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司馬遼太郎

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司馬遼太郎の「関ヶ原(上中下)」を読み始めて、10日あまり。
 
同様の小説は何度も読んでいるので、ストーリーは周知の内容。
 
タイトルの言葉は、徳川家康や本多正信が、豊臣恩顧の大名たちで東軍に与している連中や表向きは西軍にいても明らかに二心を持っている連中を称して使う言葉だ。
 
現代社会でも政治や企業内で日常茶飯事的にあることだろう。
 
ただし、家康と譜代(三河)の連中の間には、特別には理屈抜きの主従関係があり、それは愛国心や愛社精神に通じる。
 
とにかく、「人は利と保身では動かない」と信じて、自分ができる仕事を進めていきたい。
 
青臭いかもしれないけど・・
 
「男児志を立てて郷関を出づ 学若し成る無くんば復還らず 骨を埋むる何ぞ期せん墳墓の地 人間到る處青山有り」 
 
先月からまた司馬遼太郎を読んでいる。
 
ほとんど読んだつもりでいたが、ネットで調べてみたらまだ多くの未読本があった。
 
花神もそのひとつ。
 
主人公は「大村益次郎(村田蔵六)」
 
医者で、馬にも乗れず、剣もできないのに、幕末維新の長州藩総司令官になった男。
 
前述の詩は、家業(町医者)を継ぐべく、適塾の塾頭を辞めて田舎の周防へ戻る道すがらの話。
 
この詩を読んで、今の自分自身の思いにどこか近いものを感じ、なぜか落涙した。
 
この年になってまだこんな思いを持っているようだ・・
 
 
昨年末から、坂の上の雲8巻、龍馬がゆく8巻、飛ぶが如く10巻、峠上下巻を、飛行機や新幹線や地下鉄の移動時間を使って、月に4〜5冊のゆっくりペースで、10数年ぶりによみかえしてみましたが、30代の頃とは全く違った感覚で心に沁みこんでくるのに少々驚いたことは、以前このblogでも書きました。
 
その場面や情景が、登場人物の心情と絡み合いながらなんともリアルに複雑に描かれて、ついつい引き込まれていきます。
 
特に文章の柔らかさというか、少々難解な表現にうけとれる“2重3重に深く表現される間”というか、なんともいえず好きです。
 
前職を辞めてからは、小説は浮気をしたことがありません。
 
9月に入り、他の長編を読み返そうかと思っていましたが、最近立ち寄った本屋数件で、短編モノを集めたものなどが意外とたくさんあるのに気づきました。
 
韃靼疾風禄上下巻、空海の風景上下巻、馬上少年過ぐ、ペルシャの幻術師、城をとる話、豊臣家の人々、果心居士の幻術、新撰組血風禄、人切り以蔵、大盗禅師、軍師二人などなど・・、“司馬遼太郎が考えたこと”は全15巻、これは小説ではないので5巻まで読んでちょっと休憩中です・・
 
長編は読破しましたが、初期の短編ものはあまり読んでいなかったので、これからしばらくはこちらを頑張ります!
 

維新史の奇跡

『天に意思がある。としか、この若者の場合、思えない。天がこの国の歴史の混乱を収拾するためにこの若者を地上に下し、その使命がおわったとき惜しげもなく天へ召しかえした。この夜、京の天は雨気に満ち、星がない。しかし、時代は旋回している。若者はその歴史の扉をその手で押し、そして未来へ押しあけた』

“竜馬がゆく”の最後のフレーズです。

約50日間ぐらいかかって、ようやく文庫本全8巻を読み終えました。

“維新史の奇跡”、日本史が坂本竜馬を持ったこと、それ自体が奇跡。
司馬遼太郎曰く、「日本史の中で、性格が型破りな革命家は数多いたが、“唯一の型破りな思想”を持った革命家が坂本竜馬」であり、「薩長連合・大政奉還(新政府役人表・新官制案)、あれア、ぜんぶ竜馬一人がやったことさ」と勝海舟が言う。
そして、20代後半にして「世に生を得るは、事をなすにあり(死生のことを考えず、事業のみを考え、たまたまその途中で死がやってくれば事業推進の姿勢のままで死ぬ)」という、確立された人生観を持っていた竜馬。そんな坂本竜馬だからこそ、世界史に類を見ない無血革命の礎になったのだろう。

と、たった数行でこの大作を語るのはあまりにおこがましいことなのですが、思った次第です。

アラフィフにもなって惰眠をむさぼっているかのような日々を送っている私には、憧れにも似た感情も併せて感じました。

前回も書きました、若い頃、30代後半、そして今、その時々でその受ける刺激が違うのも、良書のなせる業なのでしょうね。

龍馬伝はこれからが佳境です。福山龍馬が天に召されるのを想像するは少々つらいかも・・・(-_-;)。。。

竜馬がゆく

龍馬伝が大人気だ。

福山雅治(のキャラ)が日本中の老若男女を魅了している。

でも坂本龍馬と言えばやはり“司馬遼太郎”の“竜馬がゆく”。

TVに触発され、5月の連休明けから読み始めて、ようやく第7巻(全8巻)まできた。

若い頃、30代後半、そして今・・・

10数年ぶりに再会した“司馬遼太郎”の“坂本龍馬(観)”だが、以前とは微妙に違う世界観・人物像として心に入ってくるのはなぜだろう・・・

様々な経験をさせていただいたこの10数年、好むと好まざるに関わらず訪れる“心身の変化”によって、同じ風景を見ても同じものを食べても同じ酒を飲んでも、そして同じ本を読んでも、その結果としての感動は変わってくるものなのだろう。

変化のひとつは、主人公(坂本龍馬)が関わる(を取り巻く)人物たちへの関心のようだ。

第7巻では、龍馬は31歳ぐらいになっているが、19歳で千葉道場の門を叩いてからの年月、多くの人物たちによってめまぐるしく“転機”が創られていく。

その人々への関心が昔読んだときよりも高くなっている。

やはり“CDA”になったからだろうか?

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