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最近、写真好きのみなさんと会って、驚いたことがある。 それは、みなさんイルカショーでも水槽でも、オートフォーカスで撮ってんのね! カンチョは、一眼オートフォーカスが出た頃に、長レンズと接写にオートフォーカスは役に立たないと判断して、今の今までオートフォーカスは使ったことなかった。 つまり水族館撮影では、必要ない機能だと思っていたのです。 でも、α700の奴は、モードを変えるたびに勝手にオートフォーカスになってしまうので、知らないうちにオートで撮ったりして気づきました。 今のカメラのオートフォーカス、速っ! こんな一瞬でもちゃんと合わせてくる!(さりげに恋人はイルカ主人公w) ※200mm 1/320 F3.2 ISO1000 (レンズ:MINOLTAAPO80-200/2.8) これ、自分の手ではぜったい合わせられへんわ…。 なんで今まで使わなかったのか、たいへん残念なことである〜〜〜。 きっと、α9のあたりから、オートでいけてたんやろな……。 でも、今更気づいても嬉しい。 実はカンチョ、最近、視力が衰えてきていて、正確には目の周りの筋肉が弱くなってきて(それを老眼という)、乱視を自力で矯正できず、ピントが合ってないことが多くなってきていたのだ。 さて、ピント合わせをオートフォーカスに任せておけるなら、最近好きな流し撮りも、すごく簡単に撮れちゃう。 『イルカに乗ったエイトマン』 ※180mm 1/13 F22 ISO1000 (レンズ:MINOLTAAPO80-200/2.8) 以前「トレーナー本お楽しみに!」での3枚目、福田トレーナーの写真はストロボ使ったスローシンクロ、こちらはただのスローシャッターでの流し撮り。(またまたなにげに、恋人はイルカPRw) こっちは、水の動きがいいですね。 ただし、トレーナーは、完全にエイトマン状態で顔もわからん。 姿もエイトマンていうか忍者走りです。 八景島シーパラダイスは、ストロボが使えない水族館なので、こちらも流し撮りを、試してみました。 『バラフエダイ』 (こちらはさすがにマニュアルフォーカス) ※16mm 1/15秒 F4.5 −0.7EV ISO320 (レンズ:SIGMA16mm/2.8) 大水槽にいっぱいいる、お客さんには「タイみたいなの」と呼ばれている魚だけど、でっかくてけっこう格好イイやつなのだ。 実はこの水槽、上の方にはエアレーションの泡が写真に邪魔なのだけど、流し撮りをするとそれもなかなかいい味になる。 調子に乗って、パタパタしてるエイもスローシャッターで。 『スティングレイ号(ホシエイ)』 ※16mm 1/10秒 F7.1 −0.7EV ISO640 (レンズ:SIGMA16mm/2.8) ホシエイが、アニメかなんかの潜水艦スティングレイ号みたいに格好良くなった。 ……と思っているのはボクだけかもしんないのだが、カンチョ的にはけっこうお気に入りなのである。 というわけで、今回は、最近凝ってる「流し撮り」の、水族館素人写真術でした。 ■この書庫は、SONYからα700の提供を受けて、水族館での一眼レフ素人撮影術を紹介しています。 コンパクトデジカメの撮影方法はコチラ↓ LUMIX中村元の「水族館上手に撮影講座」 http://contents.npshop.jp/omomuki/ ■今年のカンチョ本2冊新発売! ◎みんなが知りたい水族館の疑問50」(サイエンスアイ新書)著・写真:中村 元 ◎The水族館(三推社◎講談社)監修ほか:中村 元。 □「水族館の通になる」(祥伝社新書)と「全国水族館ガイド 2006-2007」(SoftBank Creative) も読んでね!全国の図書館にも置かれてます。 |
水族館素人撮影術
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水族館写真の撮影術
