|
地震、東京でもよく揺れましたね。 被災地のみなさまには、お見舞いを申し上げます。 マリンピア日本海や、HIS工房「水族館非公式ガイド」管理人さんなど、知り合いの掲示板には、いち早く被害なしの書き込みがあって安心したけれど、災害は起こった後の生活にダメージを与えるので、やっぱりかなり心配しています。 さて、あの日ボクは、六本木ヒルズ52階で開催中の「スカイ アクアリウム with ペリエ カフェ」に行った。 →サイトはこちら 森美術館の展示で、アクアリストたちの作った水槽をアートとして展示した企画。 アートなので、展示場内で写真を撮ることはできず、ギャラリー入り口にあった水槽を写してきた。 あいにくの曇り空ではあるけれど、まあこの展示のサブタイトル「天空の水族館」ぽくはある。 たくさんのアートぽい水槽がならんでいるのだけれど、見ごたえがあるのは、現在活躍する有名アクアリスト(あるいはショップ)による水槽がずらりと並んだ「アートアクアリウムギャラリー」。 左に海水=サンゴ礁、右に淡水=水草の水槽がずらりと並んで目に美しい。 水族館にはあまりない、自然のミニチュア的感覚の水槽だ。 アクアリウムの世界というのは、現代の盆栽であるように思う。 森美術館は初めてだったので、53階でル・コルビュジエ展も観てきた。 実は、ボク自身、水族館の展示企画を始めた頃から、他の水族館よりも美術館の展示に刺激され、今も水槽を絵画や彫刻に例え、水族館を美術館に例えて語ることが多い。 だから、美術館に水槽というのはまったく違和感がなかった。 ただし、水槽は生き物なので、設置すればそのまま作品として完成というわけではない。 行かれるのであれば、あと1週間くらいして水槽が落ち着いてからがいいかも。 ■実際に取材をされてきた、雑誌「コーラルフィッシュ」編集長からコメントをいただいた。そこに綺麗な写真が掲載されているので、ぜひご覧いただきたい。→「水槽日記」
できるかどうかわからないけれど、トラックバックというのもやってみようかと思う。 |
カンチョ雑記
[ リスト | 詳細 ]
中村元の独り言
|
ザ・ベストハウス1.2.3の放送日、7月21日などと言ってしまったけれど、それは大間違いだと、まこっちゃんから指摘されて分かりました。 フジテレビ系列で、7月25日(水)21時から22時48分が正しいそうです。 なんでかな〜、ボクはいつも数字を間違えるの。 聞いて、繰り返した直後に間違えるの。 空で覚えられる電話番号も、3つまで。(今は2つだけどw) 5年前まで20年間勤めていた会社の電話番号が、もう思い出せません・・・(汗)。 たぶん、生まれつき脳のその部分が欠けてるんです。 あるいは、前世まで、数字というものがない場所で暮らしていたのです。 つまり現代人としてはアホなんですな。 しかし・・・・だ! 中学、高校と公式が憶えられなくてね、 それで、テストのときには、図形で解ける問題だけを狙って、なんとかギリギリセーフしてましたw。 つまり現代人としてはアホでも、ヒトは別の方法でなんとか生きていくことができる。 今回も、心配してくれる友人がいてくれたおかげで、なんとか助かったやんねw。 これぞ007人生の極意! けど、ボンドを助けてくれるのはいつもセクシーな美女なんだけど・・・。 というわけで、7月25日、ボクが水族館ベスト3を選ぶので、ご覧下され。
|
|
