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おはようございます。
苦の中に楽あり
「俗世間の人間は、
心に満足することをもって楽しみとしているが、
かえって楽しみの心に引きずられて、
苦しい場所に追い込まれる。
道に達した立派な人は、
世人が満足するものと反対なことを楽しみとしているから、
結局は苦しみの心を、楽しみの心に交換してしまうことが出来る。」
誰もが求める幸福と満足、
そして楽しい事柄。
人は幸せを求めれば求めるほど、
それに引きずり回され、
挙げ句の果ては「楽しみ」転じて「苦しみ」になるようです。
たとえばお金が欲しいといって「宝くじ」に当たった人は、
幸せになるかというと、
その瞬間からお金にまつわる苦しみが訪れます。
お金をどう保管するかという悩み、
親戚や知人が借金を申し込み近づいてくる事への対策等々。
普通の人がまず「楽しみ」を求めるのに対し、
道に到達したような立派な人は、
普通の人が「満足する事」とは、
反対の事を楽しみとするようです。
そのために、「苦しみ」が転じて、
「楽しみ」に変わる事が多いと菜根譚は言います。
例えば富士山に登るのに、
車で途中まで行く事が出来ます。
これは「楽な道」ですが、
本当の山歩きの喜びはわきません。
これに対して最初から歩いて登る人は、
当初は苦しいのですが、
徐々に爽やかな気分となり、山歩きの醍醐味を味わえます。
これこそ「苦しみ転じて幸せとなる道」なのでしょう。
但し、どちらが良いかは各自の人生観でしょう。
今日も読んでいただき、ありがとうございました。
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