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春です。各地の水族館で、クラゲの展示が増えてきました。 中でも、カミクラゲが大漁なのだそうで、カミクラゲの美しさに畏れ入って下さい。 ※撮影データ付き。 カミクラゲ、子どもの頃はこんなん。 ※50mm F5.0 1/40秒 絞り優先 ISO1600 (レンズ:SIGMA18-50mm/2.8)[新江ノ島水族館にて] カミクラゲは「髪クラゲ」の意味なのだけど、子どもの頃は髪が短くてカワイくて可憐系クラゲ。 大きくなるとこんなん。 ※22mm F9.0 1/125秒 マニュアル露出 ストロボ発光 ISO160 (レンズ:SIGMA18-50mm/2.8)[ 海で出会った風に撮ってみた。 水中潜っていて、上を見上げると、こんな風にクラゲが浮いている。 カミクラゲはけっこう毒が強いらしい。海で会うとこわいよ〜。 大人のカミクラゲがいっぱいいるとこんなん! ※20mm F2.8 1/80秒 絞り優先 ISO1600 (レンズ:SIGMA18-50mm/2.8) どひゃ〜!カミクラゲの灯籠が髪を振り乱して乱舞している。 髪というよりも、両手をフワフワさせて迫ってくる狂気の風情もあったりする。 列をなして迫り来るカミクラゲ灯籠は、美しいと言えば美しいのだけれど、なんちゅうか不気味な美しさ。 そして、本格的に撮影するとこんなん。 ※50mm F8.0 1/125秒 マニュアル露出 ストロボ上部から発光 ISO160 (レンズ:MACRO50mm/2.8) 水槽上部から光を当てると、いきなりキリリとする。[マリンピア松島にて撮影] 胴体の中に見える赤い毛細血管のようなのは生殖腺。 笠のヒダについている赤いフリルのようなのは、光を感知する眼点。 ちゃんと撮ると触手もキレイな〜! クラゲ特有のスキッとシンプルなラインに、複雑で美しい器官が透けて見え、乳白色の触手が優雅に打ち振られる。 神々しくて、髪クラゲというよりも「神クラゲ」という感じ。 というわけで、カミクラゲさまに、ますます畏れ入って下さい。 ■この書庫は、SONYからα700の提供を受けて、水族館での一眼レフ素人撮影術を紹介しています。 コンパクトデジカメの撮影方法はコチラ↓ LUMIX中村元の「水族館上手に撮影講座」 http://contents.npshop.jp/omomuki/ ■今年のカンチョ本2冊新発売! ◎みんなが知りたい水族館の疑問50」(サイエンスアイ新書)著・写真:中村 元 ◎The水族館(三推社◎講談社)監修ほか:中村 元。 □「水族館の通になる」(祥伝社新書)と「全国水族館ガイド 2006-2007」(SoftBank Creative) も読んでね!全国の図書館にも置かれてます。 |
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ペンギンは鳥だ!…というのは、いまさら言わなくったって誰もが知ってる事実よね〜。 でも、それを写真で見せたいやん!…というのが、水族館カメラ小僧の気持ち。 そういうときには、スローシャッターで泳ぐペンギンを追いましょう。 キィーーーン!ペンギン村のフンボルトペンギン。 18mm F10 1/13秒 絞り優先 ISO250 (レンズ:DT16-105mm) ペンギン村のアラレちゃんは走ってるけど、リアルペンギン村のペンギンは飛んでる。 動く被写体をスローシャッターで撮る場合は、もちろん流し撮りですね。 ボクたち素人が、ペンギンを(動物を)流し撮りするときに気を付けなくちゃいけないのはたった一つ。『相手の顔だけを追って流し撮りすること』 顔が流れてたら、ただのブレブレ写真になるからね。 羽ばたくフンボルトペンギン。 16mm F10 1/15秒 絞り優先 ISO250 (レンズ:DT16-105mm) 翼のところが後ろの擬岩と重なってしまって、写真としてはかなりイマイチだけど、羽ばたいているのちょっとはわかるかしら? この子は、顔をアクリルにギュッと押し付けて、「撮って、撮って!」みたいな感じだった。 おかげで、顔がほとんど動かなくて、スローシャッターでもとても簡単。 こんな時には、近ごろの手振れ防止はとても役に立ってくれる。 羽ばたきを見せるにはスローシンクロで。(イワトビペンギン) 16mm F5 1/8秒 シャッタースピード優先 フラッシュ強制発光 ISO400 (レンズ:DT16-105mm) スローシャッターだけでは、飛んでいる雰囲気は捕らえられるものの、翼の羽ばたきがすごく薄くなってしまう。 