ブログ水族館/中村 元

次回『中村元の超水族館ナイト』は2019年2月24日(日)の開催。前売り発売は1/24です

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超水族館ナイトの1週間前になっちゃった。
今回の前売りチケットは、最後の1〜2枚が予約されては入金されずみたいな状態がここ4〜5日続いてるらしく、予約の数字が99番、100番とうろうろ変わっています。
誰かゲットして、早く終わらせてくれ〜!


さて先週末は、ウソみたいに寒い北見市温根湯に行ってました。
FaceBookやTwitterでは、美味しそうなもんばっか食べててええなー!とか思われてたと思うけど、あれは寒い北の夜を乗り切るためのほんのわずかなお楽しみ。
もちろん昼間のカンチョは働き者なのじゃ。
水族館建設の展示プロデュースにおいては数少ない現場仕事、その中でもボクが最も大切にしている『擬岩の監修』に行っておったのですよ。


さて、擬岩造りは、模型から始まっている。
これは、滝壺水槽の模型。

イメージ 1

でも、擬岩が模型から始まっているというのは、写真がこれしかなかったからで、
ホントのところはまず、ボクの手書きのスケッチから始まり⇒さらに手作りの模型となり⇒擬岩業者の図面⇒擬岩業者の模型(つまりこれ)に、やっとたどり着くのだ。

さらにここから、手直しをする。
かつて、動物のレプリカ造りを、自ら粘土をこねて縮小原型造りすることからやっていたカンチョは、模型段階にかなりこだわる。
鳥羽水でも、新エノスイでも、サンシャインでも、仙台でも、模型に粘土を付けたり削ったり、ついついやってしまうのがカンチョだ。

そして模型の時点で、近ごろとても役に立つのがコンデジの液晶画面。
この写真も、実際の人の目の高さにコンデジのレンズを入れて、臨場感を出して見ているときについでに撮ったものなのである。


模型が終わると、今度は工場での組み立てに、何度も足を運ぶ。

イメージ 2

信じられんやろけどボクね、図面とか上の模型の段階で、このスケール感をちゃんと頭の中で想像できてるんよ。
たぶんこれは、いくつもの水族館で擬岩にこだわってきたから備わった、カンチョが持ってる唯一と言える職人技なのだ!

この時点では、岩のボリュームの細かいバランスとかテクスチャー、基本色などを指示する。
特にボリューム感は、模型をコンデジで見るのと、実際に見上げるのとでは、岩陰になるところの見え方が全然違ってくる。

実のところ、超ビンボー水族館だけに擬岩の金額も超低料金なため、もっと薄っぺらい擬岩になると思っていたら、ぜんぜんそうでもなく想像をはるかに超えて立体的なボリュームだった。
これはもうすごく嬉しい誤算なわけで、この時には、擬岩の上に見える防水壁の露出をかなり多くしたり、右側につくった川の下流への谷間を複雑に細くするようにした。


そして、先週行ってきた、新水族館の水槽での取り付け。

イメージ 3

この時にはもう形は変更できないのだけど、最終的な着色の指示がある。
サンシャイン水族館の時から特にこだわり始めたのが、この最後の着色だ。

水槽の中の擬岩というのは、実物そっくりであればリアルだというわけではない。
水と空気の屈折によって、水中の距離感はおよそ7割に短くなってしまうし、水の粒子やガラスの反射のせいで、岩の立体感はおそろしく失われてしまう。
さらに、□μζ▽θξゞ☆λω‖ηβγ仝ψγ△ξゞ☆λω‖ηβγ…とまあ、企業秘密なので言えないんやけど、いろいろあるのじゃw。

それで、カンチョ独自の着色方法を編み出したというわけですよ。
サンシャイン水族館では、かなり冒険的に(とはいっても計算尽くで)挑戦したら、計算通りになったので、さらにここではインディージョーンズ並みに冒険的テクニックを使ったのだ。

それがどんなもんなのかは、今週末の超水族館ナイトに来てくれるか、水族館がオープンしたら北見市の温根湯に来てもらえば分かりますぞ。
はい、ぜひお越し下さいませ〜w。


