Kapok の投資レポート

個人投資家のKapok が投資について調べたこと、考えたことを綴っていきます。

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2001年9月11日に米国で同時多発テロ事件が起こりましたが、その時、ドル/円為替相場は、どう動いたのでしょう。チャートを作成してみました。 (※この記事は、以前書いた記事の焼き直しです。)


※楽天証券で利用できる、「Marcket Speed」を使い作成しました。
イメージ 1
 
テロ前日の2001年9月10日には、1ドル121.04円だった為替ですが、その10日後の2001年9月20日には1ドル115.83円を付けています。4.3%のドル安・円高ですね。

普通ですと、戦争・紛争が起こった国の経済は混乱しますので、マネーは逃げ、その国は通貨安になります。米国と言えど、例外とは言えなかったようです。


ところが、その後結局、円安・ドル高に振れていきます。
テロの、経済への影響は軽微であると見られ、
ドルの買戻しが入ったようです。


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ビッグマック指数という指数があります。

2011年7月のこの指数をチェックすると、
①ユーロに対して円高は更に 25% 程進むのではないか?
②ブラジルレアルの価値は、半減するのではないか?
と考える事ができそうです。


1.そもそもビッグマック指数とは?

マクドナルドのビッグマックは、全世界、ほぼ同一の品質で販売されています。
ビックマック指数は「品質が同じなら、値段も基本的に同一であるはずだ」という考えに基づき、為替水準を考える参考にするための指数です。

すなわち
ある国のビッグマックが、安い→通貨安
ある国のビッグマックが、高い→通貨高

と解釈するわけです。


2.ビッグマック指数のデータ(引用)

↓こちらで閲覧できます
http://www.economist.com/blogs/dailychart/2011/07/big-mac-index (2011年9月2日)

イメージ 1
 
 
3.所感

日本もアメリカも、ビッグマックは4ドル程度で、国民一人当たりGDP水準の割には、安いです。
つまり、他国に比べて通貨安であると考える事ができます。

表を見る限り、ビッグマックは5ドルでも良さそうですね。
すなわち為替水準は、5÷4 の 25%の円高 でも適切そうです

他方、ブラジルのビッグマックは6ドルですが、3ドルでも良さそうです。
すなわちレアルは現在高すぎで、レアルの価値は半減してもおかしくないと考える事ができそうです。


まあ、確かにビッグマック指数もいろいろと難のある指数であるようですが、もっと円高に進む可能性も視野に入れながら、資産運用をする事は大切です。

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2011年3月11日、東日本大震災後の、円/ドル為替チャートを作成しました。
忘備録として、為替相場の変動とその要因を書いておきます。



1.作成したチャート

楽天証券の「MARCKETSPEED」を使い、震災前後のチャートを作成しました。
一部加工をしています。
 
イメージ 1
 
2.変動幅とその要因

i) 震災直後は円高

震災前日の3月10日、1ドル82.966円でしたが、わずか1週間後の3月17日には、1ドル76.822円まで、円高・ドル安が進みました。7.4%もの激しい変動です。

円高要因は
①被災企業が、工場復興のために、海外資産を円に換金するとの思惑
②保険会社が、保険金支払いのために、海外で運用している資産を引き上げ、
  円に換金するはずだとの思惑
③以上を踏まえた投機的な動き
でした。


ii) 日銀為替介入後は円安

ところが、その後は一転、急激に円安・ドル高に振れます。2011年4月6日には1ドル85.517円を記録しました。これは、3月17日の安値と比較すれば、実に11.3%もの下落です。

円安要因は
①急激な円高を受け、日銀が為替介入
②復興資材の輸入が増え、円売りが進むとの思惑
③輸出企業の被災→生産減により、輸出企業の円買いが減るとの思惑
④復興のための政府支出増による財政不安を理由とした、日本国債格下げ
でした。



iii) 海外要因により、再び円高

ところが、ところが、その後は再び円高・ドル安に振れていきます。
米国債の格下げ見通しや、ギリシャを筆頭とした欧州の財政危機により、逃げた資金が比較的健全なシステムを持つ日本円に集まる構図でした。



3.所感

為替乱高下が起こると、運用している海外資産の価値が乱高下します。
急激に資産が目減りする事もありますね。

「1週間で7%も変動する事もある」というリスクも認識しておくことで、冷静・的確な投資判断ができるよう、心がけようと思います。





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本日2011年8月4日、政府・日銀による「ドル買い・円売り為替介入」が行われました。
これにより、3円程度の円安・ドル高が進行、為替チャートでもその値動きの激しさが確認できます。ということで、記念にスクリーンキャプチャをしておきます。
 
