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・中国の月探査機「嫦娥4号」、世界で初めて月裏側の画像を送信
新華社1月3日付記事です。
ttps://www.msn.com/ja-jp/news/opinion/中国の月探査機「嫦娥4号」、世界で初めて月裏側の画像を送信/ar-BBRKdF6?ocid=spartandhp#page=2
(頭に”h”を付けてコピペで打ち込んでください。)
概要>3日、月探査機「嫦娥4号」の監視カメラCが撮影した着陸地点南側の月裏側の画像。探査機は今後画像の方向に向かい、月面を探査する。(北京=新華社配信/中国国家航天局提供)
世界初の月の裏面軟着陸という成果です。
とりあえず、新華社の記事に載っている画像をご覧ください。
以下、解説はwikiの関係項目を要約したものです。
嫦娥は「じょうが」と読み、中国に伝わる月の女神の名前です。
淮南子(えなんじ)では、もとは仙女だったが地上に降りた際に不死でなくなったため、夫が西王母からもらい受けた不死の薬を盗んで飲み、月に逃げてヒキガエルになったと伝えられます(嫦娥奔月)。
ただ、他にもいくつかのバリエーションがあるようです。
道教の神様にもなっています。
ヒキガエルになったかどうかはともかく、結婚歴があるという点など日本のかぐや姫とはだいぶ性格の違う女神様ですね。
中国の月探査衛星である嫦娥シリーズの歴史をみていきます。
・嫦娥1号:2007年10月に打ち上げ、月を1年間周回
・嫦娥2号:2010年10月に打ち上げ、1号より低い軌道で月を周回したのち、小惑星フライバイを行った
・嫦娥3号:2013年12月に打ち上げ、月面軟着陸に成功。原子力電池を搭載し、月面からの天体観測を行うとともに、月面ローバー玉兎号も活動を行った
>中国の月探査機「嫦娥4号」が3日午前10時26分(日本時間同11時26分)、月裏側の南極エイトケン盆地にあるフォン・カルマン・クレーターに着陸した。軌道上を飛行する中継衛星「鵲橋(じゃっきょう)」を通し、世界で初めて近距離から撮影した月の裏側の画像を送信し、神秘のベールを取り除くことに成功した。人類の探査機が月の裏側に軟着陸し、地球との通信を行ったのは今回が初めてで、人類による月探査の新たな1ページを切り開いた。中国国家航天(宇宙)局が明らかにした。
月裏側への軟着陸がなぜ難しいかというと、地球と直接電波のやり取りができないためで、たとえ軟着陸できてもそれが確認できないのでは認められません。
今回は中継衛星を使ったわけです。
中継衛星の名前を「じゃっきょう」と音読みにしていますが、NHKBSニュースを聴いていたら「かささぎばし」と訓読みにしていました。
月の裏側の地図を見たいところですが、国立天文台、国土地理院、JAXAによる次のサイトが引っ掛かりました。
月の地形図:http://gisstar.gsi.go.jp/selene/index-J.html
パソコンで画像をクリックすると回転できるので、半回転させてください。
われわれがいつも見ている表側は、「海」があって比較的きれいなのですが、裏側は「高地」にクレーターが無数に開いていて、あばただらけの醜いお顔といったところですね。
百年の恋も一瞬で醒めるほどです。
かぐや姫や女神嫦娥なら美しいお顔を想像するのですが、幻滅しました(^^;
南極エイトケン盆地は、英語ではSouth Pole-Aitken basinで、月の裏側の南極付近にある巨大クレーターです。
直径約2500km、深さ約13kmという規模で、月では最大、太陽系内でも最大ないし最大級のクレーターとされます。
ちなみに、太陽系内の他の最大級クレーターとしては、水星のカロリス盆地、火星のヘラス平原が挙げられます。
古い巨大クレーターが宇宙風化し、その中にさらに新しい普通サイズのクレーターができた、それがフォン・カルマン・クレーターというわけです。
カルマンさんはフルネームをセオドア・フォン・カルマンあるいはテオドール・フォン・カルマンなどといい、1881年生1963年没。
ハンガリー生まれの航空工学者で、ドイツ、オーストリア・ハンガリー、ハンガリー、日本、アメリカで活躍しています。(国によってお名前の読み方が違います。)
ジェット推進研究所(JPL)の初代ディレクターで、「航空工学の父」とも称されます。
日本には、1928年頃、神戸の航空機メーカー川西航空機に招聘されて、試験風洞を設計したとのこと。
流体力学で有名な「カルマン渦」も、彼の名に因んでいます。
今後しばらく嫦娥4号からの画像が送られてくるのでしょう。
表側とどう違うのかが興味を引く点だと思います。
★ 今日も休暇を取っているので、出かける前に話題記事をアップすることにしました。
朝の記事は、昨晩書いたものです。
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2019/1/4(金) 午前 11:45