ブログ水族館/中村 元

次回『中村元の超水族館ナイト』は2019年2月24日(日)の開催。前売り発売は1/24です

裏版!!全国水族館ガイド

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以前に、サンシャイン水族館の3Dブルーレイが出来たことを紹介しました。⇒コチラ
そして現在、その第2弾作品として、海響館の3Dの制作にかかっているわけなのだけど、すでに撮影は終了し、なんとDVD版が先行して発売されました〜!
(※サンシャイン水族館のDVD版も出ます)

今回も海響館さんの絶大なるバックアップを受け、そしてワタクシ水塊水族館プロデューサー中村元が「水塊」にこだわった監修をしています。

海響館の「水塊」と言えばこれ!

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ジェンツーペンギンたちによるペンギン大編隊!

ペンギン村亜南極ペンギンの水中を美しく、水塊度マックスで見ていただくために、照明をかなり工夫しました。
そしたら、コンデジで撮影してもこんなに美しくペンギン大編隊を見せることができる。

泡の飛行機雲も美しい!

イメージ 2

この写真が動画になると、いったいどんなことになるのか?

そして、さらに3Dになると、いったい何が起こるのか?

ボクはすでにもう見てるんやけど、正直言ってすごいよ!


もちろん、ペンギン猛ダッシュも収録。

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今まで、自然界での映像でしか見られなかったペンギンたちの編隊飛行が、海響館では見ることができるのです。

しかも、水族館ならではのアングルで映されているから、
正面からの動画なんてえらい迫力!

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これもまた3Dだと、またすごいんだけど、それはまだちょっとお預けです。


もちろん、イルカショーやフグにアザラシの赤ちゃんとかも勢揃いですぞ。

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でもやっぱり、こんなコンデジ写真ではぜんぜん迫力が伝わらないですね。


ぜひ、動画の凄さを実感して下さい。
このYouTubeサイトから、amazonの購入ページにも行けます。


尚、3D対応ブルーレイをお持ちのうらやましいみなさんは慌てて購入せず、3Dブルーレイの発売をお待ち下さい。
ホントにこの画像の3Dはすごいことになってます。


●海響館の、これまでの記事と写真のリストはコチラ ⇒中国地方の水族館記事リスト



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ごめんなさい!
2ヵ月以上、ブログの更新をしていませんでした。
2月〜3月はもうめちゃくちゃ忙しくて、なんもできなかったというのは事実です。
でも4月はホントはけっこう暇やったのに、それまでの反動で長い春休みをしてたというのが実情です。
こういうのって、クセのもんやから、再動しはじめたらちゃんとやってけると思うよ。目指せ1週間に1本!

そんなわけで、2ヵ月連続UPゼロはさすがにあかんやろ!と4月30日の悪あがきです。

今回は、九州で最大規模の水族館マリンワールド海の中道
今まで、マリンワールド海の中道は大水槽のサメや海獣たちといった大物を紹介してばっかやったのやけど、今回は目立たないけど実はマリンワールド海の中道の特徴とも言える展示をご紹介。

まずは冷たい海系。

サクラダイ
マリンワールド海の中道のサクラダイの水槽は大きくはないけれど美しいよ。

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サクラダイは日本の水族館のわりと定番な魚なのと色が鮮やかなので、観覧者からは近海のどこにでもいる魚だと勘違いされやすい。しかも、キサンゴ系のサンゴと一緒に入っていることが多いから、魚に詳しくない人にはサンゴ礁の魚だと思われたりする。
そんな勘違いあるわけないやろ!と思ってるのは、水族館スタッフとマニアな人くらいやからね。
一般的にはそういうもんなん。だってボクが水族館に入って2年くらいは、サンゴ礁の魚って勘違いしてたんやから。にゃははw。

そして、ボクと同じくらい魚に素人なみなさんのために説明しておくと、サクラダイは近海のちょっと深い海に住んでいてそのせいで水温もかなり低いのが好みなの。(例えば16℃以内とか言われてたりする…らしいw。)
それで、展示する側ではそのことを表そうと、水槽を深海風に暗くする傾向にある。
ただまあ、それがわりと失敗で、一般的に暗い水槽は観てもらえない。これが問題。

