ブログ水族館/中村 元

次回『中村元の超水族館ナイト』は2019年2月24日(日)の開催。前売り発売は1/24です

裏版!!全国水族館ガイド

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今日は福岡エココミュニケーション専門学校の特別講義のため福岡にいて、こちらのニュースでは日食の話題一色なんやけど、、
東京では、来週いよいよオープンの東京スカイツリーの話題で、日食なんかなかっとことにするくらい大盛り上がり。

というわけで、先日取材をしてきた、スカイツリーの真下でオープンする「すみだ水族館」を一足さきに紹介しちゃおう。


入ってすぐ、水族館の常識を越えた光景に迎えられ、常識破りなカンチョでさえ、ここはどこ?あなたはだれ?状態になった。
どどーん!

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アクアリスト(自宅で水槽を楽しむ人たち)の間では、美しい水草水槽でたいへん有名なADA=アクアデザインアマノのプロデュースによる水槽である。
このような水槽がまず2本でお出迎え。

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ね、水族館のイメージないでしょ。
相当気合い入れて、水族館というカテゴリーを脱しようとしたのが見て取れる。
ちょっと脱しすぎて、カンチョ的には違和感を感じたけど、観賞用水槽好きの人にはウケるだろう。

ここからさらに、水槽がスケルトンに剥き出しになったクラゲ水槽があり、そして、四面アクリル張りの全方位スケルトンの長大な水槽が3本、美しく並べられている。
こういうの↓が3本…いや4本やったっけ?

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ここまでの展示には、「水塊」を重んじる水族館プロデューサーとしては、かなり意表を突かれたなあ。
カンチョが水族館に必要と唱える「水塊」とは別次元の「水の固まり」を、暗い空間に水槽を際立たせることで表現したのがすみだ水族館の特徴だ。

この特徴を一言で表せば『美水槽展示』あるいは『オブジェ水槽水族館』。
このまま、オフィスとかレストランにしたい雰囲気なのである。
よって、『水塊度』は新しい水族館にしてはあまりない。


さて、トークライブの時にはクイズにして、一人の方が見事に答えてくれたけど、
スケルトン水槽のうち1本には、チンアナゴがこれでもか!というほど入っている。

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その数なんと634匹。
はい、東京スカイツリーの高さと同じ数字ですなw。
(それにしても、こんなにたくさんのチンアナゴを捕ってきてええんやろか…とは言わないでおきましょうぜw)


『美水槽展示』は、すみだ水族館の目玉展示であるペンギンプールにもいかんなく発揮されている。

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電撃的なブルーに浮き上がるペンギンプールはそれだけで巨大なオブジェとなり、巨大なステージともなっている。
水中感よりも、水槽感を突出させた水槽だ。
この都会路線まっしぐらなつくりや照明にもまた、大きく意表を突かれたカンチョなのでした。


さて、プール自体はオブジェ的水槽ではあるのだけど、面積はとても広いので、ペンギンたちの水中でのシーンはなかなかよかったですぞ。

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ペンギンたちの躍動感によって、この水族館では、最も水塊を感じる展示と言える。
(超水族館ナイトのときに説明しましたね、生き物の躍動感によって、水塊度が生まれるって)

都内では唯一のストロボ禁止水族館なので、その躍動感を写真で伝えるには、イマイチ条件が厳しいのだけど、実際に見ればこれの何倍もの迫力があるよ。

余談ながらペンギンのスタッフには、某水族館の人気トレーナーであったのを辞めて、ココすみだ水族館スタッフへと転身した超かつての部下がいて、ボクを見つけて解説してくれたのが嬉しかった。


もうひとつ、水塊を感じる水槽として『東京大水槽』がある。

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もちろんここも、新江ノ島水族館の相模湾大水槽の兄弟分の水槽で、テーマは東京の一部である「小笠原の海」となっている。
小笠原の海の色を表現したとのことで、水塊的にはちょっとビミョーな色なのと擬岩だらけなのが小さく感じさせるのだけど、とにかく都心型水族館の中では、最も深さのある水槽が出現したのである。
水槽は深さだ!と思いつつも、新江ノ島水族館に行くのは面倒だ!という都民のみなさんはぜひ足をお運び下さいね。


小笠原というテーマは今までの他の水族館では大きく扱われたことがなく、この水槽では、小笠原テーマならではのイチオシ魚を楽しまなくてはもったいない。

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それは、ユウゼン。

漆黒のさざ波模様が渋すぎるチョウチョウウオ。名前の由来はもちろん『友禅染め』
いかにも日本のチョウチョウウオらしくて美しい。
和装のユウゼンが群をなして、悠然と泳いでおりましたぞ!
…て、このシャレは、超水族館ナイトで3回も声を上げて言ったのやけど、ウケずに冷笑のクスクス笑いをもらっただけでした。なんでやねん!

