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ソニーのα700が手元に届いた。 買ったのではなく、ソニーからのお預かり品。 『中村元の水族館の写真はα700で撮っています』という、ソニーのPR戦略用試供品なのである。 条件は、月に5枚の水族館写真をソニーの広報用に提出し、あとは、ボクのウェブサイトでα700で撮ってるよ〜と公表すればいいことになっている。 というわけで、今回から「水族館:素人写真教室」の書庫名は、「α700で撮る水族館」に変わります。 とりあえず、新江ノ島水族館にて、試し撮り。 まずは、いつものお気に入りの場所。(この書庫には、ここからの写真多いよね…。) 実はもうエノスイの写真は取り尽くしたので、目新しい写真でなくてゴメンなさい。 でも、ちょっと粘って、エイを迎え撃つマイワシの行動展示な場面が撮れた。 レンズは、最近使い慣れてるシグマの15mm。 やっぱりいつものスローシンクロ。 しかしα700って、マニュアルでやんなくちゃならないことが、全て2つのダイヤルでしかできなくなってるのね。 今までのαは新しくなっても、昔のレトロなダイヤルがずっと使われていたのが使い勝手よかったのに…。 AEロックの設定だとか、調光補正だとか、面倒そうな部分は全て前の晩に設定してきたはずなのに、なぜだかまた戻ってしまっていた。 説明書を持っていかなかったので、この写真を撮り始めるまで、水槽前で半時間超もカメラの液晶画面と格闘したカンチョなのでした。 こちらは、以前、水槽照明に赤のスポットを落とすように指導した水槽。 今日はうまいぐあいに、赤スポットの先にちゃんとコシオリエビがいたので、真っ赤なエビスダイさんのエキストラになってもらおうとした。 深海っぽさがいい感じになったと思うのだけど…。 レンズは、α700にくっついてきた純正の16-105mmズーム。 40mmで、最短焦点距離ギリギリのところで、これももちろんスローシンクロ。 う〜む、やっぱりいつものシグマレンズより余分に10cmほど距離が必要。 おかげで主役にするつもりだった魚にピントを合わせるのが難しく、エキストラのコシオリエビを急遽主役に。 さて、エノスイと言えばクラゲ。 しかもこの日は、エノスイでは珍しいキタミズクラゲが入っていた! すかさずゲット! こういう半透明のクラゲは、正面からのストロボ撮影に向いている。 ボクの趣味だけれど、透明なクラゲはすべての線がキレイに写るように、できるだけ絞り込んで被写界深度を深くする。 逆に、こういう半透明のクラゲは、立体感が出るようにあまり絞り込まない。 …な〜んて、マジでプロっぽいことを書いてみたけれど、技術的にこういう考え方が合っているのかどうかさえ、ボクは知らないw。 あくまでも趣味ていうか、まぁあれよ、いつものカンチョ説みたいなもんやから、あんまり真剣に考えないでね。 エノスイでは2年ぶりくらいになるイルカパフォーマンスも撮ってみた。 感動! いや、ショーにではなくカメラにね。 フィルムのα9以来、久しぶりの秒間5枚連射。(α7デジタルでは秒間3枚やったんよ) イルカのジャンプ撮るのに、秒間3枚じゃ、飛び始めから3枚目にはすでにイルカが下向いてるか、頭が水中になってしまっている。 でも、秒間5枚だと、この写真が2枚目で、3枚目もまだちょっと下を向いた程度だった。 いつもより、チャンスが2枚増えた感じね。 これは、イルカショー撮りが楽しくなりそうなのである。 とまあ、そんな感じで、4GBのコンパクトフラッシュをすべて使いきった頃には、α700にもなんとか少し慣れた。 16-105mmは、愛用のシグマとズームの方向が逆なのが、どうしても慣れなかったのが困った…というか慣れるワケないよね逆なんやもんw。 でも、すごくフォーカスが合わせやすいのよ。なんで?それはカメラのせいかしら? そうそう、1200万画素は、肉眼で850万画素とぜんぜん変わりがないように思える。画像が重くなった分、PCは唸りながら処理してるが…。 でも、クリエイティブスタイルとかってところで「ビビッド」ていうのにしてみたのね。そしたら、なんかちょっとビビッドですw。 尚、この書庫に書き込まなくても、今後新しく撮る写真はみんなα700の写真です。 この書庫で写真を出すときには、いちおう、簡単な撮影情報も入れるけど、ボクにもわかってんだかわかってないんだかわからんような情報なので、適当に読み飛ばしてください。 