でも、見つけたらこんなに綺麗な魚もなかなかいないんよね。
ボクは、赤い色もさることながら、目の緑色が好き。特に写真を撮るとそれが引き立つ。
写真ではこんな風に撮れるんやから、展示も光をうまく使えば、こんな風に見えるようにはできるかもしれない……とか常に考えてしまう水族館プロデューサーの性なのである。

ところで、サクラダイていうのは日本近海〜ちょっと南までしかいないらしい。
それを知っていて「桜」といういかにも日本らしい名前が付けられたのか、偶然そうやったのかわからんけれど、この美しさに対してなかなかいい符丁やと思う。


サクラダイ水槽の向かい側にも、いくぶん暗い水槽がある。
これは多分、ハシキンメ?(としておく。間違いの場合はご指摘ありがたく受けつけますw)
 ⇒担当者よりホウセキキントキとの答え。かわ太郎さんの指摘が正解!

この子も赤い。

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もしハシキンメやなかったとしても、まあ深海に住んでる魚ってことが分かる色と風貌やね。
赤色というのは、太陽の光が届かない場所にいくと黒くなる。そして赤色の方が黒色よりも闇に溶け込んで見えなくなるらしい。
目がデカイのも深海系魚類の特徴で、わずかな光りを感知するためだ。明るいレンズが大口径になるのと同じことだやね。
ボクの好物な金目鯛も赤くて目がデカイ。ていうことはハシキンメも美味しいのか?


このコーナーをさらに進むと、深海系というよりも冷水系。北の生きものたちのコーナーに移る。
日本はどこもかしこも、黒潮と対馬海流の暖流に洗われて、さらに急深になった海中深くに寒流が流れ込んでいるから、どこの海を切り取ってもただいたい同じ生物を展示することになるのだけど、北海道の生物だけはずいぶん違う。

そして、そんな違いの分かる生きものたちの中でもボクが一番好きなのが、ダンゴウオの仲間だ。

ナメダンゴ(やと思うw)

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こいつは可愛いよ〜!
ぜんぜん動かへんけどな、それでもこの顔観てたら癒されるわ〜。
なんでこんなにひょうきんな顔なんやろか?
なんでこんなに泳ぎにくそうな体つきなんやろか?
なんでこんなに目立った色なんやろか?

北の生物では、流氷の妖精クリオネ(ハダカカメガイ)も一時期ちょっとバブルな人気があったけど、小さすぎて見のがしてしまうクリオネよりも、ボクはこの子たちナメダンゴの方がキュートでキャラも立って勝ちやと思う。


さて、このマリンワールド海の中道には、もう一ヶ所、マジな深海系の生物展示がされているところがある。パノラマ大水槽の裏だ。
ここに立ち寄る人は実はあんがい少ないのが残念だけど、穴場と言えば穴場でもある。


これはオキノテヅルモヅルか、ただのテヅルモヅルか、まあそんなところ。

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ゼンマイやワラビの仲間とかではない。これでクモヒトデの仲間なのだ。
この写真の姿は横から見たところで、なんとなく手足を踏ん張った複数足歩行動物が岩場をノシノシと歩いて登っていく姿に見えなくもない。
実際には登ってるのではなく、ただくっついて踏ん張ってるんやけどね。

上から見るとこんな感じ。

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まるで、根を張り巡らせた木の中央に花が咲いてるみたいに美しい。
これでもヒトデの仲間なんでね、ぐちゃぐちゃにいっぱいあるように見える足も、実は根本は5本しかない。(写真では7本くらいありそうなんやけどな)
それこそ木の根のように、枝分かれしてるのだ。

下方には、深海サンゴのセンスガイっぽい姿も2つ見える。
(※これも、センスガイではないかもしれんけど)


そんな深海コーナーで見つけたこのカニは、すくっと立って、とても美しく気品があった。
ツノハリセンボンと言うらしい。もっと気品ある名前付けたってくれよ〜!