大人が求める水族館での水中感。
川の水槽ではそれがどうしても出ないこともあって、なかなか集客ができない淡水系水族館。
しかも、建設費3億円ちょっとというこの計画。

しかしそんな無理は百も承知で、日本で一番水中感を感じる日本の川をここにつくったるんじゃ!……とカンチョは心密かに誓っとるのでありますよ。

あれっ? ぜんぜん心密かやなく宣言してるんですけど。。。



●温根湯の水族館の、これまでの記事と写真のリストはコチラ ⇒北海道の水族館記事リスト

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寒いからと言って始めた沖縄美ら海水族館の話題、まだまだ続きますぞ。

美ら海水族館で、カンチョお気に入りの水槽。
『危険ザメの海』

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これは、危険ザメの海水槽の王者、オオメジロザメさま。
…のつもりでいたら、ミストラルさんよりクロヘリメジロだと指摘あり。(もう何度目になるかダメカンチョw)


かつて、小学低学年のチビッコたちにアンケートを取ったことがある。
水族館で会いたい動物は?という質問だ。

そしたら、
1位:ペンギン
2位:カメ
3位:サメ
だった。

当時ラッコなんかが大人気の時だったので、「ええええ〜〜〜!」な気持ちだったのだが、かの有名な水族館プロデューサーw中村元説では、
子どもは絵本に登場する生き物に会いたくてしょうがない、ということがよく現れている結果なのだそうだ。(さすが大先生!にゃはっ)

で、まあ、大人になっても美ら海の『危険ザメの海』や、海響館の『ペンギン村』が好きだと言ってるカンチョは、子どものように無垢な少年の心を持っているというわけなのだ。なのだ!なのだ!なのだ!

さて、
巨大で迫力のオオメジロザメは、もう何度も紹介した。
http://blogs.yahoo.co.jp/kapaguy/16312204.html
http://blogs.yahoo.co.jp/kapaguy/56614834.html


しかし、ずっと紹介したくてできていなかったサメがここにはいた。
それは、イタチザメ。

イメージ 2

イタチザメとか言うと、「イタチのさいごっ屁」的に、なんかへなちょこザメな雰囲気なのだが、英名ではタイガーシャーク。つまり虎鮫。
虎なのだトラ!イタチとトラではえらい違いですがな。

もちろん、虎鮫の由来は、背中の美しい虎縞模様にあるのだけど、
それだけでなくコイツは最大5mにも育つ巨大ザメで、悪名高きかのホホジロザメに次いで人を襲うこともあると目される暴れん坊ザメなのだ。

そんなわけで、テレビのバラエティーとかで、『巨大な人食いザメを捕と対決!』なんて字が躍っているときには、十中八九が、沖縄の海でこのイタチザメを釣る話だと思っていい。

イメージ 3

ああ、カッコイイ。


それでカンチョとしては、このいかにも沖縄の海らしい虎縞イタチザメを写真に納めるのは当然のこと。
ところがですね、コイツ強面のわりには、けっこうお肌が弱いらしく、今まで見たたいていの個体の鼻先やヒレに、壁に当たったときのただれや瘤があったのです。

さらに暴れん坊のくせに、どうやらオオメジロザメ軍団にやられているらしく、ヒレが咬みきられて無くなっていたりしてた。(あ、恐〜〜)
成長すれば、オオメジロの倍くらいなるから、オオメジロ軍団としては、小さいうちにやっつけておけ!と考えているのか?
それとも、イタチザメがまだ小さいくせに、オレ様はタイガーシャーク様じゃ!とかいきまいてオオメジロの誰かともめるのか?

まあ、研究者のみなさんからは、「どっちも無し!サメがそんなこと考えるか!」と言われるだろうけど、カンチョ説ではありえるのだ!
だって、そういう体が傷ついたイタチザメは、水槽の隅っこの方ばかり泳いでいて、写真も撮りにくかったんやもん。
あれはね、息巻いてたやつが戦意喪失してる姿なのだ、なのだ、なのだ!


