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イガグリホンヤドカリ/カルイシヤドカリ/ツノガイヤドカリ&ニセゴイシウツボさん 今日は新しいサンシャイン水族館の水槽づくり最終工程で、冷や汗が吹き出るほど「で〜〜〜!」なことが2つもあったが、どちらもうまく対処できてちょっと気持ちいいなうなのである。 そう!大震災があっても、サンシャイン水族館のリニューアルは粛々としかし着々と進んでおりますぞ。 とはいえまずは、先にできちゃった竹島水族館の新深海展示なのである。 はいはい、アピストくんのリクエストどおり、ついに5連チャンやっちゃうよ。 今日は、深海のヘンなもん借りてるヤドカリたちの巻。 あんたら、いったい何貝借りてるん? ツノガイの一種を借りてる、ヤドカリの一種。 貝が細長くまっすぐですね。こんなもん借りてるヤドカリ見るのも初めてかもしれないけれど、それ以前にこんな貝を見るのが初めてな人もいるかも。 こういう貝をたぶんツノガイというのですよ。 出た!カンチョ得意の「たぶん」。 しかし、こんなまっすぐな貝を引っぱって歩くのはかなり難儀そう。 (子どもの頃工作で作った、糸巻きと割り箸と輪ゴムで作った動く一輪車に似てる) ただ、歩くのは大変そうやけど、寝るのはノビっと楽そうではないか。 あ、なんでもツノガイに入ってるのは、ツノガイヤドカリといういわゆるヤドカリとはちょっと違う仲間で、お腹が巻いてずに、まっすぐ伸びてるらしいのだ。 ちっちゃいけれど、顔もなかなかイケメンである。 鮮やかな青の触角が、インドの王子様風。 しかし、このヤドカリには魚名板が見つからず、単に「深海のヤドカリ」となっていたw。 さらに、その下の解説にはなんと『ヤドカリは名前がわからん!』というリードが、堂々とうたわれているではないか。 水族館が『名前がわからん!』ってねえw。なんちゅう無防備な解説。 いやしかし、このリードによって、お客さんは「いったい何が言いたいの?」とか思いつつ、ついつい解説文まで飲んでくれたりするのだ。 だから、解説の書き方は侮れないのである。 ところで、竹島水族館のあまりに無防備な解説はこんなところにも! これ、どこに貼ってあるか、わかりますねw。 名古屋ツインタワービルのトイレみたいに、美しく広く改装された男子トイレ。 その、全ての小便器上に貼ってあったのでした。 ご丁寧に、絵はそれぞれ種類を変えてね。 「ウツボさん」って…w。 しかも「立派な」って…w。 はいはい、わかりましたよ。 カンチョはボクの立派な"ニセゴイシウツボ"さんを、しっかり便器に押し込んだのでした〜。 はいっ!次行きましょう! イガグリホンヤドカリさん。 見たまんま、イガグリですな。 しかしこのイガグリ、よく見てみると栗のイガみたいな、バリバリの針の山ではない。 実は、イガグリホンヤドカリが借りてる宿は、貝殻ではなくウミヒドラ。 しかも、普通なら死んで空になった貝殻を借りているのに、このウミヒドラは生きている! なんか貝殻に入っている普通のヤドカリに比べると、手拭いをいなせに巻いている感じなのだけど、さらによく見てみれば……? このヒドラ、体を貝殻みたいに螺旋巻きしてるなあ。 もしかして、もともと巻き貝にくっついていたのを、ヤドカリが外してきたのか? よくわからん。 ヒドラが生きているということは、成長したり増えたりするということでもある。 なので、イガグリホンヤドカリは、一度いい宿を見つけると、ずっと宿替えをせずにいいのだそうだ。 尚、この写真のイガグリガイヒドラが一匹なのか、複数でこんな形になっているのか、それもカンチョにはわからんです。 はい、ボクも無防備な解説です。 さて最後は……。 アンタ、何もそんなもんを借りなくてもー! カルイシヤドカリ。 なななんと! このヤドカリは、軽石を借りてる。 ていうか、軽石は誰のもんでもないから、厳密には借りてるわけではない。 他人に借りを作るのが嫌いな三河商人気質のヤドカリなのだ。 しかし、だからと言ってねえ。 軽石つっても石ですよ。しかもまた、これちょっとでかくない? 写真撮りながら、「おいおい、それじゃ重くて歩けんやろ」とボソボソ話しかけたら、アピストくんが後ろから「いえ、夜になったら石引きずって歩いてますよ」と。 ほほう、歩くんや。 こいつらが、このでっかい軽石ひきずって歩くところ見るだけで、ナイトアクアリウムに参加する価値があるなあと思ったのでした。 ●竹島水族館の、これまでの記事と写真のリストはコチラ ⇒東海地区の水族館記事リスト |