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解説には、水深300メートルの深海からやってきたと書かれていた。
深海の暗闇に、すくっと立つ貴公子カニなのである。

太陽光の届かない深海はひどく暗いというわけで、ここ深海コーナーの水槽はかなり暗いのだけど、そもそも通路からしてとても暗いので、水槽そのものはボーッと浮き上がって興味を持たせてくれる。
この暗い深海コーナーには、スターウォーズの帝国軍兵士ストーム・トルーバー、オオグソクムシもおるよ。こいつらね⇒もののけ系…海の中道

暗い通路を、カップルでワー!キャー!言いながら見て回るのにも、深海の世界に想像たくましく一人歩くのにも、混み合ってるGW中には穴場中の穴場。
マリンワールド海の中道に訪れた際には、ぜひパノラマ大水槽の裏にも回ってきただきたい。


ところで、今日の記事をもって改心モードに入ったボクは、必ず1週間以内に、次の記事を書くからね!
長いこと、チェックをあきらめてたみなさん、今後は再度のご来店をお待ちしております。

●マリンワールド海の中道の、これまでの記事と写真のリストはコチラ ⇒九州沖縄の水族館記事リスト

◎NHK「おはようニッポン」山の水族館のアーカイブ⇒アイデア勝負 水族館リニューアル −北海道 北見市−

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おんねゆ北の大地の水族館(山の水族館)の世界初がついに実現したよ〜!
はい、もちろん『北の大地の四季』水槽が完全結氷したのです。

昨年からすでに凍り始めていたのだけど、自分自身の目で確かめることができたのは、1週間前の「中村元と行く凍る北の水族館ツアー」が初めて。
折良く、完全結氷(閉館時まで全水面が凍っている)が宣言された次の日のことだった。

この時には、ツアーの引率や、ツアーへの取材対応やらで忙しくて、写真など撮る暇もなかったのだけど、その5日後に再び生中継出演のために山の水族館へ行くことになったので、ここぞとばかり一眼レフで写真を撮りまくってきたよ。というわけで、今回は結氷バカになって紹介します。


全面結氷した『北の大地の四季』水槽

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氷や氷! と三重県生まれのボクは、もうこれだけで子どもに戻ってしまう。
いやボクだけやないよ、ツアーで羽田からやってきた23名の大人全員が、もうえらい興奮しまくってたからね。

この日の氷の厚さは2cm弱。
おんねゆ温泉(北見市留辺蘂町)にしてはかなり暖かいマイナス一桁の最低気温やったから薄い。
冷え込む日には、5〜6cmの厚さになるんやって。

でも薄くってもまあよしとしよう。
なんせこの水槽は、おんねゆ温泉(北見市留辺蘂町)の、北海道内でも指折りの「寒さ」という財産を全国に発信するためにつくった水槽なんやから、とにかく凍らねば意味がなかったのだ。
正直ホッとしたよ。
※凍る水槽は露天風呂で発案された驚きの真相w。⇒超ビンボー水族館の凍る水槽


氷の下から顔を覗かせてる子。

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なんか可愛くない?
ふだん魚に表情なんて感じないボクが、ときおりドキッとするのは、こういうシチュエーションがあるとき。

ヒトは想像力の動物やからね、顔だけじゃなくて、仕草や場面によって表情を感じてしまうわけなのである。
そこが、展示をプロデュースする面白さでもあるよね。


そして、水中から見上げると氷はとてつもなく美しい!

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今までに半透明なリアル擬氷まで開発してきたボクだけど、やっぱり本物の氷にはかなわんわ。

近頃のボクの水槽づくりでは、擬岩は極力少なくして、青く抜ける部分をたくさん作る。
水中には水草を推奨し、水面上の擬岩には必ず植物を植える。
つまり、擬装モノはできるだけ脇役にする方法にディスプレイを進化させたんよね。

生物単体を観察するのではなく、生物のいる水中の光景を目の前にして感動や好奇心を覚える観覧者に、このようなリアルをどれだけ提供できるかが、これからの水族館が進化する道筋の大きな一つだと信じてる。
そして、新たな道が一つ実現したというわけ。


この美しい世界を、魚たちは悠然と泳ぐ。

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こっちはおっきいヤマメ、一番元気やったのがこの子。
ボクがカメラを構えてると、まるでモデルのように、どんな場所に必ず来てくれたw。


氷は裏から見ると、場所によって表情が違う。

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奥の暗いところから、ぬ〜っとやってくる巨体はニジマス。
ニジマスもよく頑張ってモデルをしてくれたよ。


氷の白いところをバックにちょっとハイキーに。清々しくなった。

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実はこの凍る水槽の構想を、地元の人たちに披露したとき、多くのみなさんが「えー!氷の下に魚いるんですか?」と驚いていた。
ボクは「いますよ、どこに行ってると思ってたんですか?」と答えながら、こりゃいける!と思った。