まあ、それはいいとして……w
それでも、やっとこうやって写真を載せることができるようになったのは、美しく、しかも水槽の中央を堂々と泳いでくれるイタチザメと、会うことが出来たからである。

イメージ 4

ええなあ、この虎縞模様。美しい。

このまま立派に育ち、5m級の巨大イタチザメに成長したら、ジンベエザメにはない、すごい迫力の巨大ザメとして美ら海水族館に君臨するだろう。

でも、オオメジロザメの頭だけが水底に転がっていた…とかになったら恐いよなあ。


さて、先に挙げたちびっこたちの会いたい生き物順位、最近ではいちじるしく様変わりしているに違いない。
1位:ニモ
2位:さかなクン
3位:ジンベエ親分(魚人)
とかかなあ。どれも種名ではありませんがな……。


●沖縄美ら海水族館の、これまでの記事と写真のリストはコチラ ⇒九州沖縄の水族館記事リスト

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★トークライブ『中村元の超水族館ナイト』前売り券の残数30枚を切りました。ゲットはお早めに!

う〜ブルブル。寒いですなあ。
寒いときには南国!ということで、ちょうど1年前に行った沖縄美ら海水族館の写真でも。

まずは『熱帯魚の海』水槽で目立つ顔役たちのドヤ顔。

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ここで一番人気の、メガネモチノウオ。

ナポレオンフィッシュですな。

なので、いかにもナポレオンな雰囲気に。

イメージ 2

うがっ!

めちゃドヤ顔、しかもデカイ!

実はボク、ナポレオン1世が幽閉されたセントヘレナ島で、ナポレオンのデスマスク見てきたことあるです。
こんなドヤ顔ではなく、けっこう男前やったw。


さてしかし、本当に一番でかい顔をしているのは、この水槽で一番でかいカスリハタ。

イメージ 3

普通、他の水族館では、こういう水槽にいるハタ系の魚はタマカイと相場が決まっている。
でも、美ら海水族館の場合は、タマカイはあの超でっかい水槽『黒潮の海』水槽にいるのだ。

もう、たまらんぞ美ら海!
実は、美ら海水族館の場合、水槽そのものがみんなドヤ顔だったりするw。


小さな魚たちも、けっこういいドヤ顔して頑張ってる。
ハナミノカサゴ

イメージ 4

小さいつってもね、この水槽はすごく大きいから、ミノカサゴだってよその水族館よりでかい。

こころなしか、やっぱり威張ってる雰囲気のドヤ顔ではないか?


この日、見つけた一番のドヤ顔がコチラ。(ドヤ顔というより、ガン顔やけど)
ゴマモンガラ(たぶん)

イメージ 5

ボクはよく、「魚には表情が乏しいからなあ」とぼやいているのだけど、こういう顔を見つけるともう夢中になる。
なんとか迫力顔をゲットしようと頑張っちゃうのだ。

水槽の前で、カメラを持ったままじっと何かを待っているボクを見かけたら、それはボクがいい顔の魚を見つけて、一番いい顔チャンスを待ち伏せしているということなので、話しかけないようにして下さい。


『熱帯魚の海』水槽の最後のところには洞窟がある。
この洞窟では、アカマツカサ。

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こいつも、なんか目つき悪いな〜w.

ここには巨大なオオテンジクザメとかいるのだけど、暗くてほとんどシルエットしか見えないんよね。

アカマツカサも、暗くてピントを合わせるのはほとんどカン任せ。
この日はけっこうカンが働いた方だった。

暗い洞窟の中で、チビでもドヤ顔なアカマツカサ。
この広い空間を、独り占めしてる感がにじみ出てると思うのだけど……。


さてところで、facebookとかtwitterではお知らせしたけど、最近、産経新聞でカンチョのインタビューが3回に渡って掲載されました。
下記WEB版で読んでいただけます。




●沖縄美ら海水族館の、これまでの記事と写真のリストはコチラ ⇒九州沖縄の水族館記事リスト

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みなさん、明けましておめでとうございます。

遅くなってごめんなさい。
なんせ、除夜の鐘を聞きながら、まだ大掃除の最中だったからw。
さっきやっと、年越し蕎麦を食べながら、カンチョ家時間の新年を迎えたところですw。
でも、自分の部屋はまだのため、元旦から大掃除の続きです…(T.T)トホホ。


2012年最初と言ってもなんも写真企画はないけれど、とりあえず年賀状です。
※年賀状出し終えたのは31日の朝9時(^^;

イメージ 1

もちろん、天空のオアシス=サンシャイン水族館の写真。

昨年は、心に残る1年でした。
今年も、もっと心に残る1年にしたいと思っています。

北見市温根湯の水族館の、『北の田舎のビンボー水族館がメジャーデビュー!プロジェクト』はもちろんのこと、新たなプロジェクトも始まるかも???