ところでこのカメラ提供、ボクは高名なプロカメラマンではなく、ただの「水族館なら得意だぜカメラマン」なので、それでお金をもらえるわけでもない。 でも、なんかうれしいやんねー。プロじゃないのに提供してもらえた…と。そういうギリギリなあたりなのがすっごくプライドをくすぐられる、素人丸出しでお子さまなカンチョなのでありましたw。 その気持ちって、なんとなくわかりません? ■今年のカンチョ本2冊新発売! ◎みんなが知りたい水族館の疑問50」(サイエンスアイ新書)著・写真:中村 元 ◎The水族館(三推社◎講談社)監修ほか:中村 元。 □「水族館の通になる」(祥伝社新書)と「全国水族館ガイド 2006-2007」(SoftBank Creative) も読んでね!全国の図書館にも置かれてます。 |
水族館素人撮影術
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水族館写真の撮影術
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自分のためのお年玉にと思って、年末に注文してあったレンズが、今年最初のえのすい展示監督仕事に出かける直前に届いた〜!キャホ! シグマの15mm/F2.8単焦点レンズだ。 というわけで、2008年撮り始めは、初レンズでえのすいから…。 とりあえず、この水槽を撮るのに広角が欲しい!と思っていた場所で撮ってみる。 おぉっ!水槽全体の雰囲気がよく出るようになった。 今までは全国の水族館で、こんな風にいいな〜と思った水槽の全体像を撮るのがとても難しかったのだ。 (写真としては面白味もなんともないのは許してね。これが正真正銘、試し撮りの最初の水槽なんやから…。) このレンズを選ぶまでには、ずいぶん時間がかかったですよ。 ホントは超広角の11mmとか10mmまでカバーできる広角ズームにするつもりだったのだけど、純正もシグマもF値が4.5〜5.6、最短撮影距離が0.25m。 いくらズームの幅があっても、暗いのが当然の水族館で、小さい魚も狙うカンチョとしては、暗くて遠いレンズでは逆に汎用性というか実用性がなくなっちゃうのね。 それでもしかしたら単焦点なら?と探してみれば、この15mmはF2.8、最短撮影距離は0.15m! さすが単焦点!というより、さすがシグマさん!というところですな。 この沖合の海の水槽は暗い水槽なので、もちろんF2.8の開放で撮影。おかげでISO800でもなんとか魚が止まってくれた。 でも、こんなちっちゃい水槽では、広角の面白さとかやっぱりぜんぜん出えへんわ…。 それで、大水槽の前に行ってみたのだけど、こちらはさすが冬休み!というかさすがえのすい!大水槽前は黒山の人だかり。 しょうがないから、上の階から大水槽を狙う。 この場所は、以前『命の突進』を撮ったところね。 近くにやってきたチョウチョウウオを、いきなりストロボ同調で試してみた大胆なカンチョ。 きっとストロボが写り込むやろと思ってたけど、すごく遠く離したら、おっ!いけるやん!なんだか水中写真っぽくなったぞ! しかし、やっぱり広角はね〜、周りの写り込みがうるさい。左の方にボクのレタッチ技術では修正不可能な室内照明の赤い写り込みが…。 うむ〜、これはレンズフードをガラス面にくっつけて撮らねばな…。で、会議の時間。 会議を終えてから閉館後のわずかな時間に向かったのは、ここもしょっちゅう登場する『踊走…デバスズメ』の写真と同じ水槽。 この写真も軽くスローシンクロ。さっきの失敗を修正してレンズフードをガラスにくっつけ、写り込みがないようにした。 ちょっと暗くなったけど、サンゴ礁とソフトコーラルが群生してる水槽らしい雰囲気が出たかしら? 最短撮影距離0.15mも大正解で、小さなデバスズメがなんとか存在感を保っているくらいにはなった。 でも、ガラスについていた曇りにまでピントが近くなり、中央の上がぼやけている。たいへんなレンズやな〜こいつ。でもけっこう楽しい! 最後に、初日カンチョ的今日イチの写真はコチラ。 ツバクロエイとマイワシ。 エイのいた場所が、たまたま光の強いところで、そのせいか赤いケイ藻が円形に生えていて、おかげでエイがスポットの舞台上にいるみたいになっていた。 その向こうにはマイワシの大群がグルグルとしていて、いかにも海っぽい。 