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サガミモエビ、ミカワエビ、ヒラアシクモガニ、オキノアカモンエビ、オーストンガニ。 深海のカニとエビは色と姿が際だっている。 竹島水族館の小窓水槽深海展示には、そんな連中がゴロゴロいるのだ。 先日の可愛い系深海生物アカツノチュウコシオリエビとトウヨウホモラに続いて、今回はカニとエビで。 例えば、サガミモガニ。 真っ赤に燃える熱い奴…みたいな奴。 サガミは相模ゴムのサガミではないのだけど、真ん中の突起がなんとなく相模ゴムな……。 いや、そういうことを言いたかったのではなくて、サガミは相模湾の相模なのだけど、別に相模湾にだけ住んでいるというわけではなく、深海展示にはわりとどこにでもいるカニ。 それが、この色形やもんね。 相模があるなら、三河もあるさ。 ミカワエビ。 おそらく、蒲郡の深海漁で獲れるので、三河の名前が付けられたのだろう。(おそらくです) モスラのサナギってこんな感じではなかったか? それにしても、頭でっかー! こんなんでは、尾っぽの身が小さくて食うとこないよな〜と思っていたら、解説には「美味しい」と書いてあった。 ということは、頭の中のじゅるじゅるを中心にいただくのか? まったく食うとこ無さそうなのは、コイツである。 ヒラアシクモガニ。 このね、卍型っぽい円形がなんとも言えず美しいではないですか。 本当は、このままの姿で海底の砂に薄〜く潜る。 そのために、全体的に薄っぺらい姿をしているのだ。 それにしてもこの姿、なんか芸術を感じないですか? 人間の美の感性というのは、生物界のごく自然にできあがった美しさにも反応するものなのであるなあ。 今回は、エビも頑張るよ 日の丸エビ! いやもとい、オキノアカモンエビ この子の特徴は、お尻の真っ赤な模様 カンチョは密かに、ゼロ戦エビと呼ぶことにした。 赤色は、太陽光の届かない深海では、真っ黒になって真っ暗な世界に溶け込みやすいからだが、日の丸の縁取りには真っ白な円形が描かれており、これがどんな意味を持っているのか、カンチョには分からない。 もしかしたら、ハウディーのハンディキャップ理論みたいなことなのだろうか? 最後にご紹介するのは、再びカニ。 オーストンガニ。 外国人的な名前なので、世界中にいるのかと思ったら、なんと日本で見つかったのに名付けたのがイギリス人のオーストンさんだったのでオーストンガニなんだそうだ。 えー!そんなんいややなあ。漢字で書けへんやんか。 それでカンチョ名を付けることにした。 こいつの標準カンチョ名はセンジュカンノンガニに決定! なんというか、合掌してこちらを見据える姿に、千手観音ぽい神々しさを感じたわけです。 ところで、竹島水族館、新深海展示記念で3連発!とかって宣言しちゃったけど、このままやと5連発は行ってしまいそうな雰囲気やなあ(^^; ●竹島水族館の、これまでの記事と写真のリストはコチラ ⇒東海地方の水族館記事リスト |
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アカツノチュウコシオリエビ&トウヨウホモラ&カナド/竹島水族館深海展示2 ついに、全国のバリアフリー旅行情報ポータルサイトを公開!⇒全国のバリアフリー旅行情報 このサイト情報だけでも、けっこうたいした数と質のバリア調査情報が、全国同一基準で掲載されているのが、今までにない内容なのだが、それより何より、各地に相談センターをつくって相談できるというシステムが日本初なのです。 さてさて、竹島水族館の続きを行きますぞ! 竹島水族館の新たな展示は、深海生物タッチングだけではない。なんとなんと、深海生物小窓水槽もあるのだ。 小窓水槽というのはカンチョが勝手に名付けている展示で、小さな生物を見るために極小水槽をいくつも並べた展示方法である。 もちろん竹島水族館では、その小さな水槽群の中でヒーローとなっていたのはもちろん深海生物たち。 深海と言えば、地上に比べたら別の惑星みたいなもんやからね、そりゃもう個性強烈なのばかり。 どちらかと言えば、ヒーローというより、悪役キャラみたいなのが多いのだけど、今回は可愛い系の子たちから。 アカツノチュウコシオリエビ 赤角中腰折海老なんでしょうな…? この子のどこが可愛いかといえば、でっかい目。 暗い深海なので、わずかな光を集めるために目がでっかいのだろう。 あまりに暗くてわずかな光さえないと、諦めて目は退化させちゃうことになる。 コシオリエビというのは、エビではない。