熱処理2

前回は
薬莢に対して行っている熱処理が
応力除去焼きなまし と言われるもののようだ
というところまで行きました


で、
これは普通 に対しておこなわれるものとして
解説されているのですが

薬莢って
ふつうは鋼ではありません



ではそもそも薬莢って何でできてるんでしょうかね?

普通は 真鍮薬莢って言いますよね

なので
真鍮を調べてみますと 銅 と 亜鉛 の合金  黄銅

とあります

では黄銅を調べてみますと

銅 と 亜鉛 の割合が 7:3 のものと 6:4 のものがあるようですね
そしてそれぞれを α黄銅  β黄銅と よび
特にα黄銅は 絞り性が良いので薬莢や電球口金に使用されるため
カートリッジ黄銅と呼ばれるそうです


ということで
薬莢の 素材は 銅 7  亜鉛 3 の合金ということがわかりました



この合金の 性質を見てみますと

時期割れ 置割れ といって
冷間加工後そのままの状態で放置すると自然に割れが入る現象があったり

アンモニアなどによる応力腐食が起こるとあります!


ん〜
薬莢を長い間ほっておくと なんとなく硬化してるような感じはありましたが
ほんとなんですね!


おまけに最近海外の記事で
カートリッジを アンモニア系ソルベントとともに保管しない方がいいというような
書き込みがあったのですが あんまり気にしてませんでした


本当に
薬莢と ソルベントは同じ部屋に保管しない方がいいんですね



黄銅の熱処理で調べてみますと

応力除去だけならば 260℃ 
焼なますのであれば 425〜600℃ となっています

冷却についてはほとんど記述がみられなくって
徐冷 となっているところが多いようなのですが
酸化雰囲気中では水につけるような急冷の方が良いといった
記述もあるようですが はっきりしませんね


また調べていくと
亜鉛に関しては

融点が比較的低いようで
419.53 °C
沸点においては
907 °C

ということなので
バーナーでやりすぎると
亜鉛の成分が抜けてしまうことになりかねませんね

その中で面白いものを見つけました

イメージ 1

現在では温度計が進化しているので
こんな感覚に頼ることはないのでしょうが…

900℃の色まで熱したら亜鉛の成分が抜けて
逆にもろくなってしまうかもしれません

400〜500℃ でいいことを考えると
ほんのり赤くなった状態でもやりすぎなのかもですね〜



黄銅の性質として
脱亜鉛腐食
というものがあるそうです

亜鉛成分の多い 6:4の黄銅に起こりやすいようですが
温かい塩水等につけておくと亜鉛成分が溶け出して
もろくなってしまうそうです


ソルトバスのソルトって大丈夫なのかしら?

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