今年もお楽しみに!
そして、みなさんのお引き立てを、引き続きよろしくお願いします。


●新年早々1月14日は秋葉原ワンフェスカフェでトークライブ ⇒海洋堂ワンフェスカフェ

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先週は、まちづくり道楽のために、週の後半を三重県のバリアフリー観光推進事業にどっぷり、帰京してビジネス系の講演。
なんと、3日間で4回の講演を連ちゃんし、その間に飲み会も2回あったという、めっったにないハードスケジュール。(さらに言えば、結局ぜんぜん仕事やないしw)

実は、先週土曜に沼津港にオープンした「深海水族館」に、いち早く日曜に行ってやるぜー!と計画してたのだけどね、上記の超ハードスケジュールがたたり、これまた病気のとき以外にはまずない一寝12時間睡眠へと落ちてしまったんですわ。
まあ、いわゆる風邪引きみたいなもんやったやろねえ。

で、結局、深海水族館には出かけられなかったのだけど、今週中には絶対に行く!(つもり)
報告をお楽しみに〜!


さてその報告の前に、11月に行ってきた札幌市の円山動物園の、水族館的エリアをご紹介。
新しくできた『は虫類・両生類館』が、まあちょっと水族館なのだ。

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5年くらい前から何度も「これからは、動物園や博物館の中に水族館が出来たり、一部が水族館化する」と予告してきたので、そろそろどっかやってもらわねばなあ……と、内心思っていた。

思ったよりもそんな時代は遅かったけど、ここはかなり水族館。
右にあるのはゾウガメの展示なので水槽ではないけれど、正面奥はワニの水槽。
ここから、旧サンシャイン水族館を彷彿とさせる、半水面展示がずらっと続いていく。

ヨウスコウワニ(だと思う)
イメージ 2

不敵な面構えがいいですな。

でも、ワニの水槽にはやっぱりアクリルパネルではなく、ガラスを使って欲しかったなあ。。。
ワニの鎧で、アクリルが傷だらけ。
たぶん、3年間くらいで、まったく見えなくなるだろう。

ちょっと、水族館プロデューサーに相談してくれたらよかったのに。…なんてねw。


水中のカメ
イメージ 3

ヨツメイシガメというのだそうですわ。

ほら、頭の上から見たら、四つ目になる↓

イメージ 4

ていうか、本当の目を入れたら、六つ目イシガメやけどね。

動物園の爬虫類には、水族館にはいないのがいて面白い。


こちらは、コウヒロナガクビガメの水槽。

イメージ 5

うひょひょひょ〜! 泳いどる、泳いどる!
カメが泳いどるぞ〜!

やっぱり、水中をこうやって泳いでいる展示が、最も人気がある。
この水槽の前では、大人も子どもも、顔が一瞬で丸くなり歓声を上げるのだ。

そう、これこそが、動物園が水族館を取り入れることで、大人の知的好奇心をも掘り起こすということなのだ。
以前にも言ったけど、旭山動物園がブレイクしたのは、行動展示というよりも、ひとえに「水族館展示」によるものだ。
その証拠に、メディアが扱う旭山動物園の展示も、アザラシ、ペンギン、ホッキョクグマのシーンばかりで、入館者の大人率は水族館並になっている。


コウヒロナガクビガメ、なかなかフォトジェニックでござんす。

イメージ 6

カンチョは、この子に、円山動物園『は虫類・両生類館』の、「元気いっぱいフォトジェニック大賞」を授賞してきたのでした。

さあ、これからまた三重県に行かねばならない。
なんか近ごろ、三重県人みたいな気持ちになってきたw。


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