かといってカニでもない。 なんとなく、エビには短し、カニには長し…みたいな体型で、エビの尾にあたる部分を丸く丸めているのだ。 所属はヤドカリのグループなのだそうだ。 ヤドカリの仲間には、カニ型のタラバガニなどもいるのだけど、ちょっとエビ型なのがこのコシオリエビたち。 タラバガニの脚が、カニに比べて1対少ない4対に見えるのと同じく、このコシオリエビも4対なのだけど、いやいや一番後ろに小さな5対目の脚が折りたたまれているのが見える。 目がでっかいの次は、目が飛び出た子。 トウヨウホモラ ずずーんと仁王立ちした宇宙海獣に見えないこともないけど、この目ではねえ、とても悪役キャラにはなれない。 でも、顔がどこだか分からないカニたちのなかでは、いかにも「顔」があって、しかもちょっとした表情まで感じる。 こういう顔を見つけると、写真撮るのが楽しいんよね。 で、この子も、なんか脚が少ないように見える。 ハサミを入れて4対しかないような……。 これも、ヤドカリの仲間? いえいえ、違うのですよ。この子の5対目の脚は、背中の方に回っている。 ほうれ、こんなん。 こうして、カイメンだとか貝殻だとかを持ち歩いて、身を隠すための脚になってるんね。 考え方は、ヤドカリですな。 ところでトウヨウホモラを漢字で書くと、たぶんトウヨウは東洋?そしてホモラって…??? 実はホモラというのは、学名らしいのですわ。 そして可愛い子たちシリーズの最後は、お魚で。 カナドくん 魚なのに、カニっぽい。 ホウボウの仲間で、この脚で海底を歩くんよ。 解説にはなんと「かわいさナンバー1を狙う!」と書いてあった。 狙ってんのやw。 ていうか、みなさんには、そういう解説もそんなに違和感ないだろうけれど、かわいさをアピールするなんて普通の水族館や動物園ではまず見かけない解説。 たぶん、このブログを読んでくれてる水族館関係者は、「デタラメな解説だなあ」と思ってるに違いないw。 でも、カンチョ的には大アリやなあ。 だって、観覧者はそういう解説見て、生き物をより身近に感じて、ちょっと好きになったりするもんね。 水族館や動物園の使命の一つとされている「教育」とは、生物学の教育には限らない。 生き物や自然を好きになる教育の方が、より大切で意味があると思うのだ。 ●竹島水族館の、これまでの記事と写真のリストはコチラ ⇒東海地方の水族館記事リスト |
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東日本大震災のショックを受けて、どうにもブログ水族館的話題を書くことができませんでした。 でも、ブログ再開のチャンスが本日訪れました。 実は今日、マリンピア松島水族館にお見舞いに行ってきたのです。 そんな中、やはり再開のために、館員一丸となって復旧に全力を挙げているのが、マリンピア松島水族館です。 館内になだれ込んだ泥は、館員の手によって全て排除。 今日は、海水につかったポンプを復旧させるため、展示係みんなでポンプを分解掃除している真っ最中でした。 機械とはまるで無縁の、新米女性トレーナーも、その作業を一心にしています。 マリンピア松島の強みはここです。 館員でやれることは、全て館員でやる。 近ごろでは、清掃や機械保守などは外注という水族館が増えているけれど、マリンピア松島は普段から、展示係が清掃もするし機械の保守もやっています。 今回の震災では、大津波によって大動脈の仙石線が不通になり、ガソリンも調達できない状態だったので、展示係の多くは水族館の関連ホテルに泊まり込みで毎日出勤しては、掃除をし、こうして機械類の復旧も自分たちの手で行っているのです。 この自己再生能力がなければ、最も被害の大きかった宮城県では、今も泥にまみれたままだったでしょう。 松島湾に面した松島町は、地理的に最も津波の被害が少なかった沿岸の一つだったので、 松島町の観光全てが、4月20日の再開を目指しているのだとか。 阪神淡路大震災の時には、震災からおよそ1ヵ月後には、地元から「経済の復興のために、遊びに来てくれるのもボランティア」との声が上がっていました。 宮城県では、災害の復旧とともに、ここ松島町から経済復興の狼煙が上がろうとしています。 正直なところ、まだまだ経済の復興などとは言っていられない地域もたくさんあります。 仙台のバリアフリー観光仲間のところに物資を届ける途中、テレビで何度も見た名取地区を通過しました。 自動車道から見た光景には、テレビで流されていたSFXのような非現実感をはるかに超えた凄まじい現実がありました。 