上の写真は光量不足で見たままの美しさが出てないので、ユウゼンの本当の美しさはコチラ⇒美ら海水族館のユウゼン
こんなキレイなんが、いっぱいおるんやで。すごいで!


以上、すみだ水族館オープン前のレポートでした。
東京都民、今夏は、サンシャイン水族館、エプソン品川アクアスタジアム、そしてすみだ水族館と、よりどりみどりで嬉しい悲鳴ですねえw。



●北見市の水族館、ビンボー奮闘記! ただいま建設中、7月オープン!
温根湯山の水族館情報

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京都水族館は、擬岩が多い水族館だ。
それというのも、内陸の水族館であるために川の展示が多いから。

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ここが京都水族館の最初の展示でもある。
京都の真ん中を流れる鴨川の上流域を再現している。

岩のボリュームとかディテールとか、超貧乏な温根湯山の水族館に比べると、思いっきり凝りまくり。
うらやましーぞ〜〜〜!

さらに、こんな演出までしてある。

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いかにもまるで自然の川みたいな光景。
人工的な霧の効果が美しいのはもちろんのことだけど、こういう水槽で大切なのは植物や苔をいかに立派に育てるかで、見る限りとても美しく育っていた。

ただまあ、こんなに凝った擬岩や演出なのだけど、観客はやっぱり水中に興味があって、水面上を一生懸命に撮影してるのはボクだけやったりしたんやけどね。
でも、いいのだ!たまにはカンチョにも、お客さんのカスタマーズ起点とか考えずに、好きなように水族館を楽しませてくれ!w
それに、お金を十分にかけられる水族館としては、この水槽は入館してきたばかりの観覧者にインパクトを与える美しさであると思う。


この水槽での主役的生き物は、オオサンショウウオ。

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実は、この水槽の主役というだけでなく、オオサンショウウオは京都水族館のシンボル的な生き物でもあるのだ。

水族館の計画が進められていた一時期、京都に海を再現する水族館はいらない…みたいな運動が地元であり、それに対応して組み込まれたのが、京都の川を紹介するゾーン。
その展示を、取って付けたような展示にするのではなく、中心的な位置づけをして、水族館の存在意義として使ったのはかなりの正解だったように思う。
カンチョ自身も、ここまでやってるとは思わず、ちょっと感心したのだった。


鴨川の展示の突き当たりには、由良川という川の水槽もある。

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川の上流、中流、下流を一つの循環水で繋いだ、昔からよく行われている川の展示なのだが、特筆すべきは水面の高さが高く、大人の目線でも水中を眺められることだ。

川の水槽は、カンチョがよく一緒に仕事してる●●建設が中心になって設計したと聞いたので、水面を高くすることが川の水槽をよく見せる秘訣と教えたのが活かされちゃってるんやなあ。
あぁ特許取っとけばよかった! いや、そんなん特許取れるわけないけどね(^^;

この二つの川の展示、よく考えたら、温根湯・山の水族館の最大のライバルやな……。
しかも、ここだけで超貧乏水族館の総工費を軽く超えてるやんか。
でもな、負けやへんよ。金額やない!美しい水塊と日本初世界初の躍動感では、やっぱり温根湯の川の展示が日本一なのだ!なのだ!なのだ! ⇒温根湯山の水族館情報=7月7日open!
「花形くん、ボクは負けない!」…飛雄馬。


さてもう一つ、京都の自然を現すのは、棚田の展示。

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実はこれもカンチョが昔からやりたくて、古くは15年ほど前にあった埼玉県の水族館計画で、最近では仙台水族館計画でも絵を描いてたことがある。
自分で考えていたことがよそでできちゃって、羨ましいしちょっと悔しくもあるのだけど、ここに稲が植えられて青々とした棚田の風景が広がるのはとても楽しみ。
田植えが終わった頃に、もう一度来ようと密かに決心したカンチョなのでした。