こんなシチュエーションこそ、水族館でしか撮れない海っぽい写真だと思うのよね〜。しかも広角にうってつけやしw。 奥に観客が見えているのは、水族館ならではのお愛嬌ということで…(^^;。 今日は、会議の前後の1時間足らずの慌ただしい試し撮りだったのだけど、なかなか楽しい撮影ができました。 2008年の撮り始めとしても、毎度おなじみに水槽にかかわらず、それなりにまあ充実した気分。 新しいモノ好きなカンチョは、当分このレンズ使いまくることでしょうが、スローシンクロの時と同じように、再び暖かく付き合ってやってくださいませ〜。 それと、アドバイスなり、ご批評なりも、ぜひぜひよろしくです! ■今年のカンチョ本2冊新発売! ◎みんなが知りたい水族館の疑問50」(サイエンスアイ新書)著・写真:中村 元 ◎The水族館(三推社◎講談社)監修ほか:中村 元。 □「水族館の通になる」(祥伝社新書)と「全国水族館ガイド 2006-2007」(SoftBank Creative) も読んでね!全国の図書館にも置かれてます。 |
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えへへ、ちょっと評判良かったんで、昨日の会議にもカメラを持っていき、ついつい調子にのって、スローシンクロ撮ってきました。 もうこれでお終いにするので、あと2枚おつき合い下さい。 けっこう狙い通りに撮れちゃったので自分でも驚いた。 カメラって面白いわ! それで、ますます調子にのって、大物にも挑戦。 『瞬足…キタオットセイ』 キタオットセイの水槽は暗い上に、オットセイも真っ黒で、さらにスゴイスピードで泳ぎまわっているから、今までは高感度撮影、ストロボ撮影と、どんな方法でやっても気に入った写真は撮れなかった。 でもそもそも、その素早く泳ぐ姿を写真で伝えたかったわけで…。 今回新たなテクニックを憶えたおかげで、やっとイメージしていた姿を手にすることができた。 いや、ホントにカメラって面白いですね。 ボクにとっては、とても有意義な3週間でした。 けど、こんなのばっかりだとまた飽きちゃうので、この「水槽スローシンクロ技」はここぞという獲物が現れるまで、とうぶん封印しときます。 ※どちらも新江ノ島水族館だけど、オットセイは一般の方のストロボ撮影は禁止されていますのでご注意を。 ■今年のカンチョ本2冊新発売! ◎みんなが知りたい水族館の疑問50」(サイエンスアイ新書)著・写真:中村 元 ◎The水族館(三推社◎講談社)監修ほか:中村 元。 □「水族館の通になる」(祥伝社新書)と「全国水族館ガイド 2006-2007」(SoftBank Creative) も読んでね!全国の図書館にも置かれてます。 |
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前回のムラちゃんのアドバイスで、ちょっと開眼してしまった〜! 今まで効き目なさそうだと放ってあったストロボ用露出補正ダイヤルを再度試してみたところ、けっこう思ったように反応してくれた。 おかげで、今までは、絞り込むことでのみストロボの強さを加減していたのを、絞りを開いても撮影できるようになったやん! それで撮ったのがコチラ。 『青い海のスミレナガハナダイ』[新江ノ島水族館:サンゴ礁水槽] これこれ、こういうの撮りたかったんよ。(まだもうちょっとイマイチやけどねw) まぁ、これはスローシンクロとはまた違って、シャッタースピードも1/90にはしてあるんだけどね。 絞りを開けてストロボ使えるようになったので、水の色が出せるようになったわけ。 …ていうか、この効果を出すためには、別にスローシンクロでなくてもよかったんや。 たいていの小さな獲物(被写体のことねw)に対しては、水槽の壁とか粗とかが写り込んだり、関係ない魚が後ろにいっぱいいたりとかするので、やっぱり絞り込んでストロボを獲物だけに当てる方法がいい。 でも、ボクは水族館の紹介する写真とか必要なのね。 だから1枚の写真で、魚の色形もはっきり出して、水槽の雰囲気もしっかり伝えられる写真が撮れるようになりたかったわけ。 しかも、プロカメラマンみたいに水槽の上から大量発光させるのではなく、ガラスの前から1灯だけでヒョイとね。 さて、もう一つの完成したかった技「スローシンクロで魚の動きを写し取る」の方は…。 