マリンピア松島の社長(前館長)の、仙台での「いただきます」な思い出は、前回の記事で少し触れたが、実は社長とはマゼラン海峡にていわゆる遭難の憂き目に遭った生死を共にした仲でもある。 マゼラン海峡と言えばもちろん、このイロワケイルカ。 イロワケイルカ捕獲用の船を、プンタアレナスの港から捕獲基地に回すとき、途中でペンギンの島やシャチの群に会えるというチリの学者の口車に乗って、よせばいいのに(というのもカンチョ船酔いに弱いから)社長(前館長)と一緒に乗り込んでしまった。 そしたら、マゼラン海峡は大嵐で、全長10mは超える鉄船が木っ端のように翻弄されはじめたのよ。 木っ端のようにというのは、正しく木っ端のようにで、波と波の間を飛んでいたり、乗り切れない波に潜り込んでしまったり。 船酔いでたまらず吐こうと飛び込んだトイレからは、天井にまでぶち当たる水柱が出たり入ったり。(^^; 映画「パーフェクトストーム」でのハリケーンの中の漁船のシーン、中盤あたりまではマゼラン海峡で経験したのとほとんど変わらなかったくらい。([ビデオ借りて観て下さい。こういうことってホントにあるんだから。) 潮流と強風に押し戻されるから港には戻れないし、なぜだか知らないけれど、無線連絡もとれなくなった。 さらに、船長以外の船員2名は、座り込んで十字を切っているばかり。(それってどうなの?海の男よ!) マリンピア松島の社長は、波の荒い三陸の海で、何度も漁船に乗ったことがあるらしいのだけど、10センチほど海水の溜まった船室でボクにこう言った。 「日本の漁船は世界で最も転覆しにくい構造になってるんだけどね、これよりもっと穏やかなときでも、三陸の漁師が危険だから帰港すると言って帰ったよ。これはたぶんもうダメだね。中村さんは泳げる?私はね泳げないんだよ」 いや泳げるも何も、海は水温10度以下、陸地などどこにも見えないし、潮流は10ノット近くある。「そうすか、でも、なまじ泳げない方が楽ですよ」とボクは答えたのだった。 で、肉体的には目一杯船酔いに打ちのめされ、気持ち的にも目一杯打ちのめされたボクは、その後、速やかにブラックアウトして(つまり気を失ってw)一切の苦しみから心をシャットアウトしたのだ。 いやはやヒトの精神ってうまくできてるもんですわ。 さて、そんなことのあったイロワケイルカ捕獲作戦のときに捕獲され、日本に運ばれてきたイロワケイルカが、ここマリンピア松島にはまだいる。 今回は久しぶりに社長に会ったので、そのことを思い出し、それでどれがマゼラン海峡から来た個体なのか教えてもらうために飼育スタッフに付いてもらったのだ。 2頭いて、そのうちの一頭が、このイロワケイルカだった。 このイロワケは、肌荒れのひどい個体なのだけど、別に日本の水が合わなかったというわけではなくもともと荒れている。 どうやら遺伝らしくて、このイロワケが産んだ子も肌荒れ体質だ。 ところで、イロワケイルカが日本にやってきたのは、その時の捕獲の一度きりなので、今日本にいるイロワケの全てが、当時の個体の子たちか当時の個体だ。 そして、当時3館で飼育していたイロワケの繁殖にいち早く成功したのがこのマリンピア松島水族館なのである。 マリンピア松島のイロワケたちは、とりわけ人なつこくて、顔を近づけたり手を振ったりしていると、いくつもの個体がやってきてくれて、この親子もしょっちゅう顔をのぞき込みに来てくれた。 なんだかねー、「あ〜ら久しぶりじゃないの?元気にしてた?」と話しかけられている気分になったですよ。 思い起こせば、彼女に初めて会ったのはもう20年も前のことになる。 最小の鯨類イロワケイルカの寿命は20年程度とされているから、彼女はずいぶん長生きだ。 3つの水族館からそれぞれ2〜3名づつで組織していた当時の捕獲隊のメンバーで、今も現役の水族館スタッフは、たしかもういないと思う。 あのマゼラン海峡で拾った命、よっしゃオレももうちょっと頑張ってみるかー!と思ったのでした。 ところで、冒頭での嵐のマゼラン海峡、船長のすごい奮闘によって船は沈まずに、無人島の島影にたどり着き、さらに石油基地に避難し、3日後に仲間の待つ基地にたどり着いたのでした。 最短4時間で到着するはずだったので、そろそろ日本に悲しい知らせをしようと準備しているところだったw。 最初に避難した無人島で、同じく避難していた漁船からウニを大量に買って非常食代わりにした生ウニ、とてもおいしかったです。 |