そして毎度毎度のことだけど、関西のみなさん!ついに関西に進出するボクのトークライブ!来たってな〜!
⇒5月20日(日)夜なんば紅鶴『中村元トークライブ〜水族館は世界を救う!〜』

●京都水族館の、これまでの記事と写真のリストはコチラ ⇒京都水族館その1:オットセイ

●産経新聞『話の肖像画』インタビュー記事に3日連載で載せてもらいました。
『話の肖像画』水の演出家 水族館プロデューサー・中村元

★お台場トークライブ『中村元の超水族館ナイト12回』は5月13日(日)夜
こちらは恒例の東京カルカル ⇒中村元の超水族館ナイト2012年春 〜いまどきの水塊に溺れろ!〜

■前回の『超水族館ナイト』のカルカル公式レポートはコチラです↓。
 ⇒11回『中村元の超水族館ナイト2012年冬 水族館・特ネタ大爆発!その3』
 ⇒USTREAMでもご覧になれます。⇒USTREAM配信

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新しくできた京都水族館。そろそろアップしなくてはね。
というのもですな、京都水族館の話題を出せば、関西のみなさんが興味を持ってくれる。
そこを狙って、関西にてデビューとなるトークライブのPRなどやっちゃおう…という魂胆ですわ(^_-)v。
関西のみなさん、5月20日に来てちょうだいね。⇒なんば紅鶴『中村元トークライブ〜水族館は世界を救う!〜』

つっても、ボクのトークライブを聞きに行こうかっていうほどに、時間も行動力も酔狂もある人は、まずこんなGWのど真ん中、どっかに出かけていて、このブログなんか読んでえへんとは思うんやけどなぁw。


さて、京都水族館。
順路通りではなく、カンチョお気に入りのところから始めようと思う。
かいじゅうゾーン。

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これがですな、水族館ではとても珍しい、オットセイの展示なのである。(アメリカオットセイ)
ボクのアシカ好きはご存知かもしれないけど、その中でもとりわけオットセイが大好きなのだ。

ここにいる子たちは、みんなまだ子どものオットセイなので、これがまたドタバタとよく遊ぶ。
なんていうか、小学校の時に京都に修学旅行で行ったときの夜の旅館みたいな感じで、この子たちずっと京都泊になっちゃったわけやもんね、どこまでやったら気が済むんやっていうくらいに朝から大はしゃぎ。
深くはないけれど、かなり広いプールを、縦横無尽に泳ぎまくり、さらに岩場にホイホイと登っていっては高飛び込み。


プール中央に、アクリルでつくられた透明の部屋があって、その中から観覧することができる。
入り口は低くて、どうやらチビッコ用のものらしいけど、オットセイ好きのボクにとってそんなことを気にしている場合ではないから、もちろん入った。

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オットセイたちにとって、この部屋の天井は浅い岩場のような場所になっていてお気に入りの場所らしい。
猛スピードで泳いできた勢いでこの上に飛び上がり、そのままビュワーンと滑ったり、仲間と陣地の取り合いをしたりしている。

実は、どんなプールなのか、その全容を写真で見せたいのやけどね。
なんとカンチョ!ここにオットセイがいたというよもやな事態に大興奮してしまい、肝心のプールの写真などそっちのけ、オットセイたちと遊ぶのに夢中になってしまい、結局プール全体の写真は1枚もないことに今頃気がついたんですわ……。
まずい、水族館ガイドの改訂版の写真が…。

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でもさ、久々のオットセイ、しかもチビッコギャングなオットセイたちと会えたんやし、オットセイの写真は撮ったんやからまあエエやんね。
エエことにしとこ。しとこ、しとこ!
……たぶん、なんば紅鶴のついでに、寄ってくることになると思うわ。。。


オットセイの水中展示で面白いのは、このポーズ。

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オットセイは英語では『fur seal:毛皮アザラシ』と呼ばれているほどに、いい毛皮を持っているのだけど、それは、ラッコなどと同じように細かい綿毛がたくさん生えていて、その毛の間に空気をため込み防寒仕様になっているから。(なぜ毛アザラシなのかは昔のエッセイに⇒旅の手帖連載「海からのメッセージ」