イメージ 1
 
チャート出所: http://www.gaitame.com/market/chart.html (2011年8月4日)
 
 
 
1.介入実施に至るまで
 
米政府財政不安により、米国債格下げが懸念される中、比較的安全な資産である日本円に買いが集中し、急激な円高が進行(7月8日 1ドル81円 → 7月29日 1ドル76円台)、円高は国内の輸出企業の収益に深刻な影響を与える可能性があるため、為替介入の実施が決定されました。
 
 
2.今回の介入の特徴
 
i ) 単独介入
 
事前に米国と協調介入を打診したものの、単独介入となりました。
 
ii ) サプライズ性
 
介入は、金融政策決定会合後に行われるという市場予想に反し、この会合を前倒しにし、為替介入。これにより市場にサプライズを与え、効果的な介入となりました。
 
 
 
3.効果の持続性について
 
あまり期待はされていない様子です。
そもそも、円高要因である米財政不安は払拭されておらず、また米景気の減速を示す指標が発表されれば、ドル売りが行われ、介入の効果を打ち消すという指摘もあります。
 
 
4.所感
 
ドル買い介入で買ったドルは、米国債で運用されるのでしょうが、米国債の値下がり懸念もありますし、外貨準備の毀損を通し、日本の資産が減っていくことが心配です。介入による円安は一時的でしょうし、それで企業はほっと一息かもしれませんが、その逆に国家が傾く可能性が一段と増えるため、今回の介入はなんだか違和感がありました。
米債務上限引き上げ交渉が難航しています。
米国債がデフォルト(債務不履行)した場合、世界経済の大きな混乱が予想されます。
 
「リーマン・ショックの再来」も俄かに現実味を帯びてきました。
今後のリスクについて考えるため、今日はリーマン・ショックの時の事、特に為替について、思い出してみます。
 
 
1.2008年の金融危機では、円高が進行
 
以前、別ブログで記事にしたのですが、リーマン・ショックでは急激な円高が進みました。
>> 2008年9月15日に1ドル104.8円であった米ドル為替相場は、
>> 2008年12月17日には87.1円になっている。
>> わずか3ヶ月の間に、17%も円高が進行したと計算できる。
17%の円高、かなりですね。
例えば2011年7月27日現在、1ドル78円ですが、これを基準に17%の円高となると、1ドル65円です。
このことからも、どれだけ激しい円高であったのかが実感できます。
 
 
 
2.種々の円高要因
 
これだけの円高が進んだのには、いくつか要因があります。
思い出せるものを書いていきます。
 
i ) 利下げ余地の少なさ
 
金融危機を受け、諸外国は利下げを実施し、お金が市場に回るような政策を実施しました。
利下げされた国の通貨を持っていても、金利が低いわけですから、なかなか殖えなくなります。
このため、利下げされた国の通貨は売られ、その通貨の価値は目減りしていきます。
 
ところが日本はもともと超低金利で、これ以上の利下げができない状態でした。
このため、利下げが繰り返される諸外国通貨が売られ続ける一方で、これ以上の利下げできない日本円に、マネーが集まりました。
 
ii ) デフレによる、実質的な高金利
 
日本はデフレの国です。
デフレはモノの価値が下がり、お金の価値が上がる現象です。
帳簿の上では低金利で殖えませんが、実質的にはお金の価値が上がるため、外国人投資家にとっては高金利通貨に見えます。このため、円が買われました。
 
iii ) リスクマネー還流
 
金融危機では、世界中で株安・債券安が同時に進行しました。
これにより、リスク資産への投資が極めて難しい環境となり、リスク資産を手仕舞った国内の投資家が資産を国内に引き上げる際の円買いにより、円高が進行しました。
 
iv) 世界と比較して混乱の少ない日本の金融システム
 
日本企業はバブル崩壊後、比較的健全な体質となっており、世界各国の混乱程、日本は混乱しないとの予想から、消去法的に円が買われました。
 
 
 
3.所感
 
リーマン・ショック前と、現在、状況が似ている気もします。
米国債がデフォルトした場合、リーマン・ショック時同様の要因で、円高、進むでしょうね。
 
言わずもがなですが、外国資産への投資は、為替リスクにも注目が必要です。
 
 
 
 
 
 
 

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