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国際テロ組織アルカイダの指導者「ウサマ・ビンラディン」容疑者が殺害されたことを受け、報復テロへの警戒感が出、為替相場にも少なからず影響が出ているようです。
さて、米国でテロが起きた時、為替相場はどうなったのでしょう。
同時多発テロがあった、2001年9月11日以降の為替チャートを作ってみました。
テロ前日の2001年9月10日には、1ドル121.04円だった為替ですが、その10日後の2001年9月20日には1ドル115.83円を付けています。4.3%の円高ですね。その後円安に振れた事から、ドルに関しては、この手の有事では結局売られていないことが分かります。
米ドル為替は、テロよりも、経済政策・経済危機の影響を大きく受けるようです。
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為替
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毎日jp 2011年4月27日の記事から引用します。
-------引用ここから--------
米大手格付け会社スタンダード・アンド・プアーズ(S&P)は27日、日本国債の格付け見通しを「安定的」から、格下げの可能性が強いことを示す「ネガティブ」に引き下げたと発表した。東日本大震災の復興費などで日本の財政が一段と悪化する可能性があると判断した。
-------引用ここまで--------
日本の財政悪化が、指摘された形になりました。
2011年4月28日0時の段階では、為替は前日比 +1.20 円の円安、に振れています。
まあ、円が売られてもおかしくないですよね。
さて、日本の財政破綻への懸念が大きくなった場合、どんな影響があるのでしょうか。
昨日紹介した論文に、影響についての考察がありました。
>> 日本政府の抱える債務の償還能力に対して疑念が生じ始め、国際資本市場においては日本国債のリスクプレミアムが上乗せされ、政府だけなく民間企業の復興資金についても高い利回りを要求されることとなった。
金利は、国債のみでなく、公社債も含め、上昇へと向かうようです。
>> また、日本国債のリスクプレミアムは円安をもたらし、復興に必要な資材価格の上昇を招くこととなった。
為替は円安、(資材価格上昇により、)復興は困難になることが予想されます。
>> 建設業を中心とした資材価格や賃金の上昇が発生し、国内の物価水準が上昇することとなる。
物価水準上昇の可能性が指摘されています。
>> 震災復興が進まず国内の供給能力が制約されることから、輸出はそれほど伸びず、国内総需要は低迷する。すなわち、日本経済は震災をきっかけとして、物価水準の上昇とGDP の低迷というスタグフレーションに陥ることとなる。
結果として、日本経済の低迷が予想されています。
復興、どうなるでしょうね。
日本株式・債券の保有は、より慎重にする必要がありそうです。
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5月は円安・円高どちらに向くでしょうね。
米国債の利子の換金に起因する円買いで、円高傾向があるかも知れないと言われていますが、実際のところどうなのでしょう。
1990年から2010年までの21年間のデータを使い、5月の為替傾向を調べてみました。
円安10回、円高11回でした。
平均で 0.70±0.69 % の円高です。
(※平均値の誤差は、RMS/√(Entry) の値を使用しています。)
平均は円高ですが、統計的に有為な円高とは言えません。
ちょっと調べてみましたが、統計的に有意な、5月為替傾向は、見つかりませんでした。
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リーマン・ショック後の円ドル為替チャートを作ってみました。
2008年9月15日に1ドル104.8円だった米ドル為替相場は、
2008年12月17日には87.1円になっています。 わずか3ヶ月の間に、17%も円高が進行したと計算できます。 一般的に世界景気の悪化は円高要因だと言われています。
①低金利の日本は、利下げ余地が少ない
②日本はデフレのため、円の実質的価値上昇が期待できる
③円キャリートレードの巻き戻し
等の理由があるのでしょう。
さて、最近為替が乱高下しています。
日本の混乱が世界に波及すれば円高、
逆に世界経済が活性化し、日本と他国の金利差が拡大すれば円安が進むはずです。
どうなるでしょうね。
円安論が多いようです。私も円安に進むかなと考えています。
ですが、外国でも、震災の影響で日本から必要な部品の調達が困難になった等の話も出てきてます。
世界景気の悪化に伴う、円高リスクも視野に入れながらの投資活動が必要です。
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※以下の記事は、以前FC2ブログに投稿し、サーバートラブルの際に消失したものです。多くのアクセスを集めた人気記事の1つなので、googleのキャッシュから回復させてみました。
------ 以下、旧「Kapok の資産運用」 2011年3月15日の記事 ------
阪神大震災後の、「円/ドル為替相場」の推移のチャートを作ってみた。
震災当日の1995年1月17日は1ドル99.1円で引けた円ドル為替相場だが、
およそ3ヶ月後の4月19日には、1ドル79.75円と、およそ20%の円高と、 急な円高が進行している。 円高要因は
①被災した企業の海外資産売却による、現金確保に起因する円買い。 ②保険会社の保険金支払いのための円買い。 ③同時に進行した日本株安に伴う、リバランス資金調達のための円買い。 等であろうか。 今回の東日本大震災でも、同様の動きをするとは限らないが、
海外投資をする投資家は、20%の円高のリスクを認識したうえで、 資産運用をする必要がある。 ------ 記事ここまで ------
分かりませんが、阪神大震災の時とは異なり、今回の東日本大震災では逆に円安に振れていきそうな雰囲気ですね。
①世界が好景気に向かっているため、国内外の投資家がリスクマネーを円に換える事が少ない。
②国内産業の停滞により、輸出が打撃、実需の円買いが入りにくい。
といった円安要因が考えられています。
関連記事: 阪神大震災後の日経平均株価チャート
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