そしておそらくその空気の層のおかげだと思うのだけど、これもまたラッコと同じように水面あたりにプカプカと浮いていることができるのだ。
そんなプカプカ浮かびの一つのスタイルがこの格好。お尻を水面に出して逆立ち泳ぎ。
他にもいろんなバージョンがあって、その姿が見えるだけで、オットセイだとすぐに分かる。

オットセイのいる海で天気のいい日には、水面上で手で足を持って輪っかを作るとか、片手をヨットの帆のように上げるとかして、水面居眠りをしているのがよく見られる。
この日は残念ながら雨だったので見られなかったけど、もしかしたら晴れた日には、のどかな水面居眠りとかが見られるのかもしれない。


お隣にはゴマフアザラシがいる。

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旭山動物園→のとじま水族館の流れのチューブ水槽ですなw。

…の一言で済ませてしまって、ごめんな〜、アザラシくん。
やっぱりカンチョ的にはな、どうしてもオットセイのチビッコたちのことしか考えられなくなるんや〜。

このオットセイびいきって、もしかしたら、オットセイが犬顔で、アザラシが猫顔だからかもしれない。
もちろんボクは犬派やから…。


さて、この京都水族館のオットセイたち、成長したらこんなにはしゃいで騒ぐわけもなく、プールをまた違うように使うはずなので、それはそれで観に来たいとは思うのだけど、今の彼らの勢いある遊びは文句なしに面白い。
ぜひこの半年くらいの間、オットセイたちがまだチビッコギャングな時期に会いにいってあげて欲しい。

そして最後にもう一度お知らせ!
中村元のトークライブ、遂に関西へ初進出!5月20日(日曜
なんば紅鶴『中村元トークライブ〜水族館は世界を救う!〜』
この日、あまり人が集まらなかったら、これで最初で最後の関西ライブとなっちゃうから、とりあえずこの日にお越し下さい〜! ※予約必要です。

そして関東のみなさんとはその1週間前。5月13日に恒例の超水族館ナイトでお会いしましょう!
★トークライブ『中村元の超水族館ナイト12回』中村元の超水族館ナイト2012年春 〜いまどきの水塊に溺れろ!〜



●産経新聞『話の肖像画』インタビュー記事に3日連載で載せてもらいました。
『話の肖像画』水の演出家 水族館プロデューサー・中村元


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昨日、北見市温根湯、山の水族館のプレス発表会をしてきた。
やっとのことで、テレビも2社来てくれて、北海道新聞以外の新聞も初めて集まった。おかげでついに全道版で紹介されたよ〜!

でもね、まだあんまりいい写真は出てない。
なぜなら、水族館写真家中村元の写真が出てないからなのだ。なのだ、なのだ!(^o^)
それで、今日は温根湯の新水族館の写真を一挙大公開なのである。(つってもコンデジやけどね)

まずは、魚が入った『滝壺水槽』から。

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この水槽は以前、超水族館ナイトの記事でも書いたし、擬岩づくりでも紹介した水槽。⇒温根湯水族館の擬岩造り
あれがついに、こんなになったですよ。

日本初の滝壺を下から見上げる水槽。
擬岩を多用しながら、しかもお金を掛けずに、青い水塊を創るためにいろんな工夫をして、いろんな余分なこだわりを捨てた。

ドイツ製の起流ポンプ:ハイドロウィザードは、すごい働きをしてくれてるよ。
滝壺の泡と急流をハイドロウィザードだけで完璧に再現している上に、魚たちをいい位置へと誘導してくれている。


魚たちの動きもなかなかよいのだ!

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上にいるのがオショロコマ、下はたぶんニジマス。
オープンする頃には、全てオショロコマにするからね。そりゃもう美し〜よ。

今はニジマスがけっこう多いのは、まだアクが出たりして水質が落ち着いていないので、比較的水質にうるさくなく、養殖物が簡単に手に入るニジマスで代用しているためなのである。


続いて『四季の水槽』。こっちにも少しだけ魚を入れてみた(写真はオショロコマ)。

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この水槽は例の冬には凍る水槽ね。⇒超ビンボー水族館の凍る水槽
もちろん日本初、そしておそらく世界初!