当初凍る水槽は、道外へのアピールのためだけを考えていたのだけど、この反応によって、北海道人の知的好奇心も十分に惹きつけることができそうだと確信したのだ。

そして寒い冬を、氷の下でじっと堪えて春を待つ魚たちの姿。
その姿を見て、勇気や元気が湧いてくる人もきっと何人かはいるに違いない。
水族館は、自然科学を学ぶだけでなく、むしろ癒しや生きる力を得たり、人生に役立つ何かを学ぶことのできる大衆文化施設であることの方が、社会にとって意味深いというのがボクの持論なのです。


この水槽は夕方になるとまた表情を変える。

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氷の上に雪が積もって水中が暗くなったときのための水中照明を点灯するのだ。
青い光の中で、ニジマスの輝くウロコが映える。
きれーやろ〜?


そして〜! 晴れた日はまた美しい!
凍る北の水族館ツアーのときにコンデジで撮った写真を整理してたら出てきたので追加。

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晴れて暖かかったので半分融けてるんやけど、そんなときにはこうして下から見上げると氷の表情が美しいよ〜。


ところでしかし、この水槽。
せっかく凍ったのに、まだ全国ネットではまったく有名になっていない。
全国版のメディアで紹介されていないからなんよね。

最近、2つの有名番組からアプローチがあって、担当ディレクターはすごい乗り気だったのが、この水族館を見ていない上役から「山の水族館ってそんなローカルな小話題」と止められたのだそうだ。
ほれみいっ!だから名称を『北の大地の水族館』にしておくべきやったんや!
おそれていた結果通りになってしもたけど、旧水族館名を主張した連中の責任を追及してもなんにもならんから、その分こっちが努力するしかないわなあ。がんばろっと。
ていうか、早く『おんねゆ北の大地の水族館』の通称使いをして欲しいと、心から願っているのである。

そんなわけで、メディアのみなさん、「山の水族館」は名前ほどしょぼいローカル水族館ではありません。北海道の自然のすごさをリアルに展示し、おんねゆ地区の再生にも貢献する『北の大地の水族館』なのです。
だまされたと思って、どうか取材に来て下さい。すっごく面白いですから。



◎NHK「おはようニッポン」山の水族館のアーカイブ⇒アイデア勝負 水族館リニューアル −北海道 北見市−

●山の水族館の、これまでの記事と写真のリストはコチラ ⇒おんねゆ温泉・山の水族館記事リスト

●本サイトWEB水族館おんねゆ温泉・山の水族館

●産経新聞『話の肖像画』インタビュー記事に3日連載で載せてもらいました。
『話の肖像画』水の演出家 水族館プロデューサー・中村元

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ご無沙汰でした!過労死というものの存在を身近に感じるほど仕事と時間に追われていた9月10月を無事に生き抜き、そろそろブログ水族館を更新できるような気持ちの余裕ができてきました。気持ちだけやけどな…w。

さてさて近ごろしょっちゅう九州に行っててね、どこに何しに行ってるかはまだ言えやんのやけど、福岡空港からレンタカーを借りてるため、マリンワールド海の中道にはよくお邪魔してる(空港からわずか30分)。

というわけで、超久々にマリンワールド海の中道特集その1。

海の中道と言えば……。シロワニ?うみなかキューブ?とまあいろいろ浮かぶのだけど、水族館フリークのみなさんにとても有名なのがこいつだ。

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ドヤ顔ナポレオン。

どうよこれ!
K1の武蔵をはるかに凌駕する分厚い唇。
横浜銀蠅…おっと古すぎた、氣志團もびびらせるリーゼント頭。

このドヤ顔を前にすると、カンチョのドヤ顔なんか子どものエッヘン顔みたいなもんや。

全国の水族館にナポレオンは数多くいるし、巨大さではどこのが一番とは比べがたいが、全国一迫力ある顔と言えば海の中道のナポレオンというのが一致する意見。
それで、水族館フリークの中ではつとに有名なのである。


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それにしても、このすごい頭ねぇ。

ナポレオンフィッシュの呼称は、この頭の瘤がナポレオンのかぶっていた帽子に似てるところから付いた。でもこの瘤々はもはや帽子ではなくパーマやんねw。

この顔に対して、標準和名のメガネモチノウオ(=眼鏡持ちの魚)は、なんかガリ勉くんみたいな感じで違和感あるよなあ。
博物館である水族館は、ナポレオンフィッシュという通称を避けて和名メガネモチノウオと表記することにこだわるのだけど、和名を思い切って変更し、ツッパリカオノウオとかにしたらええんちゃうかなあと思ったりする。