|
以前に、アトモス部屋で紹介されてた「キツネさんキツネさん理論」だったかがとても気に入ってしまい、その提唱者アモツ・ザハヴィとアヴィシャグ・ザハヴィの「生物進化とハンディキャップ原理」という本を買ってあった。 で、やっと読む時間が出来たので、昨日からら通勤電車とかで読み始めたところ。 キツネさんキツネさん理論というのは、鳥の雛がことさら騒いで鳴くのは、キツネや猛禽類にわざと狙われるように騒ぎ立てることで、子に死なれては困る親を脅かしてエサをせびっているのである、というような理論。→こちら参照(トラックバックとかの仕方がわからんかった・・・・w) で、この著者というか研究者であるザハヴィさんたちは、こんな風な、生き物のどうにも理解しがたい行動を、ハンディキャップ原理という理論で解明しているのです。 いや、これがなんだか実に面白い。というかいちいち納得させられちゃう。 その中の一つが、動物たちの縦縞横縞などの模様は、ミスコンのときに全員同じ水着を着た審査があるのと同じ理由だという説。 同じ模様を着ることで、バランスや栄養の良し悪しを比べられるからなんだって。 さらに、鳥や蝶々などが、羽根に縁取りをしてことさらに際だたせているのは、欠損がない優秀な個体であることをアピールできるからというのね。 欠損がある個体は、縁取りがない方が、異性をごまかせるのだけど、そんな個体は異性に見向きもされない。 しっかり縁取りをして、それが繋がってることが、捕食者からも逃げるのが得意で、エサもしっかり獲ることのできる優秀な個体であることを示せるというような話しなのです。 なるほど、それは、魚ではこういうこと? ヒレや眼の周りなど、大切な部分に鮮やかな縁取りのあるサザナミヤッコ。 縁取りがこんなに鮮やかだと、異性だけじゃなく、捕食者にも目立つのだけど、そこがまたハンディキャップ原理のハンディキャップ原理たるところなの。 狙われやすいというハンディを背負いながらも、こうやって立派に育ち、ヒレなどの欠損がまったくない、ということを示す。言ってみれば強者は余裕を示す、という説なのですね。 まあ、このサザナミヤッコは、水族館(なかがわ水遊園)育ちだから、捕食者はいないしエサももらえるので、立派なのは当然なのだけど・・・。 同じく、こっちもなかがわ水遊園のアデヤッコ。 はい、名前の通り、艶やかです。そして鮮やかな縁取りも・・・。 そういや、魚って普通は、急所の眼の周りに黒い帯があったりして急所を隠そうとしているのに、この方々は、眼の存在もことさらに強調しているという感じ。確かにハンディキャップだ。 それと、網目模様も、ウロコに欠損や体型にいびつなところがあれば、すぐにばれちゃうような模様になっている。確かにミスコンの水着だ。 ザハヴィさん説、まだ半分くらいしか読んでないのだけど、なんだかハマっちゃいそう。 「人類水中進化論」以来の、カンチョ的大ヒットな説です。おかげで久しぶりに、生き物たちを見るのが楽しくなってきちゃった。 こういう時の科学って、小学校の時にハマったシャーロックホームズの推理と同じ感覚のワクワクドキドキ感がありますね〜。 |
|
大間違いでした↓ 7月25日(水)が正しかった・・・・。 そうそう! 5月に放送される予定だった、フジTVの「ザ・ベストハウス123」 プレゼンターの中尾彬さんが入院してたため、流れていたのだけど、 中尾さんの復帰で、放送日が決まったそうです。 7月21日(土)スペシャルで、カンチョが日本の水族館ベスト3を選びます。 最近のカンチョ、どんくらい老けたかな〜と思っている方は、ぜひご覧下され。 ぜ〜んぜん若いカンチョをご覧いれましょう!ニャハw。 いずれにしても、中尾さん、復帰おめでとうございました。
|