そして、凍ってない今でも、これもまた今までの水族館には絶対に考えられない川の水中感があるのだ。
それは、川の激流の表現。
今までにこんな水流のある水族館ってあった?いやない!
そりゃあんた、全国水族館ガイドで全ての水族館を見て回った中村元先生が言っておるのだから間違いないのだ。


川の流動感は、魚の躍動感も創り出す。

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こっちはまたニジマスの大きいやつやけどね、ニジマスがこんなに躍動感たっぷりに泳いでるところって見たことないやろ?
時折、水面になんか虫のようなものでも発見するのか、突如として水面に走っては戻ってきたりする。

面白いよ〜。
これも起流ポンプ:ハイドロウィザードを上手に使ったからなのだ。
実のところ、こんなにうまく行くとは思ってなかったくらい。


そして最後に、巨大イトウのための大水槽。

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なかなか幻想的に浮かび上がっておりますな。
ビンボー水族館だから擬木を作ってもらうお金がなく、山から切り出した白樺の根っこもとってもいい感じ。
この白樺の根っこ記事はこちらね。⇒超ビンボー水族館の超進化

ここでもハイドロウィザードが大活躍。
イトウを、アクリル面で泳がせるため、アクリル面側に水流を起こしているのだ。
その水流ってすごいもので、ダイバーが潜水したら作業もできずに流されてしまうくらいなのである。


コンデジでは厳しかったけど、頑張ってイトウを中心に撮ってみた。

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このイトウはでかく見えるけどそれでも80cm程度、オープンの時には1m級の美しいイトウが20本くらい群泳するからね、そりゃ見物やと思うよ〜!

というわけでね、たった3億数千万円の超ビンボー水族館をこんな風に工夫してなとか仕上げたの。
それは全て、温根湯温泉の観光再生につながるようにと、必死で考えて監修した結果。
だから、今までのしょぼい名称「山の水族館」ではなく、「温根湯水族館」とか「北の大地の水族館」とかいう名前にして、お客さんにいっぱい来てもらおうと提案してたんよ。もちろんみなさん賛同。

ところが地元のある××××が、地元になじみの深い「山の水族館」の名前を変えるのはおかしいと言い出し、行政はそれを止められず、せっかくの集客に繋がる名前が没になった。
まちの人たちは、ボクの講演を聴いて「山の水族館」からの脱却を納得していたのにもかかわらずですぞ。(それでしょうがないから、今回は初めて「山の水族館」の名称を使ってる)

ボクは何度も公開討論会をしてくれと頼んだのだけど実現しなかった。。
せっかくのまちの大チャンスやったのに、心密かに思っていた初年度17万人は、このせいで消えた。
税金を使ってどんな目的を達成できるのかを、行政も市民も真剣に考えなくちゃならない時代なのになあと思った次第。

それでもボクは、水族館への集客確保と温根湯温泉再生のためには頑張るし、理不尽とはとことん戦うつもり。
頑張り戦う姿が、もしかしたら17万人を実現するかもしれないしね。
なので、地元のみなさんにも、この水族館を北の大地の誇りあふれる水族館にするために、力を合わせて欲しいのである。


※本当はもっと生々しく書いてたんやけど、ちょっと大人な気持ちになって、表現を和らげました(^^)

●これまでの北見市温根湯・山の水族館の記事はコチラ。⇒温根湯・山の水族館情報

★トークライブ『中村元の超水族館ナイト12回』は5月13日(日)夜
 ⇒中村元の超水族館ナイト2012年春 〜いまどきの水塊に溺れろ!〜

☆トークライブ、ついに関西にも進出!5月20日(日)夜
 ⇒なんば紅鶴『中村元トークライブ〜水族館は世界を救う!〜』


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島根県のアクアスまでやってきて、みなさん「なんでアレが出てきえへんのやー!」とムラムラしておられることでしょう。
そう、アレ、アレですな。
分かっておりますよ。今日こそそのアレですよ。

でも、もう一発じらしちゃおう。
島根県と言えば出雲。 出雲と言えば鰻重!

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ついに来ることができた、奥出雲は「鈴屋」の鰻重でありますぞよ。
えっ?なんでこんなとこに?というような国道から外れた、古民家の一軒屋。
ここ一軒で、出雲を満喫した気分になる、
窓の向こうに見えるのは神西湖。(いかにも出雲らしい名前!)