さてもちろんマリンワールド海の中道と言えば、日本で初めて展示に成功したシロワニ

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こいつもまた迫力顔ですな。

シロワニは、3mを超える巨体に成長する上に、いかにもサメらしく鋭利な歯を剥き出した顔をしているにもかかわらず、非常にゆっくりと泳ぎ攻撃性も低いので、外国の水族館特にアメリカの水族館では、サメの中のサメという趣きで展示されていた。

カンチョも初めてアメリカの水族館を視察しにいったときにシロワニに出会い、こんなの欲しいなあ〜と思い続けていたものだ。

シロワニという標準和名があるくらいだから、日本近海にもいるにはいるのだが、それが小笠原諸島に限られているので、日本の水族館ではなかなか手に入れることができなかったのだ。(現在はすみだ水族館で小笠原のシロワニを展示してる)

それでマリンワールド海の中道はオーストラリアから日本にシロワニを搬送。見事に成功した。
それが1995年で、日本各地の水族館でシロワニが展示されるようになったのはそれから後のことなのである。

尚、オーストラリアからの輸入はその後すぐにできなくなって、輸入先は遠く南アフリカになったのだけど、これも長い時間の輸送に成功。
シロワニは、迫力顔なのに大人しいというだけでなく、輸送にも耐えるというオマケまで付いて、ホントに水族館にとってありがたい体質のサメなのである。当然、シロワニにとってはぜんぜんありがたくない体質に生まれついてしまったということなんやけどね(~~;


この例で分かるように実は、マリンワールド海の中道は知る人ぞ知るサメの水族館なのだ。知る人はあまりおらんけど…。
アクアワールド大洗や美ら海水族館と並ぶほどで、珍しいのもいたりするからサメ好きな人は出かけるべき水族館だ。⇒エビスザメあります


ということで、シロワニさんのいるメインのところを裏に回れば、海底洞窟に潜むサメたちを見ることができる。

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かなりでっかいオオセ
うしろにいるさらにでっかいのは、まるで自信ないけどたぶんオオテンジクザメ?

この海底洞窟は独立した水槽というわけではなく、さっきのシロワニさんのいた大きな水槽の中にある海底洞窟だ。
だから、この子たちはいつでも広々としたところに出ていけるのだけど、やっぱり洞窟が好きなんやね、いつ行っても狭い洞窟に重なり合うようにして半分眠っている。


さてこの洞窟まである水槽は「パノラマ大水槽」という名の水槽で、パノラマな上に大水槽なんだからもちろん海の中道の最大水槽であり、中国、四国、九州という西日本でも最大の水槽だ。
その巨大さを活かして、つい最近、マイワシ大群の展示を始めた。

イメージ 5

あぁ美しい。かつ水中の浮遊感と躍動感があふれまくっている。
このマイワシの大群のおかげで、パノラマ大水槽は一気に"水塊"感がアップした。

実は、このマイワシの群展示には、カンチョめちゃくちゃ驚いた。
近ごろ流行のマイワシ群展示なのだが、エサで釣ることもなく、始終こんな風に水槽の真ん中で群の形を美しく変化させている水槽は、新江ノ島水族館の大水槽以外には今までなかったのだ。
これはもうめちゃくちゃ貴重な、マイワシの群展示だと言える。

新江ノ島水族館のマイワシの群がなぜ水槽の中央にいるのかは、エノスイのスタッフにもプロデュースしたボクにも理由がわかっていない。
でも、海の中道のマイワシがこうなっているのは、どうやらなんとなくシュモクザメのせいではないかと思う。
アカシュモクたちが、好んで激しくマイワシの群に突っ込んで行き、そのたびにマイワシたちは大胆に群の形を変化させているのだ。

そんなわけで、現在のマリンワールド海の中道と言えばコレ…マイワシの群。

これはな、めちゃくちゃ見応えあるよ。
どのくらい見応えあるかって、ここで見ている観覧者の滞留時間が以前に比べてはるかに長くなってるから数字で示せるくらい。(カスタマーズ起点の水族館プロデューサーの観察なんやから間違いなし!)
最近、マリンワールド海の中道に行ってないなあ…という九州のみなさんは、ぜひ訪れて欲しい。
水族館の魅力"水塊"が、ここには確かにありますぞ。