羽ばたいてる雰囲気を出すのには、スローシンクロがいい。…ような気がする。 翼の残像がボク的にはちょっと満足です。 さてさて、今日から1泊で、相棒の誕生日旅行で伊豆にお花見というわけで、パソコン持ってかないので、お返事はすごく遅くなっちゃいます。ご了承を。 でも、どうやら今年は満開が過ぎてしまったし、さらにお天気が、曇り→雨みたいね…。 ■今年のカンチョ本2冊新発売! ◎みんなが知りたい水族館の疑問50」(サイエンスアイ新書)著・写真:中村 元 ◎The水族館(三推社◎講談社)監修ほか:中村 元。 □「水族館の通になる」(祥伝社新書)と「全国水族館ガイド 2006-2007」(SoftBank Creative) も読んでね!全国の図書館にも置かれてます。 |
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べる〜がくんより、カブトクラゲのキラキラを撮る方法を…と請われ、うっかり「はいよ!」と言っちゃったのだけど、このクシクラゲ系はね〜、やっぱりストロボ無し撮影だとかなり困難。 ムリやくたいにストロボ無しで撮ったカブトクラゲ。 50mm F2.8 1/45秒 絞り優先 −1.0補正 ISO1600 (場所:新江ノ島水族館) まぁ、キラキラ光るクラゲがいたよ!という以外は、ほぼ使い物にならんですね。 櫛クラゲの特徴は、キラキラ光る部分「櫛の歯」みたいな細かい板状のものが、ウエーブを起こして動くことにある。※詳しくはこちら→宇宙船クラゲ号07/06/16 このウエーブを止めないことには、写真にならないのだ。 ところが水族館側では、櫛クラゲのこの特徴を出そうと、照明はけっこう暗めで、クラゲの輪郭と櫛の部分が目立つような水槽づくりにしてる。 ISO1600にしてF値を2.8にして、さらに−補正してもやっと1/45秒。せめて1/90秒は欲しいかった。 ただですよ、印刷とかに使うわけでもないのであれば、ISO3200に上げちゃうというのは、ぜんぜんアリだと思います。 櫛クラゲを撮るときには、思い切ってISO3200にしちゃいましょう。 さて、そいじゃ櫛クラゲ系を、宇宙船クラゲ号のときみたいに撮るには、ストロボ当てればいいのか?というと、実はこれも特殊な方法でないとダメ。 マクロ50mm F5.6 1/125秒 露出マニュアル ISO100 ストロボ発光 (場所:須磨海浜水族園) この頃の須磨水には、ギャラリーに全身むき出しのアクリル水槽があったのね。 こういうのを見つけたら、櫛クラゲを撮る唯一に近いチャンス! ストロボを、上部とか側面から当てて撮影するワケです。 これは、透明なクラゲ撮影では常識の撮影法。 別方向からの光で、クラゲの透明な腺を乱反射させて際だたせるのね。 キラキラも、プリズム効果なので、別方向から光が入ってこないと色が付いて見えない ただ、この写真↑は、せっかく櫛の並びが中央に来てくれてたのに、ピントが中央に合ってないですね。残念! 透明なクラゲだし、接写なんだから、もっと絞り込めばよかった。 宇宙船クラゲ号の下の方にあるウリクラゲの写真は、F11で1/125秒。絞ってあるので、拡大してもけっこう見える。 ■今年のカンチョ本2冊新発売! ◎みんなが知りたい水族館の疑問50」(サイエンスアイ新書)著・写真:中村 元 ◎The水族館(三推社◎講談社)監修ほか:中村 元。 □「水族館の通になる」(祥伝社新書)と「全国水族館ガイド 2006-2007」(SoftBank Creative) も読んでね!全国の図書館にも置かれてます。 |