そして、この分厚くてでっかい切り方の、豪快ウナギさまを見よ!
もう神々しいとしか言いようがない。

注文してから20分くらい経って出てきたからね、きっと注文聞いてから、生きてたウナギをさばき、焼いてくれてるのだろう。
もちろん、カンチョのこだわりである正しい蒲焼きのウナギ。
弾力があって、香ばしい香りがして、焦げ目のほんのりした苦さがあって(山椒なんか必要ない)、いただいた瞬間に元気モリモリになる。
カンチョ認定、今までにいただいた中で一番美味しかった鰻重です。

この鰻重いただいたら、関東の鰻重とはまったく別のお料理なんだと分かるだろう。
こないだ眼とろんさんが、関東と関西の鰻の違いをすごく詳しくレポートしてくれていたので、興味ある方はぜひ⇒アトモス部屋


はいはい、そしてね、そろそろ行きますかね。

島根県と言えばアクアス。 アクアスと言えば、シロイルカ〜!

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おー!気持ちよさそ!
アクアスに、新しいシロイルカ施設がオープンして、それまで工事現場ばかりを見ていたカンチョは、どうしてもこの施設を見に来たかったのだ。

とはいうものの、展示を前面に出した展示用の施設なのではなく、シロイルカの繁殖と研究を目的とした施設なのであった。
ここが公営の水族館のたいへんなところで、予算を取るときには「繁殖」だの「研究」だの目標にしないと、採択されない事情もあるのだ。
アクアスのスタッフの方も、見せることにもっと力を入れたかったのだけど…と残念がっていた。

カンチョは常々思ってるんやけど、水族館ていう施設の本質は『見せる』ことにあって、繁殖や研究は『見せる』ことの幅を広げるためのものだと思うの。
それが、「繁殖や研究のために」という名目を使わないことには、生き物を飼育できないような風潮になってきているのは本末転倒。
でもそれって、動物園水族館業界全体が自ら進んできた迷い道なんよねえ。


しかし!
この新施設ができたおかげで、シロイルカの水中パフォーマンスが再開したよ〜!

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シロイルカ、でっかいよねえ。
この大きさを実感するだけでも、トレーナーが一緒に潜ってショーをする意味があるし、このナデナデされてぽわんと浮かぶ姿を見るだけで、多くの人々に、地球上の生き物はみんな同胞なんだというすごく基本的な事実を直感してもらえる。
これこそが、パフォーマンスの『見せる』力であり、水族館の存在の理由なのだ。なのだ、なのだ!

長らくシロイルカのパフォーマンスを待ちかねていたお客さんたちも鈴なり。
観客の頭の影がいっぱい写っているのは、観覧席の前のスペースまで出て床に座っていいですよとのアナウンスがあったから。
おー!素晴らしい。いい気付きだと思う。


観客から一人出て、シロイルカと遊ばせるのも健在。

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まぁ、遊んでるんではなく、指示を出したらシロイルカが応えるという筋書きなのだけど、これはやっぱりシロイルカと遊んでいる、あるいは人がシロイルカに遊んでもらっている光景なのだ。
飼育されているとはいえ、野性動物と意志を通わせることができると知った観客は、ここでさらに深く野生動物のことを気にとめるようになる。

何度もしつこいけど、もいっかい言わしてもらっていいですか〜!
これこそが、パフォーマンスの『見せる』力であり、水族館の存在の理由なのだ。なのだ、なのだ!


はい、そしてホントにホントにのみなさんのお待ちかね。
アクアスのシロイルカと言えば……

島根のおじさんの、幸せのバブルリング。

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中国地方のみなさん、よかったね、また見ることできたね。
幸せになれそうやねw。

ただ、現在パフォーマンスやってる子たちはみんな女の子なのだそうだ。
つまり島根のおばさんってことやね〜w。

あれっ?ところで今突然に気づいたんやけどさ、ソフトバンクのコマーシャルって、
島根のおじさんとか、鳥取砂丘で糸電話とか、山陰が好きやねえ。
こっちの方に、なんか関係があるんやろか?


●しまね海洋館アクアスの、これまでの記事と写真のリストはコチラ ⇒山陰山陽の水族館記事リスト

●産経新聞『話の肖像画』インタビュー記事に3日連載で載せてもらいました。
『話の肖像画』水の演出家 水族館プロデューサー・中村元

★トークライブ『中村元の超水族館ナイト11回』公式レポートUSTREAM配信⇒次回は2012年5月13日に決定!

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