●マリンワールド海の中道の、これまでの記事と写真のリストはコチラ ⇒九州沖縄の水族館記事リスト

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●産経新聞『話の肖像画』インタビュー記事に3日連載で載せてもらいました。
『話の肖像画』水の演出家 水族館プロデューサー・中村元



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昨日はサンシャイン水族館で、今週の『中村元のサンシャイン水族館ナイト』の打ち合わせで、Elpasoさん、munyさん、ミストラルさんと天空ビールをやっていた。
今日はエプソン品川アクアスタジアムでに行ったら、なんとminiorcaさんにバタリと会った。
水族館に出かけるたびに、このブログでコメントいただけるみなさんとオフ会しちゃってる近ごろです。

さてちょっと前のこと、テレビを観て感動し、その2日後に訪れたのが九十九島水族館「海きらら」

その理由はもちろんコレ!

イメージ 1

イルカがジャンプしてボールを投げたー!



そしたら、もう1頭のイルカが………

イメージ 2

捕ったどー!


このバンドウイルカ2頭による、ジャンピングキャッチボール。
テレビで見ると、「シュバッ! ⇒ バシッ!」と、すごく見事に決まってね。
さらに生で見たときにはアナタ、野球見るなら球場で…みたいな迫力と感動。

それを写真でなんとか見せようと頑張ったのが、最初の一枚。
イルカのジャンプがあんまりブレない程度のスローシャッターにして、ボールがビューンって飛んでるようにこれでも頑張ったんです!


でも結局は、動画にはかなわんからさ、まあ自分で楽しんできました。
その夜には嬉野温泉の和多屋別荘さんに泊めていただき、翌朝再び行ったんよw。
※和多屋別荘の社長はお友達で、嬉野バリアフリーツアーセンターの会長なのでPR!
 ⇒美肌の宿「和多屋別荘」 とってもいい旅館です。


写真撮ってても楽しくてね、イルカも楽しそうなんやもん。

イメージ 3

しかし、レンズに水しぶきが……。


2日間何度も見て分かったのだけど、この場所から見るのが、いちばん迫力があります。

イメージ 4

そのかわり、水しぶきも飛びます。
カメラ潮まるけ(T_T)。


キャッチャーの側からがあったら、ピッチャーの側からもね。

ピッチャー、振りかぶって〜!

イメージ 5

すごいのけぞり。
往年の野茂選手を彷彿とさせますな。


投げた〜!

イメージ 6

いい球やね。きっとストライクやね。

いや、そんなことよりも、水族館マニアの方ならもっと違うことに気づくはず。
そう!、投げているのはバンドウイルカではない。
練習中のハナゴンドウなのだ。
よそではちょっとどんくさい風なハナゴンドウだけど、この子はかなりすごくてねえ、オーバーヘッドキックとかもやっちゃう。

そしてキャッチャーやってるのは、さっき投げてたバンドウイルカなんやって。
いつか、三角キャッチボールを完成させることをたくらんでいるのだと、トレーナーのエライ人に聞きました。

トレーナーだけやなくて、イルカたちもそうとうやる気満々なのが、ショーの合間の時間に見られる。

イメージ 7

壁にむかって、黙々と壁キャッチボールをするイルカくん。

時々、お客さんに向けてボールを投げてきたりするから、ファンサービスもバッチリ。

う〜ん、やるなあ、海きららドルフィンズ。
このチームはちょっと注目ですぞ。


九十九島水族館「海きらら」の、これまでの記事と写真のリストはコチラ ⇒九州の水族館記事リスト

■今週、サンシャイン水族館にて8月29,30,31日夜トークライブやります。⇒『中村元のサンシャイン水族館ナイト』 
来てね〜! USTREAMでも配信されます。

■前回の『超水族館ナイト』のカルカル公式レポートはコチラです↓。
 ⇒12回『中村元の超水族館ナイト2012年年春 〜いまどきの水塊に溺れろ!〜』
 ⇒USTREAMでもご覧になれます。⇒USTREAM配信

●産経新聞『話の肖像画』インタビュー記事に3日連載で載せてもらいました。
『話の肖像画』水の演出家 水族館プロデューサー・中村元

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