族館の本物ペンギン写真も。 光の中を飛ぶ、オウサマペンギン。 この写真、個人的にお気に入りで、最近の自分の携帯電話の待ち受け画面にしています。 ■今年のカンチョ本2冊新発売! ◎みんなが知りたい水族館の疑問50」(サイエンスアイ新書)著・写真:中村 元 ◎The水族館(三推社◎講談社)監修ほか:中村 元。 □「水族館の通になる」(祥伝社新書)と「全国水族館ガイド 2006-2007」(SoftBank Creative) も読んでね!全国の図書館にも置かれてます。 |
|
種名:マダラガラスコウテイペンギン 体長:103mm 生息地:ニュージーランド 特徴:ガラス細工。HOGLABND GLASS モデル:コウテイペンギン 発見日:1999年12月 ニュージーランドの手乗りペンギン展示はまだまだ続く。 でも暑いことだし、涼しそうなのを2羽。 名前からも分かるように、ていうか写真を見れば分かるのだが、ガラスペンギン属の一種だ。 でも、他の多くのガラスペンギン属と大きく違うのは、不透明な羽毛が透明な体の中に生えていること。制作の過程で、二重構造になっているらしい。 この進化が見られるガラスペンギン属は、当館で飼育しているペンギンのうちわずか2種類3羽だけ。けっこう希少種だ。 そして、なぜだかこの方が、透明なだけのガラスペンギンより清涼感がある。 白黒の羽毛のマダラ模様も、ガラス細工の高質感を薄めて柔らかさと、さらなる清涼感を演出。 さらに、2羽が対になり、片方がいかにもペンギンらしい柔らかさで、どうやら足の上に置いた卵をいつくしんでいるらしいのが、また暖かみを感じる。 涼しげで、フワフワとした柔らかさと清涼感が同居し、暖かみまで感じる・・・。 それは矛盾しているようだけれど、実は、本物のコウテイペンギンの印象もそうではないか! このマダラガラスコウテイペンギンには、マダラガラスペンギン科のもう一種類のペンギンがいる。 それで、少々長ったらしいのだけど、こんな名前になっちゃったのです。 ■今年のカンチョ本2冊新発売! ◎みんなが知りたい水族館の疑問50」(サイエンスアイ新書)著・写真:中村 元 ◎The水族館(三推社◎講談社)監修ほか:中村 元。 □「水族館の通になる」(祥伝社新書)と「全国水族館ガイド 2006-2007」(SoftBank Creative) も読んでね!全国の図書館にも置かれてます。 |
|
種名:レザーペンギン 体長:74mm 生息地:ニュージーランド 特徴:革で出来ている。 モデル:ジェンツーペンギン? 発見日:1999年12月 さてさて、ニュージーランド(NZ)手乗りペンギンはまだまだ続く。 そういや、NZは今真冬なのね〜。うらやましくもあり、うらやましくなくもあり・・・。 そんなNZのどこで手に入れたのだか、もうすっかり忘れちゃったのだけど、ちょっと変わり種の手乗りペンギンだ。 なんと革製品。だからとっても軽い。 さらに尻尾のところを左右にひっぱれば、平らに開くのだ。もちろん平らにしたことはないけれどw。 どうやら、ちょっといびつな二等辺三角形の革に、切れ目を入れて、クイックイッと曲げて作ったらしい。 でも、その単純な方法と素材からは、想像できないほどの重量感と、シャープな硬質感がある。 ほらほら、後ろから見るとこんなの。 いったい、どうやってこんなこと思いつくのでしょうね〜? いやホントにね、例えばフリッパーとボディーの隙間とか、これ一刀切ってあるだけなのよ。 おそらく、型どりとか塗りとかも、全部フリーハンドでやってると思う。 でもまあ、後ろからはあんまり見ない方がよさそうですね。 |
|
種名:ブルーペンギン 体長:60mm 生息地:ニュージーランド・オアマル 特徴:リアルさを追求しているが少々いびつ。素材は不明、とても固いけれど・・・。 モデル:コガタペンギン(ハネジロペンギン) 発見日:1999年12月 ペンギンパレードと言えば、豪州メルボルンのフィリップ島。日が暮れると、何千羽ものフェアリーペンギン(コガタペンギンの亜種)が海から海岸に上がってきて、巣のあるブッシュへと向かう。 NZにもその仲間がいて、大勢住んでいるところでは、一列に並んだ行進を見学することができる。 NZでは、ブルーペンギンと呼ばれているが、翼に白い縁取りがあるので、ハネジロペンギンと言う亜種名が付いているらしい。それがこの子だ。 この子は、NZではけっこう有名なオアマルという町の外れの、ペンギンパレードセンターで見つけた。 オアマルのパレードは、フィリップ島のパレードに比べたら、それはそれは小規模で、数にすれば数百分の1といったところ。 正直言って、「ペンギン行列」というのが正しいと思うし、下手したら水族館の方がペンギン数が多かったりするのだ。 でも、センターの人たちは「こんなにすごいパレードはない!」と言い張るのね。もちろん、見学料金だってしっかり取る。 そんな、ブルーペンギンが大好きな人たちの一人がきっとこのペンギンを作ったんでしょ。 羽毛の色といい、はっきりと眼を囲んだ肉といい、なんといっても、前傾になって首を傾ける仕草が、コガタペンギンそのものだ。 ただちょっと、首のくびれがスズメっぽいし、突き出た胸はハトっぽいし、頭の形はいびつだし、ここまで一生懸命リアルに仕上げようとしたわりにはバランスが悪い。 実は、正面から見ると最悪で、どう見ても多角形頭のドナルドダックにしか見えなかったので、展示を諦めたw。 これ、前傾姿勢なのが本当にペンギンらしくないのね。でもこの姿勢が、コガタペンギン属の仲間の特徴だし、首を傾けた仕草もコガタペンギンそのもの。 作者はきっと、ここでのパレードを相当観察したのではないかと思うのです。 あと、ちょこっとお気に入りは、台座の石に取り付けられた貝殻。これで、海岸を行進するペンギンの雰囲気が伝わってくる。 ところで、現地でブルーペンギンと呼ばれるのは、背中の黒い燕尾服が、コガタペンギンは青っぽい灰色をしているからだ。 大きさといい、羽根の色といい、まるで他のペンギンたちの幼鳥のように見える。 このペンギンにはそのあたりのこともよく現れているので、現地の呼び名どおり、ブルーペンギンと命名することにした。 こちらは本物のコガタペンギン、ぜんぜん違いますなw。 |