題して、『命の突進』[新江ノ島水族館:相模湾大水槽] こちらも、ストロボ露出補正ダイヤルのおかげでかなり上達したっぽい。 なんかちょっといい感じではないか。 もうちょっと練習をすれば、けっこう写真のバージョンが広がりそうな予感がしてきたぞ〜! ところで、「素人写真教室」らしいことも一言。 最初の1枚目のようなことを、大水槽で大物相手にやるのだと、前に「夜景モード」の使い方で紹介したとおり、コンパクトデジカメでも簡単にできます。→超簡単水槽シンクロ撮影(下の方の写真ね) この場合が簡単なのは、レンズの広角側で離れて撮影するので、どこでもピンとが合うし、そもそもコンデジのストロボは弱いからです。 なので、目当ての魚がガラスギリギリに来たときが狙い目です。 さらに、この写真みたく、お腹の白いエイだと弱いストロボをしっかり拾ってくれます。 さらに!夜景モード(カメラによっては「夜景+人物モード」)では、2枚目の写真や、前回のような写真も撮ることができます。 ストロボの反射が避けられないので、レンズは望遠側にして、ガラス面に斜めに構えましょう。 尚、ストロボ禁止の水槽ではやめましょうねw。 ■今年のカンチョ本2冊新発売! ◎みんなが知りたい水族館の疑問50」(サイエンスアイ新書)著・写真:中村 元 ◎The水族館(三推社◎講談社)監修ほか:中村 元。 □「水族館の通になる」(祥伝社新書)と「全国水族館ガイド 2006-2007」(SoftBank Creative) も読んでね!全国の図書館にも置かれてます。 |
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最近、カンチョは、もうちょっと写真が上手になりたいとマジで思っています。 いつまでも素人ではなく、水族館の写真だけは、せめて玄人はだしと言われるようになりたいな〜と。 どっかでも書いたけれど、水族館で撮った水槽写真でありながら水中写真モドキが最近のテーマ。 それで、色々と試行錯誤しながら、こういうのに挑戦してます。 泳ぐルリスズメ[新江ノ島水族館] まだ開発中というか、トレーニング中なのでイマイチユルイ写真に思われるだろうけれど、わざわざ「泳ぐ」と付けてあるところがミソ。 ストロボを光らせながら、スローシャッターにして流し撮りしてるのね。 ほら、なんとなく泳いでるぞ!って感じしないですか? これは、100mmの接写レンズで、シャッタースピード1/4まで落としてストロボ発光。 たぶん、こういうのをスローシンクロというのではないかと思う。 こちらは、名無しベラ(クジャクベラに近い仲間だとのこと)[同じく新江ノ島水族館]。 こちらのシャッタースピードは1/10。 スピード感はあんまりなくなったけれど、この魚の場合は、水槽のライティングで出る微妙な青紫色を出したくて、余分に露光した。 普通にストロボ撮影すると、見た目とまったく違う赤い色のベラになってしまうから。 こちらは、泳ぐアカエイ。[これまた新江ノ島水族館] ヒレがヒラヒラ波打つのを、残像っぽくできないかな〜と思ってやってみたら、まあちょっとそんな感じになった。 これは、35mmくらいのところを使ってるので、シャッタースピードは上のよりさらに遅くして1/3。 今までの経験上、広角に近づくと効果が出にくいので、余分にスローシャッターにした方がいい。 実は、こんな未完成な技を、素人写真教室で出したのは理由がある。 カンチョ、この撮影方法を自分で開発したつもりでいるのだけれど、ホントは絶対、こういうので正しい撮影方法があるはずなのだ。 水槽撮影じゃなければ、そういう写真を見たことがあるもの。 しかも、ボクが出そうと思っているいくつもの効果に対してそれぞれ違う技があるはずなのだ。 何かが足りない…!とずっと思いながら、ただがむしゃらにいろいろ試しているのだけど、その足りないところがわかんない。 そんなわけで、どなたか、ボクがやりたいと思ってるこの撮影方法のホントのやり方、知ってる方は教えて欲しいのです。 よろしくお願いします。 ■今年のカンチョ本2冊新発売! ◎みんなが知りたい水族館の疑問50」(サイエンスアイ新書)著・写真:中村 元 ◎The水族館(三推社◎講談社)監修ほか:中村 元。 □「水族館の通になる」(祥伝社新書)と「全国水族館ガイド 2006-2007」(SoftBank Creative) も読んでね!全国の図書館にも置かれてます。 |