でも、そこに暮らす人々には生活という現実もあるのですよね。 だからみなさん、新幹線が開通したら、ボランティア活動でなくてもいいから、ぜひ東北へ旅行に行って下さい。 この非常時に何を呑気なことを言っているのだ!とお叱りを受けるかもしれません。 でも、あえて言います。 遊びでも、商売でも、なんでもいいです。東北に行きましょう! だって、お腹へってるもん。 と、メガネカイマンも言っておりました。 今回の松島行きには、東京で避難生活をしていた、ふくしまバリアフリーツアーセンターのスタッフを福島市に送り届けるミッションもありました。 その時に出迎えてくれたみなさんの話では、福島原発の事故の報道によって、内陸の福島市にも人が寄りつかなくなっているとのこと。 もちろんまだ新幹線が開通していないこともあるけれど、関東からのお客さんの多くは自家用車なのにほぼ全てキャンセルになって、新たな予約もまるでないそうです。 「福島第一原発」という名称で、福島県とりわけ福島市は敬遠されてしまっているのだとか。 でも実は、原発事故の被害に遭われたみなさんの避難地は福島市なのです。 名前が悪いなあ。 本当は東京に電力を送っている原発なのだから、「東電第一原発」とか「関東第一原発」なのですよ。 東京都内でのうのうと暮らしているボクは、本当に申し訳ない気持ちになりました。 関東のみなさん、福島市も宮城県も、車でなんの障害もなく今まで通りに行くことができます。 市内に入れば、ガソリンスタンドも並ばなくて給油できます。 ちょっとでも東北のみなさんに申し訳ない気持ちがあるのなら、ぜひ旅行に行って下さい。 福島市の土湯温泉、山間の谷間にあるすごくいい温泉場ですよ〜。 ●マリンピア松島水族館の、これまでの記事と写真のリストはコチラ ⇒東北の水族館記事リスト |
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あ、あ〜。ダメや。 仕事が思うようにはかどらんぞ。。。 晩飯食って、頭も働かんから、たまってる北海道ネタのうち一つを、写真だけアップしちゃおう。 ブログ水族館では、まいどおなじみのネズミイルカです。 ネズミイルカって、初めて見たときには、バランスのくずれたヘンなイルカと思っていたのだけど、近ごろはなんだか可愛らしく思えてきた。 写真も、だんだんバランスのいい姿を撮れるようになってきたしね。 いい顔もだんだん撮れるようになってきた。 見慣れると、ネズミイルカはバンドウイルカとかよりも表情豊かで、なかなかの趣があるのである。 「お魚さん、こんちは」 昨年に訪れた時から、木箱やなんやら、なんだかジャングルジムみたいなものがプールに沈めてあるなあ…と思っていたのだが、これは魚礁だった。 ネズミイルカたちと魚を混合展示するために、イルカたちから逃げ隠れするための魚の隠れ場所だったのだ。 そんなわけで、魚礁の陰からおそるおそる外界を覗いている魚(写真右角)に、ネズミイルカがひょいと一瞥。 尚、このネズミイルカくんが、本当に「お魚さん、こんちは」と言っているのか、 あるいは、「美味そ〜。いつか食ってやっからな!」と言っているのか、正解はわからない。 まあたぶん、後者なんやろけどねw。 そして…。 おぉっ! こっち向いたぞ! こんな風に振り向くなんて! こんなことは、長年おたる水族館に通っていて初めてのこと。 それにしても、ネズミイルカってけこう首が回るんやね。 さてさて、そしてさらに、 この子がもう一周回ってきたときに、奇跡が起きたのだ〜! 「おいちゃん、こんちは」 うおぉぉぉ〜っ! うおぉぉぉ〜〜〜っ! もっぺん、うおぉぉぉ〜〜〜〜〜っ! これは完璧に、ご挨拶ではないか! ネズミイルカは記憶力が弱いと、2人もの専門家から聞いていたから、こんなことがあるなんて信じられへん! もしかしてこの子、カンチョのことを憶えてくれたのやろか? あるいは、冬の時期はお客さんが少ないので、退屈してたとか? いずれにしてもとても嬉しかった、冬のおたる水族館での一コマだったのでした。 ◎さてさてところで、大切なお知らせが2つありますぞ! ★中村元の超水族館ナイト、次回の日程が決定しました。6月11日(土)です。 次回の趣向はリクエストの多い「水族館・特ネタ大爆発!」 ふたたび、チビッコ園館長たちが登壇。大真面目な爆笑ネタを披露します。 前回の公式ライブレポート出てます⇒東京カルチャーカルチャー/ライブレポート ●おたる水族館の、これまでの記事と写真のリストはコチラ ⇒北海道の水族館記事リスト |