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先日、クラゲを撮りたいとのコメントをいただいたときに、ストロボ無しじゃ難しい…なんぞとお返事しましたが。 いや、待て! 大型のクラゲだったら、ボクもストロボ無しで撮影してるぞ!と思い出し、過去写真やらをひっぱり出しました。 というわけで、今回はストロボ無しのクラゲ撮影の素人写真教室です。(コンパクトデジカメにも使えます) ●まず、対象になるのは、50mmより広角で撮影できるくらいの大きさのクラゲ。 コンデジだったら、接写モード(花マーク)にしなくても撮れるくらい離れて撮影できるクラゲ。 なんでかっていうと、望遠側や接写するとピントの合う範囲が狭くなるので、クラゲのような立体的で、さらにどこが顔か分からない生き物には、ボケちゃう部分が多くなってしまうから。 18mmでちょっと離れて撮れば、ほらこんなにみんなピント合っちゃう。(ミズクラゲ/加茂水族館) 18mm F2.8 1/125秒 ISO1600 ●次に大切なのが、クラゲはゆっくり泳いでいるので、スローシャッターでよさそうに思えるのだけど、それが大間違い。 移動は遅いけれど、笠の縁や触手はけっこうな速さで動いているので、遅くても1/60秒以上のシャッタースピードにする。 特に、上のミズクラゲは、水流でグルグル回ってたので速めのスピードにした。 シャッタースピード速くするにはもう、明るいレンズを使うか、ISO感度を上げるしかない。ISO感度めちゃくちゃ上げても、クラゲにはほとんど色もないから、あんまり気にならないですよ。(上の写真はISO1600) ※コンパクトカメラもISO感度は変えられる。夜景モードか、スポーツモードにするという手も。 ●で、それより何より、水槽の中の明るい場所を探そう! これは、クラゲに限らず、水族館撮影の基本。※特にコンパクトカメラの人はこれだけで写真が上手になるよ。 というわけで、照明の真下で撮ったパシフィックシーネットル(えのすい)。 40mm F2.8 1/125秒 絞り優先 −0.5補正 ISO800 こちらも、照明の真下のタコクラゲを狙った。(えのすい) 26mm F2.8 1/250秒 絞り優先 −0.5補正 ISO800 バックの暗さから、照明を探すのと探さないのとの違いがよく分かると思う。 でもこの水槽、普通に見れば、全体的にかなり明るい水槽に見えるのですよ。 人間の目は、すごくよく出来てるから、カメラの気持ちになって明るさを考えることが必要ってことね。 ●ところで、上の二つの写真から、突然に、「絞り優先 −0.5補正」とか面倒なことを入れたのには理由があります。 たいていの方は、オートとか絞り優先とかで撮影されてると思うのだけど、クラゲは白い上に半透明なので、けっこう露出が合わないことが多いのね。 ボクは測光は、マルチパターン測光とかいう全体のにあわせているので、−補正にしてるけれど、ピンポイント測光にしている人は、白いクラゲには+補正にしなくちゃいかんのやないかな…。 この水槽は、クレーゼル水槽と言って、バックが青く明るい水槽で、けっこう要注意。+補正にした。(アカクラゲ/えのすい) 50mm F2.8 1/125秒 絞り優先 +0.5補正 ISO1600 ●クラゲに光で色を付けてある水槽ってよくありますね。一番上の水槽もそうだけど…。、 ストロボ使わないと、その色がちゃんと写るという面白みがある。(キタミズクラゲ/加茂水族館) 50mm F2.8 1/60秒 ISO1600 紫の色がきれいですね〜。 ただ、実はもっときっつい色になってしまうので、後で補正する必要がある。(まぁ好みの問題ではあるのだけど…) この写真も、色補正して紫の色を抑えた。 最後に、ボクのストロボ無し撮影秘密兵器はこのレンズF1.4。(アカクラゲ/加茂水族館) 35mm F1.4 1/90秒 絞り優先 −0.5補正 ISO800 レンズが明るいと、こんなに暗い水槽でも、ISO800で1/90で切れるのです。 ただし、ピントの合う距離(被写界深度)が少ないので、かなり離れて撮らないとクラゲがボケちゃう。 一番上のクラゲは、奥にいたので、すでにピンぼけになってるな〜〜。 ということで、みなさん、きれいなクラゲをいっぱい撮って下さいw。 ■今年のカンチョ本2冊新発売! ◎みんなが知りたい水族館の疑問50」(サイエンスアイ新書)著・写真:中村 元 ◎The水族館(三推社◎講談社)監修ほか:中村 元。 □「水族館の通になる」(祥伝社新書)と「全国水族館ガイド 2006-2007」(SoftBank Creative) も読んでね!全国の図書館にも置かれてます。 |





